和歌山県の経済動向について(平成27年3月)
和歌山県の経済動向について(平成27年3月)
内閣府は、平成27年3月23日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続いている。」と昨年7月以来8ヶ月ぶりに上方修正した。
個別項目では、生産を上方修正し、「持ち直している」としたほか、企業収益についても上方修正し「改善の動きがみられる」とした。個人消費は「総じてみれば底堅い動き」とし、「消費マインドに弱さが見られる」という表現を削除した。
なお、景気の先行きについては、「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、前月あった「消費者マインドの弱さや」との表現を削除した。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(1月)が2ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(2月)が7ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(1月)は、全店ベースでは3ヶ月ぶりに前年を下回り、既存店ベースは10ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(2月)が0.98倍となり、近畿で4位、全国で32位であった。