和歌山県の経済動向について(平成27年5月)
和歌山県の経済動向について(平成27年5月)
内閣府は、平成27年5月27日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」と前月から2ヶ月連続で据え置いた。
個別項目では個人消費を上方修正し「持ち直しの兆しがみられる。」とした。
なお、景気の先行きについても判断を据え置き、「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(3月)が3ヶ月連続で前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(4月)が9ヶ月ぶりに前年を上回った。大型小売店販売額(3月)は、全店ベースでは2ヶ月ぶりに前年を下回り、既存店ベースは12ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(4月)が1.02倍となり、近畿で3位、全国で31位であった。