和歌山県の経済動向について（平成27年7月）

内閣府は、平成27年7月21日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」と前月から4ヶ月連続で据え置いた。
個別項目では生産の基調判断を2ヶ月ぶりに下方修正し「このところ横ばいとなっている」とした。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、中国経済をはじめとした海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

• 生産動向において、鉱工業生産指数（5月）が5ヶ月ぶりに前月を上回った。
• 消費動向においては、新車登録台数（6月）が3ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額（5月）は、全店ベースでは2ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースも2ヶ月連続で前年を上回った。
• 雇用動向においては、有効求人倍率（5月）が1．04倍となり、近畿で4位、全国で32位であった。