和歌山県の経済動向について(平成27年12月)

和歌山県の経済動向について(平成27年12月)

内閣府は、平成27年12月25日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月から据え置いた。
個別項目では、雇用情勢を「改善している」とし、10ヶ月ぶりに上方修正した。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復に向かうことが期待される。ただし、アメリカの金融政策の正常化が進むなか、中国経済を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)が2ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(11月)が8ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベースでは7ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースは4ヶ月連続で前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が1.09倍となり、近畿で3位、全国で32位であった。

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