和歌山県の経済動向について(平成28年2月)

和歌山県の経済動向について(平成28年2月)

内閣府は、平成28年2月25日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月から据え置いた。
個別項目の判断も全て据え置いたが、中国や新興国経済の減速が欧米にも及んできたとして、海外の景気判断は6カ月ぶりに下方修正した。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復に向かうことが期待される。ただし、海外経済で弱さがみられており、中国経済を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。こうしたなかで、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(12月)が3ヶぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(1月)が2ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(12月)は、全店ベースでは9ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースは2ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(1月)が1.08倍となり、近畿で5位、全国で32位であった。

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