和歌山県の経済動向について(平成28年11月)
和歌山県の経済動向について(平成28年11月)
内閣府は、平成28年11月25日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月の判断を据え置いた。
個別項目では、海外経済に関して「世界の景気は、一部に弱さがみられる」として判断を引き上げた。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」として、海外景気の下振れに伴うリスクへの言及を削除したものの、前月の判断を据え置いた。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(9月)が2ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(10月)が3ヶ月ぶりに前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(9月)は、全店ベース、既存店ベースともに2ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(10月)が1.19倍と前月から上昇し、近畿で4位、全国で35位であった。