和歌山県の経済動向について(平成29年6月)
和歌山県の経済動向について(平成29年6月)
内閣府は、平成29年6月22日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」とし、6ヶ月ぶりに判断を上方修正した。
個別項目においては、個人消費に関して「緩やかに持ち直している」、設備投資に関して「持ち直している」、住宅建設に関して「このところ横ばいとなっている」、公共投資に関して「底堅さが増している」として、それぞれ判断を引き上げた。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」として、前月の判断を据え置いた。
県内の経済状況については、
生産動向において、鉱工業生産指数(4月)が3ヶ月連続で前月を上回った。
消費動向においては、新車登録台数(5月)が7ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(4月)は、全店ベース、既存店ベースともに5ヶ月連続で前年を下回った。
雇用動向においては、有効求人倍率(5月)が1.28倍と前月から上昇し、近畿で4位、全国で35位であった。