スポーツ偉人伝 上里 昌輝

kamisato

氏名  上里 昌輝(うえさと まさてる)

生年  1949年(昭和24年)生

区分  指導者

 沖縄県那覇市生まれ。小学校5年生の時、那覇市武徳殿に入門し剣道を始める。以来、中学校、高校と剣道に情熱を注ぎ、沖縄県立浦添高校卒業と同時に剣道の名門、国士舘大学に入学し、大学4年間剣道に打ち込む。大学卒業後、和歌山県教育委員会に採用され、1978(昭和53)年に和歌山県立和歌山東高校に着任、同校剣道部顧問として、指導に当たり、やさしさと厳しさの両輪を兼ね備えた類い稀な指導力を存分に発揮し、県内でも全く無名の同校剣道部をインターハイ、全国選抜大会合わせて、団体優勝2回、準優勝5回、3位3回、個人優勝2人、3位2人の輝かしい実績を打ち立てた。この間、定年退職まで異例ともいえる教諭から教頭、そして校長まで同校で奉職し、「和歌山に和歌山東高校あり」と言わしめる強豪校に導いた。また、剣道の修行目的の一つでもある「生涯剣道」を目指す場として、現役高校生のみならず同校剣道部出身者が集う「東志会」を設立、現在師範を務め、自ら後進の指導に当たり、この中から世界剣道選手権大会に出場する日本選手団のメンバーを輩出している。自らも2007(平成19)年に超難関の剣道8段審査に合格、更に2008(平成20)年の国民体育大会、大分国体の和歌山県選手の大将として出場し5位入賞するなど、現在も現役として活動する傍ら、2012(平成24)年度から和歌山県剣道連盟の副会長に就任し、後進の指導を継続している。

このページの先頭へ