氏名　　奥野　清一（おくの　せいいち）

生年　　1915年（大正4年）生

区分　　功労者

　和歌山市に生まれ、昭和8年、海草中学校（現：向陽高校）を卒業。昭和18年、海軍呉潜水艦基地隊に入隊（機関兵長）、昭和20年復員の後、会社勤務（株式会社和歌山印刷所）のかたわら、昭和22年和歌山県軟式野球連盟理事、昭和24年同理事長に就任。戦後の軟式野球の復興に情熱を傾注した。36年間の永きにわたり理事長を務め、昭和60年副会長に就任。その間、県ソフトボール協会常任理事、県スポーツマンクラブ会長、県体育協会常任理事、(財)全日本軟式野球連盟理事長等を歴任。理事長に在任中、昭和31年天皇賜杯第3回全日本軟式野球大会、昭和44年第21回全日本大学準硬式野球大会、昭和45年第14回高松宮賜杯全日本軟式野球大会、昭和46年第26回国民体育大会（黒潮国体）、昭和49年第26回全日本大学選抜準硬式野球大会、昭和50年 第11回常陸宮賜杯全日本準硬式野球大会と6度の全国大会を陣頭指揮をし、いずれの大会も成功裡に収めた。また、底辺拡大の方策として全県統一の中学生大会の開催を提言し、県中体連と協議を重ね、昭和30年に毎日新聞社後援による、第1回大会を開催するに至った。以来今日まで、県内最大規模の大会として、連綿と続いている。昭和30年に(財)全日本軟式野球功労賞受賞、昭和34年文部大臣表彰（社会教育功労）、昭和37年県教育功労賞受賞、昭和50年藍綬褒章（体育・スポーツ）受賞。