スポーツ偉人伝 室 紀男

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氏名   室 紀男(むろ のりお)

生年   1940年 (昭和15年)生

競技   サッカー

区分   功労者 

 1959年3月に県立桐蔭高等学校を卒業、1963年3月に日本体育大学体育学部を卒業し、同年4月より県立和歌山北高等学校に奉職し、1969年に和歌山県立桐蔭高等学校に赴任、その後昭和59年近畿大学附属和歌山高等学校・中学校に転勤し、保健・体育科教諭として勤務するとともにサッカー部の監督を務めた。その後同校の教頭を経て、校長(近畿大学附属新宮高等学校・中学校長兼務)として退職するまでの長きにわたり、学校教育並びにスポーツ、特にサッカーを通じて青少年の健全育成と競技力の向上に尽力した。

 本県サッカー協会においては、1964年から技術委員長、1981年から理事長を務め、選手強化をはじめ、同協会のまとめ役として奔走するなど長年にわたって本県サッカー界の強化・発展に寄与した。特に1981年からは、体育・スポーツに対する情熱と指導力が高く評価され、社団法人和歌山県体育協会理事・評議員・常任理事として、本県のスポーツのあり方について積極的な提言を行ってきた。スポーツの普及・振興と競技力の向上の各種の施策の実施にあたり、その中心的な役割を果たすとともに、社団法人和歌山県体育協会加盟団体の指導や助言などに尽力した。

 更に2013年4月より一般社団法人和歌山県サッカー協会の会長に就任し、後進の指導を行うとともに協会改革にも着手し、サッカーの普及や選手育成、技術力向上にも取り組み、2015年に地元で開催された第70回国民体育大会(紀の国わかやま国体)少年男子の部において3位の好成績を収め、和歌山県の天皇杯獲得に大きく貢献した。

 以上のように、秀でた手腕とスポーツに対する情熱が相まって、和歌山県のスポーツ振興並びに競技力向上に尽くした功績は誠に顕著である。

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