資源リサイクルセンター 株式会社松田商店(平成23年度締結)

会社概要会社外観

 所  在  地 :和歌山市西河岸町46番地

 設      立:平成2年11月(創業:昭和22年)

 代  表  者 :代表取締役社長 松田多永

 従業員数  :40人

 外部リンク:http://www.eco-kururin-matsuda.co.jp/
 

 地球規模で考えて、出来ることから行動しよう。 
 

 株式会社松田商店は、昭和22年に古物商、金属屑商として創業し、昭和58年から排出される資源ごみ(空き缶、空き瓶)のリサイクルを開始しました。現在では、スチール缶、アルミ缶、空き瓶に加え、ペットボトルのリサイクルや産業廃棄物の処理等を行っています。くるりんちゃん

 また、家庭から出たペットボトルをリサイクルして生まれたエコ商品の生産・販売や、資源リサイクル工場をテーマパーク化し、社会見学の受け入れを行っています。

 創業から積み重ねてきた地道な努力と知識をしっかりと根に張り、地元の皆さんに愛され、親しんでいただく企業になるべく、地域に密着した施設づくりを行っています。

 平成23年度から「人権尊重の社会づくり協定」を締結し、県と一緒に人権尊重の社会づくりに取り組んでいます。

循環型社会の構築の一翼を担う取組

 良い環境で暮らすことは人間の基本的権利です。かけがえのない地球の環境を守り、豊かな夢のある社会生活を実現エコ商品

するために、私達が捨てるゴミを大切な「資源」とし、リサイクルを行っています。

 特に、平成9年から開始したペットボトルのリサイクルは、様々な研究開発を繰り返し、平成11年に商品化に成功しました。原料から商品まで一貫生産するという全国的にも珍しい取組を行っています。現在では、エコ洗面器(日本で初めてエコマークの認定を受けました)、エコマグカップ、ダストボックスなどの商品を製造・販売しています。

社会貢献活動への取組 ~リサイクル工場をテーマパーク化~

 未来を担う子供たちに、環境問題の深刻さ、リサイクルの現状と必要性を理解してもらうことは、これからの地球環境を守る上で必要不可欠です。

 これらの考えのもと、平成10年から子供たちへのリサイクルの啓蒙啓発施設として工場見学を受け入れていましたが、平成18年に、リサイクル工場をテーマパーク化した、リサイクル見学システム工場として『エコ☆エデュテイメントパーク“くるくるシティ”』をオープンしました。子供たちに親しみやすいキャラクター「クルリンちゃん」「クルリンロボ」「博士」「マゼゴミラ」と一緒に、「わければ資源、まぜればごみ」といった循環型社会の大切さを楽しくわかりやすく勉強できる施設となっており、年間約4,000人もの子供たちが見学に訪れます。
  見学入口   博士の部屋   くるりんロボ   マゼゴミラ

従業員が安心して働くことのできる職場環境づくりへの取組

 仕事と家庭の両立が図れるよう、採用時には、家事育児に無理のない勤務日数及び時間を設けるとともに、それぞれの従業員の状況に合わせた制度を検討し、対応しています。

 近年では、出産した従業員が仕事を続けられるよう、一定期間、社内にベビーベッドやモニターを完備し、職場にいながら子育てができる環境づくりや、子供が下校後、社内で過ごせる制度を設けました。

 また、学校行事等で休む場合でも事前に届出を提出してもらい、他の従業員に負担のかからないよう、あらかじめ作業配置の変更等を行っています。

 これからも、中小企業ならではの、従業員一人一人に寄り添う職場環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

コロナ禍を見据えた取組

 コロナ禍により、一堂に会しての社会見学の受け入れが難しくなりましたが、子供たちに環境問題の大切さを伝えたいという強い思いで検討を重ね、「エコ☆エデュテイメントパーク“くるくるシティ”」を映像化(DVD)し、映像を通しての体験・学習や学校等と工場をリモートでつなぎ、双方で会話・質問等もできるリモート版工場見学を考案中です。

*代表取締役 松田多永 様に、インタビューさせていただきました。
                                 社長

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