第33回和歌山県人権施策推進審議会議事録

第33回和歌山県人権施策推進審議会議事録

第33回和歌山県人権施策推進審議会
日 時 平成22年1月18日(月曜日) 10時~12時
場 所 和歌山市 アバローム紀の国
議 題

(1)和歌山県人権施策基本方針の見直しに係る答申案について
(2)平成20年度「人権施策の実施状況」(報告)について
(3)その他

出席委員 岡本委員 金川委員 桑原委員 島委員 城山委員 中川委員
中田委員 福島委員 藤範委員 南方委員 宮﨑委員
配布資料 (1)和歌山県人権施策基本方針の見直しに係る答申案「資料1」
(2)平成20年度「人権施策の実施状況」(報告) 「資料2」
内 容
開会 1 開 会

和歌山県企画部長 挨拶
議題 2 議 事

議題(1)和歌山県人権施策基本方針の見直しに係る答申案について

・人権施策推進課より9月に行った中間報告以降の経過を以下のとおり説明した。

中間報告を基に、県で人権施策基本方針の素案を作成し、パブリックコメントを実施したが、意見の提出はなし。

・ その後、会長よりパブリックコメントでの意見がなかったことから、中間報告を最終答申とする提案がされた。

委員からの意見、感想等については、以下のとおり

委 員 「資料1」のP10自殺対策社会的引きこもり支援の部分で、「年間自殺者数は、平成20年まで、11年連続で3万人を超え・・・」という記載があるが、 平成21年の数値も3万人を超えていることから、「年間自殺者数は、平成21年まで、12年連続で3万人を超え・・・」と訂正してはどうか。
・再度、会長より中間報告から上記の部分を修正し、最終答申とする提案がされ、審議会として決定した。
議題
議題(2) 平成20年度「人権施策の実施状況」(報告)について

・人権施策推進課より平成20年度における和歌山県の人権施策実施状況について、説明を行った。

委員からの意見、質問等は以下のとおり。

委 員

県の人権施策について、よくわかる資料であり、様々な事業の実施回数等は記載されているが、その成果についての記載が見受けられない。
特徴的なものでもいいから、どういった成果があり、どういった取り組みが進んだか、また、どういった課題が残されているか等の記載があった方が県民も身近に感じるのではないか。
今わかる範囲でも教えていただきたい。

県関係課 平成20年度の実施状況については、すでに作成済みであることから、記載の内容については、次回の作成からどのような工夫があるか考えたい。
成果や実績等については、平成20年に実施した人権に関する県民意識調査では、前回実施からの5年間ではあまり状況は変わっていない状態である。
委 員 相談支援について、具体的にどのような内容の相談が多いか。
相談を受ける職員のレベルアップについて、どのような対策をしているか。
県関係課 相談内容について、分野別でみると女性に関するものが約2000件で、そのほとんどがDVに関する相談である。
子どもの分野では約1100件、そのほか、高齢者、障害者等となっている。
職員のレベルアップについては、市町村の職員に研修を行っている。
また、県の職員に対しても年に数回の研修を行うとともに、各相談機関が集まってネットワーク会議を開催し、意見交換や研修等を行っている。
委 員 実施した事業に対する評価は必要だと思う。
委 員 いくつかの市町で、職員の採用にあたって、健康状態等に関する情報を提出させていた問題があった。
このような状態に長い間気づかないできたということが問題であり、「気づく」感覚は大切である。
委 員 実施状況の記載は以前より、かなり具体的になってきており非常に良くできている。
議題


議題(3)その他
・人権施策推進課より学校教育が始まる前の子どもを対象にした新規事業を検討している旨の報告を行った。

・会長より全体をとおして委員から意見、質問等ないか確認した。

委 員 新聞報道にあった児童相談所での事件に非常にショックを受けた。
私自身も以前児童相談所に勤務した経験があるが、当時は一時保護施設にアルバイト職員が勤務するということは考えられなかった。
どうして正規職員が対応できなかったのか。
子どもの人権を守る立場にある職場で不祥事が起こるのは非常に残念であり、きちんとした体制をとってもらいたい。
委 員 夜間の子どもの指導や管理をアルバイトに委託している職場は、他にはないのか。
県関係課 調べて後日報告させていただく。

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