第36回和歌山県人権施策推進審議会議事録
第36回和歌山県人権施策推進審議会議事録
日 時 | 平成24年11月26日(月曜日)10時半~11時半 |
---|---|
場 所 | 和歌山市 アバローム紀の国 |
議 題 | (1)会長の選出について (2)会長代理の指名について (3)審議会の運営のための小委員会委員の選出について (4)専門委員会委員の選出について (5)人権局の主要事業について (6)その他 |
出席委員 | 岡本委員、金川委員、金原委員、桑原委員、芝本委員、城山委員、辻委員、 中川委員、中田委員、西嶋委員、福島委員、村上委員、薮添委員 |
配布資料 | (1)和歌山県人権施策推進審議会関係法令 (2)専門委員会の設置について (3)平成24年度「人権局の主な事業」 (4)和歌山県人権施策基本方針 (5)和歌山県人権施策基本方針【概要版】 (6)和歌山県人権に関する県民意識調査報告書 (7)かんがえよう一人ひとりの人権 (8)人権に関する事業所アンケート調査報告書 (9)みんな、たいせつ「人権感覚を育てようプログラム」 |
内 容 | |
開会 | 1 開会 和歌山県企画部長 挨拶 |
議題 | 2 議事 議題(1) 会長の選出について 和歌山県人権施策推進審議会規則第2条第1項に基づき、委員の互選により、 「岡本瑞子委員」が会長に選出された。 議題(2) 会長代理の指名について 和歌山県人権施策推進審議会規則第2条第3項に基づき、会長が「桑原義 登委員」を会長代理に指名した。 議題(3) 審議会の運営のための小委員会委員の選出について 和歌山県人権施策推進審議会運営に関する要綱に基づき、小委員会委員について「岡本瑞子委員」「桑原義登委員」「金原徹雄委員」「薮添泰弘委員」の以上4名が選出された。 議題(4) 専門委員会委員の選出について 和歌山県人権施策推進審議会運営に関する要綱に基づき、専門委員会委員について「岡本瑞子委員」「桑原義登委員」「金川めぐみ委員」「中川喜代子委員」「薮添泰弘委員」の以上5名が選出された。 議題(5) 人権局の主要事業について 資料に基づき、人権局の主要事業について、人権政策課・人権施策推進課の両課より説明を行った。委員からの質問、意見等については、以下のとおり。 |
委 員 | 和歌山県人権施策基本方針の女性の人権の分野で、DV(ドメスティックバイオレンス)についての表現が記載されていないのではないか。 |
事務局 | DVという表記はないが、「配偶者等からの暴力的行為への厳正な対応」ということで記載している。DVの表記については次回の改定の際に検討する。 |
委 員 | 正式な名称を書いて頂いているが、DVの方がわかりやすいと考えるので、表現について検討していただきたい。 |
委 員 | 人権施策基本方針の改定は2年後か。 |
事務局 | 来年度に意識調査を実施する予定であり、その後改定に向けて検討する。 |
委 員 | いじめ問題について、どのように対応しているのか。 |
事務局 | 教育委員会において独自に様々な活動を行っているほか、知事が記者会見でも申し上げたが、知事が相談を直接受け取るなど、専門の窓口を設置している。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどによる教育相談の活用を促進しているところである。 |
委 員 | 私も永年人権啓発に関わっているが、意識調査を行ってみると地域や、市町村、事業所における人権啓発・学習も大事だが、マスメディアを使った啓発が有効であると考えられるが、その取組状況はどうなっているのか。 |
事務局 | 11月の同和運動推進月間等において、地元テレビ局において火曜日や木曜日の全8回人権に対する取組を放送している。また県の広報番組「きのくに21」においても人権特集を放送するほか、テレビスポット、ラジオスポットという形で人権に関するメッセージを発信している。 |
委 員 | 人権施策基本方針の中の障害者の「害」という字句について、私が所属している団体では、ひらがなにしようと協議し12月の機関紙からはひらがなで表記している。法律では漢字になっているが、国においても審議している状況であると聞いている。県ではどのように考えているのか。 |
事務局 | 法律でも障害という表記を使用しており、基本方針策定の際にひらがな・漢字の議論はしていないが、今後国の状況等を注視してまいりたい。 |
委 員 | いじめ問題についての補足だが、統計を見てみると、いじめの定義を改訂したり、事件が起こった時には報告件数がすごく伸びて、その後ずっと下がってきてしまう。すぐ関心も下がってしまうので持続的な取組が必要である。もう一つ大事なのは、いじめられている子どもは一人だが、まわりにはそれを見ている傍観者というようなものがある。これはまさに、同和問題の根底にあるものと一緒であり、しっかり取り組むべき問題であると考える。 |
委 員 | 教育についてであるが、私たちはデートDV防止プログラムということを中学高校に提供している。これを広く人権の問題と捉えて、DVも人と人が尊重しあった対等な関係ということにすれば、いじめ問題のことも含まれてくる。講師も事前に、このプログラムは様々な場面で使えると生徒に言っているので、生徒の気付きもすごくよい。教育の持つ力は大変大きいので、取組をお願いしたい。 県民意識調査についてだが、冊子にされた時、用語解説を添付していただきたい。用語をご存じない方もいると思うので、役に立つと思う。 |
事務局 | 必要に応じて、用語解説を記載していきたい。 |
委 員 | 人権尊重の社会づくり推進事業については、市町村に対する助成ということであるが、今、日本の社会が震災で絆という言葉が改めて出てきたりしている。2010年の国勢調査では日本全体の世帯構成の約1月3日が単身世帯になって、いわゆる核家族が非常に少なくなり、家族の機能が十分果たせない世帯が増えている。そうなると地域のコミュニティづくりが非常に大事なので、この事業はこれから大きな課題を背負っていくと思う。県内の様々な地域で、まちづくりを推進されていると思うので、県においてそういった先進的な取組の情報を収集して、県民に発信していただければ、このような取組が広がっていくと思うので、お願いしたい。 |
委 員 | 地域での支え合いや地域づくりについては、前回の審議会でもご意見を頂き、県民の友11月号の人権特集で「地域と人権」と題し周知させていただいたところである。地域づくりに係る情報の収集と発信については、本事業でリーダー養成も実施しているところであり、市町村と協議しながら取り組んでいきたい。 |
議題 | 議題(6) その他 委員からの質問、意見等については、なし。 |