50市町村のうち14市町村で人口が増加
市町村別に、平成2年からの5年間の人口増減をみると、50市町村のうち14市町村で人口が増加している。このうち、増加率が最も高かったのは岩出町の 26.50パーセント （8,704人）で以下貴志川町16.84パーセント （2,886人）増、橋本市14.76パーセント（6,875人）増、打田町5.53パーセント （767人）増、粉河町5.23パーセント （845人）増と続いている。
これら増加率の高い市町は和歌山市周辺か、大阪府に隣接する紀北地方に集中している。

一方、人口が減少した36市町村のうち、美里町（10.05パーセント 、494人減）で唯一10％を超える減少率を示したほか、前回より減少率が拡大した町村は、桃山町（6.39パーセント 、548人減）、九度山町（5.86パーセント 、415人減）、中津村（3.47パーセント 、90人減）、南部川村（0.19パーセント 、13人減）、串本町（5.77パーセント 、1,003人減）、古座町（6.30パーセント 、413人減）、熊野川町（3.21パーセント 、71人減）の8町村となっており、残り28市町村では、減少率が前回より縮小している。なお、人口が増加した市町村の数は、昭和55年から昭和60年は13市町、昭和60年から平成2年は8市町村、平成2年から平成7 年は14市町村と前回及び前々回を上回った。