和歌山県の観光
1年間でどれくらいのお客さんが観光で和歌山県を訪(おとず)れているの?
令和5年に和歌山県を訪れた観光客数は約3,194万人で、そのうち宿泊(しゅくはく)した人が約492万人、泊(と)まらずに日帰りした人は約2,702万人となっています。
- 観光客に占(し)める宿泊と日帰りの割合(わりあい)は、
宿泊 4,922,380÷31,941,462×100 ≒15.4パーセント
日帰り 27,019,082÷31,941,462×100 ≒84.6パーセント
となり、和歌山県を観光で訪れた人のうち、85パーセント以上が日帰りのお客様でした。
観光客数は増(ふ)えているの?
下の表とグラフは、平成元年以降(いこう)の推計(すいけい)観光客数の推移(すいい)を示(しめ)したもの
です。
令和5年度と令和4年度を比(くら)べてみると、和歌山県を訪れた観光客数は、280万人(9.6%増(ぞう))
増(ふ)えています。
宿泊した人は約62万人(14.4%増)増えています。
泊まらずに日帰りした人は約218万人(8.8%増)増えています。
一番(いちばん)観光客が多かったのは令和元年で約3,543万人でしたが、新型(しんがた)コロナウイルス
の影響(えいきょう)で令和2年、3年と観光客は大きく減(へ)りました。
しかし、新型コロナウイルスの影響が少なくなった令和4年から観光客は再(ふたた)び増え、
令和5年には約3,194万人まで回復(かいふく)しました。
和歌山県を訪れた推計観光客数の推移の表とグラフ
1年のうち、観光で訪れる人が多い時期は?
令和5年の1月(がつ)から12月で見ると、観光で和歌山県を訪れるお客様が最も多かったのは8月で、続(つづ)いて1月、3月となっています。
8月の旅行者が多い要因(よういん)として、学校が夏休みにはいり、家族旅行がしやすくなることが考えられます。
- 月別観光客数(令和5年)の表とグラフ
どこからくる観光客が多いのかな?
令和5年の宿泊客数を発地別にみると、国内では多い順に大阪府、和歌山県、兵庫県からの宿泊客が多いです。和歌山県と近隣(きんりん)府県からの宿泊客を合わせると全体の約60.2パーセントを占めています。
外国からのお客さんは全体の約7.8パーセントで、国別に見ると、中国、香港、台湾からの宿泊客が多く、アジアからの宿泊客が外国人宿泊客全体の約54.0パーセントを占めています。
(補足(ほそく))発地とは、旅行者の出発地のことです。
宿泊客数の発地別推計(令和5年)
外国人のお客様が増えていると聞くけど、それって本当なの?
次の表とグラフは、外国から和歌山県を観光で訪れ、宿泊した外国人の数の推移を示したものです。
令和5年度と令和4年度を比べてみると、外国人の宿泊者数は約34万人(9.2倍)増えています。
外国人宿泊者数が一番多かったのは、令和元年で約50万人でしたが、新型コロナウイルスの影響(えいきょう)で令和2年から令和4年まで外国人
宿泊客は大きく減りました。 しかし、令和5年は新型コロナウイルスの影響が少なくなったことで外国人宿泊客は約38万人まで回復しました。
外国人宿泊者数の推移
年 | 総数 | アジア・中東計 | 欧米豪計 | その他 |
---|---|---|---|---|
平成15年 | 61,283人 | 45,737人 | 12,671人 | 2,875人 |
平成16年 | 110,302人 | 95,513人 | 11,999人 | 2,790人 |
平成17年 | 115,712人 | 90,582人 | 14,859人 | 10,271人 |
平成18年 | 126,213人 | 103,281人 | 18,685人 | 4,247人 |
平成19年 | 163,870人 | 122,033人 | 32,454人 | 9,383人 |
平成20年 | 168,351人 | 121,684人 | 39,147人 | 7,520人 |
平成21年 | 128,295人 | 83,709人 | 36,914人 | 7,672人 |
平成22年 | 134,802人 | 85,246人 | 40,589人 | 8,967人 |
平成23年 | 80,338人 | 57,101人 | 16,634人 | 6,603人 |
平成24年 | 117,359人 | 71,953人 | 37,185人 | 8,221人 |
平成25年 | 211,754人 | 140,732人 | 59,758人 | 11,264人 |
平成26年 | 303,574人 | 220,247人 | 69,555人 | 13,772人 |
平成27年 | 427,594人 | 323,381人 | 79,764人 | 24,449人 |
平成28年 | 500,191人 | 373,803人 | 107,782人 | 18,601人 |
平成29年 | 475,628人 | 330,971人 | 125,450人 | 19,207人 |
平成30年 | 479,163人 | 316,040人 | 142,138人 | 20,985人 |
令和元年 | 501,844人 | 320,323人 | 168,386人 |
13,135人 |
令和2年 | 45,005人 | 30,746人 | 12,189人 | 2,070人 |
令和3年 | 5,524人 | 2,662人 | 2,103人 | 759人 |
令和4年 | 41,482人 | 24,887人 | 13,445人 | 3,150人 |
令和5年 | 382,970人 | 205,600人 | 113,043人 | 64,327人 |
アジア・中東からの観光客の内訳(うちわけ)
年 | アジア・中東計 | 中国 | 香港 | 台湾 | 韓国(かんこく) | タイ | シンガポール | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平成15年 | 45,737人 | 1,829人 | 5,858人 | 28,327人 | 8,046人 | - | - | 1,677人 |
平成16年 | 95,513人 | 2,938人 | 31,643人 | 42,733人 | 15,163人 | - | 454人 | 2,582人 |
平成17年 | 90,582人 | 2,568人 | 29,920人 | 46,803人 | 9,636人 | 159人 | 635人 | 861人 |
平成18年 | 103,281人 | 2,902人 | 39,345人 | 46,365人 | 10,170人 | 261人 | 1,020人 | 3,218人 |
平成19年 | 122,033人 | 6,752人 | 45,176人 | 47,390人 | 19,144人 | 240人 | 1,059人 | 2,272人 |
平成20年 | 121,684人 | 10,282人 | 41,350人 | 49,716人 | 16,365人 | 203人 | 835人 | 2,933人 |
平成21年 | 83,709人 | 4,402人 | 33,849人 | 32,288人 | 8,691人 | 924人 | 1,075人 | 2,480人 |
平成22年 | 85,246人 | 5,446人 | 37,053人 | 26,542人 | 11,722人 | 428人 | 634人 | 3,421人 |
平成23年 | 57,101人 | 3,279人 | 28,259人 | 17,393人 | 4,334人 | 452人 | 668人 | 2,716人 |
平成24年 | 71,953人 | 6,657人 | 32,104人 | 21,368人 | 5,476人 | 615人 | 1,343人 | 4,390人 |
平成25年 | 140,732人 | 9,714人 | 61,724人 | 44,971人 | 7,135人 | 2,924人 | 3,587人 | 10,677人 |
平成26年 | 220,247人 | 37,373人 | 77,621人 | 69,262人 | 9,692人 | 5,028人 | 4,814人 | 16,457人 |
平成27年 | 323,381人 | 98,280人 | 97,313人 | 80,478人 | 15,874人 | 8,839人 | 7,824人 | 14,773人 |
平成28年 | 373,803人 | 140,403人 | 103,609人 | 70,315人 | 25,095人 | 11,919人 | 10,737人 | 11,730人 |
平成29年 | 330,971人 | 97,658人 | 105,802人 | 64,484人 | 34,568人 | 10,226人 | 8,515人 | 9,718人 |
平成30年 | 316,040人 | 113,045人 | 86,075人 | 54,003人 | 35,820人 | 8,957人 | 7,892人 | 10,248人 |
令和元年 | 320,323人 | 148,635人 | 78,753人 | 46,128人 | 20,175人 | 9,043人 | 8,498人 | 9,091人 |
令和2年 | 30,746人 | 13,113人 | 8,612人 | 4,259人 | 1,210人 | 851人 | 846人 | 1,855人 |
令和3年 | 2,662人 | 1,264人 | 28人 | 43人 | 110人 | 134人 | 18人 | 1,065人 |
令和4年 | 24,887人 | 2,601人 | 8,963人 | 2,138人 | 3,331人 | 1,379人 | 2,342人 | 4,133人 |
令和5年 | 203,726人 | 59,494人 | 59,054人 | 37,145人 | 22,196人 | 6,120人 | 8,198人 | 11,519人 |
欧米豪(おうべいごう)からの観光客の内訳
年 | 欧米豪計 | フランス | アメリカ | オーストラリア | イギリス | スペイン | ドイツ | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平成15年 | 12,671人 | 1,139人 | 4,909人 | 601人 | 739人 | - | 2,283人 | 3,000人 |
平成16年 | 11,999人 | 790人 | 4,930人 | 760人 | 816人 | - | 2,092人 | 2,611人 |
平成17年 | 14,859人 | 2,731人 | 5,183人 | 763人 | 1,038人 | - | 677人 | 4,467人 |
平成18年 | 18,685人 | 3,777人 | 5,598人 | 1,074人 | 1,215人 | - | 3,055人 | 3,966人 |
平成19年 | 32,454人 | 9,177人 | 8,210人 | 2,923人 | 1,771人 | - | 3,182人 | 7,191人 |
平成20年 | 39,147人 | 10,897人 | 4,133人 | 3,411人 | 1,356人 | - | 5,678人 | 13,672人 |
平成21年 | 36,914人 | 14,037人 | 5,533人 | 2,512人 | 1,409人 | - | 5,463人 | 7,960人 |
平成22年 | 40,589人 | 12,580人 | 4,389人 | 3,370人 | 1,770人 | - | 6,430人 | 12,050人 |
平成23年 | 16,634人 | 2,538人 | 3,535人 | 2,609人 | 1,690人 | - | 1,423人 | 4,839人 |
平成24年 | 37,185人 | 7,682人 | 6,089人 | 5,215人 | 2,444人 | - | 2,613人 | 13,142人 |
平成25年 | 59,758人 | 12,167人 | 10,121人 | 8,888人 | 4,823人 | 3,265人 | 3,541人 | 16,953人 |
平成26年 | 69,555人 | 13,534人 | 11,695人 | 10,558人 | 5,317人 | 4,584人 | 4,119人 | 19,748人 |
平成27年 | 79,764人 | 14,343人 | 14,307人 | 13,033人 | 6,025人 | 5,902人 | 4,592人 | 21,562人 |
平成28年 | 107,782人 | 18,356人 | 19,654人 | 14,205人 | 9,294人 | 6,975人 | 8,013人 | 31,285人 |
平成29年 | 126,694人 | 18,301人 | 23,505人 | 18,537人 | 11,603人 | 8,077人 | 9,645人 | 37,026人 |
平成30年 | 144,385人 | 26,806人 | 24,730人 | 22,016人 | 10,707人 | 8,589人 | 10,645人 | 40,892人 |
令和元年 | 168,386人 | 29,200人 | 28,770人 | 22,881人 | 13,526人 | 9,858人 | 13,989人 | 50,162人 |
令和2年 | 12,189人 | 1,531人 | 2,111人 | 1,868人 | 1,063人 | 493人 | 1,087人 | 4,036人 |
令和3年 | 2,103人 | 115人 | 843人 | 93人 | 241人 | 31人 | 383人 | 397人 |
令和4年 | 13,445人 | 3,195人 | 3,082人 | 1,038人 | 991人 | 803人 | 1,543人 | 2,793人 |
令和5年 | 177,370人 | 19,569人 | 24,422人 | 14,534人 | 8,015人 | 7,412人 | 10,766人 | 92,652人 |
出典 : 和歌山県観光交流課公表資料
和歌山県内で人気のある観光地は?
令和5年の1年間で、最も観光客が多かった地域は、和歌山市の「和歌浦・紀三井寺・和歌山城ほか」で、約527万人が訪れています。続いて、「橋本周辺」が約326万人、「白浜温泉・椿温泉」が約296万人となっています。
宿泊した人と日帰りの人では人気のある地域(ちいき)が少し違(ちが)っています。宿泊で人気のある観光地は、「白浜温泉・椿温泉」や「和歌浦・紀三井寺・和歌山城ほか」、「串本」等の観光地がランクインしています。一方、日帰りの人たちは「和歌浦・紀三井寺・和歌山城ほか」が最も多く、続いて「橋本周辺」や「龍門山(旧称 紀仙郷)」となっています。
和歌山県観光マップ
関連リンク
- きいちゃんと学ぼう 統計で知るわかやま
- 統計でわかやまを知ろう
- 観光振興課
- 観光交流課
- わかやま観光情報 (外部リンク)