和歌山県の人口
日本と和歌山県の人口を見てみよう
- 日本の人口
総数 1億2,614万6,099人
男 6,134万9,581人(全体の48.6パーセント)
女 6,479万6,518人(全体の51.4パーセント)
- 日本の総世帯数 5,583万154世帯
1世帯当たり世帯人員 2.26人
- 和歌山県の人口
総数 92万2,584人(全国の0.73パーセント)
男 43万5,051人(全体の47.2パーセント)
女 48万7,533人(全体の52.8パーセント)
- 和歌山県の総世帯数 39万4,483世帯
1世帯当たり世帯人員 2.34人
出典 総務省「令和2年国勢調査」 (外部リンク)
人口はどうやってしらべているの
人口は、国勢調査(こくせいちょうさ)を行うことによって正確に分かるのです。
国勢調査は、日本に住んでいるすべての人と世帯(せたい)を対象とする国の最も重要な統計調査で、国内の人口や世帯の実態(じったい)を明らかにするため、5年ごとに行われています。
令和2年国勢調査は、大正9年(1920年)に行われた我が国最初の国勢調査から数えて21回目に当たります。前回調査の平成27年(2015年)の調査から、インターネットを使って回答することができるようになり、早く正確に集計(しゅうけい)することに役立っています。
皆さんのご家庭を一軒(けん)一軒(けん)、国から任命(にんめい)された統計調査員が訪問し、調査しているのです。
きっとご家庭の方が調査に協力し、回答してくれているはずですから、一度、ご家庭の方にたずねてみて下さい。
都道府県ごとの人口はどうかな
県内の各市町村の人口はどうかな
人口性比(じんこうせいひ)とは、男性人口を女性人口で割って得られた値です。
男女の人口が同じだと100パーセントになり、この値が少ないほど男性の比率が少ないことになります。
国全体の数値は94.7パーセント、和歌山県は89.2パーセントなので和歌山県では男性が少ないことがわかります。
県内の市町村で100パーセントを超(こ)えているのは、高野町と由良町だけです。
「人口ピラミッド」で年齢別の人口を見てみよう
みなさんはエジプトの砂漠(さばく)にあるピラミッドをご存知でしょう。
「人口ピラミッド」とは、年齢別の人口をヒストグラムに表したもので、その形が三角錐(さんかくすい)のピラミッドに似ていることから、このように呼ばれています。
左上のグラフは、平成2年(1990)の和歌山県の人口ピラミッドです。
20歳代から30歳代の若い人が少なくなっていますが、年齢が高くなるにつれて人口が少なくなるので、ほぼ三角錐(さんかくすい)のピラミッドに近い形をしています。
このグラフから、ほかにどんなことが分かるか、よく見て考えてみましょう。
そして、左下のグラフはその30年後の令和2年(2020)の和歌山県の人口ピラミッドです。
しかし、三角になっているのは70歳以上のお年寄りだけで、全体としてつぼのような尻すぼみの形になっているので、もはやピラミッドとは言えないかも知れませんね。
このグラフから、ほかにどんなことが分かるか、よく見て考えてみましょう。そして、人口ピラミッドの形がなぜこのように変わってきたのか、その理由も考えてみましょう。
和歌山県の人口の移り変わりを見てみよう
上のグラフは、大正14年(1925年)から令和37年(2055年)までの130年間の和歌山県の人口と年齢構成の割合を10年ごとに表したものです。
ただし、令和7年(2025年)からあとは、「だいたいこうなるであろう」という見込みの値です。統計を使うことで、未来のこともある程度まで予測することができるのです。
さて、このグラフから分かったことを書きだしてみましょう。
- 和歌山県の人口は、昭和時代の終わり頃まで増え続けてきたけれど、平成時代に入った頃から減るようになった。
- 和歌山県の人口が最も多かったのは、昭和60年(1985)の108万7千人だ。
- お年寄りの割合が増えて、反対に子供の割合がどんどん減っている。
- お年寄りと子供の割合が逆転したのも、人口が減り始めた平成の時代に入った頃だ。
- 働ける年齢の人口が減って、将来は最も多かった頃の半分以下になってしまう見込みだ。
このほかにも、気付いたことはありませんか
ひとつの統計グラフから、さまざまなことがわかります。注意深く読み取っていきましょう。