「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」の公募開始について
和歌山県特定複合観光施設設置運営事業(以下、本事業という)について、「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業募集要項」(以下、「本募集要項」という)を公表し、本事業を実施する民間事業者(以下、IR事業者という)の公募・選定手続きを開始します。
本募集要項は、特定複合観光施設区域整備法等及び「和歌山県特定複合観光施設区域実施方針(案)」に即し、本事業を実施する上でIR事業者に求める事項及び選定方法等を定めるものであり、今後、選定したIR事業者とともに、国へ提出することとなる区域整備計画の作成を進めていきます。
※公募にかかる最新資料はこちらをご確認ください
1 事業名
・和歌山県特定複合観光施設設置運営事業
2 IR予定区域の位置及び規模
・所在地:和歌山市毛見字馬瀬(和歌山マリーナシティ)
・面 積:23.61ha
・価 格:8,666,292,859円
3 IR事業者に求める要件等
〈 和歌山IRのコンセプト 〉
・ 和歌山の自然美や文化、精神性との共生を踏まえた「Sports & Wellness」をコンセプトに、 多種多様な観光資源を背景にしたリゾート型IR
・ 施設の意匠は日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」との調和を図り、新たな景観形成に寄与
・ 南海トラフ巨大地震等に対して強靱かつ「津波による死者ゼロ」を充足する施設及び運営
・ 和歌山IR自体を最先端の技術や取組のショーケースとすることや、ユニバーサルデザイン、 多文化共生、フェアトレード等エシカル消費の観点からも世界最先端であること
〈 安定的・継続的に運営できる能力及び体制 〉
・ 財務面からみて安定的であり、長期的に事業を継続できること
・ IR開業時の大規模雇用について、計画的かつ確実に実施し、高等教育機関との連携や、要人対応・緊急時対応等の接遇を可能とする人材育成にも取り組むこと
・ 反社会的勢力の排除の徹底に取り組むこと
〈 地域経済の振興及び地域社会への貢献 〉
・ 和歌山IRの持続的な発展に資するため、和歌山の産品の利用など、地域経済との連携を図り、地域経済及び地域社会の発展に向けた取組を積極的に推進すること
・ カジノ利用額に応じて付与される特典をIR施設外の和歌山県内観光施設等においても利用可能とするなど、来訪者をIR区域外に誘導するための仕組みを構築すること
〈 和歌山IRを構成する施設等 〉
▶MICE施設(国際会議場施設及び展示等施設)
・世界的な旅行フォーラム等の誘致や、ビッグデータを活用した観光統計・情報等を国内外に発信することにより、和歌山IRを日本の観光産業の拠点の一つとすること
・和歌山IR/MICE推進協議会や高等教育機関等と連携した誘致活動
▶魅力増進施設
・伝統、文化、芸術等の日本の魅力を最先端技術との融合により発信することに加え、和歌山をはじめ伊勢湾、紀伊半島、四国圏等の歴史ある食文化や四季を感じる和食についても、五感で感じる工夫でもって、その魅力を発信及び提供すること
▶送客施設
・日本各地の観光情報を最先端技術で発信するとともに、旅行に必要なサービスをワンストップで提供し、来訪者を各地へ送り出すコンシェルジュ機能を充実させ、地方部と世界をつなぐ観光ゲートウェイを形成
・関西圏のみならず、伊勢湾、紀伊半島、四国圏等の観光資源を巡礼や食文化などストーリー性のあるテーマでつなぎ、新たな観光街道を形成
・外国語対応人員の配置やAIの活用など機能性も備えた体制を構築
▶宿泊施設
・各国の要人やVIPの受け入れはもとより、「Sports & Wellness」を取り入れたサービスや他の中核施設との連携によるシームレスなサービスを提供できる設備と体制でもって、国内外からの来訪や長期滞在を促進
▶カジノ施設
・破産リスクやギャンブル依存症等を防止するため、法律による対策に加え、現金による入金機能や上限額の設定機能が付与されたIRカードの作成義務及び依存症対策専門員を配置
▶来訪及び滞在促進寄与施設及び関連する施策
・海上交通の運営、高速バスターミナル等の整備、運営を行うとともに、MICEイベント開催時の規模や頻度に応じた交通ネットワークを構築
・飲食、物販等について、一般的な商業施設とは一線を画した質の高い集客力のある施設を配置
▶その他
・IR事業の公益性確保の観点から、IR事業者はカジノ施設の設置及び運営に伴う有害な影響の排除のための措置やIR区域周辺の開発、交通環境の改善及び区域の魅力向上のために必要な再投資等に協力
4 和歌山IRの事業期間及び設置運営費用
・区域整備計画の認定日から40年間
(※IR事業の継続を前提に延長期間等について、協議することが可能)
・IR事業者は実施協定に特段の定めがある場合を除き、IR実施に要する全ての費用を負担
5 想定スケジュール ※令和2年(2020年)11月6日(金曜日)変更
時期 |
項目 |
---|---|
2021年春頃 |
優先権者(※)の選定 |
2021年春頃 | 基本協定の締結 |
2022年4月28日まで |
区域整備計画の認定申請 |
2022年夏頃から秋頃 |
国による区域認定 |
区域認定後速やかに |
実施協定の締結 |
2023年春頃 |
土地の引き渡し |
2026年春頃 |
IR開業 |
(※)優先権者とは、IR事業予定者のことをいう。
6 優先権者の選定方法 ※令和2年(2020年)11月6日(曜日)変更
・ 有識者等からなる「事業者選定委員会」を設置
役職 |
氏名 |
現職 等 |
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委員長 |
谷口 博昭 |
一般財団法人 建設業技術者センター 理事長、 芝浦工業大学 客員教授 |
副委員長 |
苗村 淑子 |
大阪成蹊大学 経営学部 客員教授 |
委員 |
池田 学 |
公認会計士・税理士、池田公認会計士事務所 代表、 税理法人SORA 社員税理士 |
委員 |
久保 成人 |
東京空港交通株式会社 専務取締役 |
委員 |
坂井 浩史 |
公認会計士、RSM清和監査法人 代表社員 神戸事務所長 |
委員 |
辻 義之 |
元警察庁生活安全局長、元和歌山県警察本部長 |
委員 |
宗本 順三 |
一級建築士、株式会社ラウムアソシエイツ一級建築士事務所 代表取締役、 京都大学 名誉教授 工学博士 |
委員 | 山形 康郎 | 弁護士法人 関西法律特許事務所 パートナー |
委員 |
吉川 左紀子 |
京都芸術大学副学長、同大学文明哲学研究所所長 |
・選定委員会からの審査結果を受けて、県が優先権者を決定
・選定委員会による主な審査項目
▸IR区域全体のコンセプト及び事業のあり方
▸国際競争力の高い魅力ある滞在型観光の実現への寄与
(新たな観光ゲートウェイ・観光街道の形成)
▸安定的・継続的な事業運営及び区域全体の魅力維持・向上
▸カジノ施設の設置及び運営に伴う有害な影響の排除
7 優先権者の選定スケジュール ※令和2年(2020年)11月6日(金曜日)変更
・募集期間 2020年3月30日(月曜日)から2021年1月15日(金曜日)
▸以下のスケジュールに沿って、優先権者を選定(※国の動向を踏まえ、必要に応じて変更)
時期 |
項目 |
---|---|
2020年3月30日 |
募集要項等に対する質問受付開始予定日 |
2020年4月30日 |
募集要項等に対する質問受付終了予定日 応募企業又は代表企業の参加資格審査書類の提出期限 |
2020年5月頃 |
応募企業又は代表企業の参加資格審査結果の通知 |
2020年6月頃 |
競争的対話の開始予定時期 |
2020年9月25日 |
競争的対話の終了予定日 |
2021年1月15日 |
コンソーシアム構成員の参加資格審査書類の提出期限 提案審査書類提出期限 |
2021年2月頃 |
コンソーシアム構成員の参加資格審査結果の通知 |
2021年春頃 |
優先権者の選定 |
8 和歌山県特定複合観光施設設置運営事業募集要項 個別様式及び参加資格要件に関係する法令等
参加資格審査書類の提出者について(令和2年(2020年)5月1日(金曜日)掲載)
「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」の事業者公募における参加資格審査書類の提出者についてをご確認ください。
募集要項等に関する質問の受付及び回答(令和2年(2020年)5月12日(金曜日)掲載)
令和2年(2020年)3月30日(月曜日)から令和2年(2020年)4月30日(木曜日)17時00分まで募集要項等に関する質問を受け付けました。
受け付けた質問に対する回答については、以下の通りです。
参加資格審査結果について(令和2年(2020年)5月14日(木曜日)掲載)
「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」の事業者公募における参加資格審査結果の公表についてをご確認ください。
今後のスケジュール等の変更について(令和2年(2020年)6月1日(月曜日)掲載)
「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業における事業者公募」については令和令和2年3月30日に開始したところですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、4月7日に7都府県に、4月16日には全都道府県に対して政府から緊急事態宣言が発出されました。5月25日に全ての地域で緊急事態宣言は解除されましたが、この間、都道府県を跨いだ移動自粛等の措置がとられたことにより民間事業者における事業活動に制限が生じた状況を踏まえ、今後のスケジュールを変更します。
※緊急事態宣言が発令されていた期間(令和2年4月7日~5月25日(49日間))に相当する期間について延長するものです。
※国の動向等により、今後更にスケジュールを変更する場合があります。
・和歌山県特定複合観光施設設置運営事業募集要項 様式集及び記載要領(参加資格審査編) 新旧対照表
提案審査書類等の提出期限の延期について(令和2年(2020年)10月9日(金曜日)掲載)
本県では、国の基本方針(案)のパブリックコメントが公表されたことを受けて、基本方針(案)の修正を踏まえた実施方針及び募集要項等の修正や、それに応じた民間事業者の提案内容の修正機会を確保するための期間が必要なこと、また、基本方針の確定までにはなお一定の期間を要することなどを踏まえ、現在実施している和歌山県特定複合観光施設設置運営事業における公募について、令和2年10月19日としている提案審査書類等の提出期限を延期することとします。
なお、新たな提案審査書類等の提出期限については、基本方針(案)の内容を精査した上で、後日、発表します。
今後のスケジュール等の変更について(令和2年(2020年)11月6日(金曜日)掲載)
令和2年10月9日にパブリックコメントが開始された国の基本方針(案)の内容等を踏まえ、今後のスケジュールを変更します。
また、併せて、募集要項等を修正します。
なお、国の動向等により今後更にスケジュールを変更する場合があります。
・和歌山県特定複合観光施設設置運営事業募集要項 優先権者選定基準 新旧対照表
・和歌山県特定複合観光施設設置運営事業募集要項 様式集及び記載要領(参加資格審査編) 新旧対照表
優先権者候補の選定について(令和3年(2021年)6月2日(水曜日)掲載)
和歌山県では、和歌山マリーナシティにおいて特定複合観光施設設置運営事業を実施するため、民間事業者の公募・選定手続きを進めてきたところですが、この度、優先権者候補を決定しましたので公表します。
優先権者の選定について(令和3年(2021年)7月20日(火曜日)掲載)
和歌山県では、和歌山マリーナシティにおいて特定複合観光施設設置運営事業を実施するため、民間事業者の公募・選定手続きを進めており、2021年6月2日に優先権者候補を決定し、IR整備法第8条に基づき、和歌山市及び和歌山県公安委員会との協議を行っていたところです。
この度、和歌山市及び和歌山県公安委員会との協議を踏まえ、優先権者を選定しましたので公表します。
基本協定の締結について(令和3年(2021年)8月26日(木曜日)掲載)
この度、和歌山県は、和歌山県特定複合観光施設設置運営事業に係る優先権者と令和3年8月25日に基本協定を締結しました。