新総合計画の策定方針
計画策定の目的
将来的に直面するこれまでにないインパクトの変化・リスク(2040年問題、仕事や暮らしにおけるデジタル活用の加速化、脱炭素・循環型社会への構造転換等)に真正面から向き合い、県民・市町村・県職員がともに課題意識を共有しつつ、「共感・納得感」を大切にしながら、未来への「気づき・展望」を得られる新しい県政のめざす指針を策定する。
計画の内容
- 新総合計画は、2040年頃を展望した「長期構想【ビジョン】」と、2025年から2030年(5年間)で行う柱となる施策をまとめた「実施計画【アクションプラン】」の二層構造とする。
- 長期構想【ビジョン】では、将来像の策定のみならず、計画推進における和歌山県の役割を明らかにするため、和歌山県庁の果たすべき使命(存在意義)と、和歌山県庁の基本姿勢(行動指針)を明確に打ち出した構成とする。
- 2040年に実現したい和歌山県の将来像は、大きな変化・リスクを伴う社会の潮流への対応にフォーカスし、現在の延長線上の予測される未来(不都合な真実)を直視した上で、めざす姿、それを実現するためにクリアすべき課題、そのための取組の方向(和歌山県庁の役割)を示す内容とする。
〈2040年に実現したい和歌山県の将来像の考え方〉
- 多くの関心・注目を集め、県民・市町村の指針ともなるよう、県施策を網羅した総花的な計画にはせず、メッセージ性を重視する(長文の書き物や細かな目標設定を行わない)。
策定プロセス
- 県民の共感・納得感が得られる内容となるよう、計画の策定段階から県民に関わっていただく「県民総参加プログラム」を導入する。
取組 対象者等 2040年の和歌山を語る会~熟議~ 振興局別の地域住民【9回×30人】 関係団体への意見徴収 分野別の関係団体・グループ 作文募集 県内の小学生・中学生 絵画募集 県内の小学生・中学生 データ利活用コンペティション 全国の高校生・大学生 市町村との意見交換 市町村長・市町村職員 タウンミーティング 市町村別の地域住民【10人程度/回】 - 職員の課題・目的意識の向上とエンゲージメントを高める内容となるよう、検討部会での職員主体の議論に加え、「若手職員座談会」「庁内意見目安箱」を設置するなど、若手職員を含めた様々な世代の職員が、計画策定に広く参加できる環境を整備する
- 専門的な知見や長期展望を踏まえた議論ができるよう、アドバイザー(32人)が就任
策定の期間
2024年4月~2025年9月(県議会2025年9月定例会に議案提出)