災害時における安否不明者等の氏名等の公表指針について

　この度、県内の大規模災害時において、人命救助を最優先に「安否不明者（行方不明者含む）について、氏名等を公表することで、安否情報が寄せられ、救出・救助活動等の効率化と円滑化につなげる」ため、県が氏名等を公表する場合の方針を定めました。また、死者についても、公表方針を定めております。

当該災害に被災した可能性があるが、連絡が取れず安否不明となっているもの

当該災害が原因で所在不明となり、かつ死亡の疑いのあるもの

当該災害が原因で死亡し、死体を確認したもの、又は死体が確認できないが死亡が確実なもの

公表指針の概要

1．対象とする災害

県災害対策本部が設置された災害

2．公表の範囲

住所（市町村又は字名まで）、氏名、年齢、性別

ただし、死者については「被害の状況」等も可能な範囲で公表

3．公表の要件

○安否不明者及び行方不明者

・迅速な救出・救助活動に資すると認められること

・市町村において閲覧等制限が措置されていないこと（※1）

○死者

・市町村において閲覧等制限が措置されていないこと（※1）

・親族（遺族）等の同意があること

（※1）住民基本台帳事務におけるDV等支援措置に基づく住民基本台帳の一部の写しの閲覧制限等

をいう。

**公表要件の概要**
被災者区分	救出救助活動に資する	閲覧等制限措置	親族(遺族)の同意	公表
安否不明者行方不明者	●	制限なし	-	●
	●	制限あり	-	×
	×	-	-	×(※2)
死者	×	制限なし	同意あり	●
		制限なし	同意なし	×
		制限あり	-	×

（※2）行方不明者で救出・救助活動に資さない場合は、原則公表不可とするが、親族等の同意が得られた場合は、死者における公表要件に準じて対応する。

4．運用開始

令和6年6月21日