消防団について
消防団とは
消防団は、消防組織法に基づき設置された市町村の非常備の消防機関です。その構成員である消防団員は、
他の本業を持ちながら、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、「自らの地域は自ら守る」という
精神に基づき、消防防災活動を行っています。
消防団員は、地域における消防防災のリーダーとして、平常時・非常時を問わず、その地域に密着し、住民の安
心と安全を守るという重要な役割を担っています。団員同士で共同し、災害が発生していない平常時には、災害対
応のための訓練、車両や資機材の点検のほか、各家庭を訪問しての防火指導、幼稚園などでの防火教育等の啓
発活動、応急手当やAEDの使い方等を指導する救命講習会など様々な活動を行っています。
また、災害時には、消防隊員と協力して消火活動を行ったり、風水害等の際は河川水位の警戒や土のう積みを
行っています。
さらに、震災時には倒壊家屋からの救助活動など、様々な災害対応を行います。
1 消防団員の現状
現在、和歌山県では、10,990人の消防団員(うち女性消防団員367名)が活動しています。(令和6年4月1日時点)
※全国の消防団員数:746,681人(うち女性消防団員28,595名)(令和6年4月1日時点)
本県における、市町村の消防団員に係る条例定数に対する現在の消防団員数の充足率は、令和6年4月現在で
89.6%と、全都道府県中5番目に高い状況にあります。しかしながら、団員数の減少や高齢化は進んでおり、今後、
地域の防災力を維持していくには、消防団員の確保が、各市町村において大変重要となっております。
2 消防団員に対する県内の取組
市町村では、基本団員の募集に加えて、救命講習や防火指導などに従事する女性消防団員、災害発生時など特定
の活動に限定して参加する機能別団員の募集も行っております。
また、相当数の従業員が消防団に入団するなど消防団活動に協力する事業所を顕彰する消防団協力事業所制度
に取り組んでいる市町村もあります。
消防団に興味のある方は、是非お住まいの市町村にご連絡ください。
消防団HP内における和歌山県内の消防団HP(外部リンク)
3 事業所の皆様へ
現在、消防団員の約7割の方がサラリーマンとしてご活躍されており、消防団員を確保するためには、企業の皆様
の御理解及び御協力が不可欠です。
是非とも、企業の皆様の消防団活動へのご支援をお願いします。
※参考 以下のHPでも消防団の活動等が紹介されています。
消防庁ホームページ(外部リンク)