令和2年7月17日 新型コロナウイルス感染症発生状況 説明概要
令和2年7月17日 新型コロナウイルス感染症 発生状況 説明概要
本日は、新たに3名の陽性者が出ました。
40番は、和歌山市在住の40代女性で、訪問介護のヘルパーです。
経過は次のとおりです。
7月13日、勤務しています。
7月14日、勤務され、夕方から発熱、全身倦怠感があり、近医を受診しています。
7月15日、発熱、全身倦怠感、関節・筋肉痛があり、病院を受診し、検体を採取しました。
7月16日、新型コロナウイルスの陽性が判明しました。
現在は、医療機関に入院し、病状は安定しています。
濃厚接触者は、同居家族3名、別居家族2名、仕事関係11名で、今後、検査する予定です。
41番は、和歌山市在住の10代女性で、県立高校の学生です。
経過は次のとおりです。
7月13日、通学し、夕方に発熱があり、近医のクリニックを受診しています。
7月14日、通学し、発熱があったようです。
7月15日、発熱があり、再度、近医を受診し、検体を採取しています。
7月16日、新型コロナウイルスの陽性が判明しました。
現在は、医療機関に入院し、病状は安定しています。
濃厚接触者は、同居家族2名と、学校関係は、学校が、マスクの徹底、3密防止のための間隔の確保や換気、共通で触るところの消毒など、かなり感染予防対策を徹底していますが、念のため、同じクラスの先生・生徒約40名を検査する予定です。
学校は、本日と月曜日は臨時休校し、消毒します。学校の再開は、PCR検査の結果を見ながら、県教育委員会と相談します。
42番は、海南保健所管内在住の20代男性で、県外の会社員です。
経過は次のとおりです。
7月11日、12日、大阪市内で飲食及び宿泊しています。
7月14日、勤務し、発熱、鼻水が出ています。
7月15日、勤務し、発熱があります。
7月16日、昼に発熱があり、医療機関を受診し、検体を採取しています。
7月17日、新型コロナウイルスの陽性が判明し、入院しています。
濃厚接触者は、同居家族4名で、県外の友人等3名は、該当府市に情報提供します。
今月に入って感染者数が増えており、県内に第2波が押し寄せてきたと捉えていますが、今のところ、明らかに市中感染だと思わすものはありません。しかし、今後は、感染源不明や、県外に行っていない方の感染が増えてきた場合、市中感染に広がっていく可能性はあります。
今のところ、県外に行った方を早期に把握し、濃厚接触者含めて検査し、感染拡大を防止するスタイルに変わりありません。
また、現時点で、県民向け自粛要請の基準は満たしていません。
(改めて、県民に対する呼びかけ)
会食等は、感染予防対策を実施しているところでお願いしたいのと、対面することなく、間隔を空けるなどの工夫をしていただきたい。また、一緒に飲食している人の中で、喉が痛い、咳をしているなどの症状があった場合は、特に帰ってからも、ご本人の症状の経過に十分注意していただき、有症状の場合は、保健所またはかかりつけ医にご相談いただきたいと思います。
それから、今回も、症状がありながら通勤または通学しているので、微熱でも、ぜひ通勤や通学は止めてやめていただくようお願いしたいと思います。
(検査結果が陽性だが、国の基準により退院させることについて)
発症後10日経っていれば、ウイルスの感染力はほぼ無くなってくるので退院という国の基準により、退院させています。
ただ、本県は、退院後2週間は自宅待機をお願いし、一人暮らしの場合は、保健所等が生活支援を行いながら、地域への感染拡大を防止していく体制をとっています。
県民の皆様におかれましては、あまりご心配なさらず、また、誹謗中傷の無いようにお願いをしたいと思っています。
なお、退院基準の安全性については、責任を持って説明するよう、国に対しお願いしているところです。