平成11年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
平成十一年六月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
平成十一年六月十六日(水曜日)午前十時開会・開議
第一 会議録署名議員の指名
第二 会期決定の件
第三 議案第八十六号から議案第九十五号まで(知事説明)
会議に付した事件
一 会議録署名議員の指名
二 会期決定の件
三 議案第八十六号から議案第九十五号まで(知事説明)
四 休会決定の件
出席議員(四十七人)
一 番 新 島 雄
二 番 山 田 正 彦
三 番 佐 田 頴 一
四 番 松 本 泰 造
五 番 阪 部 菊 雄
六 番 堀 本 隆 男
七 番 門 三 佐 博
八 番 西 本 長 弘
九 番 坂 本 登
十 番 小 原 泰
十一 番 大 沢 広 太 郎
十二 番 木 下 善 之
十三 番 宇 治 田 栄 蔵
十四 番 尾 崎 要 二
十五 番 宗 正 彦
十六 番 橋 本 進
十七 番 谷 本 龍 哉
十八 番 原 日 出 夫
十九 番 永 井 佑 治
二十 番 谷 洋 一
二十一番 小 川 武
二十二番 高 瀬 勝 助
二十三番 木 下 秀 男
二十四番 町 田 亘
二十五番 山 下 直 也
二十六番 玉 置 公 良
二十七番 神 出 政 巳
二十八番 野 見 山 海
二十九番 吉 井 和 視
三十 番 向 井 嘉 久 藏
三十一番 平 越 孝 哉
三十二番 下 川 俊 樹
三十三番 江 上 柳 助
三十四番 金 田 眞
三十五番 森 正 樹
三十六番 冨 安 民 浩
三十七番 新 田 和 弘
三十八番 中 村 裕 一
三十九番 井 出 益 弘
四十 番 大 江 康 弘
四十一番 高 田 由 一
四十二番 中 山 豊
四十三番 飯 田 敬 文
四十四番 鶴 田 至 弘
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 村 岡 キ ミ 子
四十七番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事 西 口 勇
副知事 高 瀬 芳 彦
出納長 中 山 次 郎
理事 藤 谷 茂 樹
知事公室長 大 平 勝 之
総務部長 稲 山 博 司
企画部長 安 居 要
生活文化部長 大 井 光
福祉保健部長 小 西 悟
商工労働部長 上 山 義 彦
農林水産部長 島 本 隆 生
土木部長 大 山 耕 二
企業局長 白 井 保 世
教育委員会委員長 安 藤 精 一
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 高 垣 宏
警察本部長 樋 口 建 史
人事委員会委員長 若 林 弘 澄
代表監査委員 宮 市 武 彦
選挙管理委員会委員長 谷 口 庄 一
職務のため出席した事務局職員
事務局長 新 谷 哲 朗
次長 蓮 池 康 宏
議事課長 佐 竹 欣 司
議事課副課長 井 田 光 三
議事班長 松 谷 秋 男
議事課主査 井 口 好 晴
議事課主事 安 井 伸 彰
総務課長 西 野 光 彦
調査課長 湯 川 忠
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主査 鎌 田 繁
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課速記技師 保 田 良 春
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午前十時一分開会・開議
○議長(下川俊樹君) ただいまから、平成十一年六月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午前十一時二分再開
○議長(下川俊樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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【日程第一 会議録署名議員の指名】
○議長(下川俊樹君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、二番山田正彦君、十八番原日出夫君、三十四番金田眞君の三君を指名いたします。
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【日程第二 会期決定の件】
○議長(下川俊樹君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から七月二日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(下川俊樹君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から七月二日までの十七日間と決定いたしました。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告、予算の繰り越しに関する報告、及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る二月定例会において採択した請願の処理の経過及び結果の報告がありました。お手元に配付しておりますので、ご了承願います。
次に、今期定例会に提出されました議案は、お手元に配付のとおり、議案第八十六号から議案第九十五号までの十件であります。
〔巻末の「参考資料」を参照〕
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【日程第三 議案第八十六号から議案第九十五号まで】
○議長(下川俊樹君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第八十六号から議案第九十五号までを一括して議題といたします。
まず、知事の説明を求めます。
知事西口 勇君。
〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 平成十一年六月定例会にご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、県政の最近の動きについてご報告申し上げます。
まず最近の経済動向でありますが、海外では堅調なアメリカを初め西ヨーロッパ、中国などで景気が拡大傾向にあるのに対し、我が国においては、民間需要が低調なため依然として極めて厳しい状況が続いているところであります。こうした中ではありますが、最近では各種の政策効果の下支えにより下げどまりの傾向も見られるところであり、今後は自律的回復に向けた政策の展開が重要であると考えられます。低迷する我が国経済の改革はまさに待ったなしでありますが、さらに少子高齢化の進展や環境問題の広がりなど抜本的な取り組みを求められる課題が山積する中、本県を取り巻く社会経済情勢についても依然として厳しい状況が続いており、二十一世紀の幕あけを目前に、我々はまさに試練のときを迎えております。私たちは、来る二十一世紀を単なる新世紀としてではなく、新たな千年紀を迎えるという、まさに歴史的瞬間に立ち会うこととなるわけでございまして、私は、この試練を乗り越え、輝かしいふるさと和歌山を次の世紀を担う世代に引き継いでいくために、今後とも勇気と信念を持って全身全霊取り組んでまいる所存であります。
次に南紀熊野体験博についてでありますが、去る四月二十八日に、秋篠宮殿下、同妃殿下のご臨席を賜り、田辺新庄シンボルパークにおいて開会式典を挙行いたすとともに、翌四月二十九日には那智勝浦町シンボルパークにおいて開幕式を挙行いたしました。
南紀熊野体験博は、従来にないオープンエリア型の博覧会としてスタートいたしましたが、全体としては県内外からの反響も大きく、シンボルパークや熊野古道を中心に来訪者の出足も順調な滑り出しを見ているところであります。九月十九日の閉幕まであと九十五日となりましたが、これから夏にかけて海、山、川の大自然を体験するのにはこの上ない季節となります。多彩な歴史文化とそれをはぐくんできたすばらしい山、海の自然が今に息づく和歌山県こそは、これからの心の時代にふさわしい安らぎの地であることを、関係市町村とさらに連携を図りながら国内外に広くアピールしていきたいと考えてございます。本博覧会の成功のため、引き続き県民の皆様方の積極的なご参加、ご協力をお願い申し上げます。
また、南紀熊野体験博の主要イベントの一つとして第七回地域伝統芸能全国フェスティバルを、五月二十一日の開催記念式典には高円宮殿下、同妃殿下のご臨席を賜り、二十三日までの三日間、田辺市、白浜町において、海の祭り、山の祭りをテーマとして、国内外から四十一団体、約一千人の参加出演を得て十万五千人の方々にお越しいただき、盛大に開催いたしました。各地域に根づいた伝統芸能等を活用し、観光及び地域商工業の振興を図っていくとともに、伝統文化の伝承に活力を与えていくことは二十一世紀に向けた新しい故郷(くに)づくりに大きな役割を担っていくものと確信してございます。
次に、去る五月三十一日に那智勝浦町において第十回紀伊半島知事会議が開催され、現行の過疎法が本年度末で失効することを踏まえ、新たな過疎対策法の制定に向けて三県が連携協調して取り組むことなどについて合意いたしました。今後とも、紀伊半島地域の広域的課題について三県で協議しながら、一体的かつ総合的な交通体系の整備、観光振興、イベントの実施など、紀伊半島地域の振興と活性化に取り組んでまいる所存であります。
次に、小児難病などにより長期にわたり療養が必要となる子供たちの療養に関する保護者等の相談に当たる機関として、去る六月一日、県立医科大学附属病院内に県子ども保健福祉相談センターを開設いたしました。保健や福祉の専門家を配置し、療養相談、情報の収集と提供、小児難病親の会の育成等、子供たちの健やかな成長、発達を一層支援してまいります。
次に関西広域連携協議会についてでありますが、関西の二府七県三政令市及び七経済団体、並びに各種関係団体はさまざまな分野で広域的な連携を図り、関西の総合力を高めるとともに、関西を世界都市としてさらに発展させるために、去る六月九日、関西広域連携協議会を設立いたしました。二十一世紀は広域連携の時代と言われておりますが、本県といたしましても積極的に参画するとともに、今後とも関西発展に貢献してまいりたいと考えております。
次に、和歌山下津港本港沖地区計画の見直しについてでありますが、地元皆様のご意見をお聞きしながら、景観の保全にさらに配慮した再修正案を景観検討委員会でご協議いただきました結果、委員会として「景観上容認できる」旨の結論をいただいたところであります。今後、和歌山下津港港湾計画の変更について地方港湾審議会に諮問しましてご審議をお願いすることといたしております。
続きまして、ただいま上程されました諸議案について、その主なものをご説明申し上げます。
議案第八十六号は地方税法の一部改正に伴い、恒久減税として税額控除を実施するため個人県民税の改正等を行うものであり、議案第八十七号は介護保険法に基づく介護保険審査会の公益代表委員の定数を定めるものであります。
議案第八十八号は南紀白浜空港の着陸料の軽減を行うものであり、議案第九十一号は特定公共賃貸住宅の設置に伴う家賃使用料の設定並びに政令の改正に伴い古物営業許可等手数料の改正を行うものであります。
議案第九十二号は土地区画整理事業に係る調停を申し立てるものであり、議案第九十三号は特定公共賃貸住宅に係る滞納家賃の請求訴訟等を提起するものであります。
議案第九十四号及び九十五号は、林道将軍川線のトンネル建設工事等工事請負契約の締結について議決をお願いするものであります。
次に、諸報第五号は地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であり、諸報第六号から第八号はそれぞれ平成十年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告であります。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(下川俊樹君) 以上で、知事の説明が終わりました。
お諮りいたします。六月十七日、十八日及び二十一日、二十二日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(下川俊樹君) ご異議なしと認めます。よって、六月十七日、十八日及び二十一日、二十二日は休会とすることに決定いたしました。
次会は六月二十三日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前十一時十三分散会