平成8年2月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
議 事 日 程 第一号 平成八年二月二十九日(木曜日)
午前十時開会・開議
第一 会議録署名議員の指名
第二 会期決定の件
第三 議案第一号から議案第七十八号まで(知事説明)
会議に付した事件
一 会議録署名議員の指名
二 会期決定の件
三 議案第一号から議案第七十八号まで(知事説明)
四 意見書案
五 休会の決定
出 席 議 員(四十七人)
1 番 大 沢 広太郎
2 番 木 下 善 之
3 番 小 川 武
4 番 吉 井 和 視
5 番 下 川 俊 樹
6 番 井 出 益 弘
7 番 藁 科 義 清
8 番 門 三佐博
9 番 永 井 佑 治
10 番 新 島 雄
11 番 向 井 嘉久藏
12 番 佐 田 頴 一
13 番 和 田 正 一
14 番 阪 部 菊 雄
15 番 西 本 長 弘
16 番 馬 頭 哲 弥
17 番 長 坂 隆 司
18 番 井 谷 勲
19 番 高 瀬 勝 助
20 番 上 野 哲 弘
21 番 堀 本 隆 男
22 番 宇治田 栄 蔵
23 番 宗 正 彦
24 番 橋 本 進
25 番 谷 洋 一
26 番 玉 置 公 良
27 番 東 山 昭 久
28 番 尾 崎 要 二
29 番 野見山 海
30 番 木 下 秀 男
31 番 町 田 亘
32 番 中 山 豊
33 番 山 下 直 也
34 番 鶴 田 至 弘
35 番 森 正 樹
36 番 村 岡 キミ子
37 番 新 田 和 弘
38 番 平 越 孝 哉
39 番 森 本 明 雄
40 番 神 出 政 巳
41 番 松 本 泰 造
42 番 冨 安 民 浩
43 番 飯 田 敬 文
44 番 中 村 裕 一
45 番 松 本 貞 次
46 番 大 江 康 弘
47 番 和 田 正 人
欠 席 議 員(なし)
説明のため出席した者
知 事 西 口 勇
副知事 梅 田 善 彦
出納長 中 西 伸 雄
知事公室長 野 見 典 展
総務部長 木 村 良 樹
企画部長 藤 谷 茂 樹
民生部長 木 村 栄 行
保健環境部長 鈴 木 英 明
商工労働部長 中 山 次 郎
農林水産部長 日 根 紀 男
土木部長 山 根 一 男
企業局長 中 村 協 二
以下各部次長・財政課長
教育委員会委員長
山 本 昭
教育長 西 川 時千代
以下教育次長
公安委員会委員長
西 本 貫 一
警察本部長 青 山 幸 恭
以下各部長
人事委員会委員長
若 林 弘 澄
人事委員会事務局長
代表監査委員 天 谷 一 郎
監査委員事務局長
選挙管理委員会委員長
谷 口 庄 一
地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
事務局長 岩 垣 孝
次 長 中 西 俊 二
議事課長 松 田 捷 穂
議事課副課長 佐 竹 欣 司
議事班長 松 谷 秋 男
議事課主査 山 本 保 誠
議事課主事 長 尾 照 雄
総務課長 岡 山 哲 夫
調査課長 柏 木 衛
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主査 鎌 田 繁
議事課速記技師 中 尾 祐 一
議事課速記技師 保 田 良 春
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午前十時三分開会・開議
○議長(橋本 進君) ただいまから、平成八年二月定例会を開会いたします。
○議長(橋本 進君) これより本日の会議を開きます。
○議長(橋本 進君) この際、暫時休憩いたします。
午前十時四分休憩
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午後二時五十八分再開
○議長(橋本 進君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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【日程第一 会議録署名議員の指名】
○議長(橋本 進君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、5番下川俊樹君、21番堀本隆男君、36番村岡キミ子君の三君を指名いたします。
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【日程第二 会期決定の件】
○議長(橋本 進君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から三月二十六日までの二十七日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から三月二十六日までの二十七日間と決定いたしました。
○議長(橋本 進君) 次に、諸般の報告をいたします。
お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告がありました。
以上、報告いたします。
○議長(橋本 進君) 次に、今期定例会に提出されました議案は、お手元に配付のとおり、議案第一号から議案第七十八号までの七十八件であります。
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財第251号
平成8年2月29日
和歌山県議会議長 橋 本 進 殿
和歌山県知事 西 口 勇
和歌山県議会平成8年2月定例会議案の提出について
地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
議案第 1号 平成8年度和歌山県一般会計予算
議案第 2号 平成8年度和歌山県農業改良資金特別会計予算
議案第 3号 平成8年度和歌山県林業改善資金特別会計予算
議案第 4号 平成8年度和歌山県沿岸漁業改善資金特別会計予算
議案第 5号 平成8年度和歌山県中小企業近代化資金特別会計予算
議案第 6号 平成8年度和歌山県母子寡婦福祉資金特別会計予算
議案第 7号 平成8年度和歌山県東京事務所宿舎特別会計予算
議案第 8号 平成8年度和歌山県職員住宅特別会計予算
議案第 9号 平成8年度和歌山県物品調達特別会計予算
議案第10号 平成8年度和歌山県立医科大学特別会計予算
議案第11号 平成8年度和歌山県印刷事業特別会計予算
議案第12号 平成8年度和歌山県営競輪事業特別会計予算
議案第13号 平成8年度和歌山県営港湾施設管理特別会計予算
議案第14号 平成8年度和歌山県流域下水道事業特別会計予算
議案第15号 平成8年度和歌山県市町村振興資金特別会計予算
議案第16号 平成8年度和歌山県自動車税等証紙特別会計予算
議案第17号 平成8年度和歌山県用地取得事業特別会計予算
議案第18号 平成8年度和歌山県立五稜病院事業会計予算
議案第19号 平成8年度和歌山県電気事業会計予算
議案第20号 平成8年度和歌山県工業用水道事業会計予算
議案第21号 平成8年度和歌山県土地造成事業会計予算
議案第22号 平成8年度和歌山県駐車場事業会計予算
議案第23号 平成7年度和歌山県一般会計補正予算
議案第24号 平成7年度和歌山県農業改良資金特別会計補正予算
議案第25号 平成7年度和歌山県林業改善資金特別会計補正予算
議案第26号 平成7年度和歌山県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算
議案第27号 平成7年度和歌山県中小企業近代化資金特別会計補正予算
議案第28号 平成7年度和歌山県東京事務所宿舎特別会計補正予算
議案第29号 平成7年度和歌山県物品調達特別会計補正予算
議案第30号 平成7年度和歌山県立医科大学特別会計補正予算
議案第31号 平成7年度和歌山県印刷事業特別会計補正予算
議案第32号 平成7年度和歌山県営競輪事業特別会計補正予算
議案第33号 平成7年度和歌山県営港湾施設管理特別会計補正予算
議案第34号 平成7年度和歌山県流域下水道事業特別会計補正予算
議案第35号 平成7年度和歌山県市町村振興資金特別会計補正予算
議案第36号 平成7年度和歌山県自動車税等証紙特別会計補正予算
議案第37号 平成7年度和歌山県用地取得事業特別会計補正予算
議案第38号 平成7年度和歌山県立五稜病院事業会計補正予算
議案第39号 平成7年度和歌山県電気事業会計補正予算
議案第40号 平成7年度和歌山県工業用水道事業会計補正予算
議案第41号 平成7年度和歌山県土地造成事業会計補正予算
議案第42号 平成7年度和歌山県駐車場事業会計補正予算
議案第43号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
議案第44号 知事、副知事及び出納長の給与その他の給付条例の一部を改正する条例
議案第45号 委員会の委員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例
議案第46号 附属機関の委員その他の構成員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
議案第47号 非常勤の調査員、嘱託員等の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
議案第48号 和歌山県職員定数条例の一部を改正する条例
議案第49号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第50号 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第51号 和歌山県部設置に関する条例の一部を改正する条例
議案第52号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
議案第53号 和歌山県災害救助基金管理条例
議案第54号 和歌山県母子福祉生業資金設置及び管理条例を廃止する条例
議案第55号 和歌山県中小企業総合指導所設置条例を廃止する条例
議案第56号 和歌山県産業開発基金の設置、管理及び処分に関する条例及び和歌山県企業立地促進資金貸付基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
議案第57号 和歌山県産業情報センター設置及び管理条例
議案第58号 和歌山県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
議案第59号 和歌山県港湾施設管理条例の一部を改正する条例
議案第60号 和歌山県都市公園条例の一部を改正する条例
議案第61号 教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
議案第62号 和歌山県立学校等職員定数条例の一部を改正する条例
議案第63号 教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第64号 市町村立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第65号 和歌山県立博物館設置及び管理条例の一部を改正する条例
議案第66号 和歌山県美術品取得基金条例を廃止する条例
議案第67号 和歌山県地方警察職員定員条例の一部を改正する条例
議案第68号 警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第69号 和歌山県公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
議案第70号 公営企業の管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例
議案第71号 和歌山県営駐車場駐車料金徴収条例
議案第72号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
議案第73号 平成8年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
議案第74号 平成7年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
議案第75号 当せん金付証票の発売について
議案第76号 訴訟の提起について
議案第77号 工事請負変更契約の締結について
議案第78号 工事請負変更契約の締結について
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【日程第三 議案第一号から議案第七十八号まで】
○議長(橋本 進君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第一号から議案第七十八号までを一括して議題といたします。
まず、知事から提案理由の説明を求めます。
知事西口 勇君。
〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 平成八年度予算案を初め諸議案についてご審議をお願いするため二月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中をご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、県政の運営について私の所信を申し述べたいと存じます。
今議会に上程しております平成八年度予算案につきましては、私の知事としての初めての予算であり、和歌山新時代の創造に向けたスタートの年として議論を重ね、編成したところでございます。よろしくご審議をお願いいたします。
さて、二十一世紀を目前にした今、時代は大きな変革のうねりの中にあります。世界に目を向ければ、東西冷戦構造の崩壊による緊張緩和や交通・情報通信網の著しい発展などにより、経済面だけでなく社会・政治面においても国と国との距離は縮小され、ボーダーレス化が一層加速しています。そうした中で、国際間の相互依存関係や連携の必要性はますます高まり、地球時代にふさわしい新しい国際秩序の形成が求められています。
国内におきましても、戦後五十年の節目の年であった昨年は、これまでの安定を覆す大きな問題が幾つか生じました。阪神・淡路大震災、オウム真理教問題、いわゆる住専問題に代表される金融不安など、日本じゅうが不安に揺れた一年でありました。
こうした国際的にも国内的にも混沌として不透明な大きな歴史的転換期にある現代にあって、来るべき二十一世紀にすべての人々が幸せだと感じられるためには、二十世紀に残されたこれからの五年間は大変重要な意味を持つ時代であり、志を高く新しい発想をもって事に当たっていかなければなりません。
私は、かねてから「住んでよかった」と言えるふるさとづくりを目指し、国、県あるいは市町村それぞれが勇気と知恵を出して社会づくりに取り組むことを強く主張してきたところであります。時代の大きな流れを正確に見きわめ、県政の方向を確かなものにし、和歌山に住んでいる人すべてが、どの地域にあっても、どの立場にあっても、「和歌山に住んでよかった」と言える心温まる和歌山県を創造してまいりたいと考えてございます。
私が基本目標に掲げました「和歌山新時代の創造」を実現するために、飛躍への基盤づくり、明るい社会づくり、活力ある産業づくり、快適な暮らしづくり、心豊かな人づくりの五つを政策目標に、またそれらをより実効性の高いものにするため、開かれた県政を進めてまいります。
まず交通ネットワークの整備では、太平洋新国土軸を構成する紀淡連絡道路、京奈和自動車道、近畿自動車道御坊・南部間の整備を進めるとともに、県内各地域の市街地や内陸部の道路網整備などを県政の重要課題として取り組んでまいります。
また、人生八十年時代を迎えた高齢化社会の中で、いつまでも生き生きと安心して暮らせる社会づくりに取り組まなければなりません。そのため、本年秋ごろに福祉のまちづくり条例を制定したいと考えてございます。
一方、経済社会のグローバル化は本県の産業にも大きな影響を与えています。これからの産業には情報化が必要であります。企業の情報化についても推進してまいらなければならないと考えております。
さらに農林漁業につきましても、生産基盤や生活基盤の整備充実、人材の育成確保など、支援体制を強化してまいります。また、それぞれの地域での個性を生かした地域づくり、夢づくりについても推進してまいらねばならないと考えております。
昨年の十一月に、今後おおむね三カ年をかけて行財政運営全般にわたる総点検を行うに当たっての指針として行政改革大綱を策定いたしました。大綱公表後、重点項目である組織の見直しについて、今日まで鋭意取り組みを進めてきたところであります。組織見直しに当たっては、各部の行政目標を明確にし、新たな行政需要に的確に取り組む体制をつくることを目指したところであります。その一つとして、民生部と保健環境部を再編し、県民生活と文化重視のきめ細かな施策を展開するために生活文化部を、高齢化社会に対応し、福祉、保健、医療施策を一元的に処理するために福祉保健部をそれぞれ設置し、また同様の視点から、本年四月一日を目途に本庁の組織等の再編を実施したいと考えております。
先ほどからも申し上げておりますが、時代は今、混沌としております。本県を取り巻く環境も非常に厳しいものがございます。しかしながら一方で、これまで積み重ねてきたものが花を開き、実を結びつつある夢多き時代でもございます。関西国際空港は、アジアのハブ空港に向けて全体構想が着実に実現に向かっております。また、紀淡海峡大橋につきましても、実現に確実な歩みを展開しております。これまで夢であったものが現実となり、また新しい夢が生まれつつあります。かつてないほどに夢多き時代に、ふるさとのために知事としてその重責を果たすため、懸命に努力を重ねてまいる所存であります。
もちろん、県民の皆様にも、ふるさと和歌山をダイナミックに動かしていくのはふるさとに住む県民の皆様のお一人お一人の力の積み重ねであることを十分ご理解いただき、一緒になって頑張っていただかなければなりません。二十一世紀という未来を確かなものとするためにも、全身全霊をささげて一歩一歩県政の推進に努めてまいる所存でございます。議員各位初め、県民の皆様のご協力をお願い申し上げる次第であります。
以下、予算の具体的内容につきましてご説明申し上げます。
まず歳入の概況といたしまして、税収については景気の足踏み状態が続いていることもあり、全体として前年度を下回り、一段と厳しさを増しております。しかし、本格的な高齢化社会の到来する二十一世紀を控え、新たな時代の要請に的確に対応する必要があります。このため、平成八年度の予算編成に当たっては、行政改革大綱を踏まえた事務事業の見直しを行い、歳出の一層の節減・合理化に努めたところであります。一方、交付税措置のある起債の積極的な活用や各種基金の取り崩しにより財源を確保し、県勢の活性化と県民福祉の一層の向上につながる新たな施策の充実に努めたところであります。
その結果、平成八年度予算は、投資的経費に係る県単独事業を大幅に増加させた投資重点型の積極予算となったところでございます。
以下、各分野における歳出予算の概要についてご説明申し上げます。
第一の施策目標は、飛躍への基盤づくりであります。
県土の活性化を図り、均衡ある発展を創出するためには、交通ネットワークの整備が欠かせません。高速道路網の整備につきましては、太平洋新国土軸を形成する上で重要な紀淡連絡道路の平成十年度の事業化に向けて必要な調査を進めるとともに、県民意識のより一層の高揚と国へのアピールを図るため、紀淡連絡道路実現化県民大会を開催することといたしております。
また、湯浅御坊道路は来る三月三十日に御坊インターまで全線供用開始されることになっているところでありますが、さらに近畿自動車道紀勢線、京奈和自動車道、那智勝浦道路につきましても用地取得の促進を図ってまいります。
さらに、基幹的な道路網として国道三百七十一号、泉佐野岩出線を初めとする府県間道路の整備を図るとともに、県内各地の広域連係を緊密化させる第二県土軸関連道路等の整備を促進し、これに農・林道整備を連携させることにより有機的な道路交通体系づくりを推進してまいります。
その他の主要道路として、有田から御坊に至る海岸道路、大島大橋架橋関連道路、奥瀞道路など地域の活性化に欠かすことのできない道路の整備や、和歌山市内の東西幹線軸となる西脇山口線、湊神前線など、街路の一層の整備促進を図ってまいります。
鉄道の整備につきましては、JR西日本、関係市町村等と協力し、紀勢本線の高速化に取り組むとともに、和歌山線の利便性向上を目指した輸送改善等の検討調査を実施することといたしております。
次に、空の交通網でございます。
いよいよ三月九日にはジェット化した南紀白浜空港が開港いたします。高速・大量輸送に対応できる交通基盤の整備は、観光・リゾート機能の向上等、周辺を含めた地域の振興に大きなインパクトを与えるものであり、空港の利用促進のため地元、JAS等と協力して利用促進キャンペーンを実施することとしております。
また、関西国際空港の全体構想につきましては、これまで県議会の多大のご支援を賜りながら、その早期実現に向け取り組んでまいりました。平成八年度の政府予算案において二期事業の着工が認められ、所要の経費が盛り込まれたところであります。グローバルな大交流時代において本県が大きく飛躍するためには、関西国際空港を世界第一級の国際ハブ空港に育て上げることが重要であり、今後は用地造成会社の設立など二期事業の円滑な推進に全力を挙げて取り組んでまいりたいと存じます。
海の交通網につきましても、本県の港湾を寄港地とするテクノスーパーライナー航路の開設に向けて、TSLによる輸送システムについての検討調査を実施することといたしております。
また、紀伊水道地域を大阪湾のフロントエリアとしてベイフロンティア地域と位置づけ、大阪湾海上交通の負荷軽減、陸上高速交通網と連係した物流の効率化、大規模地震等の災害に備えたリスクの分散を目標に、その地域整備構想調査を行うことといたしております。
防災対策につきましては、昨年の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、地震被害応急対策を迅速、効果的に行うため、地震被害予測ネットワークシステムの整備を図るとともに、昨年導入いたしました防災ヘリコプターの運航を本年三月から開始し、地震等の災害や危篤患者の緊急輸送に迅速に対応してまいります。さらに、非常災害時の活動拠点となる防災センターの設置について調査検討を進めてまいります。このほか、地震、津波等の情報を迅速・的確に防災関係職員に伝達する緊急職員参集システムを導入し、災害発生時における初動体制の確立を図るほか、県立学校など公共施設の耐震診断調査や災害救助資材等の整備を引き続き実施し、防災体制の強化を一層進めてまいります。
第二の施策目標は、明るい社会づくりであります。
高齢化が全国平均より進んでいる本県におきましては、子供たちが健やかに生まれ育つための環境を整備し、地域を担う人材をより多く育成することが肝要であります。少子化対策として昨年三月にいただいた、「子供が健やかに生まれ育つ環境づくりへの提言」を具体化するために、喜の国エンゼルプランを策定することといたしております。また、子育て家庭支援のための「子育てハンドブック」の作成や、一人親家庭の子育てと仕事の両立支援のため、児童の生活指導等を行うこととしております。
次に、高齢者福祉対策については、和歌山県老人保健福祉計画に基づき、各圏域ごとの整備状況を勘案しながら、特別養護老人ホーム、高齢者生活福祉センターなどの施設整備を進めるとともに、我が家で過ごせる長寿社会を一層支援するため、二十四時間対応巡回型ホームヘルプサービスやホリデーサービスを開始するほか、高齢者住宅改造補助制度を創設するなど、各施策の充実を図ってまいります。
障害者対策につきましては、障害者の自立した生活と社会参加の促進を図るため、福祉のまちづくりを積極的に推進するとともに、ショートステイの整備など、住宅施策の充実を図ってまいります。
県民医療の中核である県立医科大学の移転整備につきましては、平成十年度の完成に向けて大学施設、附属病院の建設工事を着実に進めており、また、看護職員の確保養成を図るための県立看護短期大学部を本年四月に開学することとしております。
一方、健康ふれ愛和歌山計画に基づき、本県の保健福祉の拠点施設として整備を進めてきた和歌山県総合健康・福祉棟の建設に着手いたします。
また、女性施策につきましては、女性の視点や立場から県政への提言をいただくため、わかやま女性一〇〇人委員会をスタートさせるとともに、女性地域活動支援事業を創設し、女性グループの社会参加活動を支援する一方、女性ファーマーズ会議も開催してまいります。
同和対策につきましては、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律も最終年を迎え、住環境整備や教育啓発、産業就労対策等の残された課題の期限内解決のため、一層積極的に推進してまいります。
第三の施策目標は、活力ある産業づくりであります。
低迷を続けてきた国内経済は一部には回復の兆しが見られるものの、県内経済は依然として厳しい状況が続いております。このような状況を踏まえ、中小企業融資制度について総融資枠を大幅に拡大するとともに、新たにベンチャー企業支援資金を創設するなど、創造的事業を開始する中小企業者を支援する施策の充実に努めてまいります。
また、和歌山県産業情報センターを海南インテリジェントパーク内に設置し、インターネットの利用等、県内企業の情報化を支援していくこととしております。
さらに、アジア地域の情報を広範に収集し、県産業の国際的活動を支援するため、香港に海外駐在員を設置することとしております。
なお、産業技術の中核的支援施設として再編を進めている県工業技術センターにつきましては、平成八年度に整備を完了し、今後は研究能力の向上を含めたソフト面の整備を進め、地域産業の活性化を図ってまいります。
次に農林水産業の振興でありますが、農業につきましては、ウルグアイ・ラウンド農業合意や消費者ニーズの多様化などを踏まえ、将来に向けた力強い農業を切り開いていくため、二十一世紀農業振興計画に即し、中核農家の育成を初め、広域農道の整備や高性能選果機の導入等による生産流通体制の確立に努めてまいります。
林業については、林業従事者の育成確保等を図るため林業担い手対策を推進するほか、豊かな資源を有する山村地域の活性化に向け、定住対策や交流施設整備を総合的に実施する山村21創造事業を促進してまいります。
水産業につきましては、海の持つ生産力を最大限活用していくため、魚礁の設置等、つくり育てる漁業を一層促進してまいります。
第四の施策目標は、快適な暮らしづくりであります。
まず、快適な生活環境の創造とともに紀の川の水質を保全していくために関係市町村と協議しながら進めている紀の川流域下水道伊都処理区について、平成十一年度の一部供用開始を目指して本年度伊都浄化センターの本体工事に着手してまいりたいと考えてございます。また、農村、漁村における集落排水の整備や合併処理浄化槽設置についてもなお一層推進することといたしております。
次に、県民の憩いの場としての公園の整備でありますが、和歌公園を歴史的意義を持つ公園として整備を進めるとともに、根来山国有林を取得し、森林の恵みを享受できる体験型森林公園として整備を図ってまいります。
このほか、和歌山県らしい魅力ある町づくりを推進するため、景観条例制定に向けた調査検討を進めてまいります。
交通安全対策といたしましては、安全で快適な道路交通環境を実現するため交通管制機器の整備を進めるとともに、増加しつつある高齢運転者事故の防止策として、交通安全教育車を導入し、安全教育を実施することとしております。
また観光振興でありますが、世界リゾート博、吉宗ブームのフォローアップ事業として開催する観光フェスタ96和歌山を初めとして、日本の心のふるさととも言える本県の自然、高野・熊野に代表される歴史文化をPRし、誘客を図るさまざまな施策を展開することとしております。
他方、リゾート関連の振興でございます。
紀南地域の活性化を図るため、平成十一年ごろを目途にこの地域で広域展開の大規模イベントを開催するための基本計画を策定するとともに、農山村の豊かさを満喫できる和歌山ふるさとリゾートの推進にも積極的に取り組んでまいります。
このほか、市町村が競い合う場をつくることで地方の創意工夫を育て、住民の皆さんに喜んでもらえる個性の光る町づくりを推進していくため、一市町村一億円を限度とする、輝けわかやま・二十一世紀ふるさとづくり事業を実施いたします。
また、平成十一年に移転予定の県立医科大学の跡地利用につきましては、関西国際空港に近接する国際都市和歌山にふさわしい高度な都市機能を備えた施設の整備を目指し、各方面のご意見を賜りながら基本構想を策定してまいります。
第五の施策目標は、心豊かな人づくりであります。
まず学校教育の充実でありますが、二十一世紀の和歌山県を担う人づくりのため、豊かな心を持ち、たくましく生きる人間を育てる教育をさらに推進してまいりたいと考えてございます。
また、今日、深刻な社会問題となっているいじめ等の問題に対し、効果的な対策を講じるため、保護者や児童生徒の直接相談に応じるカウンセラーを派遣するなど、登校拒否・いじめ防止緊急対策事業を実施することといたしております。
次に、特殊教育の充実につきましては、和歌山市内の肢体不自由及び精神薄弱教育のより一層の充実を図るため、和歌山市北部に県立養護学校を新設することとし、そのための用地測量等を実施してまいります。
また、昨年十月に創設された和歌山大学システム工学部がこの四月から学生の受け入れを開始いたします。新学部の教育研究活動を振興し県勢の活性化に結びつけていくために、産業界、和歌山市等と協力しながら、揺籃期の新学部の活動を支援してまいります。
次に、スポーツの振興として、橋本・伊都地域の新たな地域スポーツの拠点となる多目的体育館の建設に着手するほか、紀三井寺公園の野球場グラウンドの全面改修等を実施することといたしております。
国際交流につきましては、国際化時代にある今、友好提携先の諸国やアジアの国々などとの友好をさらに深め、交流を重ねることにより、大きく世界に開かれ、発展する和歌山県をつくっていきたいと考えております。
特に、アメリカ合衆国フロリダ州及びメキシコ合衆国シナロア州との交流につきましては、次代を担う青少年を中心とした人的交流など積極的に推進するとともに、フランス国ピレネーオリアンタル県で開催されるペルピニアンフェアにも参加してまいります。また、中国山東省との友好提携を記念しスポーツ交流等を行うため、青少年スポーツチームを派遣することといたしております。
次に、文化やスポーツ、各種イベントなど、新しい交流の場づくりとして、平成九年の夏オープンを目標に建設を進めている和歌山県多目的ホールの開館に向け、オープニングイベントの準備を行うこととしております。
以上の施策のほか、より開かれた県政推進のため、県内各地で県民各層との意見交換会を開催し、ご意見を県政に反映させるとともに、県政へのご理解をいただくこととしてございます。
また、平成九年度を計画期間の初年度とする第五次県長期総合計画につきましては、先日、その計画策定を審議会に諮問したところでございますが、二十一世紀の新時代を展望し、今後の地球社会、高度情報化社会といった新しい理念に基づく多様性に富んだ豊かさの実現を目指し、計画策定することといたしております。
現在、国の地方分権推進委員会において地方分権推進のための指針を作成する作業を行っており、本年三月に中間報告、今年中に勧告が出される予定でありまして、平成八年はまさに地方分権が実効性のあるものになるか否かの正念場の年と考えております。従来から委員会の勧告に地方の意見が反映されるよう働きかけを行ってきたところですが、地方からの盛り上がりなくして真の地方分権を実現することはできません。そのため、地方分権の意義、必要性について県民のご理解を得るよう努め、地方分権の推進を県民運動にまで高めたいと考えております。
以上が、予算案の主な内容であります。
この結果、平成八年度一般会計の総額は五千五百四十三億円余となったところであります。あわせてご提案申し上げている特別会計は総額一千百六十五億円余、企業会計は三百八十五億円余となっております。
次に、平成七年度補正予算の主なものについてご説明申し上げます。
まず、一般会計の補正総額は十五億六千三百余万円の減額となりますが、その主な内容としては災害復旧事業費などの減額や県債管理基金への積み立て等であります。また、特別会計では百十七億八千九百余万円の減額となり、企業会計においては百九十三億二千四百余万円の減額となっております。
続きまして、条例案件についてご説明申し上げます。
本議会に提出いたしました条例案件は三十件でありますが、以下、その主なものについてご説明申し上げます。
まず議案第四十三号から第四十七号及び第六十一号、第七十号は、いずれも議員及び特別職等の報酬、給与の改定に伴う関係条例の改正をお願いしたものであり、第四十八号、第六十二号及び第六十七号は、それぞれ知事部局、教育委員会事務局、県立学校等の職員、警察職員の定数、定員を定めるものであります。
議案第四十九号及び第六十八号は職員及び警察職員の特殊勤務手当の額を改定するものであり、第五十号は知事等の退職手当の額の算定方法等を定めるものであり、第五十一号は機構改革に伴う部の再編を行うためのものであります。
議案第五十二号は、小規模な通所型の授産施設での身体障害者等送迎用自動車の自動車税を課税免除するためのものであり、第五十三号は、災害時の救助に必要な費用の支弁の財源を確保するに当たり、これに係る条例の規定の整備を図るものであり、第五十四号は和歌山県母子福祉生業資金の廃止に伴うものであります。
議案第五十五号は、組織改正により商工労働部に企業診断室を新設するため県中小企業総合指導所を廃止するものであり、第五十六号は関係法令の一部改正に伴う規定の整備であり、第五十七号は、産業、経済の情報発信の拠点として和歌山県産業情報センターを新たに設置するためのものであります。
議案第五十八号は、道路法施行令の一部改正に準じ、道路占用料の額を改正するものであり、第五十九号は、新たに供用を開始する和歌山マリーナシティ北側緑地駐車場の使用料の額等について定めるためのものであり、第六十号は、河西緩衝緑地河西公園に新設する庭球場を有料公園施設として指定するものであります。
議案第六十三号及び第六十四号は、それぞれ教職員の管理職手当の支給割合の上限を引き上げるものであり、第六十五号は県立博物館分館の廃止に伴うものであり、第六十六号は近代美術館、博物館の館蔵品が充実し、当初の目的が達成されたことによるものであります。
議案第六十九号及び第七十一号は、それぞれ大新公園地下駐車場が本年十月に使用を開始することに伴う規定の整備であり、第七十二号は、県立高等学校の授業料、入学金等の額の改定等を行うものであります。
次に、その他案件といたしまして、議案第七十三号及び第七十四号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、第七十六号は県営引揚者住宅関係の訴訟の提起についてであり、第七十七号及び第七十八号は工事請負変更契約について、それぞれ議決をお願いするものであります。
また、諸報第一号は、地方自治法第百八十条第一項の規定による知事専決処分報告であります。
最後に、法人の経営状況に関する書類を別途提出いたしております。
以上で、提出議案等に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(橋本 進君) 以上で、知事の説明が終わりました。
○議長(橋本 進君) この際、お諮りいたします。大江康弘君外四人から「住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書案」が、藁科義清君外三人から「住宅金融専門会社問題の早期解決と徹底究明を求める意見書案」が提出されております。
これを本日の日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
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【追加日程 意見書案】
○議長(橋本 進君) まず、大江康弘君外四人提出の「住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書案」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
まず、提出者の趣旨説明を許します。
39番森本明雄君。
〔森本明雄君、登壇〕(拍手)
○森本明雄君 開政クラブ、県民クラブ、日本共産党県議団、進和会、公明県議団を代表いたしまして、「住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書案」の提案理由を申し上げたいと存じます。
今、政府の住専処理に対する取り組み方について、国民大多数の怒りは極に達しつつあるのであります。住専破綻を招いた政治家、大蔵省、母体行、農林系金融機関、住専経営者等々の責任を明確にしないまま六千八百五十億円もの血税投入でごまかそうという政府の安易な態度は、到底認められるものではありません。
このまま透明性や公正さを欠いた政府の住専処理を許してしまえば、我が国の金融システムの信頼性は大きな打撃をこうむることは間違いなく、強く警鐘を鳴らすものであります。
よって、議員各位におかれましては、以上の趣旨を十分お酌み取りくださり、同意見書案にご賛同いただきますようお願い申し上げ、提案理由の趣旨説明といたします。
○議長(橋本 進君) 提出者の趣旨説明が終わりました。
○議長(橋本 進君) これより質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
次に、お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
○議長(橋本 進君) 次に、本案について討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(橋本 進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
○議長(橋本 進君) 次に、藁科義清君外三人提出の「住宅金融専門会社問題の早期解決と徹底究明を求める意見書案」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
まず、提出者の趣旨説明を許します。
5番下川俊樹君。
〔下川俊樹君、登壇〕(拍手)
○下川俊樹君 私は、自由民主党県議団、21社会・創造クラブ、新保守クラブ並びに無所属議員を代表いたしまして、「住宅金融専門会社問題の早期解決と徹底究明を求める意見書案」について趣旨説明を行うものであります。
現在、深刻な事態となっている金融機関の不良債権問題の象徴としての住専問題は、景気の早期回復のためにも緊急に対応する必要がある課題であります。このため、政府は財政資金の支出を含む問題処理策をまとめ、予算と関連法案の早期成立を目指しているところであります。
しかしながら、十分な実態の解明がないままに国民の理解なく財政資金を投入することは許されないことであります。県民の中には、予算案から削除すべきという声すら出ているところであります。
こうした事態にかんがみ、私は、政府において情報の開示と問題の経緯並びに原因を明らかにするとともに、責任の明確化と追及、再発防止策の構築、債権の強力な回収と財政負担の圧縮といった点について全力で対応を行うことが必要であると考えるところであります。
以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出するものであり、これをもちまして、私の趣旨説明とさせていただきます。
○議長(橋本 進君) 提出者の趣旨説明が終わりました。
○議長(橋本 進君) これより質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
次に、お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
○議長(橋本 進君) 次に、本案について討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(橋本 進君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(橋本 進君) 次に、お諮りいたします。明三月一日、三月四日から三月八日まで及び三月十一日を議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、三月一日、三月四日から三月八日まで及び三月十一日を休会とすることに決定いたしました。
次会は三月十二日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(橋本 進君) 本日は、これをもって散会いたします。
午後三時四十二分散会