平成2年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成二年十二月四日(火曜日)
  午前十時開会・開議
 第一 会議録署名議員の指名
 第二 会期決定の件
 第三 補欠選挙当選議員に係る議席の指定
 第四 補欠選挙当選議員に係る常任委員及び特別委員の選任の件
 第五 議案第百十号から議案第百二十号まで(知事説明)
会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 補欠選挙当選議員に係る議席の指定
 四 補欠選挙当選議員に係る常任委員及び特別委員の選任の件
 五 議案第百十号から議案第百二十号まで(知事説明)
 六 休会決定の件
出 席 議 員(四十六人)
 1 番 井 出 益 弘
 2 番 和 田 正 一
 3 番 町 田 亘
 4 番 中 村 利 男
 5 番 山 本 一
 6 番 宗 正 彦
 7 番 岡 本 保
 8 番 鈴 木 俊 男
 9 番 阪 部 菊 雄
 10 番 中 村 裕 一
 11 番 平 越 孝 哉
 12 番 大 江 康 弘
 13 番 中 西 雄 幸
 14 番 橋 本 進
 15 番 古 田 新 蔵
 16 番 浦 武 雄
 17 番 堀 本 隆 男
 18 番 宇治田  栄 蔵
 19 番 下 川 俊 樹
 20 番 石 田 真 敏
 21 番 木 下 秀 男
 22 番 中 村 隆 行
 23 番 藁 科 義 清
 24 番 門 三佐博 
 25 番 尾 崎 要 二
 26 番 那 須 秀 雄
 27 番 木 下 義 夫
 28 番 上野山 親 主
 29 番 北 村 翼
 30 番 尾 崎 吉 弘
 31 番 西 本 長 浩
 32 番 岸 本 光 造
 33 番 松 本 貞 次
 34 番 浜 本 収
 35 番 和 田 正 人
 36 番 浜 口 矩 一
 37 番 山 崎 幹 雄
 39 番 田 中 実三郎  
 40 番 森 利 一
 41 番 村 岡 キミ子  
 42 番 森 本 明 雄
 43 番 中 村 博
 44 番 中 村 千 晴
 45 番 小 林 史 郎
 46 番 渡 辺 勲
 47 番 藤 沢 弘太郎 
欠 席 議 員(なし)
〔備 考〕
 38 番 欠 員
説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良
 副知事 西 口 勇
 出納長 梅 田 善 彦
 知事公室長 市 川 龍 雄
 総務部長 山 中 昭 栄
 企画部長 川 端 秀 和
 民生部長 高 瀬 芳 彦
 保健環境部長 遠 藤 明
 商工労働部長 天 谷 一 郎
 農林水産部長 安 田 重 行
 土木部長 磯 村 幹 夫
 企業局長 吉 井 清 純
 以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
  上 野 寛
 教育長 高 垣 修 三
 以下教育次長
 公安委員会委員長
  西 本 貫 一
 警察本部長 西 村 浩 司
 以下各部長
 人事委員会委員長
  寒 川 定 男
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 宮 本 政 昭
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
  稲 住 義 之
 選挙管理委員会書記長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長 山 本 恒 男
 次 長 倉 本 辰 美
 議事課長 中 西 俊 二
 議事課副課長 松 田 捷 穂
 議事班長 高 瀬 武 治
 議事課主任 松 谷 秋 男
 議事課主事 松 本 浩 典
 総務課長 田 上 貞 夫
 総務課主事 平 田 裕 昭
 総務課主事 永 井 伸 和
 調査課長 阪 上 明 男
 調査課主幹 門 谷 良 三
 調査課調査員 上 野 良 信
 (速記担当者)
 議事課主査 吉 川 欽 二
 議事課速記技師 鎌 田 繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十一時六分開会・開議
○議長(岸本光造君) ただいまから、平成二年十二月定例会を開会いたします。
○議長(岸本光造君) これより本日の会議を開きます。
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○議長(岸本光造君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、16番浦武雄君、18番宇治田栄蔵君、33番松本貞次君の三君を指名いたします。
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○議長(岸本光造君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十二月二十日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から十二月二十日までの十七日間と決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 次に、報告いたします。
 平木繁実君の死去に伴い十一月十八日執行された橋本市選挙区の議員補欠選挙において、北村翼君が当選されました。
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○議長(岸本光造君) 日程第三、補欠選挙当選議員に係る議席の指定を行います。
 その議席番号を職員に朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 北 村 翼 君 29 番
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○議長(岸本光造君) ただいま朗読のとおり議席の指定をいたします。
○議長(岸本光造君) この際、このたび橋本市選挙区における議員補欠選挙において当選されました北村翼君を御紹介いたします。
 29番北村 翼君。
 〔北村 翼君、登壇〕(拍手)
○北村 翼君 ただいま御紹介をいただきました北村翼でございます。
 先般行われました橋本市の県会議員の補欠選挙におきまして、先輩各位の御理解と市民の皆さん方の御厚情により当選をさせていただきまして、心より感謝を申し上げております。
 微力ではございますけれども、県勢浮揚のため、そしてまた県民の福祉のために頑張っていきたいと考えておりますので、先輩の諸先生方の今後の御指導を特にお願い申し上げまして、ごあいさつにかえます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
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○議長(岸本光造君) 次に日程第四、補欠選挙当選議員に係る常任委員及び特別委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 文 教 委 員 会 委 員
 北 村 翼 君
 水資源対策特別委員会委員
 北 村 翼 君
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○議長(岸本光造君) ただいま朗読のとおり、文教委員会委員及び水資源対策特別委員会委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、北村翼君を文教委員会委員及び水資源対策特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 次に、報告いたします。
 十一月十二日に行われました即位の礼に対し、議長名をもちまして賀詞を贈りましたことを御報告いたします。
○議長(岸本光造君) 次に、お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告が、監査委員会から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る九月定例会において採択した請願の処理の経過及び結果の報告がありました。
 なお、人事委員会から、去る十月十七日、職員の給与に関する報告及び勧告がありましたが、写しは既に各議員に送付されておりますので申し添えます。
 以上、報告いたします。
○議長(岸本光造君) 次に、今期定例会に提出されました議案について報告いたします。
 職員に公文を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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   財第141号 
   平成2年12月4日
 和歌山県議会議長 岸 本 光 造 殿
  和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成2年12月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第110号 平成2年度和歌山県一般会計補正予算
 議案第111号 平成2年度和歌山県営港湾施設管理特別会計補正予算
 議案第112号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第113号 和歌山県自然環境保全条例及び和歌山県立自然公園条例の一部を改正する条例
 議案第114号 和歌山県立養護学校設置条例の一部を改正する条例
 議案第115号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
 議案第116号 平成2年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
 議案第117号 訴訟の提起について
 議案第118号 工事請負契約の締結について
 議案第119号 工事請負契約の締結について
 議案第120号 平成元年度和歌山県歳入歳出決算の認定について
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○議長(岸本光造君) 日程第五、ただいま報告いたしました議案第百十号から議案第百二十号までを一括して議題といたします。
 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 本日、十二月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中を御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案についての提案理由を御説明するに先立ち、最近の県政の動きについて御報告申し上げます。
 初めに、去る十一月三十日、四たび本県を直撃いたしました台風二十八号によって被災されました方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。今後は、今回の補正予算で追加をお願いしております災害復旧事業等を含め、本格的な復旧事業や災害の未然防止事業に精力的に取り組んでまいる所存でございますので、関係の皆さん方の御支援、御協力を切にお願い申し上げます。
 まず第二国土軸構想の推進につきましては、去る十月末に和歌山市において、関係十七府県知事と経済八団体の代表者の参加を得て第二国土軸構想推進協議会を設立したところでございます。今後とも西日本における広域経済文化圏の形成を目指し、また近畿のリーディングプロジェクトとして、紀淡海峡トンネルを含めた国土軸の推進に積極的に取り組んでまいる所存でございます。
 次に関西国際空港の開港につきましては、先月十三日に関西国際空港株式会社の竹内社長が来県し、当初の開港目標達成について、非常に厳しいという現況説明及び目標達成の方策について検討している旨の説明があったところでございます。
 関西国際空港の開港のおくれは、県民の利便性や現在推進中の各種プロジェクト等にも関連してまいる問題であります。本県としましては、県議会と十分連携をとりながら、関西国際空港株式会社に対し、工期短縮等に最大限の努力をされるよう、引き続き強く要請してまいる所存でございます。
 また、平成二年十月一日に実施いたしました国勢調査の概数につきましては、本県の総人口は百七万四千三百十八人で、前回の昭和六十年国勢調査に比し、五年間に一万二千八百八十八人減少してございます。なお、人口が減少いたしましたのは、昭和六十年に端を発しました円高の影響等から各企業の合理化が行われたことなどが考えられます。
 しかしながら、昭和六十二年度以降、県経済の成長率はプラスに転じており、県人口は増加をたどる要素は十分あるものと考えており、今後も企業誘致や各種ビッグプロジェクトの実施等、県勢活性化施策を積極的に進めてまいる所存でございます。
 さて、ただいま上程されました諸議案について、その概要を御説明申し上げます。
 まず一般会計の補正予算案でありますが、本県に上陸いたしました台風十九号から二十一号等による災害に対して、災害復旧事業や災害関連事業として七億九千六百余万円の増額補正を行ったほか、県民税利子割の増収に伴う市町村交付金二十二億五千百万円等の追加措置をいたしております。
 なお、特別会計の補正案としては、災害関連の港湾の整備を行うため、県営港湾施設管理会計における二千八百万円の追加措置を講じております。
 次に条例案件についてでありますが、議案第百十二号は、地方公務員災害補償法の一部改正に伴い、補償の額の算定方法を変更する等のため、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正するものであり、議案第百十三号は、自然環境保全法及び自然公園法の一部改正に伴い、許可を要する行為を追加する等により、自然環境の適正な保全を図るため、自然環境保全条例及び県立自然公園条例の一部を改正するものであります。
 議案第百十四号は、県立養護学校を新たに広川町に設置することに伴い関係条例の規定の整備を行うものであり、議案第百十五号は、県立医科大学及び同大学院の授業料、入学金、入学考査手数料並びに県立高等学校の入学考査手数料の額の改定等を行うための条例改正であります。
 その他案件といたしましては、議案第百十六号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第百十七号は県営住宅家賃の滞納者に対する住宅の明け渡し及び滞納家賃の請求並びに損害賠償金の請求についての訴訟を提起するものであります。
 議案第百十八号及び第百十九号は、工事請負契約の締結を行うものであります。
 また議案第百二十号は、平成元年度和歌山県歳入歳出決算の認定を求めるものであります。
 最後に諸報第六号は、職員の公務中における交通事故に伴う損害賠償の額について、地方自治法第百八十条第一項の規定による知事専決処分の報告であります。
 以上で、提出議案に対する私の説明を終わります。何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岸本光造君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 御参考までに、ただいまの知事説明要旨を配付いたします。
 〔「知事説明要旨」配付〕
○議長(岸本光造君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
○議長(岸本光造君) 次に、この際、永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
 午前十一時二十一分休憩
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 表 彰 状 伝 達 式
○事務局長(山本恒男君) ただいまから、永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状伝達式を行います。
 議員在職二十年以上で表彰を受けられました鈴木俊男殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 鈴 木 俊 男 殿
あなたは和歌山県議会議員として在職二十年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
 平成二年十月三十日
  全国都道府県議会議長会
 〔議長から鈴木俊男君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、藁科義清殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 藁 科 義 清 殿
 以下同文
 〔議長から藁科義清君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、田中実三郎殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 田 中 実 三 郎 殿
 以下同文
 〔議長から田中実三郎君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、森 利一殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 森 利 一 殿
 以下同文
 〔議長から森利一君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、渡辺 勲殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 渡 辺 勲 殿
 以下同文
 〔議長から渡辺勲君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 次に、議員在職十五年以上で表彰を受けられました山崎幹雄殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 山 崎 幹 雄 殿
あなたは和歌山県議会議員として在職十五年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
 平成二年十月三十日
  全国都道府県議会議長会
 〔議長から山崎幹雄君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、小林史郎殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 小 林 史 郎 殿
 以下同文
 〔議長から小林史郎君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、門 三佐博殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 門 三 佐 博 殿
 以下同文
 〔議長から門三佐博君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 同じく、西本長浩殿。
○議長(岸本光造君)
 表 彰 状
 西 本 長 浩 殿
 以下同文
 〔議長から西本長浩君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本恒男君) 次に、同じく議員在職十五年以上の表彰を受けられました岸本議長に対しましては、橋本副議長から表彰状の伝達をしていただきます。
 〔議長退席、副議長着席〕
○副議長(橋本 進君) 
 表 彰 状
 岸 本 光 造 殿
 以下同文
 〔副議長から岸本光造君に表彰状を伝達〕(拍手)
 〔副議長退席、議長着席〕
○事務局長(山本恒男君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 それでは、次に知事の御祝辞をお願いいたします。
 〔仮谷志良君、登壇〕(拍手)
○知事(仮谷志良君) このたび永年勤続表彰の栄に輝かれました十名の議員の皆さんに、心からお祝いを申し上げます。
 二十年勤続の表彰を受けられました鈴木俊男議員、藁科義清議員、田中実三郎議員、森利一議員、渡辺勲議員、また十五年勤続の表彰を受けられた山崎幹雄議員、小林史郎議員、門三佐博議員、西本長浩議員、岸本光造議員には、まことにおめでとうございます。
 皆さんは、政治的な立場こそ異なることはあっても、長い間、地方自治わけても和歌山県勢発展のために多大の貢献をされました。このたびの受賞は、長年にわたる議員活動の功績に対して贈られたものでございます。
 今日の和歌山県の発展の原動力となられた方々ばかりであり、県民を代表して心からお祝い申し上げますとともに、皆さんを支援してこられた方々のお喜びもさぞかしと存じ、心からお祝いを申し上げる次第でございます。ふるさとの発展のために議会の皆さんとともに取り組んでおります私としましても、喜びひとしおのものがございます。
 現代社会は時代の移り変わりのテンポが非常に激しいわけでございます。人々の価値観も常に変化をしております。そうした中で住民の多様なニーズに十分にこたえながら議員活動を続けていただくことは、並み大抵のことではございません。しかも、政治家には四年に一度の厳しい試練があるわけでございます。そうした試練に打ちかって県勢のために御努力いただくことは非常にすばらしいことであり、またこのことは、人格、識見、手腕、行動力がいかにすぐれていらっしゃるかということの証左でもあると存じます。
 今、国政におきましても、安全保障に係る国際協力問題や土地税制を初め大きな問題を抱えておりますが、経済の発展とともに我が国の占める地位も非常に重要なものとなっております。本県においても、関西国際空港の開港という大きなインパクトを生かして、我が国において、また世界において大きな存在となり得る非常に重要な時期を迎えております。
 どうか、皆さん方におかれましては、健康に御留意をいただき、和歌山県勢の今後の発展のために格段の御尽力を賜りますようお願い申し上げて、お祝いの言葉とさせていただきます。
 どうもおめでとうございました。
○事務局長(山本恒男君) 次に、被表彰議員を代表されまして藁科義清殿からごあいさつがございます。
 〔藁科義清君、登壇〕(拍手)
○藁科義清君 まことに僣越ではございますが、今回表彰の栄に浴しました十名の皆さんのうちで私が最年長とのことでございますので、お許しを賜りまして、代表して一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、仮谷知事さんから身に余るお祝いのお言葉をちょうだいいたしまして、厚くお礼を申し上げます。
 顧みまして、今日まで十五年、または二十年と本議会議員として務め得ましたことは、一に選挙民の皆さん方、県民の皆さん方の心温まるお支え、同時にまた先輩・同僚議員、そして知事を初め当局の皆さん方の御指導、御鞭撻のおかげでございまして、関係の皆さん方に深く感謝申し上げる次第でございます。
 この上は、私ども心を新たにいたし、研さんこれに努めるとともに、県勢発展のため一層の精進をいたす覚悟でございます。皆さん方におかれましては、今後とも変わらざる御支援と御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ、お礼のごあいさつとさせていただきます。
 どうもありがとうございました。
○事務局長(山本恒男君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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 午前十一時三十七分再開
○議長(岸本光造君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(岸本光造君) この際、新任者を御紹介申し上げます。
 十月十五日、教育委員会委員に任命されました中西玉子君を御紹介申し上げます。
 教育委員会委員中西玉子君。
 〔中西玉子君、登壇〕(拍手)
○教育委員会委員(中西玉子君) 去る九月県議会において皆様方の温かい御同意をいただきまして、十月十五日付で県教育委員を拝命いたしました中西玉子でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
 教育は、皆さんも御承知のとおり、本当に県民皆さんの期待するものでございます。私は、この重責を拝命させていただきまして、しみじみと責任の重さを痛感いたしております。
 皆様の御賛同をいただきまして、また御指導をいただきながら、微力ではございますが、和歌山県教育に一生懸命尽くしていきたいと存じますので、どうか今後とも皆様の温かい御鞭撻、御指導をよろしくお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。
 どうもありがとうございました。
○議長(岸本光造君) 次に、お諮りいたします。
 明五日から七日まで及び十日を議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、十二月五日から七日まで及び十二月十日を休会とすることに決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 次会は十二月十一日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(岸本光造君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午前十一時四十分散会

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