平成元年6月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(全文)
県議会の活動
平成元年 和歌山県議会六月定例会会議録 第 六 号
七月 三日 (月曜日) 午前 十時 五分 開議
午後 四時三十一分 散会
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議 事 日 程 第六号
平成元年七月三日(月曜日)
午前十時開議
第一 議案第八十六号から議案第九十九号まで及び報第三号から報第九号まで並びに請願十七件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第二 各常任委員会閉会中継続審査の件
第三 各特別委員会中間報告
第四 各特別委員会閉会中継続審査の件
第五 常任委員選任の件
第六 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
第七 意見書・決議案
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本日の会議に付した事件
第一 議案第百号
第二 決議案
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出 席 議 員(四十五名)
1 番 井 出 益 弘 君
2 番 和 田 正 一 君
3 番 町 田 亘 君
4 番 中 村 利 男 君
5 番 山 本 一 君
6 番 宗 正 彦 君
7 番 岡 本 保 君
8 番 鈴 木 俊 男 君
9 番 阪 部 菊 雄 君
10 番 部 矢 忠 雄 君
11 番 平 越 孝 哉 君
12 番 大 江 康 弘 君
13 番 中 西 雄 幸 君
14 番 橋 本 進 君
15 番 古 田 新 蔵 君
16 番 浦 武 雄 君
17 番 堀 本 隆 男 君
18 番 宇治田 栄 蔵 君
19 番 下 川 俊 樹 君
20 番 石 田 真 敏 君
21 番 木 下 秀 男 君
22 番 中 村 隆 行 君
23 番 藁 科 義 清 君
24 番 門 三佐博 君
25 番 尾 崎 要 二 君
26 番 那 須 秀 雄 君
27 番 木 下 義 夫 君
28 番 上野山 親 主 君
30 番 尾 崎 吉 弘 君
31 番 西 本 長 浩 君
32 番 岸 本 光 造 君
33 番 松 本 貞 次 君
34 番 浜 本 収 君
35 番 和 田 正 人 君
36 番 浜 口 矩 一 君
37 番 山 崎 幹 雄 君
38 番 貴 志 八 郎 君
40 番 森 利 一 君
41 番 村 岡 キミ子 君
42 番 森 本 明 雄 君
43 番 中 村 博 君
44 番 中 村 千 晴 君
45 番 小 林 史 郎 君
46 番 渡 辺 勲 君
47 番 藤 沢 弘太郎 君
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欠 席 議 員(二名)
29 番 平 木 繁 実 君
39 番 田 中 実三郎 君
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説明のため出席した者
知 事 仮 谷 志 良 君
副知事 西 口 勇 君
出納長 梅 田 善 彦 君
知事公室長 市 川 龍 雄 君
総務部長 斉 藤 恒 孝 君
企画部長 川 端 秀 和 君
民生部長 高 瀬 芳 彦 君
保健環境部長 尾 嵜 新 平 君
商工労働部長 天 谷 一 郎 君
農林水産部長 安 田 重 行 君
土木部長 松 永 安 生 君
企業局長 吉 井 清 純 君
以下各部次長・財政課長
教育委員会委員長
上 野 寛 君
以下教育次長
公安委員会委員長
築 野 政 次 君
警察本部長 井 野 忠 彦 君
以下各部長
人事委員会委員長
寒 川 定 男 君
人事委員会事務局長
代表監査委員 宮 本 政 昭 君
監査委員事務局長
選挙管理委員会委員長
稲 住 義 之 君
選挙管理委員会書記長
地方労働委員会事務局長
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 山 本 恒 男
次 長 倉 本 辰 美
議事課長 栗 本 貞 信
議事課副課長 中 西 俊 二
議事班長 高 瀬 武 治
議事課主任 松 谷 秋 男
議事課主事 石 井 卓
総務課長 神 谷 雅 巳
調査課長 阪 上 明 男
(速記担当者)
議事課主査 吉 川 欽 二
議事課速記技師 鎌 田 繁
議事課速記技師 中 尾 祐 一
議事課速記技師 保 田 良 春
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午前十時五分開議
○議長(西本長浩君) これより本日の会議を開きます。
○議長(西本長浩君) この際、暫時休憩いたします。
午前十時六分休憩
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午後四時二十二分再開
○議長(西本長浩君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(西本長浩君) この際、報告いたします。
知事から議案の追加提出がありました。
職員に公文を朗読させます。
〔職員朗読〕
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財 第 54 号
平成元年7月3日
和歌山県議会議長 西 本 長 浩 殿
和歌山県知事 仮 谷 志 良
和歌山県議会平成元年6月定例会追加議案の提出について
地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
記
議案第 100号 和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについて
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○議長(西本長浩君) お諮りいたします。ただいま報告いたしました議案第百号を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
議案第百号を議題といたします。
議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
知事仮谷志良君。
〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) ただいま上程されました議案につきまして、御説明申し上げます。
議案第百号は、県人事委員会の委員宮崎静治君が本年七月十四日をもって任期満了となりますので、引き続き同君をこれが委員に任命いたしたく同意をお願いするものであります。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 以上で、知事の説明が終わりました。
次に、お諮りいたします。この際、日程の順序を変更し、日程第七、意見書・決議案を先議いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
日程第七を先議いたします。
和議第二十一号「議員の政治姿勢と虚礼廃止に関する決議案」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
まず、提出者の趣旨説明を許します。
8番鈴木俊男君。
〔鈴木俊男君、登壇〕(拍手)
○鈴木俊男君 お許しをいただきまして、私から「議員の政治姿勢と虚礼廃止に関する決議案」を提案するに際し、その趣旨を説明いたします。
我が国は、国際情勢、社会・経済情勢など、激しく変動する中にあって、二十一世紀に向かって平和と繁栄への道を着実に歩んでまいりましたが、昨今のリクルート疑惑や政治活動資金等をめぐり、政治倫理に係る問題が発生し、政治に対する国民の不信はかつてないほど増大し、我が国の議会制民主主義にとって極めて深刻な事態となっており、まことに憂慮にたえないところであります。
国民の信頼を回復するため、襟を正し、国民の納得が得られる政治倫理の確立が望まれるわけであります。我が和歌山県議会においても、このような状況を厳粛に受けとめなければならないと存じます。県民の厳粛なる信託により県民の代表として県政に携わる我々議員は、公正・誠実・清廉を基本とし、厳しい倫理意識に徹しなければならないことは当然であります。
本県議会は、従来から虚礼の廃止に努めてまいりましたが、現状を踏まえ、さらにその実効を高めるため、公職選挙法と政治資金規正法を厳正に遵守するとともに、みずからを厳しく律しつつ、寄附、虚礼等を廃した清潔な議員活動を実践することが必要であります。このため、この決議案には、「議員の規範」と「六項目の遵守すべき事項」、それに「違反者に対する措置」を盛り込みました。また、これから議員になろうとする者に対しても、この内容を遵守するよう求めています。
この決議を実践するためには、県、市町村の行政はもちろん、自治会や各種団体など、県民の皆さんの理解と協力が不可欠であります。県は、この際、広く県内外に本趣旨の徹底を図るよう、県の関係機関を通じ積極的な啓発活動を行い、各方面の協力を求めることを要請するものであります。
そうした願いを込め、ここに議員の政治姿勢と虚礼廃止に関する決議をしようとするものでありますので、何とぞ、趣旨御理解の上、御賛同いただきたくお願いを申し上げる次第でございます。
ありがとうございました。
○議長(西本長浩君) 提出者の趣旨説明が終わりました。
本案に対する質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(西本長浩君) 次に、お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託等を省略し、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
これより、採決に入ります。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(西本長浩君) この際、申し上げます。
ただいま可決されました決議に基づき、政治姿勢と虚礼廃止に関する審査委員会を設置し、その委員は議会運営委員会委員をもってこれに充てることといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(西本長浩君) 都合により、自余の日程は明日に譲り、本日はこれをもって散会いたします。
午後四時三十一分散会