平成28年12月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(前芝雅嗣議員の質疑及び一般質問)


平成28年12月 和歌山県議会定例会会議録

第5号(前芝雅嗣議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 5番前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕(拍手)
○前芝雅嗣君 皆さん、こんにちは。今議会も、一般質問、私で最終でございます。こうして皆様を見ますと大変お疲れのようでございますけれど、ぜひ最後まで御清聴のほどよろしくお願いをしたいと思います。
 また、最近、年のせいか、子供から滑舌が悪くて言葉がわかりにくいと、そのように言われておりますが、お聞き苦しい点もどうか年のせいと御容赦のほどお願いいたしまして、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 まず、レイディ・ワシントン号についてでございます。
 その質問の前に、一言。
 昨年、私の地元串本町では、エルトゥールル号の遭難事故から125周年を迎え、日本とトルコとの友好の礎となったエルトゥールル号の殉難将士を追悼するとともに、これからも続いていく両国の友好を願って、日本トルコ友好125周年記念式典が、彬子女王殿下御臨席のもとに開催をされました。私も知事とともに出席をさせていただきました。
 また、昨年末からことしにかけて、この遭難事件を題材とした映画「海難1890」が全国公開され、大ヒットを記録することなど、これまで全国的には余り有名であるとは言いがたかった串本町とトルコの友好の歴史を、県内外に大きくアピールすることができました。
 昨年6月にリニューアルオープンしたトルコ記念館も、前年度の2倍近い入館者数を記録いたしました。紀勢自動車道のすさみ南インターチェンジまでの延伸効果はもちろんでありますが、長年にわたるこれまでの串本町とトルコとの地道な交流活動の成果であり、大変うれしく思いますとともに、御支援をいただいた議員の皆さん、また知事を筆頭に積極的にPR活動をしていただいた県の皆様方のおかけであります。少し遅目で申しわけございませんが、心より感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 それでは、1番目の質問に入らせていただきます。
 さて、皆さん、串本町には、今申し上げましたトルコ記念館のほかに、もう1つの記念館があるのを御存じでしょうか。日米修交記念館といい、トルコ記念館と同じく串本町の樫野地区に建てられております。地元の人たちは、トルコ記念館を「トルコ館」、日米修交記念館は「アメリカ館」と親しみを込めて呼んでおります。
 では、なぜアメリカ館がこの地に建てられたのか。今から225年前の1791年、アメリカのレイディ・ワシントン号とグレース号の2隻の木造船が、中国からの帰路、串本町大島沖に来航しました。これは、私たちも学校の歴史の授業で初めての日本来航だと習ったペリー提督の浦賀来航、いわゆる黒船来航よりも62年も前の出来事でありました。その記録が日本の幾つかの古文書に残されており、それをもとに1975年、寄港した浜の近くに町立の施設として建設をされました。
 しかしながら、アメリカ側の記録はこれまで見つかっておらず、両船とも地元住民との交渉を行ったのみで徳川幕府と交渉することもなく日本を離れたため、幕府と交渉し開国を迫ったペリー来航のほうがより重要な出来事であるとの認識や、さらには教科書にも掲載されていることもあり、レイディ・ワシントン号の来航は残念ながらほとんど知られていないのが現状でありました。
 そのような状況のもと、来航225周年を迎えたことし、アメリカでの資料発掘を目指し串本町が調査を行った結果、マサチューセッツ州においてグレース号の乗組員が記した当時の航海日誌が見つかりました。そこには、初めのうちはお互い警戒しながら数日間を過ごしたが、徐々に親しみも湧いてきて、やがて贈り物の交換や祝いのうたげも催されるなど、来航から出帆までわずか10日ほどの短い滞在ではありましたが、初めての日米交流が確かに記されておりました。
 串本町民が何世代にもわたって大切に語り継いできた日米交流の歴史が裏づけられたこともあり、11月には串本町で225周年の記念式典が開催され、ペリー提督の子孫であるマシュー・C・ペリー氏や、大阪・神戸総領事のアレン・グリーンバーグ氏の挨拶など、また、駐日米国大使からビデオメッセージもいただきました。
 知事もこのレイディ・ワシントン号について、もちろん以前から御存じのこととは思いますが、今回、アメリカ側でこの史実を裏づける航海日誌が見つかったことについて、ぜひ御感想をお聞かせください。
○議長(浅井修一郎君) ただいまの前芝雅嗣君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) レイディ・ワシントン号及びケンドリックさんのお話につきましては、数年前、佐山和夫さんという田辺市在住の作家兼郷土史家、その方が本を書いたんでぜひ読んでくれといって送ってきてくださいました。その本の名前は、「わが名はケンドリック」という本でありまして、大変おもしろい本でありました。実はそれまで、私はこの話、知らなかったんですけど、おお、そういうことかといって、それ以来、大変意識をしているところでございます。
 本件は、ペリーの黒船来航より62年早い1791年、米国商船のレイディ・ワシントン号が串本町の大島に来航した史実を、議員御指摘でございますが、これを裏づける航海日誌が本年4月、アメリカで発見されたそうでございます。
 この史実から、住民とのほのぼのとした交流に加えまして、当時、鎖国政策をとっていた日本の外では、既にレイディ・ワシントン号が北西航路を開拓してアメリカと中国が貿易を行っておったというようなことがうかがわれるなど、地球規模でいろいろ物事を考えていくというと、大変興味のあることがそこから出てくると思います。
 和歌山の子供たち、あるいは日本の子供たちがこのような新たな歴史に触れることで、定説をうのみにしないで、自分自身で物事を深く考えることの大切さに気づかされる意義深い資料であると考えております。
 本年11月1日に開催された記念式典には、地域住民や地元の高校生など多くの方々が参加したと聞いております。また、ケネディ駐日米国大使からはビデオメッセージが届くとともに、地元の高校生がインターネット電話でマサチューセッツ州の高校生と意見交換するなど、地域の方々がアメリカとの国際交流に触れるよい機会であったというふうに思っております。
 今後も、レイディ・ワシントン号の史実を活用し、青少年交流を初めとする地域間の国際交流を活性化していくことは意義あることだと考えておりますので、そのように頑張っていきたいと思います。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 御答弁をいただきました。この話は、日本でアメリカの初めての第一歩だということの史実が裏づけられたようで、非常に大きなことだと思うんですよね。
 ただ、今答弁いただきましたように、国際交流、そういうのも大切ですし、子供たちに教えていくことも非常に大切ですけれど、せっかくのこういった初めての交流の機会を捉えて、多くの日本の子供たちだけじゃなしに、日本の多くの国民に知っていただきたいと。そうすることによって、エルトゥールル号の話には歴史にストーリーがあって非常に売り込みやすいとこもありますけれど、売り込みにくい話ではありますが、やはりそれを利用して観光であったりに何とか結びつけていっていただきたいなと。教育旅行にとっては非常にいい題材でもありますし、いろんな面でまだ活用できることもあろうかと思いますので、ぜひ知事を筆頭に、またよろしくお願いを申し上げときます。
 続いて、副読本による子供たちへの啓発についてお尋ねをいたします。
 教育委員会では、平成22年3月に副読本として「わかやま何でも帳」を作成されており、県内全ての学校に配布され、総合学習や社会の時間などで活用されているところです。レイディ・ワシントン号の来航につきましても、異国船の来航として掲載をされております。
 先ほども申し上げたとおり、アメリカで航海日誌が発見され、確かな史実としての裏づけも得られた中、県下の子供たちにも積極的に教えていただきたいと考えますが、副読本を活用した取り組みについて、教育長にお伺いをいたします。
○議長(浅井修一郎君) 教育長宮下和己君。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) 和歌山県には、レイディ・ワシントン号が来航した史実を初めとして、後世に伝えるべき歴史的にすばらしい財産や史実が数多くございます。
 県教育委員会では、児童生徒がふるさと和歌山への興味関心を高め、一人一人が積極的にふるさと学習に取り組めるよう、ふるさと教育副読本「わかやま何でも帳」を作成しており、この副読本の中に、串本町樫野にレイディ・ワシントン号が来航し、当時の村人たちとの交流があったことについて、記念碑の写真とともに掲載してございます。また、この史実の資料の大半は、同町樫野にある日米修交記念館におさめられてございます。
 今後も、副読本「わかやま何でも帳」や日米修交記念館を初めとするさまざまな施設を活用しながら、ふるさと和歌山に自信と誇りが持てる教育を充実してまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 御答弁ありがとうございました。ぜひしっかりと教えていただきたいと思います。
 続きまして、南紀熊野ジオパークについてお尋ねをいたします。
 南紀熊野ジオパークセンターについてお伺いをいたします。
 串本町には、ラムサール条約に登録されている串本沿岸海域、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」、日本遺産「鯨とともに生きる」、そして2年前に日本ジオパークに認定された南紀熊野ジオパークなど、すばらしい自然や文化がたくさんあります。
 中でも南紀熊野ジオパークですが、拠点施設となる南紀熊野ジオパークセンターが串本町潮岬に建設されるということで、串本町民を初め、エリア内の皆さんも非常に期待をしているところでございます。この南紀熊野ジオパークセンターについてどのような施設を考えているのか、環境生活部長にお伺いをいたします。
○議長(浅井修一郎君) 環境生活部長日吉康文君。
  〔日吉康文君、登壇〕
○環境生活部長(日吉康文君) 南紀熊野ジオパークセンターですが、「大地と人の暮らしのかかわりを実感して楽しむ」というジオパークの視点から、地域の魅力を広く発信する拠点施設と考えております。
 そのため、ジオパークに関する展示、解説や体験メニューはもちろんのこと、エリア内の観光やイベントなど地域のさまざまな情報も充実させ、観光客、地元、学校など幅広い分野の方々に利用してもらえる、施設自体が観光資源と言えるようなものにしていきたいと考えております。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 御答弁ありがとうございました。私たちもジオパークで視察なんかに行きましても、なかなかやはり観光というのは難しいというような視察になりまして、よくて教育旅行、小中学生とかの限定されてくるようなこともよくお聞きしましたが、今度は観光にもちゃんと貢献していただけるようなすばらしい施設をつくっていただけるというんで、もう皆さん期待してると思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 続きまして、ジオサイトの周辺整備についてよろしくお願いをいたします。
 ジオサイトには、串本町の橋杭岩や古座川町の一枚岩など昔から観光地として整備されている場所だけではなく、今まで人が訪れていないようなところも選定をされております。そのため、どのように行けばいいのかわかりにくいという話もよく聞きます。
 そこで、ジオサイトへ誘導する標識の設置や駐車場からジオサイトまでの歩道などの整備についてどのようにお考えなのか、環境生活部長にお伺いをいたします。
○議長(浅井修一郎君) 環境生活部長。
  〔日吉康文君、登壇〕
○環境生活部長(日吉康文君) 大地の成り立ちや、この地域特有の自然、文化、歴史を象徴する場所をジオサイトとして選定しておりますが、この中には議員御指摘のとおり、誘導標識の整備がされていないものや、ガイドの同行なしではたどり着くことが難しいものなどがあります。そのため、これまでも解説板や案内板などの整備を進めてきたところですが、来訪者の利便性を向上させるため、誘導標識についても市町村や関係機関と協力して順次整備を進めてまいります。
 また、ジオサイトまでの歩道などの整備につきましては、来訪者が安全かつ快適にジオサイトを訪れることができるよう、土地所有者、地元市町村や関係機関などと協力しながら取り組んでまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 やはりジオサイトも発表されて、皆さん有名になって、いろいろ行きたい、行きたい、行ってもわかりにくいと言っていますので、ぜひスピードが大切だと思いますので、なるべく急いでやっていただきたいなと思います。
 ちょっと余談になりますが、ジオサイト、私たちの同級生に絵の上手な人がおりまして、そこがジオサイト専門に絵はがきをつくっておりまして、同級生でお金を出し合って、今、串本のほうでも和歌山県のジオサイトを売らせていただいております。大変好評で売れておりまして、ことし皆に10%の配当がございました。ぜひもっと宣伝していただけるように、またよろしくお願いいたします。
 それでは、続きまして、指定管理者制度についてお伺いをいたします。
 指定管理者制度は、平成15年の自治法の一部改正により、それまで地方自治体か地方自治体の出資法人等への委託に限定されていた公共施設の管理を、株式会社やNPO法人等の民間事業者にも担えることができるようにした制度であります。民間事業者のノウハウを活用することにより、より効率的で効果的な管理運営を行い、住民サービスのさらなる向上と行政コストの縮減を図ることが目的であります。
 その選定方法は、指定管理者制度に関する和歌山県指針によりますと原則公募により決定するものとしており、本県におきましても28年4月現在、制度を導入している37の施設のうち27施設が公募により選定をされております。その指定期間は、一部を省いたほとんどの施設で3年となっています。
 私は、平成26年2月の定例会の予算特別委員会におきまして、串本町にある潮岬青少年の家を例に、指定管理者の公募について質問をさせていただきました。その内容について簡単に申しますと、指定管理期間については3年にこだわらず、その施設に応じた弾力的な運用ができないかについての質疑の後、指定期間中の総合評価がすぐれている管理者については、際限のない公共サービスの競争原理を働かせる必要はなく、公募によらず、引き続き管理運営協定を結ぶことができるのではないかとただしたものでありました。
 この質問に対し、当時の市川総務部長からは、「住民ニーズの変化への対応をどのように確保するか、どのような目標を設定し、その評価をどのように行うか、更新決定の透明性をどのように確保するのか、対象施設はどのようなものがふさわしいのかなど、具体的な制度設計においてさまざまな課題が考えられるところであり、県として、指定管理者制度の趣旨を踏まえ、そうした課題への対応策などについて研究してまいりたい」との答弁をいただきました。
 それから3年近く経過しましたが、少なくとも私のところには研究結果は聞こえてきておりません。約3年間、各施設の指定期間と同じだけ研究する期間があったと思うわけですから、すばらしい研究成果をお聞かせ願えるものと思っておりますので、総務部長、御答弁をお願いいたします。
○議長(浅井修一郎君) 総務部長浦上哲朗君。
  〔浦上哲朗君、登壇〕
○総務部長(浦上哲朗君) 指定管理者について、指定期間中の評価が高い場合に非公募による再指定を行う制度につきましては、予算特別委員会での議員の御質問を受けまして、検討を進めてまいりました。
 非公募による再指定制度を現に実施している自治体は全国に1団体でございまして、この自治体に対してヒアリング調査を実施いたしました。その結果、適用を受けた指定管理者にとっては、より計画的な施設の管理運営に取り組める点で一定のメリットがあるとのことではございましたが、一方で、指定管理施設の抜本的なサービス提供のあり方を見直す機会が長期間にわたって失われること、指定管理者が改善するインセンティブが弱くなること、非公募による再指定制を採用するか、それとも公募制を採用するかの判断基準を明確に定めることが困難であることなど、多くの課題が認められたところでございます。
 また、ヒアリング調査後も新たに非公募による再指定制を導入している自治体は確認されておりません。
 このような状況に鑑みまして、引き続き現行のとおり、県民ニーズの変化に的確に対応できるよう指定期間を原則3年とし、指定期間終了後に公募を行うこととすることが適切であると判断しているところでございます。
 他方、予算特別委員会での議員の御指摘のとおり、指定管理者が自主事業の運営等を通して地域の実態に即したきめ細やかな取り組みをすること、これは指定管理施設の効用を最大限に発揮させる観点から重要であるというふうに考えておりまして、今後とも指定管理者の選定に当たっては、魅力的な自主事業の運営など施設の効用を最大限発揮させる取り組みを実現できるかという点についてもしっかり審査して、最適な指定管理者を選定してまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 当初と何も変わってないなと。1つ、総務部長のほう、制度をつくってるほうですから、制度の話ばかりして、その制度を守るためのような答弁のように思うんです。
 私は、指定管理者制度自体をだめだと言ってるんではなしに、指定管理者制度のその中にも、運用の仕方によっては違うのがあるんじゃないかと、その中の1つが青少年の家のような施設じゃないかなと思ってるんです。
 今の答弁の中に、3年間の公募する中で、次の住民のよりよいサービスをするために公募をします、もっといい施設にするためにします、そう言ってるけど、その中で潮岬の青少年の家のようなところは、定年を迎えた人、もう年金をもらってるような人たちが働いてるというんじゃなしに、やはり若い子たちも置かなくてはいけないような、そういう施設です。
 そういった中で、その人たちが公募のときに次に選ばれないとすると、失業するわけです。NPOの人たちがその失業した人たちの仕事を、ちゃんとまた後、就職先に再就職できるか。なかなか難しい。住民へのサービスを考えて、働く人たちのことに一言も触れないし、一言もそういうことを言わない。住民に対するよりよいサービスをするために公募をするんです、そんな制度、果たしていいでしょうかね。
 そして、私はそれを、一度選べばそのまま続ければええと言うんじゃないです。所管がありまして、環境生活部でおのおのの青少年の家の評価というのはちゃんと出しております。3つある青少年の家、全部「優」です。県はそのすばらしい──最高とは言ってないですけど、すばらしい、皆いいですよ、立派ですよという評価、3施設ともいただいております。きちっと管理も県がしてるわけですから、よりよい住民サービスは県からも今やってる施設に、今こんなニーズがあります、こういうこともやってくださいということを、わざわざ住民に競争させなくても指導していけばいいわけですから。一生懸命働いて「優」をもらっている、そんな働いている人が報われない制度って、知事、どのように思いますか。御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(浅井修一郎君) 知事。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 指定管理者制度において大事なことは、指定管理者が工夫を凝らして積極的に自主事業等を展開して、指定管理施設の効用を最大限に発揮させることであるということになっております。
 それで、その選定に当たっては、経費面で安いということもあるんですけれども、サービス面も含めた総合評価によって行っておって、仮に現在ある事業者が非常にいいサービスをやっとるということであれば、それは次の選定に同じ人が出てきたときにかなり高く評価が加わるというような構造にもなってると思います。(「インセンティブね」と呼ぶ者あり)はい、そのとおりであります。
 実は、前芝議員の御指摘の潮岬の青少年の家の指定管理者については、実は企業が1回退散した後、非常に立派な方々が組織をつくってやっていただいてるという意味において、前芝議員がおっしゃっていることは物すごく心にしみるものなんでございます。
 ところが、それを仮に一般的にいたしますと、企業だって、一応営利企業だって従業員は雇わないといけないし、それが物すごく多数同じような仕事をしていないとすれば、ひょっとしたら解雇をしなきゃいけないというようなことにもなります。したがって、これを全面的に採用するというのは、なかなか難しいんじゃないかというような感じもあるんです。
 もう1つの問題点としては、誰に指定管理をやっていただくかということだけじゃなくて、この指定管理制度というのは何年間に一回、そもそも自分自身を見直しなさいという問題があって、それでこういう方向で管理をしたいんですがといってこちらで発注書を出すわけですね。そのプロセスの中で、自己反省のプロセスも入ってるんですね。
 したがって、ずっとそのままですよといったら、それは契約ですから、急にその契約の外側からこうやれなんていうのはそれは邪道であって──ある程度聞いてくれると思いますけども──したがって、その反省をして新しい住民サービスをこんなふうにやっていくんだということを明らかにして、それで改めて一番いい人を選ぶというのはしようがないんじゃないかなと、あるいは相対的に一番いいんじゃないかというふうに思うんでございます。
 本県の場合について言えば、絶対にいい人がやっていると思いますので、選定委員は私ではございませんけども、次の機会にもそういうことは大いに評価されるというふうに思っております。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 気持ちはわかるという御答弁だったように思うんですけど、確かに難しい問題であると思うんですよ。でも、方法としては、今3年でやってますけど、こういうところはせめて5年にしましょうかとかですね。3年となると、次の目標とかいろんなことを決めるにしても、長期目標を立てるにしたって、やはり立てた途端に終わるような感じで、次の目標を立てるのは大変だと思います。
 そして、県がやはりきちっと審査してるんですよね。その間の期間の審査をきちっとしてます。そしてどの企業でも、自分たちが努力しなければ倒産の憂き目に遭って、失業しても構わないですよ。それは当然ですから、失業だってみんな納得しますよ。
 でも、一生懸命、若い子たちも頑張り、みんな力を合わせて県の評価も「優」をいただいたと。その次の公募になって、例えば一番最初の杵屋さんのようなとこが来て、プレゼンの上手な人が来たら、知事は公募の選定委員じゃないですからあれですけど、そらやはりプレゼンも上手ですし、かないません。
 現に、一番最初の、今、潮岬青少年の家の人たちは杵屋さんに負けました。そしたら一生懸命頑張って、皆さん頑張って、ああ、よかった、県にも褒めていただいた。それで頑張ったのに、プレゼンの上手な一流さんが来たら、ぱっと首です。これはやはり、いかんともしがたい制度だと思うんですよね。どのように説明して、何て声をかけるのか。「頑張れ、頑張れ」と言ってもだめですよ。インセンティブがあるような言い方は少し小さ目で知事からありましたけど、実績があってでも、やはり新しいことを言わなくてはいけない。
 ただ、実績、今まで経験したから多少プレゼンは上手になるかもわからないですけど、でもやはりそれ以上にプレゼンがただうまいだけの人が来れば負けるんですよ。実際に今の青少年の家は負けて、それで結果、杵屋さんはよかったかといったら、だめで撤退してしまいました。最初のお金のあれを持って、持ち逃げみたいなもんですよ、もう極端なことを言えば。そんな結果で、選定委員ですらそのぐらい間違ってるんですから、そこに選定はきちっとしますと言われても、どうも僕としては響いてこないですし、納得できないとこがあります。
 ぜひ、何かしらやはり一生懸命働いている人たちが報われる、何か実を与えられる、後の就職先を何とかしてあげられる、そういう制度を何とかいま一度、知事、よろしくお願いいたします、答弁を。
○議長(浅井修一郎君) 知事。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) おっしゃっているお気持ちと、それから御見識は本当によくわかるんですけども、だけど、ずうっと同じ人にやらしなさいということを決めましょうというと、それじゃほかのところはどうなのとか、いろんな議論がいっぱい出てくると思うんですよね。
 先ほどおっしゃった点で少しコメントがあるのは、任期中に何かおかしいというところを直すというのは、契約に反するようなところがあったら直すというのは正当性があるんですけど、もっとこういうことをやってくれとか、そういうことについては契約ですからなかなか直せないんですね。したがって、もっとこういうことをやってほしいというようなことを考えるときは、指定管理の一番初めに我々の入札条件といいますか、こういうことでやってほしいんだということで契約の原案を出すという意味もあると思うんですね。
 ですから、そういうことを逆に継続してずっとやりましょうねといったら、はっきり言うとできない。あるいは、できないことはないけども、契約の改定を交渉しなきゃいけないということになりますね。それも応じてくれると思うんですけど。
 だから、そういうような制度なんですけどねということを改めて申し上げて、ちゃんと立派にやっていただいてるということは評価したいと思っております。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 1つちょっと先ほど言い忘れたんですけど、ずっとじゃなしに、せめて5年にしていただいても結構ですし。できてないと、管理しているとこが県にきっちりあるんですから、環境生活部でやってるんですから、そこで物すごくペナルティーで悪いとなれば、やはりそういう罰則もちゃんとここで、もうあなた方は、次は公募しますということをできるシステムをつくれば十分できるんじゃないかと思いますので、ぜひいま一度、皆さんとまたお考えをいただきたいと思う。ちょっと時間がないのでこの ぐらいにさせていただきまして、次の質問に入らしていただきます。
 教育について、1番項目として、きのくに共育コミュニティについてお伺いをいたします。
 本県教育委員会では、平成20年度から学校、家庭、地域、各種団体が子供を取り巻く問題や教育の問題、願いを共有し、共同して解決に取り組むきのくに共育コミュニティの形成を進めておりますが、現状と成果、今後の取り組みについて、教育長にお伺いをいたします。
○議長(浅井修一郎君) 教育長。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) 県教育委員会では、平成20年度から、子供も大人もともに育ち、育て合い、地域のつながりを再構築することを目指した共育コミュニティづくりを進めております。
 各市町村では、図書館ボランティア、家庭科での調理補助や登下校の見守りなど、地域住民が学校教育活動を支援する学校支援ボランティアの活動や、学校と地域が合同で清掃活動や防災訓練などの取り組みが行われております。
 事業開始当初は、小学校35校、中学校19校で取り組みが始まり、現在は小学校196校、中学校85校、全体の78%の小中学校で実施されております。
 また、県内のほとんどの小中学校において、学校と地域住民が子供や地域の課題について語り合う共育ミニ集会を開催しております。
 きのくに共育コミュニティ補助事業を実施している小中学校の教職員や児童生徒、保護者を対象に実施したアンケート調査によれば、実施校の子供たちが「地域や社会をよくするために何をすべきか考えたことがある」と答えている割合が、全体と比較して15%程度高くなっております。また、ほとんどの教員、保護者が「学校と地域との信頼関係が深まった」、「学校と協力しながら子供を育てることができていると思う」と回答しております。
 子供が多くの大人と出会う中で、人を思いやる気持ちやコミュニケーション能力が育ち、また積極的に地域活動にかかわろうとする意欲が高まるなど、着実に成長していることがうかがえます。
 今後も引き続き、学校と地域が結びつき、子供の豊かな育ちと学びを支える基盤づくりを積極的に進めてまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 大分前に質問したときよりも校数もふえ、非常に地元に根づいているんだなと思いました。串本のほうでも非常に共育コミュニティに一生懸命取り組んでいるんで、これからもまたぜひ全校になるように頑張っていただきたいと思います。
 それでは、続きましてコミュニティ・スクールについてお伺いをいたします。
 コミュニティ・スクールとは、平成16年6月、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、保護者や地域住民が教育委員会に任命される委員で構成される合議制の機関である学校運営協議会を通じて、校長の作成する学校運営の基本方針の承認、学校運営全般について教育委員会、校長に意見を述べるなど、一定の権限と責任を持って学校運営に参画する制度であります。
 24年9月議会の一般質問におきまして、コミュニティ・スクールについてお伺いをしております。当時の教育長の答弁は、本県では新宮市立光洋中学校ただ1校であること、地域で学校を支えようとする機運を高めることができたとの報告がある一方、地域によっては地域住民の参画への隔たり、人材や経費の確保、学校運営の参画のあり方など、さまざまな課題が指摘されている、本県としては、指摘されている課題等を考慮しながら、慎重に検討をしていきたいとのことでありました。
 このようなことから、コミュニティ・スクールの導入については積極的ではないとの理解でおりましたが、本議会の開会日の知事の議案提案理由の説明の中に、29年度新政策の方針の説明において、コミュニティ・スクールを小中高等学校に導入しますと述べられておりました。今後の予算編成作業や議会での審議を経てということにはなりますが、この制度の導入を推進していくことについて、教育長にお伺いをいたします。
○議長(浅井修一郎君) 教育長。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) コミュニティ・スクールは、学校と地域住民、保護者が学校運営にかかわることで、社会総がかりでの教育を実現する制度でございます。学校が地域コミュニティーの核となり、地域から学校へ、学校から地域への互いの要請に応えることで、相互をつなぐ体制が強化されると考えてございます。
 コミュニティ・スクールでは、学校が現状や課題、学校評価等を公開し、地域や保護者が主体的に学校運営にかかわることにより、安全・安心な教育環境が確立され、いじめや不登校の解消、学力の向上にもつながると考えております。さらに、学校が抱える課題や目標に応じて協議することで、家庭教育への啓発や支援についても、学校、家庭、地域がそれぞれの役割や責任を明確にしながら効果的に取り組めることが期待できます。この中で、本県がこれまで培ってきた学校教育を支援する共育コミュニティをさらに充実させてまいります。
 今後、市町村教育委員会とともに、コミュニティ・スクールの導入を推進し、地域が人を育み、人が地域をつくることを目指した仕組みを構築してまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 長い間かかって、コミュニティ・スクールをやるということになりました。先ほど答弁にもありましたように、共育コミュニティも含めて、やはり下地はあろうかと思いますので、大変やりやすいんじゃないかなあと思うんですけど、大変本当に難しい、学校運営にも口を出してもいいんだというようなこともありますし、難しいことだろうと思うんですけれど、午前中の質問でも中西君や岩田先生からもありましたように、やはり学力とかいろんな面で学校を地域が支えなくてはいけないんじゃないか、そういう御質問でしたけれど、もうそのとおりでありますので、ぜひこのコミュニティ・スクール、成功さしていただきたくて、いろんな問題を解決する糸口にしていただけたらなと、そのように思います。
 続いて、次の質問に入らせていただきます。
 再編整備の後に取り組む県立串本古座高等学校の学校づくりについてお伺いをいたします。
 かつて、県立串本高校と古座高校は、地域の生徒が通う学校としてそれぞれの歴史を歩んできました。しかし、生徒数の減少等、地域を取り巻く環境の変化に伴い、平成17年の県立高等学校再編整備により、これまで地域の期待に応えて地域の若者を育ててきた歴史あるそれぞれの高校が、時代の流れに逆らえず、平成20年に県立串本古座高等学校として統合し、串本校舎と古座校舎という2つの校舎を持つ学校となりました。地域から学校がなくなることの寂しさを痛感し、何とか2つの校舎で学ぶ姿を模索してもらいたいという住民の熱い声を思い出します。
 こうした地域の思いを背負った2つの校舎が、それぞれの伝統、校風を大切にしながら、クラブ活動を合同で行うなどの工夫を凝らしながら、これからの社会を担うため、みずから考え、学ぶ力を育てるという教育目標のもと、地域の人材育成に尽力してきました。
 しかしながら、東牟婁地域の生徒数の減少が続いていること、さらに今後も減少が予測されることから、ことしの春、新たに串本古座高校の再編整備が発表され、古座校舎の募集を停止し、入学者全員が串本校舎で学ぶこととなりました。私自身、少し残念な気持ちもありますが、将来に向けては全員同じ学びやで力を合わせて学ぶことが生徒にとってよりよい選択であろうと、今回の再編整備の後の学校づくりに期待をしております。
 なお、当然のことではありますが、古座校舎には在校生がいます。これまでと同様、しっかり育てていただき、古座校舎で学んだことも喜びを持って巣立っていけるよう配慮をお願いをいたします。
 その再編整備案では、串本古座高校の新たな取り組みとして、普通科3クラスの中にアドバンスト、クリエイティブ、グローカルの3コースが設置され、グローカルコースについては、分校以外で初めて全国から生徒を募集するとされております。
 地元の高校だけではなく、全国から教育環境のよいこの地に来ていただき、串本、古座の地を駆けめぐって、地域活性化の起爆剤となってもらいたいと思います。ぜひ全国の中学生や保護者に興味を持っていただけるよう各都道府県にPRし、1人でも多くの生徒が串本・古座の地で学び、青春を謳歌するよう発信していただきたいと思います。
 そこで、教育長に質問をいたします。
 教育長は今回大変人気があって何回も登壇しましたが、これが最後ですので、ぜひすばらしい答弁をよろしくお願いを、串本古座高校、どのような学校づくりを行うか、教育長のお考えをよろしくお願いいたします。
○議長(浅井修一郎君) 教育長。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) 東牟婁地域の生徒数が今後も大きく減少していく中で、県立串本古座高等学校の適正規模を維持し、教育力を保つため、入学生全員が串本校舎で学び、両校舎のよき伝統を引き継ぐことといたしました。現在、古座校舎で学んでいる在校生は、卒業するまで安心して学校生活を送れるよう、できる限りの支援を行ってまいります。
 さて、新たにスタートする学校は、地域の活性化を牽引する教育機関としての役割を果たすとともに、串本・古座地域のすばらしい自然や文化、歴史など地域の魅力を再発見し、その魅力を日本や世界に発信する人材、また将来地域の核となる人材育成を学校の教育目標の1つとし、教育課程を編成したところです。
 特色といたしまして、普通科の中にアドバンスト、クリエイティブ、グローカルの3つのコースを設け、アドバンストコースでは、4年制大学、看護系大学への進学を目指した学習に取り組み、クリエイティブコースでは、専門学校、短期大学への進学や就職を目指して基礎学力を充実させ、幅広い教養を身につけます。グローカルコースでは、トルコやアメリカとの国際交流活動に参加することを通じてグローバルな視点を持ち、地元の豊富な学習資源を活用しながら地域活性化を考え、地域に貢献する人材の育成を目指します。さらに、ジオパークやラムサール条約に登録されたサンゴの海、トルコとの友好の歴史、水産・観光等についてさまざまな体験を通して学習し、主体的、協働的に行動しながら、世界に発信できるリーダーを育成することとしています。
 また、こうした恵まれた学習環境で伸びやかに学びたい子供たちや、和歌山で学んだ力で日本全国や世界へ羽ばたきたいと思う子供たちを全国から募集いたします。地元の高校生とともに学ぶことで、地域の活性化にもつながると考えております。
 全国への案内につきましては、これまで学校をPRするため、パンフレットやポスターなどを作成し、修学旅行で和歌山を訪れた学校を初め、県人会など関係するあらゆるところへ配布するとともに、学校の紹介ビデオや募集案内を学校のホームページに掲載してございます。県教育委員会からも、全ての都道府県に全国募集についての案内文書を送付し、情報を発信したところです。
 自然豊かで落ちついた教育活動に適した環境を最大限に生かし、県内外の高校生が学ぶ学校としてスタートいたします。
 このような学校づくりに、串本町、古座川町が全面的に協力してくれており、両町長を初め多くの関係者から成る串本古座高等学校を支える地域協議会を発足させ、地域ぐるみでこれからの学校づくりに参画していただいているところです。
 県教育委員会といたしましても、和歌山大学教育学部や近畿大学生物理工学部など、さまざまな高等教育機関との連携協定を活用するとともに、地元産業界にも協力を働きかけることで教育内容を充実させ、また全国への発信を含めて、地域に根差した魅力ある学校づくりを支援してまいります。
○議長(浅井修一郎君) 前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕
○前芝雅嗣君 前途洋々、大変うれしくなってくるような御答弁でございました。ぜひこのように、初めてですのでいろんな失敗もあろうかと思い、いろんなことがあろうかと思いますけど、ぜひこれが立派に定着していけるように、和歌山県串本町にたくさん全国から高校の生徒がこれからも集まるように、私たちも一生懸命後押しをしたいと思いますので、教育長のほう、知事のほうも、ぜひ御協力をよろしくお願い申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) 以上で、前芝雅嗣君の質問が終了いたしました。
 お諮りいたします。質疑及び一般質問を終結することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、質疑及び一般質問を終結いたします。
 次に日程第3、議案等の付託について申し上げます。
 お手元に配付しております議案付託表のとおり、議案第226号から議案第249号まで並びに諮問第1号は所管の常任委員会に付託いたします。
 お諮りいたします。12月15日及び16日は常任委員会審査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、12月15日及び16日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は、12月19日定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後2時37分散会

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