平成27年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
平成27年6月 和歌山県議会定例会会議録
第1号(全文)
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正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。
平成27年6月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
平成27年6月10日(水曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第96号から議案第116号まで(当局説明)
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会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第96号から議案第116号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
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出席議員(42人)
1番 堀 龍雄
2番 中西峰雄
3番 森 礼子
4番 立谷誠一
5番 前芝雅嗣
6番 浅井修一郎
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 秋月史成
10番 川畑哲哉
11番 泉 正徳
12番 濱口太史
13番 花田健吉
14番 尾﨑太郎
15番 尾崎要二
16番 中村裕一
17番 鈴木太雄
18番 岩田弘彦
19番 藤山将材
20番 服部 一
21番 冨安民浩
22番 吉井和視
23番 中本浩精
24番 中 拓哉
25番 山本茂博
26番 岸本 健
27番 谷 洋一
28番 新島 雄
29番 岩井弘次
30番 多田純一
31番 片桐章浩
32番 藤本眞利子
33番 浦口高典
34番 山下直也
35番 山田正彦
36番 菅原博之
37番 谷口和樹
38番 奥村規子
39番 雑賀光夫
40番 松坂英樹
41番 坂本 登
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 宮﨑 泉
国体推進監 若宮茂樹
危機管理監 和歌哲也
総務部長 市川靖之
企画部長 高瀬一郎
環境生活部長 栗山隆博
福祉保健部長 幸前裕之
商工観光労働部長 藤本陽司
農林水産部長 鎌塚拓夫
県土整備部長 石原康弘
会計管理者 岩橋良晃
教育長 宮下和己
公安委員会委員 溝端莊悟
警察本部長 下田隆文
人事委員会委員長 守屋駿二
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 上山義彦
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 江川和明
次長 上坊 晃
議事課長 糸川 徹
議事課副課長 中谷政紀
議事課課長補佐兼議事班長
尾﨑善亮
議事課主任 保田良春
議事課主任 岸裏真延
議事課副主査 中尾祐一
総務課長 西原龍也
政策調査課長 中口 匠
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午前10時0分開会・開議
○議長(前芝雅嗣君) ただいまから、平成27年6月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、2番中西峰雄君、18番岩田弘彦君、30番多田純一君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月26日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から6月26日までの17日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
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午前11時0分再開
○議長(前芝雅嗣君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、予算の繰越使用報告書及び法人の経営状況報告書の提出が、教育長から教育委員会事務の点検及び評価報告書の提出が、監査委員から現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第96号から議案第116号までの計21件であります。
日程第3、議案第96号から議案第116号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成27年6月定例会に御参集いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
まず初めに、目前に迫ってまいりました紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会についてでございます。
開閉会式の観覧者の募集も既に始まっております。また、特別出演者として県ゆかりの豪華なメンバーが決定したところでありまして、和歌山の魅力を発信しながら、県民の皆さんと一緒になって開閉会式を盛り上げてまいります。
さらに、先般、京奈和自動車道の紀の川インターチェンジから岩出インターチェンジ、第二阪和国道の大谷ランプから平井ランプの2区間が国体までに開通の見通しとなり、交通アクセスの整備も急ピッチで進んでおります。
今後とも、県民総参加で盛り上げ、国体での男女総合優勝の栄冠を目指すとともに、来県された皆さんを心のこもったおもてなしで迎え、ぬくもりと感動あふれる両大会となるよう万全を期してまいります。
次に、観光の振興についてでございます。
昨年の外国人宿泊者数は30万人を突破し、過去最高を大幅に塗りかえました。これは、円安の進行もありますが、効果的なプロモーションを重ねた成果も大きいと考えております。
そうした中、ことしは高野山が開創1200年の歴史的な瞬間を迎え、多くの参拝者や観光客でにぎわっています。記念法会締めくくりの荘厳な結願法会には、秋篠宮同妃両殿下の御臨席を賜りました。あわせて、両殿下には弘法大師ゆかりの寺社なども御視察いただき、各地で温かいお言葉を頂戴し、改めて世界遺産の保全と活用に決意を新たにしたところであります。
今後とも、紀の国わかやま国体・大会やエルトゥールル号の映画公開、来年の大河ドラマ「真田丸」と全国から注目される絶好の機会に、集客の流れを切れ目なくつなぎ、戦略的なプロモーションを展開するとともに、引き続き、おもてなしの向上に取り組み、持続可能な観光地づくりを目指してまいります。
次に、地方創生についてでございます。
人口減少の克服と持続可能な地域づくりを目指し、「安定した雇用を創出する」、「時代に合った地域をつくる」など5つを柱とした和歌山県まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたしました。地域づくりの知恵が詰まったこの戦略を武器に和歌山の魅力を最大限に引き出し、全国の先駆けとなるような取り組みを推進してまいりたいと考えています。
そうした中、先月、地方創生を政権の最重要課題として掲げる安倍総理に本県を御訪問いただきました。高野山や熊野古道における独自の外国人誘客対策や紀伊半島大水害の復旧状況、木の国の林業、和歌山発の成長企業などを御視察いただき、本県の魅力や創造的な施策、元気な方々をPRできたと考えております。また、総理からは、高野の地で観光立国アクションプログラムの策定を宣言いただき、地方創生元年の本県にとって追い風になるものと期待しております。
次に、都市の再生と魅力ある地域づくりでございます。
まちのにぎわいを取り戻し、都市の再生を図るためには空洞化した市街地の再開発が必要であり、コンパクトシティーの実現に向け、関係市と連携してまいります。また、「みなべ・田辺の梅システム」の世界農業遺産認定に向け、国連食糧農業機関による現地調査が終了しました。自然と共生しながら高品質な梅を生産する伝統農法をアピールできたと考えており、今年中の認定を目指し、国内外への周知活動を続けてまいります。さらに、今月から若年移住者暮らし奨励金を柱としたメニューを追加し、一層充実したわかやま移住定住大作戦を展開するなど、魅力ある地域づくりに引き続き努めてまいります。
次に、防災・減災対策の推進についてでございます。
まず、大規模自然災害対策につきましては、「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム」に基づき、全国トップレベルの対策に取り組んでいるところであります。今般、情報伝達を強化するため、気象庁以外では全国初となる津波予報業務を開始するとともに、津波時に支障を来す放置艇対策も精力的に進めるなど、ソフト・ハードの両面から総合的に取り組み、地震・津波による犠牲者ゼロを目指してまいります。
また、風水害対策につきましては、中小河川等の総合的な洪水対策や切目川ダムの竣工に加え、土砂災害の発生メカニズムの解明や啓発の拠点となる土砂災害啓発センターの建設を進めるなど、災害に強い県土の強靱化を推進しております。
次に、国際交流の推進についてでございますが、4月に県議会や関係の皆様とともに、メキシコ、米国のシアトル、カナダのバンクーバーの県人会創立周年記念式典に出席し、今日の繁栄を築いてこられた県人会の皆様を激励してまいりました。
また、日系社会最大の催し、シアトル桜祭りに参加し、本県の観光、物産の魅力をPRいたしました。加えて、「日本人としての誇りを持って幾多の苦難を乗り越え、信頼を得てきた日系人の足跡が日本に対する声価を高めてきた」とたたえるなど、県人会の皆様との心の交流、真の友好関係が築けたものと考えております。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算につきましては、議案第96号において、3月に発生した土砂災害に対する緊急対策工事の経費など2800万円余を計上するとともに、指定管理者制度を導入している公の施設について、平成28年度以降の指定管理者を公募するため、その管理経費等について債務負担行為の設定をお願いしております。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第98号は地方税法の一部改正に伴い県税条例の一部を改正するものであり、議案第101号は、和歌山県安全・安心まちづくり条例について、県民の役割に地域社会の安全に係る情報提供等の規定を追加するものであります。
議案第103号は植物公園緑花センターの入場料を廃止するものであり、議案第104号は、建築物等の外観の維持保全及び景観支障状態の制限に関する条例について、既存不適格建築物に係る損失補償制度の廃止等を行うものです。
また、議案第106号は、工業技術センターの機器更新に伴い手数料の額の改定を行うものであります。
次に、議案第107号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第108号は関西広域連合規約の一部変更について、議案第109号及び第110号は県営住宅の明け渡し等に係る訴訟の提起について、議案第111号は旅券事務の手続過誤に係る調停の成立について、議案第112号は財産の取得について、議案第113号は加太港緑地の指定管理期間の変更について、議案第114号から第116号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものであります。
次に、諸報第14号は地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告であり、諸報第15号から第17号は平成26年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(前芝雅嗣君) 以上で、当局の説明が終わりました。
お諮りいたします。6月11日、12日、15日及び16日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、6月11日、12日、15日及び16日は休会とすることに決定いたしました。
次会は6月17日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時12分散会