平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(井出益弘議員の質疑及び一般質問)


平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録

第6号(井出益弘議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 8番井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕(拍手)
○井出益弘君 それでは、順次、一般質問をさせていただきます。
 まず、1番目の通告にあります京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸についてであります。
 これは、昨年も当初議会で先輩・門議員がこの件について質問されました。また、一昨年には私も同じような内容で、京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸についてということで質問もさしていただいたんですけど、私も門先輩がもう勇退されるというのを聞きまして、この件、続いて私もこの事業着手まで見守っていけるかどうか、なかなか今度の4月にまた難関がありまして、これ、私も最後の演説になるかもわからんので、本当に心を込めて知事にもお願いしたいと思います。
 まず、県の国への働きかけにより、紀の国わかやま国体を目標にして京奈和自動車道や第二阪和国道が早く開通してもらいたいということでいろいろお骨折りいただき、現在も、現場の工事状況を見ますと、大変一生懸命現場の方がやってくれております。最近はある程度のめどがついてきたようでありまして、ですけど、なかなか間に合わないというような話も聞かされそうであります。
 きょうは、議連のほうで、この議会が終わったらそのことについての説明会、紀南の高速道路延伸のことも含めて第二阪和とか説明会があると聞いておりますが、京奈和自動車道は京都、奈良、和歌山、第二阪和国道は大阪から和歌山の交通が非常によくなりますが、京奈和自動車道から第二阪和国道へ、また第二阪和国道から京奈和自動車道への車の流れが大きな流れとなってくることは明らかであります。
 この間の接道となる西脇山口線の改良工事が進んでいるが、非常に交通量の多い道路であります。
 このことについて、ちょっと配付資料、皆さんのお手元へ届いていますかね。カラーでちょっとつくらしてもらったんですけど、これを見ていただきますと、京奈和自動車道から第二阪和国道、ことし、来年あたりに開通してくると、大谷ランプ──左側の第二阪和国道が下へおりてきたところで大谷ランプ──ここから今度、京奈和自動車道へ行き来する場合には、右側のほうに北インターチェンジがあります。この大谷ランプから北インターにかけて、今でも大変な交通量です。この交通量がますますふえて停滞するようなことが明らかであると私は考えます。また、地元の皆さんも心配しております。
 京奈和自動車道、第二阪和国道の開通により確実に停滞する道路となるこの西脇山口線、以前から議会において、京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸することを要望してまいりました。京奈和自動車道と第二阪和国道のめどがついてきたので、次のプロジェクトとして、京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸について真剣に取り組んでいかなければならないと考えます。
 6年後には、関西ワールドマスターズゲームズ2021開催が決定しています。そしてまた、この道路が開通したら、京奈和道が開通したら、この料金について、京奈和は有料か無料かというのをよく聞かれます。岩出で乗りおりしたら無料や、そやけど、和歌山の皆さんが北インターで乗りおりするとお金が要りますということを言う。そしてまた、いろいろ調べていただきましたら、このNEXCO(日本・エクスプレスウェー・カンパニーリミテッド)の有料道路の料金算出式では、290円になるような計算式でございました。往復で580円。これ、通勤に使うと毎日580円。そやけど、これ通らんと、なかなかまた下を走っても大変やしね。
 こういうこともありますので、料金のことは知事もなかなか、安いか高いかと思うあたりがあれやけど、まず私の配付させていただいたこの道路の地図で和歌山ジャンクション、これ、仮称ですけど、私が場所を示すためにこの図面、これから左のほうへ平井ランプという、これも仮称ですけど、この①というの、これについて本当に今から、ことしからやろうと言ってもなかなか当分は完成まで時間がかかると思います。
 ですから、ぜひこれは第二阪和まででも京奈和道延伸ということを、門先輩議員とともに私も、あるいは自民党県議団の皆さんや和歌山市内の県議団の皆さん、必ずこれはお願いしたいと私は思います。知事の所見、またこのことに対しての御意見をいただきたいと思います。
○議長(坂本 登君) ただいまの井出益弘君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 京奈和自動車道は、関西大環状道路の一部を形成し、関西都市圏の拡大に寄与する道路でありまして、平成26年3月に紀の川インターチェンジまで供用し、国道24号を初めとした周辺道路の混雑の解消や沿線の企業立地の増加等の効果があらわれているところであります。
 京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸については、和歌山市内から京奈和自動車道へのアクセス向上、特に有料区間を通過せずに京奈和自動車道への利用が可能となることなど、利便性が向上されるものと考えておりまして、京奈和自動車道が阪和自動車道へ接続した後の次のプロジェクトとして最重要課題と認識しております。
 また、和歌山市としても、京奈和自動車道と第二阪和国道を結んで中央インターチェンジを設けることで市中心部から高速道路への乗り入れが早くなり、地元地域の産業経済の活性化が期待できるものと考えております。
 県としては、昨年6月の政府要望時にも直轄道路調査の着手を要望しておりますけれども、当該区間の計画の具体化に向けて、引き続き国等へ働きかけてまいりたいと考えております。
○議長(坂本 登君) 井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 なかなか知事から前向きな、そしてまた、地元の状況あるいは将来の考え方を示していただくのに本当にきちんとした答弁をいただいたので、ぜひ国のほうに──我々議連とかいろんな形で県議会もこのことについては支援させていただきたいので、またリーダーシップをとっていただいて、事業が早く承認されて事業着手まで頑張っていただきたいと思います。我々も、ともに頑張ります。
 それから、続いて2番目の項目に移らしていただきます。
 川辺橋というのが、この私の資料配付の中の②というところ、右の真ん中あたりの②というところのちょっと上に、カワナベバシと読むんですけど、川辺橋から県道岩出海南線──これもちょっと書き込んでなかったもんですから、この②というのが川辺橋から突き当たり、突き当たりのところの左から右に、左右に通ってるこの道路、この右のほうからずっと四季の郷のほうへ行くのが県道岩出海南線という路線です。それで、JR和歌山駅、その向こうに和歌山市駅とある、この左右にある和歌山インターと書いたその下あたりをずうっと通って右のほうへ、同じまた重複するこの道路ですけど、これ我々一般的に都計道路の市駅小倉線と言っとる道路です。この道路についての接続についての質問をさせていただきます。
 川辺橋から県道岩出海南線に行くには──市駅小倉線にも同じなんですけど──西も東も相当な距離、また狭い道を迂回しなければ真っすぐには行けないわけです。随分大回りをして迂回しなかったら。それで、川辺橋から南下し、県道岩出海南線、都計道路市駅小倉線に接続する道路を整備することで、海南への利便性、また和佐とか下和佐あるいは四季の郷のほうへ行く、そういう関係の利用道路として大変利便性が高い道路であります。
 県道井ノ口秋月線を通り、現在、和歌山市が整備を進めている都計道路の市駅小倉線が完成すれば──これももうすぐ完成するということで、出水のところの工事をやっておりますけど──市街地への利便性も格段と向上されますので、川辺橋から県道岩出海南線、都計道路市駅小倉線への接続道路については以前から地元からの強い要望があり、私も必要であると考えています。このことについて、現在、和歌山市長になられた尾花前県土整備部長も大変必要な道路と理解をしてくれてたと思います。
 それで、私はこの機会──市長に尾花部長が行かれたんで早い機会にこのことについて県がどのように考えるか、県としての見解を県土整備部長にお伺いします。
○議長(坂本 登君) 県土整備部長石原康弘君。
  〔石原康弘君、登壇〕
○県土整備部長(石原康弘君) 川辺橋と県道岩出海南線を接続する都市計画道路和佐山口線については、和歌山市東部地域における紀の川北部地域と南部地域の連携を強め、地域住民の利便性に資する道路であるとともに、大阪府南部地域と和歌山市を結ぶ都市間連絡機能を有する路線の一部であり、現在、和歌山市内の都市計画道路の見直しにおいても存続候補路線となっております。
 当該道路は、和歌山市都市計画の用途区域内に存する道路であり、こうした道路を整備する場合には、原則、市町のまちづくり計画に基づき市町みずから実施することとしております。
 県としましては、今後、市から国の交付金事業等を活用した新規事業化の要望があれば、事業採択に協力してまいります。
○議長(坂本 登君) 井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 ぜひそのように和歌山市と緊密な連絡をとって、できるだけ早い機会に着手に向かって決定していただきたいと思います。
 続いて、3番目の七瀬川、和田川流域の浸水対策に係る国営総合農地防災事業の進捗状況についてお伺いします。
 過去に幾度となく七瀬川、和田川の流域で冠水被害を受けており、七瀬川、和田川の浸水対策は喫緊の課題であり、議会において要望してきた結果、河川改修に関しては目に見えてきた整備が進んでいることがわかります。地域も早期完成を非常に期待しております。
 確かに河川改修も重要でありますが、河川につながる地区内の農業用幹線水路や排水機場を整備して河川に排水するようにしなければ、この問題は解決いたしません。
 そしてまた、紀の川の大堰の排水時期、その時期がなかなか、去年、おととしの大雨が降ったときも、もっと早くあけてくれたらよかったのにとか、あるいはマニュアルどおりやってるとかいろんなことがあって、また、紀の川のほうが水位が高かったら、農業用水路から出ていく、あるいは支流の川から出ていくゲートを閉めて、樋門を閉めて逆流しないようにしなければならんということで、水位がだあっと上がってくると、閉めると、今度は自分のところの山のほうから流れてくる、あるいは田んぼへたまる水が下へ、水門を閉めとるからもうあふれやんとしようがないと、こういうようなことも考えると、やはりなかなか排水機、ポンプ場も設置しなかったらだめじゃないかというようなことを随分地元でも言われてるところが多いです。
 そして、そのためには、やはり国営総合農地防災事業が平成26年度より着手されているが、事業の進捗状況、本当に目に見えてこないと、地元の人は本当にやってくれとるんかというのがわからんわけです。あるいは用地買収がここまで終わったとか、そういうことも地元の皆さんにわかるようにできるだけしてやらんと、我々でも、予算とかに載っとるからやっとるというのは感じますけど、目に見えてこんと──本当に用地買収が終わった場所は言ったりできないんかわからんけどね、できるだけ地元に十分説明してやってもらいたいということであります。このことについて農林水産部長にお伺いします。
○議長(坂本 登君) 農林水産部長増谷行紀君。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 和歌山市、紀の川市、岩出市にわたる紀の川流域の農業地帯を対象に、排水ポンプや農業用水路を改修、新設して排水機能を回復させ、農業の発展と地域の安全を確保することを目的に、近畿農政局和歌山平野農地防災事業所が平成40年度まで15年間の工期で国営総合農地防災事業和歌山平野地区を行っています。
 工事は事業の効果が早期に発現できる箇所から順次に着手されることになっており、現在、県土整備部が改修を進めている七瀬川、和田川においては、事業効果の早期発現を目指して、河川改修の工程にあわせて工事が行われることになっております。
 平成26年度は、次年度の工事着手に向けて、六箇井幹線水路から高川に排水を放流するためのバイパス水路である六箇井高川排水路や和田川に排水する米田排水機場の機能増強などの設計が行われています。
 また、次年度、平成27年度には、六箇井幹線水路から七瀬川に放流するためのバイパス水路である六箇井七瀬排水路の設計に着手するとお聞きしております。
 地元地域に対しては、県と関係市で平成25年12月から翌平成26年2月にかけて事業説明会を開催して計画概要を説明していますが、今後、詳細な設計が進められる中で、国営事業所、県及び関係市で、地元に対して改めて十分に計画を説明申し上げる予定です。
 県といたしましては、事業を円滑に進めるため、関係者間の連絡調整に努めるとともに、引き続き国に対して必要な予算の確保等を積極的に働きかけていく所存でございます。
○議長(坂本 登君) 井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 今の部長の答弁、そしてまた、この地域、特に私は詳しくは七瀬川のことはよく地元にも見に行ったりしておりまして、知事が2回前の、この前のもう1個前の選挙のときに、地元の皆さんにこの七瀬川、10年以内に被害を出んようにしてほしいという要望に頑張ると、10年以内を目指して頑張ると言うてくれたやつが本当に、本当にと言ったら失礼やけど、着々と──最初は2~3年、目に見えてこなかった。用地買収とかいろんなことで。だけど、最近現場でどんどん目に見えてきて、あと5年半ぐらいでまず全線が第1工区はでき上がる。そして、第2工区、次の工区のところも特に先にやらなあかんところはやってくれ始めた。だけど、この今の問題の農業に関しての農業用水路のことは、いつやって完成するんかなと。大雨が降るたんびにもうつくったやつが出荷できなくなって、そんなことをいつまで繰り返すんか。めどとして何かそういうようなお話を、何か15年以内とかというようなことを聞くけど、それまで、そしたらなかなかこんなことを繰り返されるんかなというようなことが地元では問題となっております。これについては、年月といいますか年度、15年というような話は、それはどんなぐあいになっていますか、ちょっとお聞きしたいんですけど。
○議長(坂本 登君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 事業の早期着工、早期完成に向けて、私どもは常に農水省近畿農政局に対してお願いをしているところでございます。
 現在のところ、事業計画は15年間とお聞きしておりますけれども、とにかく少しでも早く事態が解決されるように早期着手、早期完成に向けて要望を重ねていきたいと存じます。
○議長(坂本 登君) 井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 今の答えで、やはり農水省にお願いせないかんこともあるので、それで15年とたしか聞いて、予算のことも、随分400何十億とかというのを聞いておるんですけど、やはりみんな地元の関係者は見えてこないんで、そういうようなこと。たしか15年って言って、もう1年たって、あと14年で本当にできるんかと。あるいは、14年でも長いと皆言うとるわけですよ。自分らが生けっとる間に、百姓でいろいろつくったりとかいろんなことをやっとる恩恵が我々にいただけるような時期には長過ぎると。
 ですから、今、部長も努力と言うてましたけど、本当に10年以内とかそのくらいの期限を切って完成するようなこととかをやっぱり国に働きかけしていただきたいという要望をしておきます。
 次に、4番目の期日前投票における宣誓書の記載について。
 この選挙、私も、知事も選挙を経験されている人ですから、投票率、まあ本当に悪いなというか、みんな投票に行ってくれたらええのにと。それで、この前みたいに行かなんだ人はもう皆知事に賛成やったと開き直って私らも言うとったんやけど、やっぱり投票にもうちょっと行ってもらうために──私も今でも「投票に行ってくださいよ」ということを、もう去年から選挙が3回ほどあったから、「投票に行ってよ」といつもお願いするんやけど、そのときに、最近もですけど、「期日前投票というのに行ってください」というのを私ども言うんですけど、これに行くと、期日前投票宣誓書というやつに書かなあかんわけですよ。それで、「投票所入場券と一緒に御持参ください。受け付けの際に本人確認のため、口頭にて生年月日を確認させていただきます」。
 それで、なぜ期日前投票をするのかということに丸をつけてくださいということで、アというのが「仕事、学業などの職務又は業務に従事」、イは「本人又は親族の冠婚葬祭に従事」、ウは「その他」と書いて、これはその他の理由も括弧の中に書かなあかん、エが「用事又は事故のため投票区外に外出・旅行・滞在・入院」、オが「疾病、負傷、妊娠又は出産、身体障がい等のため歩行困難」、カとして「刑事施設等に収容」されている、キ、友ヶ島に「居住・滞在」のあれがあるから、ク、「住所移転のため、他の市町村に居住」している、こういうふうに、それで「真実であることを誓います」と書いて、名前からいろいろ書かんなん。ある程度、向こうで書いてくれるのかわからんけどね。
 そしたら、これ、なかなか、「行ってくれたらええわいしょ」と言ったら、旅行へほんまは日曜日に行けへんのに、「旅行」とか言うから旅行としようかとか、何か出勤とかとしようかとかと言うて。そやけど、あれ何とか「期日前投票に来た」と言ったら投票さしてくれやんのかと言ったら、何かそれだけやったらあかんのやってね。何か法律で、こんな理由やから期日前投票を認めようというその理由に該当せなんだら、期日前投票としての法律の足かせがあると。この足かせの部分というか、そこの部分を先に1回説明していただけますか。何か法律。それか、ある程度、僕も読んだんで、もう私から答えると、国会のほうで、これは期日前投票という概略をまず申し上げますと、選挙活動の9日間──我々の場合は9日間──いろいろ街頭宣伝、個人演説会場、ポスター、選挙公報、ああいうようないろんなものを見て、そして、そういう期間を経た上で投票日に投票するというのが原則らしいです。法律で決まっておるのがね。それで、それ以前にこの期日前投票に行く場合は、この宣誓書を書いたら投票できますという法律らしいんですよ。
 それで、私が選管委員長にこんなことを、あんまり無理なことを質問したらいかんのやけど、こういう期日前投票に来たんでさしてくださいという理由で、さしてあげたら今はあかんらしいです。法律で決まっとるから。こういうことを書いてもらわんとあかんと。だけど、もうちょっと何かの方法で期日前投票がしやすくなるようなことを──これ、決めたのは上部団体なり国の法律で決めたんやと思うけど、だんだん緩やかになっていくんじゃないかと思うんですけど、できるだけ早くこの辺のことをお伝えしていただきたいと思うんですよ。
 国の上部団体のほうへ、できるだけ期日前投票、宣誓書提出ということになってるけども、できるだけ期日前投票がしやすくなるように。期日前投票に来たというだけでさしてあげたらええん違うかなと思うけど、それはできないというんやから、そういうことをちょっとお願いしたいと思います。
○議長(坂本 登君) 選挙管理委員会委員長上山義彦君。
  〔上山義彦君、登壇〕
○選挙管理委員会委員長(上山義彦君) 選挙における投票について、公職選挙法第44条では、「選挙人は、選挙の当日、自ら投票所に行き、投票をしなければならない。」とされております。その例外の1つとして、お話の期日前投票制度があります。この期日前投票を行う場合は、選挙人が選挙の当日投票できない見込みであり、その投票できない事由を申し立てるとともに、その申し立てが真正であることを誓う旨の宣誓書を提出しなければならないと、議員御指摘のとおりの制度となっているところでございます。
 県選挙管理委員会といたしましても、お話の1人でも多くの方に投票に行っていただくため、期日前投票を含め、投票環境の向上を図ることは必要であると考えており、議員御指摘のような有権者の声があることも踏まえ、市町村選挙管理委員会に対し、選挙人の精神的負担の軽減に努めるよう助言していくとともに、お話の選挙人が投票しやすい環境を整える方策について、さまざまな機会を捉えて関係機関に伝えてまいりたいと考えております。
○議長(坂本 登君) 井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 なかなか選管委員長、心のこもった名答弁をしていただいて。確かに私も、旅行へ行けへんのに旅行って、そんなやつをやっぱり(発言する者あり)違う、違う。それが、やっぱり本人の心の負担の軽減と今言われてましたから、非常に理解してくれてるなと。やはり会社へ仕事で行けへんのに、そやけど、どれかにせなあかんということになると、本当に本人は、何か真面目な人は、もうちょっと何とかならんのかなあという相談やと思いますんで、またそういうようなことを、できるだけ軽減をということを伝えていただけると聞いたんで、ぜひ機会がありましたらそのようなことをお伝えいただきたいと思います。
 以上で終わります。(拍手)
○議長(坂本 登君) 以上で、井出益弘君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後2時13分散会

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