平成26年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
平成26年9月 和歌山県議会定例会会議録
第1号(全文)
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平成26年9月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
平成26年9月9日(火曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第132号から議案第148号まで並びに諮問第1号(当局説明)
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会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第132号から議案第148号まで並びに諮問第1号(当局説明)
第4 休会決定の件
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出席議員(40人)
1番 濱口太史
2番 鈴木太雄
3番 尾崎太郎
4番 藤山将材
5番 新島 雄
6番 山下直也
7番 門 三佐博
8番 井出益弘
9番 中本浩精
10番 上田良治
11番 服部 一
12番 山本茂博
13番 山田正彦
14番 坂本 登
15番 宇治田栄蔵
16番 尾崎要二
17番 岸本 健
18番 森 礼子
19番 前芝雅嗣
20番 浅井修一郎
21番 中村裕一
22番 冨安民浩
23番 立谷誠一
24番 中 拓哉
25番 花田健吉
26番 角田秀樹
27番 吉井和視
28番 向井嘉久藏
29番 谷口和樹
30番 多田純一
31番 片桐章浩
32番 藤本眞利子
33番 浦口高典
34番 大沢広太郎
35番 谷 洋一
37番 高田由一
38番 奥村規子
40番 松坂英樹
41番 長坂隆司
42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
36番 欠員
39番 欠員
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 和歌哲也
国体推進監 若宮茂樹
危機管理監 木村雅人
総務部長 市川靖之
企画部長 野田寛芳
環境生活部長 栗山隆博
福祉保健部長 中川伸児
商工観光労働部長 藤本陽司
農林水産部長 増谷行紀
県土整備部長 石原康弘
会計管理者 岩橋良晃
教育委員会委員長 山本 哲
教育長 西下博通
公安委員会委員 大桑いく嗣
警察本部長 下田隆文
人事委員会委員長 守屋駿二
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 上山義彦
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 江川和明
次長 上坊 晃
議事課長 糸川 徹
議事課副課長 中谷政紀
議事課課長補佐兼議事班長
尾崎善亮
議事課主任 中尾祐一
議事課主任 保田良春
議事課主任 岸裏真延
総務課長 谷 巌
政策調査課長 西原龍也
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午前10時0分開会・開議
○議長(坂本 登君) ただいまから、平成26年9月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、2番鈴木太雄君、19番前芝雅嗣君、30番多田純一君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月26日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から9月26日までの18日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
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午前10時59分再開
○議長(坂本 登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、公立大学法人和歌山県立医科大学平成25事業年度の業務実績に関する評価結果、環境白書、法人の経営状況報告書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第132号から議案第148号まで、並びに諮問第1号の計18件であります。
日程第3、議案第132号から議案第148号まで、並びに諮問第1号を一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成26年9月定例会に御参集いただき、厚く御礼申し上げます。
ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
初めに、我が国の景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の長期化等に留意する必要があります。また、景気回復の実感を全国に広めていくための新しい成長戦略が決定され、その中核として、先週の内閣改造に伴い、政府に「まち・ひと・しごと創生本部」が新設されるなど、地方の創生や人口減少の克服に向けた国の取り組みが本格化しております。
これまで、急激な少子高齢化の進展や過疎化の進行等、県を取り巻く諸課題の解決に注力しながら和歌山の発展に努めてきたところですが、今後とも、さらに地域の経済成長を図り、県民誰もが将来に希望を持って暮らすことができるように、そのような社会づくりを目指し、総合的かつ重点的に施策を展開してまいりたいと考えております。
次に、大規模自然災害への備えについてでございますが、現在、国土強靱化基本法に基づく県の地域計画策定に取り組んでおり、先般、和歌山市との共同本部を設置したところでありますが、今後とも、命の道である高速道路の整備等、災害に備えた県土の強靱化の達成に努める所存であります。
次に、観光の振興についてでございます。
本年7月、紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産登録10周年となり、三重、奈良の両県とともに、東京での記念フォーラムを皮切りに、各地で保全と活用をテーマに記念事業を実施するなど、世界遺産の価値とその魅力、本県の観光資源を強力に発信しております。特に、今月から和歌山デスティネーションキャンペーンが展開され、より多くの観光客をお迎えするチャンスが参っております。来年の高野山開創1200年、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会、再来年のNHK大河ドラマ「真田丸」につないで誘客を図るとともに、引き続き心のこもったおもてなしができるよう、県民の皆様とともに取り組んでまいります。
本県が持つ豊かな地域資源を生かした取り組みにつきましては、南紀熊野地域が、先月、日本ジオパークに認定されることが決定いたしました。これからも、同地域をアピールするとともに世界ジオパークとして認定されるように、県を挙げてさらに取り組みを強化してまいります。また、れき質の斜面を活用し、自然と共生しながら高品質な梅を持続的に生産する「みなべ・田辺の梅システム」の世界農業遺産認定に向けた活動も本格化しております。
このほか、本県が生んだ世界的博物学者南方熊楠の顕彰につきましても、記念館の開館50年を来年に控え、全国への周知や記念館の再整備に向けた幅広い寄附の呼びかけなど、取り組みを強化いたします。
今後とも、地域や市町村と一緒になって、景観や町並みのレベルアップから、文化財の保護、都市の再生や計画的なまちづくりに至るまで、さまざまな課題の解決に努めるとともに、紀伊半島の振興に向けて、今年度末に期限を迎える半島振興法の延長及び施策等の充実にも一層取り組んでまいります。
次に、県内産業の振興につきましては、まず農業分野における新たな取り組みとして、担い手農家への農地集積を進めるため、県と地域が一体となった和歌山版の農地流動化対策を開始しております。また、企業との連携により、梅や桃など農水産物等の販売を促進しているところであり、今後とも販路の開拓等に努めてまいります。
なお、紀北地域でキウイフルーツや梅を脅かす病害の感染が先般確認されておりますが、既に感染部位の切除等を行い、感染の拡大防止に努めているところであり、対策の強化に向けた関係予算を今議会にお願いしております。
次に、いよいよ1年後の開催となりました紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会についてでございますが、現在開催されている国体の競技別リハーサル大会において、本県の強化選手が優秀な成績をおさめております。今秋の長崎国体・大会、さらには来年本県で開催する両大会においても本県選手団が大いに活躍できるよう、選手の強化・育成に努めてまいります。また、両大会を円滑に運営するための実施本部を設置し、体制を充実強化いたしております。長崎国体・大会に向けた本県選手団の結団壮行式につきましても、開催1年前にふさわしい機運醸成を図れるものとして挙行してまいる所存であります。
なお、来年の国体に先駆けて、全国高等学校総合体育大会を本県を中心に開催いたします。特に、ヨット競技については、拠点となるセーリングセンターを整備し、機能を強化することによって、和歌浦湾における常時開催を働きかけているところであります。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第132号において、一般会計で総額8億3900万円余の補正予算を計上しております。
主なものとして、地域医療対策では、高額な治療費を伴う先進医療の治療を受けることができないがん患者への支援や、小規模医療施設におけるスプリンクラー設置を支援する経費を計上しております。また、災害対策として、台風11号等による崖崩れへの緊急対策や、災害発生時の県民への確実な情報伝達の手段確保に係る経費を計上しております。
次に、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第133号は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部改正に伴い、幼保連携型認定こども園の基準の追加等を行うものです。
また、議案第138号は、薬事法の一部改正に伴い、再生医療等製品の販売業の許可申請に係る審査手数料の設定等を行うものです。
次に、議案第139号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第140号は訴訟の提起について、議案第141号は職員の公務中における交通事故に伴う損害賠償額について、議案第142号は財産の取得について、議案第143号は権利の放棄について、議案第144号から第146号は工事請負契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものであります。議案第147号及び第148号は、平成25年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
次に、諸報第19号及び第20号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
このほか、法人の経営状況報告書や公立大学法人和歌山県立医科大学の業務実績に関する評価結果報告書等を別途提出しております。
最後に、諮問第1号は、退職手当の支給制限処分を不服とする審査請求に対し裁決を行うため、地方自治法第206条第4項の規定に基づき議会に諮問し、意見を求めるものであります。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(坂本 登君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
まず、6月27日、公安委員会の委員に任命同意され、7月14日就任されました大桑いく嗣君を御紹介申し上げます。
公安委員大桑いく嗣君。
〔大桑いく嗣君、登壇〕
○公安委員(大桑いく嗣君) 去る7月14日付で和歌山県公安委員会委員に再任されました大桑いく嗣でございます。
県民の安全・安心に寄与するため、微力ではございますが、決意を新たにして公安委員としての責務に邁進する所存でございます。
県議会の皆様方には、これまでにも増して公安委員会に対する御指導、御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
まことに簡単ではございますが、再任に当たっての私の挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(坂本 登君) 次に、6月27日、人事委員会の委員に選任同意され、7月19日就任されました山西陽裕君を御紹介申し上げます。
人事委員山西陽裕君。
〔山西陽裕君、登壇〕
○人事委員(山西陽裕君) 本年7月19日付で人事委員会委員に再任されました山西陽裕と言います。
もとより微力でございますが、職務に励んでまいりたいと思いますので、これまで以上に御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
甚だ簡単でございますが、再任に当たりましての御挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(坂本 登君) お諮りいたします。9月10日から12日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、9月10日から12日までは休会とすることに決定いたしました。
次会は9月16日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時14分散会