平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(谷口和樹議員の質疑及び一般質問)
平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録
第6号(谷口和樹議員の質疑及び一般質問)
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質疑及び一般質問を続行いたします。
29番谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕(拍手)
○谷口和樹君 皆さん、こんにちは。谷口和樹でございます。最終日ということで、最後までおつき合いをよろしくお願いいたします。
早速、質問のほうに入らせていただきます。
まず1問目、現在、田辺市、西牟婁郡の小学生の軟式少年野球チームが加盟します田辺・西牟婁学童協議会では、25チームが年間を通じて、多くの大会の開催や、さらには地域への奉仕活動で活発に活動をしています。多くの人材が幼少時代の少年野球によって心身ともに育成され、プロスポーツ選手としてだけでなく、さまざまな分野で少年野球経験者が活躍していることは、御周知のとおりだと思います。
野球と政治の話は友達同士でも飲んでしないほうがよいと言われたこともあります。それだけ、野球というのが、生活に、文化に深く浸透しているということだと思います。
私の地区には、年に1回、お盆野球という地区対抗の野球大会があります。その中で、先輩の話の中で、「ピッチングと投球の違いは何か」と、こういうお話がありました。いわゆる要点は、主が「ピッチングは技術を駆使する個人」、「投球は9人のチームの中での投手の役割」ということであると思います。
これは、ベースボールと野球の違いにも通ずるものであると思います。チームの一員として役割を重視しながら能力を発揮し、勝利を目指す。ベースボールではなくて、野球という競技を幼いころから経験することで、組織の中での能力の発揮の仕方、組織力の考え方を身につけていることがその後の社会での活躍につながっているのではないかと思います。そして、これは、近年普及著しい少年サッカーにも同様のことが言えると思います。
本題に入らしていただきます。
少年野球、少年サッカーともに、練習、試合にはグラウンドを主に使っておりますが、雨のとき、雨天時の練習場の確保には大変苦労しております。ないと言うほうが正確かもしれません。現在、南紀田辺インターから南への延伸工事が進められています。図1のような高速道路の高架下スペースを雨天時の少年野球、少年サッカー等の練習に使うことができればと考えます。
雨天時の練習というのは、少年野球でいえばキャッチボール、ティーバッティング、素振り、ピッチング、少年サッカーであればリフティング、パス回し、シュート練習などであります。頭上の交通への万が一のトラブルがないような軽度の練習でございます。
ちなみに、和歌山県は、国土交通省の調べでは、都市公園面積は全国で45位、運動公園は全国で44位となっており、2015年の国体に向けて運動公園の整備を進めていっていただいておりますが、全国的にはまだまだ公園面積が小さい県になっています。高速道路の高架下、この土地を活用することによって、都市公園、運動公園が少ないという問題の解決にもなると考えられます。
さらに、高速道路の高架下の有効活用について、国土交通省が「高架の道路の路面下及び道路予定区域の有効活用の推進について」、「高速自動車国道法等の一部を改正する法律の施行について」等の通達の中で、積極的に高架下の有効活用を進めております。
全国的には、高架下を青年のスポーツ、スケートボードやフットサル、テニスなどにも開放されておりますが、現在工事を進められている南紀田辺インターから南への高架下スペースを、少年スポーツの振興ということで少年サッカー、少年野球の雨天時の練習場として開放することができないか、あわせて、全国的には設置が進められておりますが、県内には少ないドッグランに活用できないか、県土整備部長にお聞きいたします。
○議長(山田正彦君) ただいまの谷口和樹君の質問に対する答弁を求めます。
県土整備部長尾花正啓君。
〔尾花正啓君、登壇〕
○県土整備部長(尾花正啓君) 国土交通省では、高速道路の高架下については、まちづくりやにぎわい創出などの観点から高架下利用計画を策定し、道路管理に支障がない限り有効活用を推進することとなっております。
議員御質問の近畿自動車道紀勢線田辺─すさみ間の高架下について、所管する直轄事務所に確認したところ、利用計画の策定や占用許可に当たっては、関係市町などの意見を聞き、まちづくりの観点から確認するとともに、占用主体が日常的な点検等を的確に行うことができるかなど、道路管理上の観点もあわせ、国において総合的に判断されることになると聞いております。
県としましては、高速道路などの高架下利用については、まちづくりなどの面から、関係市町村の意見を踏まえ、高架下の有効活用が図られるよう国に対して働きかけてまいりたいと考えております。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 御答弁ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
2番目の質問に入らせていただきます。
高齢化社会を迎え、介護を必要とする人が増加しています。現在、介護に関していろいろな問題がありますが、その中で、数年前から問題となっており、解決が進まない問題として2点挙げられます。
1つは特別養護老人ホームの待機者の問題、もう1つは介護職員の低所得と離職率の問題です。
1つ目の待機者の問題は、2009年の厚生労働省の調査では、全国42万人の特別養護老人ホームの入所申込者があったということです。別の機関、医療経済研究機構の調査では、2010年、2011年、そのうちの1割から半分が待機者であるとの調査結果があります。現時点でも、この待機者の解消の問題は完全には解消していません。介護を必要とする人がふえている中、待機者解消をするために、介護施設整備への補助金などによる促進策、これは今後も必要であると理解はしております。
もう1つ、2つ目、介護を必要とする人が増加する一方、介護サービスの担い手である介護職員の所得水準が上がらず、離職率も高いままであるという問題であります。
厚生労働省の調査では、2012年度で149万人の介護職員がいますが、2015年には176万人、2025年には249万人の介護職員が必要になる、そういう調査結果が出ております。一方、公益財団法人介護労働安定センターの調査では、介護職員の離職率は全国で16.9%、和歌山県内では21.8%。ちなみに、地方公務員では約5%ぐらいであったかと記憶しております。他産業と比べまして介護職員の離職率、これは非常に高いという状況であります。
離職率が高い原因は、さまざま、いろいろあるかと思いますが、待機者解消のための新施設整備を促す補助制度、これによって法人の内部留保が減り、その結果、介護職員の給与を上げるための資金が少なくなって給与水準が低いということが原因の1つではないかと考えています。もし違うのであれば、介護職員の高離職率について具体的な原因、例えば個人の問題であるというような御指摘をいただけたらよろしいかと思いますが、民間企業ならば、利益が蓄積されると、当然、設備投資、給与、福利厚生、こちらのほうに反映がされます。同じく社会福祉法人も、小異はあれども同様と理解をしております。
高齢化社会と待機入居者のいる社会情勢から施設増設、新設の促進策は必要であるので妨げる思いはありませんが、公金支出に対する住民合意を考えますと、せめて受給法人には、離職率などの労働環境基準で県内事業所の平均は軽く上回っていただきたいものであります。
介護福祉職員の所得水準向上、離職率の改善、さらには和歌山県における介護福祉職員の将来的な人材確保のためにも、新施設整備に当たる補助要件の中に離職率を考慮した基準を設置、盛り込むことはできないでしょうか。福祉保健部長にお伺いいたします。
○議長(山田正彦君) 福祉保健部長中川伸児君。
〔中川伸児君、登壇〕
○福祉保健部長(中川伸児君) 離職率を考慮した基準を施設整備に対する補助要件とすることについてですが、離職率は、時々の経済情勢を初め、事業規模や職員の年齢構成など、さまざまな要因に大きく左右され、施設が行う離職防止への取り組みが正確に反映されるものではないことから、補助要件として設定することにはなじまないと考えております。
しかし、介護職員の離職率は高い傾向にあり、改善に向けた取り組みは重要であると認識しております。県では、介護職員の処遇改善やキャリアアップなど、定着に向けた取り組みとして、介護報酬における介護職員処遇改善加算制度の活用や各種研修会の充実、働きながら資格を取る介護雇用プログラムなどを実施しているところであり、このような取り組みにより離職の抑制につなげていきたいと考えております。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 低コストの人件費で済む産業構造、高い離職率でも設備投資の助成を受けられる制度、この改革を念頭に質問さしていただきました。
昨年からの介護福祉施設の取り消し処分や、私の住んでる近くでの、田辺市の市有地である国道沿いの土地を高齢者福祉法人のリクエストに応じて非公募で貸し出す、このような話もお聞きします。設備補助云々だけでなくて、行政と高齢者福祉法人、この立ち位置というのも考え直す時期ではないかと思い、今回の質問でございます。御答弁ありがとうございました。
3つ目の質問に移りたいと思います。
3つ目の質問に移る前に、災害復旧に御尽力いただいております知事を初め県当局及び関係各位に、この場をかりて改めて深くお礼を申し上げます。その上で、3つ目の質問に入らしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
紀南地方には、主要な幹線道路が2本あります。言うまでもなく、国道42号と国道311号であります。このうち国道311号は、昭和44年末に国道への昇格が決定して以来、改修整備工事を進めていただき、さらに平成11年の南紀熊野博、平成16年の世界遺産登録などを契機に拡幅改修工事を大きく進めていただきました。
今や、車で田辺─本宮間、約1時間ぐらいで行けるようになっております。このため、近年、田辺─新宮間の交通も、国道42号にかわり311号を利用する人々が大変ふえてきております。今や国道311号は、紀南の最も重要な幹線道路としてその地位を高めつつあります。
しかし、山間部を通る311号には、弱さもあります。平成23年の紀伊半島大水害による土砂崩れで311号が寸断されたことは記憶に新しいことでありますが、大水害でなくとも、雨の多い紀南山間部では、常に土砂崩れによる道路寸断の危険性があるということです。
このため、国道311号が寸断された場合の代替道路、迂回道路を確保する必要があります。
紀伊半島大水害では、通れなくなった311号の迂回道路として県道近露平瀬線が使われましたが、幅員が少ないだけでなく、すれ違いができない箇所も多くあり、さらには災害時の生活物資輸送のための4トン以上のトラックやバス、そして燃料輸送車──タンクローリー──などが通行できずにいました。
本宮・新宮方面へのライフラインの保持のための国道311号の災害時代替道路整備として、近露平瀬線の拡幅改良について、県土整備部長にお聞きいたします。
○議長(山田正彦君) 県土整備部長。
〔尾花正啓君、登壇〕
○県土整備部長(尾花正啓君) 県道近露平瀬線につきましては、紀伊半島大水害での経験も踏まえ、災害時における国道311号の迂回路としても機能するため、4トン以上の車でも通行が可能となるよう、今年度から田辺市中辺路町近露から当市下川下の特に狭隘な区間で待避所等の整備を進めることになっております。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、4番目の質問に入らせていただきます。
神様と人間の境に生える木と言われますサカキですが、流通する中には、主に神社の神事に使われるサカキとお墓などに備えられるヒサカキ──ビジャコ──があります。その中でサカキについては、現在の日本の市場では、外国産95%、国内産5%という流通シェアの中で、平成21年度は、和歌山県産はこの5%の国内産のうちの6割を占めております。
山村振興、過疎地域での雇用創出として、市場価値の高いサカキを産業として確立できないか、人材育成に取り組めないか、県産サカキの需要拡大のPRについて取り組めないか、農林水産部長にお聞きいたします。
○議長(山田正彦君) 農林水産部長増谷行紀君。
〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 国内市場では、安価な中国産輸入サカキが流通量の多くを占めているものの、国産サカキに根強い需要があり、供給が追いつかず、売り手市場になっているとお聞きしております。特に本県のサカキにつきましては、品質に対する市場の評価は高く、引き合いが強いことから、山村地域の収入源として大変有望であると認識しております。
これまで、県内でのサカキの振興については、杉、ヒノキの林間を活用した栽培やモノレール等の基盤整備に積極的な支援を行ってまいりました。しかし、最近では、生産者の高齢化が進む一方で、天然サカキの採取地が奥地になるなどが要因となって供給力の低下が懸念されております。
そのため、今後は、奥地採取地における基盤整備や集出荷施設の整備など、生産・出荷体制の省力化、効率化を支援することにより供給力の強化を図るとともに、人材育成については、これまで新規参入者等を対象とした栽培や採取等の技術指導を行ってまいりましたが、これらに加えて、本県サカキの商品価値を高めるため、くくり技術を含めた研修会の開催を行うなど、県産サカキの生産拡大に積極的に取り組んでまいります。
また、サカキはプレミア和歌山の認定対象品目になっておりますので、関係団体にその活用を呼びかけて販売促進につなげてまいりたいと考えております。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、最後の5つ目の質問に移りたいと思います。
国道311号沿線における子供たちの通学路の安全確保ということでお聞きさしていただきます。
まず、小の1でございます。
国道311号の安全対策には、県として大変取り組んでいただいておりますが、近年、世界遺産登録による観光の車、広域合併後の行動域の変化による車の流れの変化、高速道路の工事による大型砂利運搬車や重機輸送車が増加しております。通学時間帯に、片側1車線の国道311号で普通車が追い越しをかけたりするだけでなく、大型砂利運搬車が猛スピードで普通車を追い抜いたりというような、考えられないような光景も目にします。
子供たちの通学時の安全確保のために横断歩道や追い越し禁止の車線等の整備について、警察本部長にお聞きいたします。
○議長(山田正彦君) 警察本部長植田秀人君。
〔植田秀人君、登壇〕
○警察本部長(植田秀人君) 議員御質問のとおり、近年、国道311号におきましては、阪和自動車道の紀南延伸や一昨年の紀伊半島大水害に伴う災害復旧関係車両等が多数通行している状況にあります。
本県警察では、子供の登下校時の安全を確保するため、登下校時間帯を中心とした通学路周辺における交通監視や交通指導取り締まりなど、子供の保護誘導活動の強化とあわせて、交通安全施設整備に努めているところであります。
国道311号につきましても、通学路の交通の安全を図るため、各種対策に努めているところであり、議員御指摘の点については、横断歩道の移設、はみ出し通行禁止規制等について、前向きに検討していきたいと思います。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 どうぞ、安全対策のほう、よろしくお願いします。
大変危険な状況であるということを御認知いただいた上で、次の小の2の質問に移らしていただきたいと思います。
せんだって、県庁に出勤時、朝の国道311号の交通状況、特に大型車両について数えてみました。出る前の少ない時間でしたので、約10分ほどでございます。11トンダンプが14台、4トン以上の輸送車が12台、制限速度50キロ前後で通過をしていきます。1時間に換算しますと、大型車156台、うちダンプが84台というような計算になります。こんなに通るんやなあと改めて感じたわけでございます。
現在、国道311号の歩道は、右側についていたり左側についていたり、そういう状況であります。その右に左についた歩道は、通学に利用する子供たちに交通量の多い国道311号を幾度も横断させている、そういう状況にあります。結果、警察、建設部の交通安全対策に費用がかかるだけでなくて、横断する子供への交通事故の危険も増している、誘発していると、そういう状況であります。
ちなみに鮎川の向越─鮎川新橋間、途中400メートルほど、河川側の歩道というのが途切れております。このことによって、小学生が2度、先ほどの311号を朝の通学の時間帯に横切るわけでございます。県庁に来るようになりまして、市内の道を通らしていただきますけども、和歌山市内で主要道路を何度も通学で子供が信号なしで横断している状況というのは少ないんじゃないかなと思うんです。
前回の質問のときにもお話しさしていただいたんですけども、最初、311号は歩道設置済み区間だという説明をお受けしました。工事がその年その年、「区間によって左右前後についているよ」とお話をさしていただきましたところ、「それは危険な状況であるな」というお話をいただいたんですけども、今回質問さしてもらう中で、前回もその話は聞いたんですけども、今回も「住家の多いほうについています」ということで、現状は現状で、別に問題の意識というのを感じることがなかったのでこの質問をさしていただくんですけども。
ちなみに、もう1つつけ加えますと、中辺路町北郡付近から県立の熊野高校、こちらに登校する場合にも、都合6回ほどの横断というのが現在必要でございます。大型ダンプの通行状況は、先ほどの説明のとおりであります。主要道路に左右交互に歩道がついておりまして、その状況というのが、「設置済みであります」、「それが通常であります」ということでは、僕はどうもおかしいんではないかなと思います。
この国道311号、互い違いに歩道がついている状況、歩道設置のあり方について知事にお聞きをいたします。よろしくお願いします。
○議長(山田正彦君) 知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 通学路の安全対策については大変重要な課題であると考えておりまして、これまでも重点的には取り組んでまいりました。
県下を走っておりますと、すれ違いも大変な道がいっぱいで、辛うじて片側1車線がちゃんとあっても歩道がないところがこれまたいっぱいで、いつも心配ではらはらという状況でございまして、ここのところにやっぱり歩道をちゃんとつけないかんということを重点として取り組んでいるところでございます。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 国道311号の状況という主語でお聞きをさしていただいたんですけども、今の状況で、今後とも安全対策についてはぜひともよろしくお願いいたします。
加えて、憲法26条に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ」というのがあります。普通教育を受けさせる義務を負う保護者の1人としても、県の道路のあり方、これは職員の皆さんに考えていただきたいんですけども、こだわるところですけども、住家のほうにつける。当然、利便性というのは大事ですけども、つける際に通学路、子供の通学の安全性、このことも、皆さん、職員で考えながらやっていただけたらなと感じたところでございます。
緊急点検区域というのが、今回596カ所あるというお話も担当課からお聞きしました。残念ながら、今、私の言わしていただいた区間というのがその区間に入っていないんですけれども、知事のお話ですので、今後とも、入っていませんけれども、通学の安全確保にぜひともお取り組みをよろしくお願いします。これを要望しときます。
続きまして、小の3に、最後の質問に移ります。
資料の一番最後、立体減速表示という資料を見ながら聞いていただけたらと思います。
シークエンスデザイン、立体減速表示の導入についてです。
観光のインフラとしても主要道路であります国道311号ですけれども、交通安全対策として、ハード整備はもちろんでございますけれども、視覚効果による交通安全対策、シークエンスデザインの導入もあわせてお願いしたいところです。
通学路の安全確保と安全な観光のため、環境整備の一環として、このシークエンスデザイン、立体減速表示の導入について県土整備部長にお聞きをいたします。
○議長(山田正彦君) 県土整備部長。
〔尾花正啓君、登壇〕
○県土整備部長(尾花正啓君) 国道311号につきましては、議員御提案のようなシークエンスデザイン、立体減速表示による交通安全対策は導入しておりませんが、カーブ区間などには、運転者に減速を促し、注意を喚起する標識や路面標示等の安全対策を既に実施しております。
シークエンスデザインや視覚効果による交通安全対策は、高速道路ではその効果の検証例はありますが、一般国道などの道路では公的に効果が検証されたとは聞いておりません。県としましては、その効果を見きわめた上で導入について研究してまいります。
○議長(山田正彦君) 谷口和樹君。
〔谷口和樹君、登壇〕
○谷口和樹君 ありがとうございます。
それでは、今回の質問を終わらしていただきます。かなり早いんですけども、御清聴、どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(山田正彦君) 以上で、谷口和樹君の質問が終了いたしました。
これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時22分休憩
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