平成23年6月 和歌山県議会定例会会議録 第3号(谷口和樹議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

  午後1時0分再開
○副議長(前芝雅嗣君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 質疑及び一般質問を続行いたします。
 29番谷口和樹君。
  〔谷口和樹君、登壇〕(拍手)
○谷口和樹君 皆さん、こんにちは。
 今回、田辺選挙区から初めて選出いただきました田辺市大塔村出身の三川生まれの改新クラブ、39歳、谷口和樹でございます。ふるさとの田辺の皆さんに、ここに登壇できて質問する姿を見せることができまして、うれしいです。
 「世の中、できそうもないと言われることは多いが、実際できないことは意外と少ない」、私が両親から得た言葉であります。これからも、よいと思うことは思い切ってやってまいります。加えて、99万和歌山県民の期待にこたえられるように、そして10年、20年後(「100万て言えや」と呼ぶ者あり)──100万て言うたほうがいいですか──誇れるふるさとを子供たちに残してやれるようにやっていきます。
 何分、若輩者ではありますが、議長を初め先輩議員各位並びに当局の皆様方には、今後とも御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。
 まず、質問に入る前に、3月11日の東北大震災、そして今なお続く福島原発事故に際しまして、お亡くなりになられた方々、心より御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様と地域に一日も早い復興を願うところであります。
 今回、たくさんの同志が防災についての質問をされています。重なる部分を割愛さしていただくことをお断り申し上げた上で、質問に入らせていただきます。
 5月8日から11日まで、少しでも被災地のお役に立てるかと思い、1人で宮城県石巻市に復興ボランティアに行ってまいりました。避難所の小学校の清掃、独居高齢者宅の泥出し、物資の積みおろし、そういったボランティアをやってきました。
 自衛隊や警察、消防が作業を続ける物々しい雰囲気の中で、流れ着いたままの車や陸地の奥まで打ち上げられた船や漁具、瓦れきの山、とまったままのライフライン。2カ月たってなお津波のつめ跡が大きく残る町の惨状に声を失い、本当に胸が締めつけられる思いでありました。
 復興に関しては、当然、我々もそうですが、まだまだ日本全体で支えていかなくてはならない、このように強く思うと同時に、現場での経験は本当に多くのことを学ばせていただきました。そのことを踏まえた上で、1つ目の質問に移ります。
 今回の復旧ボランティアの経験の中で、被災された方に現地で直接触れ合う中で、支援する側の顔が見える支援が被災された方々に力を与えてあげられる、そういうふうに学びました。例えば、和歌山から水を送るならば和歌山の水を、それを受け取る方が和歌山出身の方であればなおさらであると思います。
 被災後、家を再建された方のコメントに、生まれたところの木で建てた家にもう一度住めるなんて幸せだ、こういうコメントがありました。今現在被災されている和歌山県出身の方々が、再建、リフォーム、そういう際に、ふるさと和歌山からふるさとの紀州材を供給できる制度があれば、心からの支援となるのではないかと思われます。
 日ごろ、ふるさと納税などに始まり、さまざまなケースで県人会や出身者の会を頼るケースがよくありますが、今回はふるさと和歌山県として出身者への紀州材の助成制度で心からの支援をする、このことについてお聞きします。
 続いて、2つ目です。昨年10月、和歌山県老人福祉施設協議会と提携しました災害時等における地域の安心の確保等に関する協定書の今後について、あわせて福祉保健部長にお聞きいたします。
 3つ目の質問であります。海への配慮を念頭に置いた上で、救命救急センターへのアクセス道路、文里湾架橋についてお聞きいたします。
 現在、田辺市のJR田辺駅を通るJRの線路から海側、そして北は江川地区から磯間、文里地区まで、この地域は、現在津波のハザードエリアに入っているところでありますが、かつては田辺の中心として大変栄え、本当にたくさんの若者や子供たちであふれておりました。しかしながら、現在、大型郊外店の進出や商店街の経営悪化など、核家族化、子供の数の減少など、さまざまな理由からこのエリアの高齢化が急激に進んでおります。旧田辺市、高齢化率25.2%に対し、このエリアでは30%を超えております。
 独居の高齢者の家が大変多くなっている中、当然、救急搬送の機会も大変多く、その内訳には、脳梗塞、脳卒中、脳出血、心肺停止など、命にかかわるものがあります。
 昨年、22年度実績でありますが、私が先ほど申しましたエリアに芳養方面の地区を加えた架橋に影響を受けるであろう地区には、旧田辺エリア全体の高齢者数1万7003人に対し53%の9130人がお住まいで、旧田辺エリア全体の救急搬送3004人に対して約55%の1679件がこのエリアで発生しております。うち、国立病院機構南和歌山救命救急センター搬送件数は、1238件のうち、このエリアでは584件、さらには入院、重体、死亡に関する中等傷以上の割合は53%、311人となっています。この数値は極めて高い数値であると私は認識しております。
 現状、例えば先ほどのエリアにある田辺市役所から救命救急センターまでの搬送は、渋滞を勘案せずとも、平時、田辺バイパスもしくは旧国道42号線を通りますと約15分の搬送時間となります。空からの写真を見ていただくと一目瞭然でありますが、神島高校から南和歌山病院まで文里湾を迂回するルートと横断するルート、推定短縮時間は約8分となっております。全くもってかなり大幅な時間短縮となりますが、国立南和歌山救命救急センター、救急搬送全体の47%が発生していますこのエリアに対し、心肺停止から生存率の限界7分まで1分1秒を争うといった中で、命の道として、この国立病院機構南和歌山救命救急センターまでのアクセス道路、文里湾架橋の必要性について、県土整備部長にお聞きします。
 4つ目の質問にまいります。
 国際森林年のことし5月、我が県で開催された全国植樹祭は本当にすばらしいものでした。当局の尽力が実り、まさしく紀の国のアイデンティティーを十分に表現し、県民の誇りを醸成させるにふさわしい演出であったと思います。そして、この経験と思いを未来の和歌山に引き継いでいく、これからの森林施策、林業振興、そして和歌山の発展の命題でもありますが、現実、県内の森林組合経営は、木材価格の低迷や制度の改正などで非常に厳しい中にあります。
 例えば、田辺木材共販所の例を挙げますと、昭和54年の木材取引平均単価5万5378円に対しまして昨年度は1万4263円、25.8%に、平成9年からしても約半値に下落しております。
 林業振興は、山間部における人口減少と雇用に苦しむ過疎地域の最後の希望であり、林業従事によって定住人口を維持する、または緑の雇用によって若い新しい人材や家族がふえていくことは、今後の山間部での集落維持や学校存続など、未来へのサイクルの源であります。
 その上で、今後の過疎地域における林業振興と緑の雇用の意義について知事にお聞きいたします。
 本当に華やかな全国植樹祭の開催でありました。しかしながら、その一方で3月には、県外から和歌山の森林整備に夢と希望を持って山間の過疎地に来てくれた緑の雇用従事者が、本宮森林組合から大量の雇いどめという和歌山県民にとっても大変残念な出来事がありました。そのことにつきまして、県の対応を知事にお聞きいたします。
 そして、県の対応の中に、労使間で状況把握の食い違いが見られますので労使間でまずお話をということがありましたが、今後の話し合いの中で大量解雇の確認がつき次第、当該森林組合には、緑の雇用のあり方、林業従事者の雇用の仕方、森林組合経営のあり方について指導をされていくのか、あわせて知事にお聞きいたします。
 5つ目にまいります。5つ目のフィルムコミッションに移ります。
 自治体が映像撮影の誘致で地域振興を図る目的と、文化庁や経済産業省が中心となって国際的なコンテンツ市場の拡大を視野に、国内の映像制作の環境を整えるために推進されてきましたフィルムコミッションでありますが、着実に県内にも根づきつつあると感じております。
 地域にとっては、制作された作品を通じて自分たちの住んでいるふるさとや文化、人のすばらしさを再確認することとなりますし、制作支援したコンテンツがメディアに露出することで経済効果も大きい、そういうフィルムコミッション活動でありますが、本県の地域振興、観光振興としてのフィルムコミッションの今後の進め方、そして、今までのフィルムコミッション活動を通じまして、近畿経済産業局のCrIS関西、そして財団法人日本映像国際振興協会(ユニジャパン)主催の東京国際映画祭のパートナーシップイベントとなって開催されております田辺・弁慶映画祭の今後の展開について、商工観光労働部長にお聞きいたします。
 最後、6番目の質問に入ります。龍神分校と寮についてに入ります。
 現在、南部高校龍神分校では、全校82名中37名が寮もしくは下宿での通学でありますが、一般の学事寮で生活している28名の生徒以外に硬式野球部員9名の生徒が、保護者の自主運営となっている草魂寮という寮で共同生活を行っています。一般寮は月額3万円負担で、草魂寮のほうは月額6万円プラス修繕費1万円の寮費となっています。なぜこのような差が出てくるかと申しますと、片方は毎年満杯の通常の学校寮でありまして、もう片方は硬式野球部の保護者の自主運営となっているからであります。
 今までのいきさつがどうかということはさておきまして、現状、草魂寮費の公費負担はもちろんなしですが、元診療所を改装したこの草魂寮は、自前の修繕費が要ることでもわかりますように、結構な年数が経過しております。運営に対し、地域の有志の方々から経済的支援も入った中での月額6万円が、余りにも運営上筒いっぱいであることは確かであります。
 「学校は地域の光」──地域づくりの実践者は事あるごとに口にします。人口減少が激しくなっている地域ではなおさらのことであります。過疎地域での学校の果たす役割と龍神分校の寮の現状について、教育長の認識をお聞きいたします。
 以上、一般質問を終わります。ありがとうございます。(拍手)
○副議長(前芝雅嗣君) ただいまの谷口和樹君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 緑の雇用事業の今後についてお答え申し上げます。
 緑の雇用は、山村地域の活性化などを目的として和歌山県が全国に先駆けて取り組んできた事業でありまして、これまで比較的に若い方々が林業の貴重な担い手として和歌山に来られました。しかしながら、これは労働の供給面に重点を置いた施策でありまして、労働の需要を高めないと長続きしないと私は懸念をしておりました。この思いをきっかけにして、企業の森とか、あるいは紀州材生産販売プランに基づく低コスト林業、あるいは森林資源のバイオマス利用、そういうものを推進して、林業の振興あるいは森林組合等の仕事の確保に努めてまいりました。
 その中で、例えば舞鶴の林ベニヤとの取引ルートを開拓いたしまして、当時の計算で言いますと全体で4分の1ぐらい需要増が見込まれるという状況に持っていったわけでございますが、まだまだ道半ばでございまして、特に林業の情勢が厳しい中で十分とは言えない、これからも頑張らないかんということだと思っております。特に、間伐材の増産などによりまして林業生産を拡大し頑張っていただいてる森林組合も数多くあるわけでございますけれども、こういう方々を励ましていかないかんというふうに思っております。
 このような中で、今回、本宮町の森林組合において、緑の雇用で来られた作業員の方々が職を失われましたが、第1報を知った4月以降、現地に職員を派遣し、森林組合、作業員双方からの聞き取りや両者の話し合いの場に出席させるなど、実態調査を進めているところであります。この結果を踏まえ、一連の過程において森林組合の対応に問題が認められる場合には是正を求めるとともに、希望される作業員の方々には、今後も和歌山で暮らしていただけるように努力してまいりたいと考えております。
 また、森林組合に対しては、林業の担い手確保対策として、緑の雇用の有効活用、低コスト林業の推進による経営の安定化などの指導を強化してまいります。
○副議長(前芝雅嗣君) 福祉保健部長鈴木敏彦君。
  〔鈴木敏彦君、登壇〕
○福祉保健部長(鈴木敏彦君) 東日本大震災復興支援と紀州木材の供給についてお答えをいたします。
 県では、市町村の御協力や県内企業、さらには県民の皆様から心温まる支援物資の提供をいただきながら、被災地の要請に応じて食料、水、毛布等の物資を提供してきたところです。
 被災されている和歌山県出身者の方々が住宅を再建、リフォームする際に、ふるさと和歌山から紀州材を供給できる制度を設けてはどうかとの御提案でございますが、被災地におられる県出身者を特定することはなかなか難しく、むしろ被災地への復興支援として広く紀州材を使っていただいてはどうかと考えます。例えば、資材が不足して住宅の応急修理がなかなか進まない地域へ災害救助法のスキームを使って紀州材を供給するなど、現地のニーズを踏まえつつ、支援物資としての紀州材の活用について検討してまいりたいと考えてございます。
 次に、地震・津波対策と和歌山県老人福祉施設協議会との防災協定についてですが、災害が発生し、またそのおそれがある場合及び平常時において高齢者や障害者など支援を必要とする地域住民の安心を確保するために、昨年10月に和歌山県老人福祉施設協議会と県との間で包括的な協定を締結いたしました。また、本年1月には、この協定に基づき、県で独自に施設での要援護者の受け入れや施設間の相互応援などの具体的な取り決めを盛り込んだ協定の標準例を作成するとともに、県内全市町村や高齢者福祉施設に対して説明会を開催してきたところです。
 これらのことを受け、現在、市町村と管内高齢者福祉施設との間で協議が進められているところであり、県としましては、地域における災害時要援護者の安心の確保のために、地域の実情に応じた実効性のある協定の締結が進むよう、市町村及び関係機関に対して積極的に働きかけてまいります。
○副議長(前芝雅嗣君) 県土整備部長森 勝彦君。
  〔森 勝彦君、登壇〕
○県土整備部長(森 勝彦君) 文里湾架橋についてお答えいたします。
 田辺市内におきましては、今後、街路等の整備に加え、国道42号田鶴交差点の改良などにより、市街地からの救急搬送時間の短縮につながるものと想定されます。また、これとは別に、高速道路や田辺西バイパス等の整備により、広域的な救急医療体制の強化にもつながるものと考えております。
 その上で、文里湾架橋の構想につきましては、現在進めている道路ネットワーク整備の効果を検証し、救急搬送の観点も含め、将来的に検討させていただきたいと考えております。
○副議長(前芝雅嗣君) 商工観光労働部長大門達生君。
  〔大門達生君、登壇〕
○商工観光労働部長(大門達生君) フィルムコミッションについてお答えいたします。
 本県では、18年2月、県観光連盟にわかやまフィルムコミッションを立ち上げ、県内各地のロケに適したさまざまなシーンのホームページでの公開や地元との連絡調整、映像関係者との人脈形成等に努めるなど、誘致活動に努めてまいりました。最近では、映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」の有田川町へのロケ誘致を行ったり、新宮を舞台に撮影された映画「軽蔑」の先行上映会に協賛するなど、地域における映像活動を支援しております。
 県としましては、引き続き県観光連盟と連携を図りながら、映画の撮影などを誘致するために、映像関係者に対しまして積極的に働きかけを行ってまいります。
 また、経済産業省が進める映像イベント、CrIS関西に当初から参加している田辺・弁慶映画祭につきましては、実行委員会の一員として、地域のイメージアップや観光客の誘致につながる取り組みを行ってまいります。
○副議長(前芝雅嗣君) 教育長西下博通君。
  〔西下博通君、登壇〕
○教育長(西下博通君) 龍神分校と寮についてお答えします。
 過疎地域にある分校は、地域の子供たちにしっかりとした学びの場を保障する観点から、大変重要な役割を担っていると認識してございます。近年、少子化による地元中学校卒業生が減少する状況にあって、特色ある教育活動を行うことにより、この分校で学びたいという生徒が入学してきてございます。これが学校に活力を生むとともに、地域の活性化にも貢献していると考えてございます。
 議員御指摘の南部高等学校龍神分校の寮についてでございますが、現在の寮は、これまでの分校の入学者数や入寮を希望する生徒数から総合的に判断した適正な規模で運営されてきたものと考えてございます。硬式野球部の創部後、学校の寮を希望する生徒の増減状況や、部員の保護者の自主運営となっている草魂寮の実情については承知してございますが、今後とも入寮を希望する生徒数の推移を慎重に見きわめる必要があると考えてございます。
○副議長(前芝雅嗣君) 答弁漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(前芝雅嗣君) 再質問を許します。
 29番谷口和樹君。
○谷口和樹君 よろしくお願いいたします。
 要望として少しお聞きを願えたらと思います。
 今回、公表には、森林・林業再生プランの中で、切り捨て間伐から搬出間伐への方針転換など国の制度内容が変更になり、補助金の減収など経営悪化から解雇に至りました、そういう公表がありました。緑の雇用の大量解雇のことについてでございます。
 和歌山県では、19年度から低コスト林業の推進で搬出間伐への転換を既に奨励をしてきておられます。決して急な方針転換ではなくて、実際、周辺の森林組合では、苦しい中でも必死で経営改革と新しい方針に沿うための努力を進めながら、経験の浅い林業従事者を1人でも多く一人前にするために、その家族が山間部で生活していけるために必死で組合経営を続けております。
 この間、実際、努力をされているほかの森林組合の方とお話をする中で、「今まで5月、6月やったら梅の収穫に森林組合から派遣をしていたんだけども、何年か前の派遣法の制定で派遣ができなくなった。組合の収益にもなるし、即戦力の森林組合職員は大変農家にも喜ばれた。月20日要る雇用保険も継続できるし、何より林業が農業を補完できるというのはすばらしいことなので派遣できるようにならないか」、そういうようなお話をいただきました。本当に経営の工夫と試行錯誤をしております。まだまだ和歌山には林業のために行政ができることがたくさんあると思います。すべきこともたくさんあり、知事には期待するところであります。
 今回の大量解雇に関して、基本的には補助金や制度に関する当該森林組合の実質経営陣のモラルの問題であると私は考えております。緑の雇用制度は和歌山県の林業政策の柱でもあり、総務大臣賞に始まり、幾度となく賞をいただいております。元首相の在任中に現地視察に来ていただいたり、紀の国和歌山が全国に発信する誇るべきグリーンシステムであると、そういうふうに思っております。
 今回解雇された方々が言っておられます震災を理由にした解雇なのかどうか等々、当局が問題を確認次第、ぜひとも御指導をなされる際には、緑の雇用事業は研修制度、担い手育成事業でありまして、決して使い捨ての事業ではない、単にお金をもらうだけの制度ではないと強く御指導を願いたいところであります。
 それと、繰り返しになりますけども、杞憂であろうとは思いますが、森林組合による林業従事者の雇用は、集落維持、学校維持など、過疎対策として山間を支える重要な要素であります。今回の大量不当解雇の件により、必死で頑張っている周辺の森林組合や林業従事者、緑の雇用の方々がぎくしゃくしたり間違った影響が出ないように、知事の山間集落への過疎対策には大きく感謝をしていますが、それに加えて、格段の配慮と、今後ともさらなる山間部の林業振興と林業従事者の雇用確保の維持にぜひとも傾注していただきたく、お願い申し上げます。
 以上、2つの要望をお願いして、29番、一般質問を終わります。ありがとうございます。
○副議長(前芝雅嗣君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で谷口和樹君の質問が終了いたしました。

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