平成22年2月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(全文)
県議会の活動
平成22年2月
和歌山県議会定例会会議録
第2号
────────────────────
議事日程 第2号
平成22年2月25日(木曜日)
午前10時開議
第1 議案第17号から議案第30号まで、議案第47号及び議案第60号(質疑)
第2 議案の付託
────────────────────
会議に付した事件
第1 議案第17号から議案第30号まで、議案第47号及び議案第60号(質疑)
第2 議案の付託
第3 休会決定の件
────────────────────
出席議員(43人)
1番 泉 正徳
2番 山本茂博
3番 前芝雅嗣
4番 浅井修一郎
5番 吉井和視
6番 向井嘉久藏
7番 門 三佐博
8番 町田 亘
9番 服部 一
10番 平木哲朗
11番 花田健吉
12番 須川倍行
13番 大沢広太郎
14番 谷 洋一
15番 平越孝哉
17番 岸本 健
18番 川口文章
19番 尾崎太郎
20番 藤山将材
21番 新島 雄
22番 山下直也
23番 井出益弘
24番 宇治田栄蔵
25番 多田純一
26番 中 拓哉
27番 角田秀樹
29番 山田正彦
30番 坂本 登
31番 尾崎要二
32番 中村裕一
33番 片桐章浩
34番 原 日出夫
35番 藤本眞利子
36番 長坂隆司
38番 小川 武
39番 冨安民浩
40番 奥村規子
41番 山下大輔
42番 松坂英樹
43番 藤井健太郎
44番 雑賀光夫
45番 野見山 海
46番 松本貞次
欠席議員(なし)
〔備考〕
16番 欠員
28番 欠員
37番 欠員
────────────────────
説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 曽根義廣
危機管理監 森 崇
総務部長 宮地俊明
企画部長 前硲健作
環境生活部長 井口悦治
福祉保健部長 北田佳秀
商工観光労働部長 永井慶一
農林水産部長 下林茂文
県土整備部長 茅野牧夫
会計管理者 雑賀忠士
教育委員会委員長 宮永健史
教育長 山口裕市
公安委員会委員長 大岡淳人
警察本部長 永松健次
人事委員会委員長 守屋駿二
代表監査委員 楠本 隆
選挙管理委員会委員長 諸木良介
────────────────────
職務のため出席した事務局職員
事務局長 藁科善崇
次長 東岡誠吾
議事課長 上坊 晃
議事課副課長 土井敏弘
議事課課長補佐兼班長 田中健司
議事課主査 保田良春
議事課主査 瀧川泰治
議事課主査 中村安隆
総務課長 佐本 明
調査課長 中井祥之
────────────────────
午前10時0分開議
○議長(冨安民浩君) これより本日の会議を開きます。
日程第1、補正予算等議案、議案第17号から議案第30号まで、議案第47号及び議案第60号を一括して議題とし、議案に対する質疑を行います。
中拓哉君から質疑の通告がありますので、許可いたします。
26番中 拓哉君。
〔中 拓哉君、登壇〕(拍手)
○中 拓哉君 おはようございます。22年度の補正の上程された17号につきまして質疑さしてもらいます。
御案内のとおり、9月議会での一般質問で柔道の自動畳畳み機のことを取り上げまして、関心を持って注視しておりました。できれば愛媛県の松山で現物を視察したいなと思ってもおりました。
そうした折、和歌山県報──県がいろいろ公告するやつですけども──これの2121号、平成21年12月22日付公告に、一般競争入札として折り畳み式柔道場4基、納入期限平成22年3月31日として、平成22年1月27日午前11時から出納局総務事務集中課入札室において、平成7年の条約23号政府調達に関する協定も含めて──英語のサマリーですね、「Folding judo tatami mat;4 Units」と、こういう英語でも公告されておりました。
一方、「わかやま新報」1月1日元旦号には、「天皇杯獲得への強力助っ人」という見出しで、この自動式柔道畳を折り畳んだ状態で地下ピットに収納し、フロアに移動して展開すると、このことを紹介して、県は愛知県のメーカーからこの自動式柔道畳4基を約3億円で購入していると、愛知県のメーカーから既に購入しているというふうな報道がございました。入札が1月27日のはずなのに、お正月に既にメーカーや金額までわかって、それも既に購入済みであると報じるのですから、混乱するばかりでございます。
また、2月10日の「読売新聞」和歌山県版では、「電動柔道畳 入札者なし」とのリードで、1面のサイズが128畳から112.5畳に変わりつつあり、国内で唯一製造しているメーカーに新規格の製造実績がなく、設計変更に時間がかかるとして入札参加者がなかった、不調に終わった旨の報道がありました。
そして、この2月23日、議会の招集を受けて提案された21年度補正予算11ページに繰越明許として追加されている旨、知ったのであります。
そこで、お尋ねいたします。議案第17号平成21年度和歌山県一般会計補正予算、第2条繰越明許費補正、第2表、1追加のうち、10款教育費7項保健体育費、事業名としてトップアスリート育成2億9,800万円を繰越明許費として追加した理由の詳細をお示しください。
入札の不調は、繰越明許費を定める地方自治法213条で規定する「その性質上又は予算成立後の事由に基づき年度内にその支出を終わらない見込みのあるもの」のどちらに該当するのでしょうか。会計年度独立の原則に反しませんか。平成22年度に改めて予算計上することが地方自治のルールだと思います。
以上、お尋ねします。御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○議長(冨安民浩君) ただいまの中拓哉君の質疑に対する答弁を求めます。
教育長山口裕市君。
〔山口裕市君、登壇〕
○教育長(山口裕市君) 平成21年9月議会におきまして御承認いただきました電動収納柔道畳の予算を平成21年度繰越明許費の補正として追加させていただいた理由について、お答え申し上げます。
平成21年9月補正予算の要求時点では、全日本柔道連盟公認の128畳の導入を予定してございましたが、国際柔道連盟審判規定による試合場の規格が平成19年4月に128畳から112.5畳に改正されたことを受けまして、平成21年10月に全日本柔道連盟から、今後新たに整備する施設では国際規格112.5畳で整備するよう指導を受けてございます。
本県といたしましても、県立総合体育館(仮称)で開催予定の第70回和歌山国体や国体までの選手強化対策事業、また国際大会の誘致を図る上でも国際規格である112.5畳が効率的であるということから、新規格の電動収納柔道畳の導入を決定いたしました。
当初の128畳の仕様を112.5畳に変更いたしまして入札を行いましたが、当該備品の国内製造業者による設計変更等に想定外の日数を要しまして平成22年3月31日までの納入が困難となったために、応札がなく、入札不調となり、繰越明許費の補正を追加させていただいた次第でございます。
次に、入札不調が繰越明許費を定める地方自治法の規定のどちらの事由に該当するかについてでございますが、入札不調の事案につきましては、地方自治法第213条第1項に規定する「予算成立後の事由に基づき年度内にその支出を終わらない見込みのあるもの」に該当するものであると判断してございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(冨安民浩君) 答弁漏れはありませんか。
〔「はい、なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 再質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 以上で、中拓哉君の質疑が終了いたしました。
お諮りいたします。質疑は以上で終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、質疑は以上で終結いたします。
次に日程第2、議案の付託について申し上げます。
議案第17号から議案第30号まで、議案第47号及び議案第60号は、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
なお、常任委員会の会場はお手元に配付しておりますので、御了承願います。
お諮りいたします。2月26日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、2月26日は休会とすることに決定いたしました。
次会は、3月1日定刻より会議を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時8分散会