平成21年6月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


県議会の活動

平成21年6月
和歌山県議会定例会会議録
第7号
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議事日程 第7号
 平成21年6月30日(火曜日)
 午前10時開議
 第1 特別委員会中間報告の件
 第2 議案第108号から議案第127号まで、並びに請願2件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第4 特別委員会閉会中継続審査の件
 第5 常任委員選任の件
 第6 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第7 特別委員の辞任及び選任の件
 第8 議会運営委員選任の件
 第9 図書委員選任の件
 第10 意見書・決議案
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会議に付した事件
 第1 特別委員会中間報告の件
 第2 議案第108号から議案第127号まで、並びに請願2件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第4 特別委員会設置目的変更の件
 第5 特別委員会閉会中継続審査の件
 第6 議案第130号及び議案第131号(当局説明・委員会付託等省略・表決)
 第7 議員派遣の件
 第8 議員提出議案第2号(提出者説明等省略・表決)
 第9 常任委員選任の件
 第10 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第11 特別委員の辞任及び選任の件
 第12 議長辞職の件
 第13 議長の選挙
 第14 副議長辞職の件
 第15 副議長の選挙
 第16 議会運営委員選任の件
 第17 図書委員選任の件
 第18 意見書案
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出席議員(45人)
 1番 泉 正徳
 2番 山本茂博
 3番 前芝雅嗣
 4番 浅井修一郎
 5番 吉井和視
 6番 向井嘉久藏
 7番 門 三佐博
 8番 町田 亘
 9番 服部 一
 10番 平木哲朗
 11番 花田健吉
 12番 須川倍行
 13番 大沢広太郎
 14番 谷 洋一
 15番 平越孝哉
 16番 下川俊樹
 17番 岸本 健
 18番 川口文章
 19番 尾崎太郎
 20番 藤山将材
 21番 新島 雄
 22番 山下直也
 23番 井出益弘
 24番 宇治田栄蔵
 25番 多田純一
 26番 中 拓哉
 27番 角田秀樹
 28番 江上柳助
 29番 山田正彦
 30番 坂本 登
 31番 尾崎要二
 32番 中村裕一
 33番 片桐章浩
 34番 原 日出夫
 35番 藤本眞利子
 36番 長坂隆司
 38番 小川 武
 39番 冨安民浩
 40番 奥村規子
 41番 山下大輔
 42番 松坂英樹
 43番 藤井健太郎
 44番 雑賀光夫
 45番 野見山 海
 46番 松本貞次
欠席議員(なし)
〔備考〕
37番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       曽根義廣
 危機管理監      森 崇
 総務部長       宮地俊明
 企画部長       前硲健作
 環境生活部長     井口悦治
 福祉保健部長     北田佳秀
 商工観光労働部長   永井慶一
 農林水産部長     下林茂文
 県土整備部長     茅野牧夫
 会計管理者      雑賀忠士
 教育委員会委員長   湯川 力
 教育長        山口裕市
 公安委員会委員    片山博臣
 警察本部長      永松健次
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       藁科善崇
 次長         東岡誠吾
 議事課長       上坊 晃
 議事課副課長     土井敏弘
 議事課課長補佐兼議事班長
            田中健司
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      瀧川泰治
 議事課主査      中村安隆
 総務課長       佐本 明
 総務課主任      中井圭子
 調査課長       中井祥之
 調査課主査      西岡香恵
 調査課主査      南 隆也
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  午前10時0分開議
○議長(大沢広太郎君) これより本日の会議を開きます。
 日程第1、特別委員会中間報告の件を議題といたします。
 人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会及び半島振興・交通・産業振興対策特別委員会から文書により中間報告がなされております。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後4時49分再開
○議長(大沢広太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、本日の会議時間は、都合により、あらかじめ延長いたします。
 議事の都合により、休憩いたします。
  午後4時49分休憩
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  午後6時59分再開
○議長(大沢広太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第2、議案第108号から議案第127号まで、並びに今期定例会の請願1件及び継続審査中の請願1件、計2件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
 農林水産委員会委員長泉 正徳君。
  〔泉 正徳君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(泉 正徳君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
 委員会は、6月25日、第4委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号及び議案第117号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、農業試験場の耐震改修計画について、強風によるかんきつ類の被害への対応について、農業基盤整備事業の要望状況と市町村財源について、アユ冷水病の本年の発生状況について、森林整備加速化・林業再生事業への県の取り組みについて、大型定置網の流出被害への対応について、農作物の被害に対する県の融資制度について、桃のトップセールスについて、ことしの桃の状況についてただされました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 建設委員会委員長山本茂博君。
  〔山本茂博君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(山本茂博君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案4件であります。
 委員会は、6月25日、第5委員会室において開催し、県土整備部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号、議案第121号、議案第126号及び議案第127号について、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、県管理道路の路面の点検と整備について、椿山ダム放流と三尾のアワビ漁獲高の減少について、有田川の渇水に対する今後の取り組みについて、国道480号鍋谷峠道路の改修の現状と今後の取り組みについて、県道那賀かつらぎ線の改修計画と京奈和自動車道への進入について、県道和歌山橋本線のかつらぎ町東渋田、西渋田の改修計画と促進について、県道高野口野上線の御所地区、星山地区の改修促進について、紀の川左岸農道の建設促進と今後の取り組みについて、堂田川、中谷川、桜谷川の改修について、国直轄事業の県内経済効果と地元発注について、日高港の泊地増深工事について、浄化槽の水質検査の案内方法について、湯浅御坊道路の安全対策について、県道有田湯浅線の湯浅町田から栖原間の整備の状況と今後の見通しについて、国道371号の中辺路町大内川地区の改良促進について、国道42号の田鶴、橋谷の渋滞対策について、第2阪和国道整備の進捗状況と和歌山北インターチェンジの供用開始時期について、水軒川、大門川のしゅんせつについて、紀の川大堰関連JR阪和線橋梁工事に係る道路のつけかえの状況について、県道小豆島船所線の水道橋の供用開始時期についてただされました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 文教委員会委員長多田純一君。
  〔多田純一君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(多田純一君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案1件、請願は前会からの継続審査分1件であります。
 委員会は、6月25日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第7号は継続審査すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目等を申し上げますと、教員の採用人数について、教育改革の総括について、学校の運動会開催時期について、学習指導要領に基づいた教育について、和歌山国体でのクレー射撃の県内開催について、不祥事を起こした教員への時代に合った処遇について、高等学校へのスポーツコースの設置についてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 総務委員会委員長前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(前芝雅嗣君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案3件であります。
 委員会は、6月25日、第1委員会室において開催し、出納局、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号、議案第109号、議案第120号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、知事室関係では、関西広域連合の考え方等について、第70回国民体育大会に係る宿泊対策、実施競技の選定及び運営経費等について、企画部関係では、文化芸術振興基本計画について、関西国際空港株式会社の有利子負債の削減等について、携帯電話不感地区について、和歌山市内のバス路線について、地上デジタル放送の現状について、総務部関係では、J-ALERT(緊急地震速報)の導入について、国民保護計画の変更について、市町村への権限移譲について、公立大学法人和歌山県立医科大学の現状と運営費交付金について、繰越明許費について、監察査察室からの事件処理内容の報告及び職員のせんべつの授受について、議案第120号の内容について、定期監察の内容についてただされました。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 福祉環境委員会委員長尾崎太郎君。
  〔尾崎太郎君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(尾崎太郎君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案12件、請願新規受理分1件であります。
 委員会は、6月25日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号、議案第110号から議案第116号まで及び議案第122号から議案第125号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第16号は採択すべきものと決しました。
 なお、当委員会から「飲食店営業等に調理師の配置を義務付ける制度及び講習制度の制定に関する意見書(案)」が提出される運びとなっておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、環境生活部関係では、ネットパトロール事業について、高校生の中途退学者について、地球温暖化対策について、使用料及び手数料の見直しについて、レジ袋無料配布中止後の状況について、風力発電施設について、福祉保健部関係では、基金事業について、自殺対策について、災害医療対策費等の繰り越しについて、児童虐待防止の取り組み状況について、要介護認定制度の見直しについて、介護報酬改定の検証についてただされました。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 経済警察委員会委員長浅井修一郎君。
  〔浅井修一郎君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(浅井修一郎君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案3件であります。
 委員会は、6月25日、第3委員会室において開催し、商工観光労働部・労働委員会、公安委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第108号、議案第118号、議案第119号はいずれも全会一致をもって可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、商工観光労働部・労働委員会関係では、地域産学官共同研究拠点整備事業について、県産品を活用した清涼飲料の生産・販売の終了について、県の特産品を生かしたお菓子等加工食品づくりへの取り組みと販売の工夫について、補正予算の雇用促進費の内容と基金の有効活用について、コンビニエンスストア等を活用した県産品のPRについて、当局と委員会との十分な意思疎通について、公安委員会関係では、沿岸を航行する船舶のマナー啓発について、運転免許証の高齢者講習の手数料について、中高生のたまり場対策について、警察署の管轄区域変更の理由について、新型インフルエンザ対策についてただされました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 雑賀光夫君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 44番雑賀光夫君。
  〔雑賀光夫君、登壇〕(拍手)
○雑賀光夫君 日本共産党県議団を代表して、議案第109号について反対討論を行います。
 議案第109号は、地方税法の一部を改正する法律の公布に伴い、県税条例の一部を改正するものでありますが、高額所得者の株式配当及び譲渡益の優遇を含んでいる点から反対であります。
 上場株式等を市場で売買することによって得られる所得と株式配当に対する課税には変遷がありますが、平成21年からは、以前から適用されてきた軽減税率を撤廃し、原則20%とすることになっておりました。しかし、特例措置として平成21年、22年に限って、上場株式等の配当については100万円以下だけを税率10%、譲渡益については500万円以下に限って10%としていたのであります。それを平成21年から23年まで一律10%の軽減税率の適用を延長するというのがこのたびの税法改正に含まれる問題であります。
 個人資産家の場合もあれば、大企業や銀行など機関投資家の場合もありますが、株式配当益100万円以上、譲渡益500万円以上のケースで減税の恩恵にあずかるわけです。その一方で、庶民の預金利子には20%の税金がかけられます。
 このたびの改正で、県税収入がどの程度減収になるのか担当課にお伺いしましたが、試算はできていないということでありますが、国レベルでは約1兆円の減収になるという推計があります。
 国会での討論で、我が党の佐々木憲昭議員が、株式等の売買益に対する減税では、合計所得100億円超のわずか10人に183億円の減税が行われている実態を示しました。また、株式配当に対する減税では、豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長に対し07年で1億6000万円の減税がもたらされたという試算を示したわけです。
 今、日本は格差の大きな社会になってきています。こうしたとき、税金は所得の再配分の観点から徴収されるべきです。それでこそ景気対策になります。このたびの改正は、それに逆行するものです。よって、議案第109号には反対することを申し上げ、討論を終わります。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) これをもって討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第109号を採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、原案可決であります。
 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第108号及び議案第110号から議案第127号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、請願2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本請願をいずれも委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、本請願はいずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
 次に日程第3、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 お諮りいたします。特別委員会設置目的変更の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 特別委員会設置目的変更の件を議題といたします。
 お諮りいたします。行政改革・基本計画等に関する特別委員会については、設置目的を「行政改革、県行政に係る基本計画等及び関西広域連合(仮称)について調査・審議するため」と改めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第4、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会、予算特別委員会及び議員定数等検討特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、報告いたします。
 議案の追加提出がありました。
 お諮りいたします。議案第130号及び議案第131号を本日の日程に追加し、これより直ちに一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議案第130号及び議案第131号を一括して議題といたします。
  〔退場する者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 議案はお手元に配付しておりますので、まず当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) ただいま上程されました議案第130号及び第131号は、県監査委員花田健吉君、原日出夫君が6月30日に辞職いたしましたので、その後任として、須川倍行君、江上柳助君を選任いたしたく同意をお願いするものでございます。
 何とぞ、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大沢広太郎君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第130号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に須川倍行君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、議案第130号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第131号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に江上柳助君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、議案第131号は同意することに決定いたしました。
  〔入場する者あり〕
○議長(大沢広太郎君) お諮りいたします。議員派遣の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、会議規則第114条の規定により、お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、報告いたします。
 議員提出議案の提出がありました。
 議員提出議案第2号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第2号和歌山県議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 議案はお手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第2号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に日程第5、常任委員選任の件を議題といたします。
 常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 総務委員会委員、川口文章君、藤山将材君、新島雄君、宇治田栄蔵君、藤本眞利子君、小川武君、藤井健太郎君、以上7人。
 福祉環境委員会委員、向井嘉久藏君、須川倍行君、尾崎太郎君、井出益弘君、中拓哉君、奥村規子君、山下大輔君、以上7人。
 経済警察委員会委員、前芝雅嗣君、町田亘君、花田健吉君、山下直也君、江上柳助君、尾崎要二君、原日出夫君、長坂隆司君、以上8人。
 農林水産委員会委員、泉正徳君、服部一君、谷洋一君、坂本登君、中村裕一君、冨安民浩君、松本貞次君、以上7人。
 建設委員会委員、山本茂博君、門三佐博君、平木哲朗君、大沢広太郎君、角田秀樹君、山田正彦君、松坂英樹君、野見山海君、以上8人。
 文教委員会委員、浅井修一郎君、吉井和視君、平越孝哉君、下川俊樹君、岸本健君、多田純一君、片桐章浩君、雑賀光夫君、以上8人。
○議長(大沢広太郎君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を常任委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を常任委員に選任することに決定いたしました。
 次に日程第6、常任委員の選任に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
 常任委員会の委員長及び副委員長の選任については、委員会条例第6条第2項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 総務委員会委員長藤山将材君、同副委員長藤本眞利子君。
 福祉環境委員会委員長山下大輔君、同副委員長尾崎太郎君。
 経済警察委員会委員長山下直也君、同副委員長前芝雅嗣君。
 農林水産委員会委員長服部一君、同副委員長泉正徳君。
 建設委員会委員長平木哲朗君、同副委員長角田秀樹君。
 文教委員会委員長岸本健君、同副委員長雑賀光夫君。
○議長(大沢広太郎君) ただいま朗読した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長として指名することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、ただいま指名した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長に選任することに決定いたしました。
 次に日程第7、特別委員の辞任及び選任の件を議題といたします。
 人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会及び予算特別委員会の委員から辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。特別委員の辞任を許可することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、ただいま欠員となった特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 人権・少子高齢化問題等対策特別委員会委員、平木哲朗君、花田健吉君、須川倍行君、岸本健君、山下直也君、井出益弘君、江上柳助君、藤本眞利子君、小川武君、奥村規子君、松本貞次君、以上11人。
 防災・環境問題等対策特別委員会委員、山本茂博君、前芝雅嗣君、向井嘉久藏君、平越孝哉君、尾崎太郎君、藤山将材君、新島雄君、多田純一君、原日出夫君、長坂隆司君、雑賀光夫君、以上11人。
 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員、泉正徳君、吉井和視君、服部一君、川口文章君、中拓哉君、山田正彦君、坂本登君、中村裕一君、片桐章浩君、冨安民浩君、山下大輔君、藤井健太郎君、以上12人。
 半島振興・交通・産業振興対策特別委員会委員、浅井修一郎君、門三佐博君、町田亘君、大沢広太郎君、谷洋一君、下川俊樹君、宇治田栄蔵君、角田秀樹君、尾崎要二君、松坂英樹君、野見山海君、以上11人。
 予算特別委員会委員、泉正徳君、吉井和視君、服部一君、平木哲朗君、花田健吉君、大沢広太郎君、谷洋一君、平越孝哉君、下川俊樹君、岸本健君、藤山将材君、新島雄君、山下直也君、江上柳助君、中村裕一君、片桐章浩君、原日出夫君、奥村規子君、山下大輔君、以上19人。
○議長(大沢広太郎君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を特別委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を特別委員に選任することに決定いたしました。
  〔議長退席、副議長着席〕
  〔退場する者あり〕
○副議長(山田正彦君) この際、報告いたします。
 ただいま、議長大沢広太郎君から議長辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。議長辞職の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、職員に辞職願を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 辞職願 私こと この度、都合により和歌山県議会議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます。 平成21年6月30日 和歌山県議会議長大沢広太郎 和歌山県議会副議長様
○副議長(山田正彦君) 大沢広太郎君の議長辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○副議長(山田正彦君) 起立全員であります。よって、大沢広太郎君の議長辞職を許可することに決定いたしました。
  〔入場する者あり〕
○副議長(山田正彦君) 大沢広太郎君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 13番大沢広太郎君。
  〔大沢広太郎君、登壇〕(拍手)
○大沢広太郎君 議長のお許しをいただきましたので、退任のごあいさつをさしていただきます。
 昨年の6月27日、歴史と伝統のある和歌山県議会第79代議長に選任をいただきました。1年間、大過なく過ごさせていただきました。これもひとえに先輩議員の皆さん、そして同僚議員の皆さんのおかげだと思ってございます。そしてまた、仁坂知事初め当局の皆さんにも大変な御指導、御協力をいただきました。改めて厚く御礼を申し上げたいと思います。
 この1年、私にとっては大変忙しい1年でもありました。しかし、今までになかったすばらしい経験をさしていただいたわけであります。7月には、全国議長会に出席をさしていただき、その後、福田前首相のもと、首相官邸に招かれました。47全員の議長とともに交流を深めてきたわけであります。また、和歌山県出身の東京県人会50周年の式典にも仁坂知事や県選出の国会議員の先生方とともに出席をさしていただき、大きな交流を深めてきたところであります。
 また、9月には、天皇・皇后両陛下の御出席のもと、大分国体にも参加をさしていただきました。仁坂団長の率いる団旗のもと、役員や選手団の皆さんと一緒に手を振りながら入場行進をさしていただいたわけであります。また、その明くる日には、2周目国体に向けてのサッカー場や競技場、そしてあらゆる施設を見学させていただいたわけであります。
 また、その明くる日から、スペイン、サンティアゴに行かしていただきました。10年前に西口元知事、また下川元議長一行が、祈りの道、そして和歌山県の熊野古道との道と道を通じる姉妹道提携をしていただきました。また、その5年後には、尾崎要二元議長一行が5年目の節目の交流にも参加をしてくれました。そして昨年、仁坂知事、泉農林水産委員長、そして私たち一行が10周年という記念式典にも参加をさしていただいたわけであります。
 そのときに、民間から15名の企業の方々にも自費で参加をしていただきました。旅館組合長をされた方、また観光協会長をされておる方、そして日本一の梅づくりをされている業者の方や、梅酒やワインをつくっている企業の方、そして金山寺みそやおしょうゆをつくっておられる方々、またミカンやジュースをつくっておられる企業の方々とともに、スペインで4日間、トップセールスをさしていただきました。この間、梅の企業の社長にお聞きをいたしますと、「おかげで、たくさんの注文は入ってこないけれども、ぼちぼちとスペインから梅酒の注文が来ている」、こんなうれしい言葉も聞かしていただきました。
 また、ことしに入って、和歌山県の基幹産業でもあります梅産業、そして梅干しや梅酒。このために、6月6日の梅の日の前日、麻生首相の待っておられる官邸に出向かせていただきました。仁坂知事や真砂田辺市長、そしてJA紀南の中家組合長ともども、これもまたトップセールスという大役をさせていただいたわけであります。
 振り返りますと、本当にこの1年、私にとっては貴重な貴重な経験を踏まさしていただいたわけであります。これからは一議員として、和歌山県勢発展のために、また和歌山県民が和歌山に生まれてよかった、和歌山に育ってよかった、住んでよかったと言えるような、そんな心と心の政治に取り組んでまいりたい、このように思ってございます。
 これからも、まだまだ皆さん方には多く御迷惑をおかけすることと思いますけれども、今後ともよろしく御指導、御鞭撻をいただきますように心からお願いを申し上げ、退任のあいさつにさせていただきます。
 1年間、ありがとうございました。(拍手)
○副議長(山田正彦君) ただいま議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。議長の選挙を本日の日程に追加し、これより直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議長の選挙を行います。
 議場の閉鎖をいたします。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(山田正彦君) ただいまの出席議員数は、45人であります。
 お諮りいたします。立会人に、7番門三佐博君、10番平木哲朗君、35番藤本眞利子君、46番松本貞次君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○副議長(山田正彦君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山田正彦君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○副議長(山田正彦君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○副議長(山田正彦君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山田正彦君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○副議長(山田正彦君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○副議長(山田正彦君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数45票、うち有効投票45票、無効投票なし。有効投票中、冨安民浩君45票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は12票であります。よって、冨安民浩君が議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました冨安民浩君が議場におられますので、本席から議長に当選されましたことを告知いたします。
 39番冨安民浩君。
  〔冨安民浩君、登壇〕(拍手)
○冨安民浩君 ただいまは議員各位の御理解、御推挙を賜り、県議会議長の大任を担当さしていただくことになりました。光栄のきわみであります。と同時に、地方自治を取り巻く状況、まさに風強し、波高しの状況にかんがみ、身の引き締まる思いであります。私が議長の大任を担当さしていただく向こう1年間、県政における県議会の存在目的、しっかり見据えながら円滑なる議会運営に腐心をいたす所存であります。
 議員各位の御協力、また知事初め県幹部の皆様方の御理解を心からお願いし、今日まで本当に長きにわたりまして、私ごとき者、日高郡の県議会の貴重な一議席をゆだね続けていただきました日高郡民の支援者の皆様方の御厚情に心からなる謝意を示し、議長就任に当たってのごあいさつといたします。
 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。(拍手)
  〔副議長退席、議長着席〕
  〔退場する者あり〕
○議長(冨安民浩君) この際、報告いたします。
 ただいま、副議長山田正彦君から副議長辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。副議長辞職の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、職員に辞職願を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 辞職願 私こと この度、都合により和歌山県議会副議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます。 平成21年6月30日 和歌山県議会副議長山田正彦 和歌山県議会議長様
○議長(冨安民浩君) 山田正彦君の副議長辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(冨安民浩君) 起立全員であります。よって、山田正彦君の副議長辞職を許可することに決定いたしました。
  〔入場する者あり〕
○議長(冨安民浩君) 山田正彦君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 29番山田正彦君。
  〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○山田正彦君 昨年6月議会でくしくも、大沢議長のもと、この長い歴史と伝統のある和歌山県議会の副議長にという御拝命をいただきました。長いようでありましたけれども、今振り返ってみますと、あっという間だったような気がいたします。その間、議長の寛大なお気持ち、それから議員各位の寛容の精神をもってお支えいただき、また知事初め、特に議会事務局員の皆さん方、あるいは行政の職員の皆さん方の本当に心からなる御支援をいただき、大過なくその役を果たすことができました。
 今、本当に思いますと、頭の中が、思いめぐらすことがいっぱいあるんですが、私もあすからは紀の川市選出の一議員として、地方のことはもとより和歌山県の将来についても、皆さんとともにもう一度、貴重な経験をいただいたこれを糧にして、今後とも精いっぱい頑張らしていただく所存であります。
 私なりに微力を尽くすことをお約束し、1年間の皆さん方にお世話になったことを心から、心を込めて御礼申し上げて、退任のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(冨安民浩君) ただいま副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。副議長の選挙を本日の日程に追加し、これより直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(冨安民浩君) ただいまの出席議員数は、45人であります。
 お諮りいたします。立会人に、7番門三佐博君、10番平木哲朗君、35番藤本眞利子君、46番松本貞次君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(冨安民浩君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(冨安民浩君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(冨安民浩君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(冨安民浩君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(冨安民浩君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数45票、うち有効投票40票、無効投票5票。有効投票中、坂本登君40票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は12票であります。よって、坂本登君が副議長に当選されました。
 ただいま当選されました坂本登君が議場におられますので、本席から副議長に当選されましたことを告知いたします。(拍手)
 30番坂本 登君。
  〔坂本 登君、登壇〕
○坂本 登君 一言ごあいさつを申し上げます。
 このたび、皆さん方の御支援により、この権威ある県議会の副議長に御推挙いただき、光栄に思うとともに、深く感謝を申し上げます。私は、NHK大河ドラマ「天地人」、天の時、地の利、人の和を見ておりましたが、今回ほど義の心、人を思う心を身にしみじみ感じたことはありません。この義の心をもって私を支持してくださった皆さん方に、この言葉をもってお礼を申し上げます。
 私も、今後、人の道、人を大事にする心を忘れることなく取り組んでいきたく思いますので、どうかよろしく御指導、御協力をお願い申し上げ、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 次に日程第8、議会運営委員選任の件を議題といたします。
 議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 議会運営委員会委員、前芝雅嗣君、浅井修一郎君、門三佐博君、花田健吉君、平越孝哉君、下川俊樹君、尾崎太郎君、山下直也君、江上柳助君、尾崎要二君、片桐章浩君、長坂隆司君、藤井健太郎君、以上13人。
○議長(冨安民浩君) お諮りいたします。ただいま朗読した13人の諸君を議会運営委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した13人の諸君を議会運営委員に選任することに決定いたしました。
 次に日程第9、図書委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。図書委員会の委員については、議会運営委員の兼任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、日程第10に入ります。
 「国直轄事業負担金の廃止を求める意見書(案)」の配付に誤りがありましたので、改めて配付いたしましたので、御了承願います。
 まず、和議第54号「飲食店営業等に調理師の配置を義務付ける制度及び講習制度の制定に関する意見書(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第54号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第55号「肝炎対策のための基本法の制定を求める意見書(案)」及び和議第56号「国直轄事業負担金に係る意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第55号及び和議第56号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
 議員各位には、連日御精励をいただき、深く感謝申し上げます。
 気候不順の折、健康には十分御留意の上、御活躍されますよう祈念いたします。
 これをもって、平成21年6月定例会を閉会いたします。
  午後8時16分閉会

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