平成18年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
平成十八年十二月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
平成十八年十二月四日(月曜日)午前十時開会・開議
第一 会議録署名議員の指名
第二 会期決定の件
第三 議案第百六十六号から議案第百七十六号まで、並びに報第九号から報第十一号まで(当局説明)
第四 議員提出議案第五号(議員説明)
第五 議会運営委員の辞任及び後任選任の件
会議に付した事件
一 会議録署名議員の指名
二 会期決定の件
三 議案第百六十六号から議案第百七十六号まで、並びに報第九号から報第十一号まで(当局説明)
四 議員提出議案第五号(議員説明)
五 議会運営委員の辞任及び後任選任の件
六 休会決定の件
出席議員(四十四人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
九 番 藤 山 将 材
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 前 岡 正 男
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 飯 田 敬 文
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十五番 東 幸 司
二十六番 藤 本 眞 利 子
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
〔備考〕
二十四番欠員
二十七番欠員
説明のため出席した者
知事職務代理者・副知事
小 佐 田 昌 計
知事公室長 野 添 勝
危機管理監 石 橋 秀 彦
総務部長 原 邦 彰
企画部長 高 嶋 洋 子
環境生活部長 楠 本 隆
福祉保健部長 小 濱 孝 夫
商工労働部長 下 宏
農林水産部長 西 岡 俊 雄
県土整備部長 宮 地 淳 夫
教育委員会委員長 樫 畑 直 尚
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 辻 義 之
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 垣 平 高 男
選挙管理委員会委員長 山 本 恒 男
職務のため出席した事務局職員
事務局長 山 本 庄 作
次長 植 野 博 文
議事課長 下 出 喜 久 雄
議事課副課長 薮 上 育 男
議事班長 土 井 敏 弘
議事課主査 石 垣 悦 二
議事課主査 湯 葉 努
総務課長 島 光 正
調査課長 辻 和 良
(速記担当者)
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時二分開会・開議
○議長(向井嘉久藏君) ただいまから、平成十八年十二月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午前十一時二分再開
○議長(向井嘉久藏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、十二番坂本登君、十八番前岡正男君、三十三番浦口高典君の三君を指名いたします。
次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十二月八日までの五日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から十二月八日までの五日間と決定いたしました。
この際、諸般の報告をいたします。
知事職務代理者から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
なお、人事委員会から、去る十月十日、職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第百六十六号から議案第百七十六号まで、並びに地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第九号から報第十一号までの計十四件であります。
日程第三、ただいま報告の議案第百六十六号から議案第百七十六号まで、並びに知事専決処分報告報第九号から報第十一号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事職務代理者・副知事小佐田昌計君。
〔小佐田昌計君、登壇〕
○知事職務代理者・副知事(小佐田昌計君) 平成十八年十二月定例会に御参集いただき、厚くお礼を申し上げます。
初めに、県発注工事をめぐる談合事件に関し、出納長の逮捕及び起訴に続き、先月十五日には知事が逮捕されるという重大事態に陥りました。県政史上未曾有の不祥事に至りましたことは、県民の皆様並びに県議会議員各位の信頼を大きく損なうものであり、まことに申しわけなく、心より深くおわびを申し上げます。
この上は、こうした事態を厳粛に受けとめ、再発防止に全力を傾注し、県民の皆様の不安の払拭と信頼回復に努めるとともに、県政に停滞や空白を生じさせることなく、粛々と行政をとり行い、県民生活の向上を図ることが私どもに課せられた任務であるとの認識を強くしているところでございます。
失われた県政への信頼を取り戻す道は険しいものになると考えますが、県職員全員が公務員の精神に立ち返って県民の皆様の厳しい御意見を真摯に受けとめ、事件の原因究明や入札制度を含めた県行政全体の透明性の確保に真正面から取り組み、県政の再生に向け、誠心誠意努力していかなければならないと痛感しております。
次に、ただいま上程されました諸議案について御説明申し上げます。
まず補正予算案についてでございますが、今回は債務負担行為二件のみとなってございます。
一件は、県の文書及び郵便物の収受発送を来年四月から外部委託し、事務の効率化やコストの縮減を図るものであり、他の一件は、現在、総務事務集中課で実施している人事、給与、支出関係事務等の業務委託範囲の拡大と契約期間の延長を行うものでございます。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
まず、議案第百六十八号は平成十九年度中の当せん金付証票の発売総額について、議案第百六十九号は県営住宅に係る滞納家賃の請求訴訟等の提起について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
また、議案第百七十号及び第百七十一号は県立施設の指定管理者指定について、議案第百七十二号から百七十五号までは工事請負契約の締結について、議案第百七十六号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
次に知事専決処分報告でございますが、報第九号の平成十八年度和歌山県一般会計補正予算は、知事選挙の執行及び臨時啓発に要する経費について、急を要したため地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものでございます。
最後に、諸報第二十二号から第二十八号までは、地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告でございます。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(向井嘉久藏君) 以上で、当局の説明が終わりました。
次に日程第四、議員提出議案第五号紀の国森づくり税条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
議員提出議案はお手元に配付しておりますので、まず提出者の説明を求めます。
三十五番玉置公良君。
〔玉置公良君、登壇〕(拍手)
○玉置公良君 おはようございます。
議員提出議案第五号紀の国森づくり税条例の一部を改正する条例案について、提出者十六名を代表して提案理由を申し上げます。
平成十七年十二月県議会定例会において紀の国森づくり税条例並びに紀の国森づくり基金条例が、議員提案条例によって、県下の市町村議会や経済界、労働界からの反対の声がありながらも、多数決で可決・制定されました。
しかしながら、本年に入り、平成十八年九月二十一日の御坊市議会並びに平成十八年十月二日の和歌山市議会において同条例の廃止を求める決議や、平成十八年九月二日の由良町議会の同条例に対する説明責任や新税の使い道の具体的提案を求める要望などでもわかるように、到底県民の理解と協力を得られているとは考えられません。
さらに、県発注工事をめぐる官製談合事件で現職の知事が逮捕されてから、きょうで十九日目。このことによって県民に多大な損害を与えていることが明らかになりつつある中、とても新税を徴収する状況ではありません。
十一月二十三日付の「読売新聞」報道では、「『今、納税って』苦情続々」という見出しで、県税徴収の現場では苦情が急増、税金のむだ遣いにつながる談合事件に知事が関与していた疑いが持たれているだけに、県税事務所職員が未納者や滞納者宅を訪ねて催促をすると、「こんな事件を起こされては納められへん」となじられることもと、今の税に対する県民感情が報告をされています。
十一月十六日付「紀伊民報」の報道では、二〇〇五年度の和歌山県の五億円を超える公募型指名競争入札県工事は三件あり、落札率は平均九六・五%で、合計約四十二億円だったことが報告されています。
全国的に、談合の防止と入札改革が進んでいます宮城県では、一千万円以上の工事は一般競争入札を原則として行っており、二〇〇五年度発注工事の平均落札率は七四・九%であります。何と約二〇%も開きがあるのです。仮に和歌山県を宮城県の落札率に置きかえれば、四十二億円の二〇%分、約八億四千万円は税金のむだ遣いとなるのです。こうしたことをまずなくしていかなければ、県民は納得しないと考えます。
最後に、ここに実際現場で山づくりをしている県民の方から、十一月二十七日付で私の方に手紙が届きました。その一部を御紹介します。「前略、県民のために格段の御活躍に敬意を表します。さて、紀の国森づくり税条例の施行を一年先延ばしする改正案を十二月議会に提案するという記事を読んでうれしく存じ、ペンをとりました。一年だけでなく数年延期し、議員各位が現在まで各地で行われてきた森づくりの実態を調査され、最善の方法であるのかどうか検討された上で県民に税負担を課すべきだと思います」。
以上の理由を申し上げ、一年間の猶予を持って再考することを提案いたします。
どうぞ、御賛同いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○議長(向井嘉久藏君) 以上で、提出者の説明が終わりました。
次に日程第五、議会運営委員の辞任及び後任選任の件を議題といたします。
森正樹君から、議会運営委員辞任の申し出があります。
〔退場する者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) お諮りいたします。森正樹君の議会運営委員の辞任を許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) 御異議なしと認めます。よって、森正樹君の議会運営委員の辞任を許可することに決定いたしました。
〔入場する者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) お諮りいたします。ただいま欠員となりました議会運営委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により江上柳助君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) 御異議なしと認めます。よって、江上柳助君を議会運営委員に選任することに決定いたしました。
○議長(向井嘉久藏君) この際、叙勲受章議員に対する記念品の贈呈並びに永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
午前十一時十五分休憩
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○事務局長(山本庄作君) ただいまから、叙勲受章議員に対する記念品の贈呈式並びに永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。
まず、去る十一月十日、旭日中綬章を受章されました阪部菊雄議員に対し、議長から記念品が贈られます。
阪部菊雄殿。
〔議長から記念品を贈呈〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 記念品の贈呈が終わりました。
それでは、小佐田副知事の御祝辞をいただきます。
〔小佐田昌計君、登壇〕
○知事職務代理者・副知事(小佐田昌計君) このたび、はえある旭日中綬章を受章されました阪部菊雄議員に、心からお祝いを申し上げます。
阪部議員におかれましては、高野口町議会議員を経て、昭和六十二年に県議会議員に御当選され、通算三十五年以上にわたり議員として伊都地方の発展、和歌山県の進展に尽くされてまいりました。
県議会におきましては、議長、副議長など数々の要職を歴任され、その卓越した実行力を発揮し、京奈和自動車道や国道三百七十一号の整備促進、高野・熊野の世界遺産登録など、県政のあらゆる分野において御尽力を賜るとともに、その明るい温厚なお人柄により、多くの住民の信頼を得てきたところでございます。まさに和歌山県発展のために今日まで大変な御努力を賜っており、そのことが今回の旭日中綬章の受章につながったものと思います。
今後とも健康に御留意され、和歌山県の発展に向けて御尽力を賜りますようお願い申し上げるとともに一層の御活躍をお祈りいたしまして、お祝いのごあいさつといたします。
おめでとうございました。(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 引き続きまして、受章議員からごあいさつがございます。
〔阪部菊雄君、登壇〕
○阪部菊雄君 御礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。
今回、秋の叙勲に際しまして、図らずも私、旭日中綬章受章の栄に輝き、十一月十日、宮中に参内いたしまして、天皇陛下からまことにありがたいねぎらいのお言葉をちょうだいし、感激して帰ってまいりました。
振り返ってみますると、昭和六十二年に県議会議員に当選させていただきまして、二十年の長きにわたり、絶えず選挙民の皆さん、県民の皆様、また県知事さんを初め先輩・同僚の議員の皆さんに、そしてまた県当局並びに議会事務局の皆様方の御支援、御協力をいただき、心から感謝と御礼を申し上げる次第であります。
また、ただいままことに身に余るお言葉をちょうだいいたしまして、大変ありがとうございました。また、議長さんから御丁寧なるお品をちょうだいいたしまして、本当にありがとうございます。
私は、今後、この栄誉に恥じることなく、一層の精進をいたしてまいりたいと思いますので、何とぞさらなる御支援と御指導をお願い申し上げまして、御礼のごあいさつにかえます。ありがとうございました。(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 次に、永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行います。
まず、議員在職二十年以上で表彰を受けられました井出益弘殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
井出益弘殿
あなたは和歌山県議会議員として在職二十年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
平成十八年十月二十四日
全国都道府県議会議長会
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、阪部菊雄殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
阪部菊雄殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、村岡キミ子殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
村岡キミ子殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、松本貞次殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
松本貞次殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、尾崎要二殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
尾崎要二殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 次に、議員在職十五年以上で表彰を受けられました小川 武殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
小川 武殿
あなたは和歌山県議会議員として在職十五年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
平成十八年十月二十四日
全国都道府県議会議長会
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、新田和弘殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
新田和弘殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、野見山 海殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
野見山 海殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、森 正樹殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
森 正樹殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、冨安民浩殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
冨安民浩殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 同じく、吉井和視殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
吉井和視殿
以下同文でございます。
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 次に、議員在職十年以上で表彰を受けられました長坂隆司殿。
○議長(向井嘉久藏君)
表彰状
長坂隆司殿
あなたは和歌山県議会議員として在職十年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
平成十八年十月二十四日
全国都道府県議会議長会
〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
それでは、小佐田副知事の御祝辞をいただきます。
〔小佐田昌計君、登壇〕
○知事職務代理者・副知事(小佐田昌計君) このたび永年在職議員表彰を受けられました井出議員、阪部議員、村岡議員、松本議員、尾崎議員、小川議員、新田議員、野見山議員、森議員、冨安議員、吉井議員、長坂議員各位に、心からお祝いを申し上げます。これまでの議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。
今日に至るまで、さまざまな分野においてふるさと和歌山県発展のために情熱をささげられ、御努力を賜ってまいりました。長年の御功労に対し感謝を申し上げますとともに、心から深く敬意を表する次第でございます。
最近の日本経済は回復を続けており、戦後最長を記録したいざなぎ景気を超えたと判断されていますが、中小企業が多い本県では回復の実感は乏しく、また都市と地方の格差の拡大や人口減少時代の到来など、依然として厳しい環境が続いております。
こうした状況を一刻も早く解消し、県民の皆さんに夢と希望を与え、安心をもたらすふるさと和歌山の創造に向け、今後一層、誠心誠意努力してまいりたいと存じますので、御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
皆様方のますますの御活躍と御健勝を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。おめでとうございました。(拍手)
○事務局長(山本庄作君) 引き続きまして、被表彰議員を代表されまして井出益弘議員からごあいさつがございます。
〔井出益弘君、登壇〕
○井出益弘君 お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
まず、永年在職表彰議員の二十年以上、阪部菊雄議員、村岡キミ子議員、松本貞次議員、尾崎要二議員、十五年以上、小川武議員、新田和弘議員、野見山海議員、森正樹議員、冨安民浩議員、吉井和視議員、十年以上、長坂隆司議員、そして二十年以上で私ですけど、以上十二名を代表して。
まず、先ほどから小佐田知事職務代理、丁重な御祝辞ありがとうございました。
私が県議会に初当選させていただいたころは、関西新空港がまだ埋め立てに反対か賛成かという議論の真っただ中でありまして、二期目のときにちょうど関空の委員長をさせていただいて、大変そのような議論で夜遅くまで勉強させていただいたのを記憶に思い出します。
二十年というのは本当にあっという間にたってしまったなと。私も間もなく、今月で六十歳になると。クリスマスが誕生日でして、
二十五日に六十歳になります。
十二名を代表してということで、まず県民の皆様、それぞれ選挙区の御支援者の皆様に、長年にわたる御支援をいただきましたおかげと心より感謝を申し上げます。
現在、我が国の社会情勢は大変厳しく、まさに転換期にあると言えます。私は、地方の多様な発展が国を支えるという観点から、それぞれの地方が新しい試みや斬新な発想で住みよい町づくりに努力する、挑戦する必要があると考えます。
その点、緑の雇用等、和歌山発の国への提案や紀州木材を中国へとの取り組みの中、目的達成のために和歌山発のアイデアとして、私も、中国人林業研修生受け入れ制度の新設に向かって法制度の整備を国に働きかけ、進行中でありました。
この時期、我が県知事が官製談合事件で逮捕という残念な結果に直面した今日、このような事件を防げなかったことを県民の皆様に申しわけなく、深くおわび申し上げます。
表彰されましたこの機に、いま一度、初心を忘れず、職責の重みを感じ、今後一層精進し、県勢発展のために努力をいたす覚悟でございます。
最後になりましたが、県民の皆様、それぞれ選挙区支援者の皆様、そして議員各位並びに小佐田知事職務代理を初め関係当局各位の皆様におかれましては、今後とも変わらぬ御指導、御鞭撻のほどを心よりお願い申し上げますとともに、皆様方の御多幸と御健勝をお祈りし、意を尽くせませんが、お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○事務局長(山本庄作君) これをもちまして、記念品の贈呈式並びに表彰状の伝達式を終わります。
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午前十一時三十八分再開
○議長(向井嘉久藏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
まず、九月二十九日、教育委員会の委員に任命同意され、十月十五日就任されました須崎恵美君を御紹介申し上げます。
教育委員須崎恵美君。
〔須崎恵美君、登壇〕(拍手)
○教育委員(須崎恵美君) さきの九月県議会におきまして皆様方の同意をいただき、十月十五日付をもちまして教育委員会の委員に再任いたしました須崎恵美でございます。
もとより微力ではございますが、本県の教育発展のために職務を果たしてまいりたいと考えてございます。どうかよろしく御指導賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
○議長(向井嘉久藏君) 次に、九月二十九日、公安委員会の委員に任命同意され、十月十三日就任されました片山博臣君を御紹介申し上げます。
公安委員片山博臣君。
〔片山博臣君、登壇〕(拍手)
○公安委員(片山博臣君) 去る十月十三日付で和歌山県公安委員会委員に任命されました片山博臣でございます。
私にとりまして公安委員の任務はまことに重責の感がいたしますが、職責を十分自覚して全力で取り組む所存でございます。
県議会の皆様方には、引き続き公安委員会への御指導と御支援を賜りますよう心からお願い申し上げまして、簡単ではございますが、就任のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(向井嘉久藏君) お諮りいたします。十二月五日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(向井嘉久藏君) 御異議なしと認めます。よって、十二月五日は休会とすることに決定いたしました。
次会は十二月六日定刻より再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前十一時四十二分散会