平成18年6月 和歌山県議会定例会会議録 第8号(全文)
県議会の活動
平成十八年二月 和歌山県議会定例会会議録 第八号
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議事日程 第八号
平成十八年三月十六日(木曜日)午前十時開議
第一 議案第三十六号から議案第九十号まで、議案第九十二号から議案第九十五号まで、及び議案第九十七号から議案第百九号まで、並びに請願八件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第三 特別委員会閉会中継続審査の件
会議に付した事件
一 議案第百十号(当局説明)
二 議員提出議案第一号(提出者説明)
三 議員提出議案第二号(提出者説明省略)
出席議員(四十四人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 藤 山 将 材
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 飯 田 敬 文
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 東 幸 司
二十六番 山 下 大 輔
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
〔備考〕
九 番欠員
二十七番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 小 佐 田 昌 計
出納長 水 谷 聡 明
知事公室長 野 添 勝
危機管理監 石 橋 秀 彦
総務部長 原 邦 彰
企画部長 高 嶋 洋 子
環境生活部長 楠 本 隆
福祉保健部長 嶋 田 正 巳
商工労働部長 下 宏
農林水産部長 西 岡 俊 雄
県土整備部長 宮 地 淳 夫
教育委員会委員長 樫 畑 直 尚
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 辻 義 之
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 垣 平 高 男
選挙管理委員会委員長 山 本 恒 男
職務のため出席した事務局職員
事務局長 小 住 博 章
次長 土 井 陽 義
議事課長 下 出 喜 久 雄
議事課副課長 薮 上 育 男
議事班長 山 本 保 誠
議事課主査 湯 葉 努
議事課主査 楠 見 直 博
総務課長 島 光 正
調査課長 辻 和 良
(速記担当者)
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時二分開議
○議長(吉井和視君) これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午前十一時四十八分再開
○議長(吉井和視君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、申し上げます。
尾崎太郎君から三月八日の同君の質問において、また向井嘉久藏君から三月九日の同君の質問において、字句修正を願いたい旨の申し出がありました。よって、議長において、後刻速記録を精査の上、善処いたしたいと思いますので、御了承願います。
この際、報告いたします。
議案の追加提出がありました。
お諮りいたします。ただいま報告の議案第百十号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議案第百十号を議題といたします。
議案はお手元に配付しておりますので、まず当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) ただいま上程されました議案第百十号は、県収用委員会の予備委員森本好典君が本年三月六日をもって任期満了となったので、引き続き予備委員に任命いたしたく同意をお願いするものでございます。
何とぞ、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(吉井和視君) 以上で、当局の説明が終わりました。
次に、報告いたします。
議員提出議案の提出がありました。
お諮りいたします。ただいま報告の議員提出議案第一号和歌山県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例の一部を改正する条例案及び議員提出議案第二号和歌山県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例の一部を改正する条例案を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
まず、議員提出議案第一号和歌山県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
議員提出議案はお手元に配付しておりますので、まず提出者の説明を求めます。
三十三番浦口高典君。
〔浦口高典君、登壇〕
○浦口高典君 我々新生わかやま県議団から本議会に提出いたしました議員提出議案第一号、いわゆる議員定数四十三人条例案について説明をさしていただきます。
今回選挙区等検討委員会から出された答申は、我々新生わかやま県議団としましては、県民の皆さんに説明できないという立場で同委員会でも一貫して主張してきました、これは条例案であります。
まず、その内容についてですが、平成十七年度の国勢調査の結果出た和歌山県の人口百三万六千六十一人を定数四十六で割ると、議員一人当たりの人口二万二千五百二十三人という数字が出ます。これで各選挙区ごとの人口を割り、正数を出し、それを合計すると四十一という数字が出て、次に小数点の大きいものから上位五選挙区を四捨五入しますと、定数四十六が決まります。これが当初の日本共産党案でありました。
しかし、ここでは、和歌山市が定数十七になり、現行十六より一つ多くなるので、これを十六にしますと、定数四十五になります。これが当初の町田選挙区等検討委員長案でありました。
さらに、ここで各選挙区の定数内容を精査しますと、人口に余り差がない岩出市、有田郡が二であるのに日高郡は三であり、また有田市、御坊市が一であるのに新宮市が二でありました。また、このときの議員一人当たりの人口の最大格差が、新宮市と有田市を比べると一・九〇倍になります。
そこで、後ほど述べますが、定数削減率を全国レベルに合わせていくと、あと最低二減ということになり、日高郡二、新宮市一といたしました。これで定数が四十三に、しかも議員一人当たりの人口の最大格差が田辺市と新宮市を比べると一・六四倍におさまります。
続いて、なぜ新生わかやま県議団がこの議員削減提案をするのか、その理由について述べます。
平成十六年度からのいわゆる三位一体の改革により国からの補助金や地方交付税が大幅に削減され、県の財政状況もますます厳しくなってきております。そのような中で木村知事は思い切った行財政改革に取り組み、これから五年以内に、警察、教育関係を除き、知事部局の五千二百五十人を約二七%、千四百人の人員削減に取り組もうとしております。
また、一昨年から始まった市町村の大合併に伴い、県内でも市町村長など首長は五十人から三十人に四〇%、また市町村議員の数は、合併前の七百十九人から合併後の五百七十二人、約二〇%減員されました。
さらに、昨年十二月議会において、財源不足ということで議員提案により、県民の皆さんから年間約二億六千万円の紀の国森づくり税を五年間にわたり徴収するということに、我々新生わかやま県議団が反対したにもかかわらず、賛成多数で可決されました。つまり、県民の皆さんにも御負担をおかけするということであります。
全国四十七都道府県議会に目をやりますと、きょう現在で本県だけが法定上限数を適用しようとしております。先日、三月六日の本会議の一般質問で私が御紹介をいたしました本県と同様の他の三県、岩手県、徳島県、山口県につきましては今議会で自助努力により定数を削減しようとしているということであり、削減率は全国平均で八・三%──二月現在ですが──になり、和歌山県の定数四十六からしますと三・八という数字が出てきて三人ないし四人削減となり、我々の定数三人削減というのはここに根拠があります。
以上のことを検討した結果、新生わかやま県議団は、議員定数四十三人、人口格差一・六四倍の議員提出議案第一号を本議会に提出するものであります。
以上です。
○議長(吉井和視君) 以上で、提出者の説明が終わりました。
次に、議員提出議案第二号和歌山県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
議員提出議案は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十六条第二項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
都合により、残りの日程は明日に譲り、本日はこれをもって散会いたします。
午前十一時五十八分散会