平成17年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
平成十七年九月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
平成十七年九月十五日(木曜日)午前十時開会・開議
第一 会議録署名議員の指名
第二 会期決定の件
第三 議案第二百四号から議案第二百三十二号まで、並びに報第十四号(当局説明)
会議に付した事件
一 会議録署名議員の指名
二 会期決定の件
三 議案第二百四号から議案第二百三十二号まで、並びに報第十四号(当局説明)
四 休会決定の件
出席議員(四十五人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
九 番 前 川 勝 久
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 藤 山 将 材
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 飯 田 敬 文
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 東 幸 司
二十六番 山 下 大 輔
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
〔備考〕
二十七番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 小 佐 田 昌 計
出納長 水 谷 聡 明
知事公室長 野 添 勝
危機管理監 石 橋 秀 彦
総務部長 原 邦 彰
企画部長 高 嶋 洋 子
環境生活部長 楠 本 隆
福祉保健部長 嶋 田 正 巳
商工労働部長 下 宏
農林水産部長 西 岡 俊 雄
県土整備部長 宮 地 淳 夫
教育委員会委員長 駒 井 則 彦
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 宮 内 勝
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 垣 平 高 男
選挙管理委員会委員長 山 本 恒 男
職務のため出席した事務局職員
事務局長 小 住 博 章
次長 土 井 陽 義
議事課長 下 出 喜 久 雄
議事課副課長 薮 上 育 男
議事班長 山 本 保 誠
議事課主査 湯 葉 努
議事課主査 楠 見 直 博
総務課長 島 光 正
調査課長 辻 和 良
(速記担当者)
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時三分開会・開議
○議長(吉井和視君) ただいまから、平成十七年九月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時三分休憩
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午前十一時二分再開
○議長(吉井和視君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、十五番平越孝哉君、三十二番中村裕一君、三十九番阪部菊雄君の三君を指名いたします。
次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十月四日までの二十日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から十月四日までの二十日間と決定いたしました。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告及び和歌山県環境基本条例第八条に基づく年次報告が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る六月定例会において採択した請願の処理の経過及び結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第二百四号から議案第二百三十二号まで、並びに地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第十四号の計三十件であります。
日程第三、ただいま報告の議案第二百四号から議案第二百三十二号まで、並びに知事専決処分報告報第十四号を一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 平成十七年九月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
まず初めに、さきの台風十四号により被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。
次に、ただいま上程されました諸議案について提案理由を御説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについて御報告をいたします。
まず、三位一体の改革、地方分権の推進についてでございます。
去る六月二十一日、国において「経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇五」が閣議決定され、三位一体の改革の実現について引き続き真摯に取り組んでいく姿勢が明らかにされたところでございます。
しかしながら、これまでの改革の内容が地方分権の推進という観点からは極めて不十分であったことを踏まえますと、国に対しては、分権型社会を構築するという改革の趣旨にのっとり、第一期改革の残された課題に対応し、さらなる第二期改革に着手するよう強く訴えていく必要がございます。
このため、本県の地方六団体代表者で構成する和歌山県自治体代表者会議及び和歌山県地方分権推進連盟において、国は地方の期待を裏切ることなく真の三位一体の改革を実現するよう、七月八日に緊急アピールを行ったところでございます。
また、七月二十日には全国知事会等地方六団体が、昨年の政府・与党合意において先送りされた税源移譲額六千億円に結びつく国庫補助負担金改革案を小泉総理に提出しております。
先日は衆議院議員総選挙が執行され、新しい政局の体制整備が急ピッチで進められているところでありますが、今後、政府においては、これまでの路線の流れによどみを生じさせることなく、責任を持って地方の改革案に沿った改革を実現するよう、より一層働きかけを強めていく所存でございます。
いずれにいたしましても、地方分権改革推進のためには地域住民の共感を得ることが何よりも肝要であり、改革のもたらす成果を具体的に提示することなどによって地方分権に対する県民の皆様の御理解と御支援を得るよう努めてまいります。
次に、昨年の知事選挙で掲げた「私の政策宣言」の重点施策の進捗状況についてでございます。
去る七月二十六日、具体的な取り組み内容や工程を記載した「わかやま改革と発展の政策~一三四の重点項目~」いわゆるマニフェスト工程表の進捗度や行政対応の状況を公表いたしました。
今回の点検では、約八割の項目について順調もしくはおおむね順調に進行していると把握をいたしておりますが、これらの評価結果を踏まえ、目標達成状況が順調な項目はさらに取り組みを加速し、おくれている項目については事業の見直しや新たな事業の創出を行うなど、取り組みの充実を図ってまいる所存でございます。今後とも、着実な実現により、県内全体が元気な地域の集合体と呼べるような自立した県の創造を目指してまいります。
次に、七月七日に登録から一周年を迎えた世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に関する記念行事と新たな取り組みについてでございます。
県では、七月一日から七日にかけての一週間を和歌山県世界遺産週間と位置づけ、観光連盟などと共催で登録一周年の記念イベントを実施いたしました。高野・熊野の各地域でシンポジウムを開催したり、清掃活動を実施したりしたほか、七月七日の「和歌山県世界遺産の日」には、いにしえの参詣道の復活として熊野川の川下りが行われ、私も参加させていただき、悠久の歴史を肌で感じました。
このほか、八月の初旬から県内関係者の御協力を得て、長距離トラックと大型バスのボディーに高野・熊野の写真等をプリントし、全国展開を行う効果的なPRをスタートさせました。また、愛・地球博会場においても、今月の二日に「和歌山県の日」としてウオーキングイベントを開催し、世界遺産を中心に本県のアピールを行ったところでございます。
県が主体となってこれらのイベントや情報発信を行う一方、地元が主体となった川の熊野古道・川舟復活も間もなく実現されることとなっております。地元の新宮市や熊野川町を初め諸団体、さらには県境を越えた三重県の関係者との協働により、今月二十五日には運航開始の運びとなり、旅行会社においてもすぐに商品として組み込まれるなど、前評判は上々と聞いております。世界遺産を核とした観光振興のモデルとして成功を願うものでございます。
私は、これまでにも機会あるごとに申し上げておりますが、世界遺産登録に伴う最大の効果は、登録を契機として地元の団体を初め住民の皆さんが地域振興を目指し、何かやろうという機運が盛り上がることだと考えております。今後も、このような動きや取り組みについて支援を行ってまいりたいと思っております。
次に、昨今、健康被害について社会的な問題となっているアスベストへの対応についてでございます。
本県においては、七月八日から各保健所において健康相談窓口を設けるとともに、七月二十二日には、この問題を総合的に推進していくため、関係各課を構成員とするアスベスト問題庁内連絡会議を設置しました。また、七月十四日、全国知事会から国に対し、アスベストによる健康被害に関する緊急要望を提言したところでございます。
県有建築物の調査に関しては、既に施設管理者による第一次調査を完了し、県民文化会館小ホールなど、アスベスト含有吹きつけ建材の使用が確認されたものや、その可能性のあるものについては、即刻、使用を中止するなど、対応措置を講じたところでございます。
また、第一次調査によりアスベスト使用の有無が確認できなかった施設については、現在、県の建築関係職員による第二次調査を実施しているところであり、その結果が判明すれば、速やかに対策を講じる所存でございます。
このほか、吹きつけアスベストの使用が行われていた主に昭和三十年、四十年代の建築物が今後解体される時期を迎えるに当たり、建築物の解体、改造、補修に際しては大気汚染防止法、廃棄物処理法、建設リサイクル法等関係法令を遵守するよう、既に関係業界に対し指導を行ったところでありますが、引き続き、アスベストの飛散防止等の徹底を図ってまいる必要があると考えております。
次に、地震防災対策についてでございます。
先月十六日、宮城県沖でマグニチュード七・二の地震が発生し、宮城県内で震度六弱を観測いたしました。この地震は、東南海・南海地震と同じプレート境界型の地震であったということで、改めて本県における地震防災対策の強化の必要性を痛感したところでございます。
私は、大規模地震や津波による被害を軽減するため、いざというときの機敏な対応を目指した訓練の積み重ねや住民の方々の日ごろの防災意識の醸成は欠かせないものであると認識をいたしております。
去る七月二十三日、御坊市の日高港を主会場に国土交通省主催で行われた我が国初の大規模津波防災総合訓練では、全体で約二万五千人の参加者がありましたが、同時に、本県も東南海・南海地震対策で連携を密にしている三重、徳島、高知の各県とともに津波避難訓練を行いました。当日は、主会場にも大勢の見学者に来ていただくなど、住民の皆さんの東南海・南海地震に対する関心の高さを実感することができたところでございます。
さらに、来月の二十八日から二十九日にかけて本県で行われる近畿府県合同防災訓練では、通常の実働訓練に加え、東南海・南海地震を想定した初めての大規模な図上訓練の実施を予定しております。
訓練参加者は、付与された条件のもと、情報収集や伝達、対策実施などに取り組み、その結果を検証し、防災計画やマニュアルの改善につなげることといたしております。
これからの防災訓練の実施に際しては、このような図上訓練の形を取り入れた、より実践的な手法にも目を向ける必要があり、これを機会に市町村や事業所、自治会などでもぜひ参考にしていただきたいと考えております。
次に、和歌山大学観光系学部の設置促進についてでございます。
この構想については、現在、平成十九年四月開設を目指す和歌山大学と文部科学省との間で協議が進められているところでございますが、本県にとっても観光振興と県内大学の整備充実の両面から寄与するものではないかと期待を寄せているところでございます。
県においても、構想の実現に向けた政府要望を行うとともに、去る六月には議会においても学部設置を求める意見書が議決され、文部科学省に対する強力な要望活動が行われたところでございます。
また、先月十七日には、県、市、商工会議所連合会、観光連盟で構成する和歌山大学観光系学部設置促進協議会が設立されました。今後は、この協議会において地元の機運醸成に向けた取り組みが実施される予定であり、県としても協議会を通じ、積極的な支援を進めてまいりたいと考えております。
次に、農林水産業の担い手対策についてでございます。
本県の基幹産業である農林水産業を支える後継者づくりは、新たな雇用の確保や地域に元気を呼び込む意味から重要な施策であり、都市との交流の視点から、農、林、水、それぞれの取り組みを行っているところでございます。
まず、新規就農施策についてでございますが、農業をやってみようプログラムの一環として、新たに農業インターンプロジェクト二〇〇五inわかやま「鄙の里塾」の実施を予定しております。
内容については、本年十月から来年三月までの六カ月間、農業で自立したいと考えている若者が農村地域で生活しながら就農支援センターや先進農家等で研修を受け、みずからも企画、栽培、販売を行うもので、現在、研修生を全国から募集しているところでございます。
本プロジェクトは、県、人材派遣会社、研修生を受け入れる町、農協などが協議会を設立して実施するもので、地域が一体となった農業の担い手育成の新たな取り組みとして積極的に推進してまいります。
次に、漁業においては、都市との交流を軸に次代を担う人材を広く求めるため、青の振興和歌山モデル事業の一環として、七月から八月にかけて学生を対象に漁業への就業体験を行う紀の海インターンシップ事業を実施いたしました。四漁協において三十七名の方々の参加を見たところでございます。
来月からは、漁師への道プログラムとして県内外から新規就業希望者を受け入れる三カ月の漁業実践研修モデル事業を実施し、若年層における漁業後継者の育成に努めてまいります。
また、緑の雇用による担い手育成については、現在、約五百名の方々が森林整備事業に従事されている実績を踏まえ、国に対して事業の継続を働きかけてまいりましたが、先般、財務省に提出された来年度概算要求の中に、引き続き、担い手の確保、育成のための事業が盛り込まれたところでございます。
次に、財政健全化に向けた取り組みについてでございます。
厳しい財政状況のもと、県では昨年十月に策定した財政改革プログラムに基づき、今後の健全な財政運営を目指して、歳出削減、歳入確保の両面から各種の取り組みを進めております。
まず、歳出削減についてでございますが、予算編成時に行った種々の経費見直しに加え、執行時にも、各部局に対して「もったいない」の視点でさらなる経費節減に向けた見直しを促しているところでございます。
六月に実施いたしました執行状況調査によりますと、競争入札の導入や契約内容の見直し等により、一億三千八百六十万円の節減効果がございました。今後は、調査結果を活用して節減の工夫を各部局で共有させるとともに、歳出削減のインセンティブとして取り組みを評価する仕組みの導入なども図ってまいりたいと考えております。
次に、歳入の確保については、市町村が個人市町村民税とあわせて賦課徴収している個人県民税のうち、高額で徴収困難な滞納案件について、市町村長から引き継ぎの同意を得て直接徴収を行うことといたしました。これは、個人県民税が県税収入未済額の約五割を占めており、三位一体の改革で所得税から個人住民税への税源移譲が予定されていることも踏まえ、県税の収入率向上を目指して実施することとしたものでございます。
また、自動車税等の徴収や県税に係る滞納処分の強化を図るため、振興局への納税推進員の配置について、今議会で補正予算議案を提出させていただいております。
今後は、滞納整理組合の設立や共同公売、共同納税窓口設置など、市町村との一層の連携強化等に取り組み、さらなる収入率向上に努めてまいりたいと考えております。
次に、補正予算案についてでございます。
今回の補正予算案は、六月補正予算編成後における状況の変化等に対し迅速かつ機動的に取り組みを行うため、予算措置が必要となった事業について所要の措置を講ずるものであり、補正予算総額は一般会計において三億三千万円余となっております。
以下、その主なものについて御説明を申し上げます。
まず、稲むらの火や浜口梧陵の精神を基軸に本県と広川町が共同で整備を予定しております津波防災教育センター(仮称)について、津波・地震の恐ろしさを体感し、災害に対する備えを学ぶことのできる三D映像の制作や、その映像室の整備等に着手することといたしております。
次に、南海貴志川線の鉄道用地を取得する和歌山市と貴志川町に対し、その経費の全額を、また和歌山電鐵株式会社に譲渡される予定の変電所について、大規模修繕の必要性が生じた場合、その経費をそれぞれ補助するための債務負担行為を設定することといたしております。
また、世界遺産登録効果の継続を図るための施策の一環として、国が新たに設定した観光ルネサンス補助制度を活用し、世界遺産を生かすための魅力ある観光地づくりへの補助を行うことといたしております。
さらに、国道四百八十号三田バイパスの設計瑕疵を契機に橋梁の設計をチェックし、疑義があるものをさらに検証設計した結果、設計瑕疵が判明したものについて補強工事を行うこととしております。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
まず議案第二百六号は、福祉対策等の財源の一部に充てるため、法人県民税法人税割の税率の特例措置を延長するものでございます。
次に議案第二百九号は、和歌山県消費生活条例について、新たに消費者の権利、自立支援等の基本理念を定めるとともに、被害の未然防止等、適切な消費者施策を推進するため所要の改正を行うものでございます。
議案第二百十号は、市町村国民健康保険財政の安定を図るため、和歌山県国民健康保険調整交付金を交付することに伴い、条例を制定するものでございます。
議案第二百十六号は、県立中学校新設による併設型中高一貫教育の実施に伴い、和歌山県立中学校及び高等学校設置条例について所要の改正を行うものであり、議案第二百十七号は、和歌山県金属くず業条例について、規制緩和や電磁的記録の明示等による所要の改正を行うものでございます。
また、議案第二百十八号は建築基準法、警備業法等に係る関係手数料の新設や所要の改正等を行うものであり、議案第二百十九号は建設事業施行に伴う市町村負担金について議決をお願いするものでございます。
議案第二百二十号及び第二百二十一号は橋梁設計業務等の委託契約の債務不履行に伴う損害賠償請求訴訟、議案第二百二十二号は県営住宅に係る滞納家賃の請求訴訟をそれぞれ提起するものでございます。
議案第二百二十三号は工事請負及び委託契約の締結について、議案第二百二十四号から第二百二十八号までは工事請負契約の締結について、議案第二百二十九号及び第二百三十号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
さらに、議案第二百三十一号及び第二百三十二号は、平成十六年度の歳入歳出決算及び公営企業決算の認定をお願いするものでございます。
次に知事専決処分報告でございますが、報第十四号の平成十七年度和歌山県一般会計補正予算は、衆議院解散に伴う衆議院議員総選挙の執行及び臨時啓発に要する経費について急を要したため、地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものでございます。
また、諸報第二十一号から第三十号までは、地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告でございます。
最後に、環境基本条例第八条に基づく年次報告書を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(吉井和視君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任の職員を御紹介申し上げます。
まず、七月十六日、県土整備部長に就任しました宮地淳夫君を御紹介申し上げます。
県土整備部長宮地淳夫君。
〔宮地淳夫君、登壇〕(拍手)
○県土整備部長(宮地淳夫君) 去る七月十六日付で県土整備部長を拝命いたしました宮地淳夫でございます。
もとより微力ではございますが、和歌山県勢の発展の基盤となる県土整備の推進に向けて全力を尽くしてまいる所存でございますので、御指導、御鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(吉井和視君) 次に、新任者を御紹介申し上げます。
まず、六月二十八日、公安委員会の委員に任命同意され、七月十四日就任されました高垣博明君を御紹介申し上げます。
公安委員高垣博明君。
〔高垣博明君、登壇〕(拍手)
○公安委員(高垣博明君) 去る七月十四日付で和歌山県公安委員会委員に再任されました高垣でございます。
治安情勢、大変厳しい中で、微力ではございますが、決意を新たにして公安委員の職務に邁進する所存でございます。県議会の皆様方には従来にも増して公安委員会に対する温かい御指導、御支援を賜るよう申し上げまして、簡単でございますが、再任に当たってごあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。
○議長(吉井和視君) 次に、六月二十八日、人事委員会の委員に選任同意され、七月十五日就任されました守屋駿二君を御紹介申し上げます。
人事委員守屋駿二君。
〔守屋駿二君、登壇〕(拍手)
○人事委員(守屋駿二君) 去る六月議会におきまして議員の皆様方の御同意を賜り、引き続き人事委員会委員に選出いただきました守屋駿二でございます。
これを機に、また新たな気持ちで誠心誠意職務に取り組んでまいる所存であります。皆様方には今後ともなお一層の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いいたしまして、簡単ではございますけれども、再任のあいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(吉井和視君) 次に、事務局長から新任職員を紹介させます。
○事務局長(小住博章君) 御紹介申し上げます。
警察本部
警務部長 横田正文君
以上でございます。
○議長(吉井和視君) お諮りいたします。九月十六日、二十日及び二十一日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、九月十六日、二十日及び二十一日は休会とすることに決定いたしました。
次会は九月二十二日定刻より再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前十一時三十分散会