平成17年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
平成十七年六月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
平成十七年六月十三日(月曜日)午前十時開会・開議
第一 議席変更の件
第二 会議録署名議員の指名
第三 会期決定の件
第四 議会運営委員選任の件
第五 議案第百三十五号から議案第百九十二号まで、並びに報第八号から報第十三号まで(当局説明)
会議に付した事件
一 議席変更の件
二 会議録署名議員の指名
三 会期決定の件
四 議会運営委員選任の件
五 議案第百三十五号から議案第百九十二号まで、並びに報第八号から報第十三号まで(当局説明)
六 休会決定の件
出席議員(四十四人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
九 番 前 川 勝 久
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 藤 山 将 材
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 飯 田 敬 文
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 東 幸 司
二十六番 山 下 大 輔
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(一人)
十六 番 下 川 俊 樹
〔備考〕
二十七番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 小 佐 田 昌 計
出納長 水 谷 聡 明
知事公室長 野 添 勝
危機管理監 石 橋 秀 彦
総務部長 原 邦 彰
企画部長 高 嶋 洋 子
環境生活部長 楠 本 隆
福祉保健部長 嶋 田 正 巳
商工労働部長 下 宏
農林水産部長 西 岡 俊 雄
県土整備部長 酒 井 利 夫
教育委員会委員長 駒 井 則 彦
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 宮 内 勝
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 垣 平 高 男
選挙管理委員会委員長 山 本 恒 男
職務のため出席した事務局職員
事務局長 小 住 博 章
次長 土 井 陽 義
議事課長 下 出 喜 久 雄
議事課副課長 薮 上 育 男
議事班長 山 本 保 誠
議事課主査 湯 葉 努
議事課主査 楠 見 直 博
総務課長 島 光 正
調査課長 辻 和 良
(速記担当者)
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時三分開会・開議
○議長(小川 武君) ただいまから、平成十七年六月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第一、議席変更の件を議題といたします。
議席の一部を次のように変更いたしたいと思います。
その議席番号及び氏名を職員に朗読させます。
〔職員朗読〕
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九番東 幸司君を二十五番に
二十五番前川勝久君を九番に
それぞれ変更し、二十七番は欠員といたします。
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○議長(小川 武君) お諮りいたします。ただいま朗読したとおり議席を変更することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま朗読したとおり議席を変更することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時四分休憩
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午前十一時三分再開
○議長(小川 武君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第二、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、七番門三佐博君、十七番花田健吉君、四十六番和田正人君の三君を指名いたします。
次に日程第三、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から六月二十九日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から六月二十九日までの十七日間と決定いたしました。
この際、諸般の報告をいたします。
木下善之君から、五月十一日付で一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出が提出されましたので、地方自治法第百二十六条ただし書きの規定により、同日これを許可いたしました。
次に、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告、予算の繰り越し使用に関する報告、弾力条項適用に関する報告及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る二月定例会において採択した請願の処理及び結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に日程第四、議会運営委員選任の件を議題といたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により新島雄君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、新島雄君を議会運営委員に選任することに決定いたしました。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第百三十五号から議案第百九十二号まで、並びに地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第八号から報第十三号までの計六十四件であります。
日程第五、ただいま報告の議案第百三十五号から議案第百九十二号まで、並びに知事専決処分報告報第八号から報第十三号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 平成十七年六月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
まず最初に、去る四月二十五日に発生したJR福知山線列車脱線事故は、百名を超える犠牲者を出し、五百数十名の方々が負傷されるという鉄道史上未曾有の大事故となりました。亡くなられた方々とその御遺族に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様方に対し心からお見舞いを申し上げます。
県といたしましては、県民の安全・安心を確保する立場から、過日、西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社を初めとした県内の鉄道事業者に対し、列車の安全運行に関する申し入れを行ったところでございます。
次に、ただいま上程されました諸議案について提案理由を御説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについて御報告を申し上げます。
まず、三位一体の改革、地方分権の推進についてでございます。
本県や地方六団体の提言活動の結果、昨年十一月に政府・与党が合意した全体像で三兆円の税源移譲が示されるなど、一定の成果がございました。しかしながら、改革の内容は国の財政再建に軸足が置かれ、地方の裁量や責任を拡大して自主的・自立的な行財政運営を進めるという地方分権推進の観点からは極めて不十分であったと考えております。
私は、このことを具体的に検証し、地方自治の最前線における現場の声を広く、より鮮明に伝えるため、全国に先駆け、国庫補助負担金改革を中心に平成十七年度までの三位一体改革の評価を行い、去る五月二十四日に発表したところでございます。
この中で、国庫補助負担金の一般財源化や交付金化については、奨励補助金を中心に地方の自主性、裁量性が拡大する一方で、依然として国の通知等による規制や関与が残っていること、本県のように税源が乏しい地域においては将来的な財源の確保に向けた税財政面での配慮を強く求めていく必要があることなど、実例を挙げて指摘をいたしました。
さらに、第一期改革で残された主な課題として、義務教育については国の中央教育審議会で議論されているところでありますが、税源移譲と地方交付税による財源保障が確実になされれば、地方の創意工夫による教育の実施が可能であるのではないかと考えております。また、生活保護、児童扶養手当についての国庫負担率の引き下げは単なる地方への負担転嫁でしかなく、制度の抜本的な見直しを行わなければ給付の適正化には結びつかないことを強く訴えていかなければならないと考えております。
今月一日には、地方自治体関係者約八千人が参加した分権改革日本全国大会を東京都内で開催し、政府や国会議員に対し、地方案に沿った三位一体の改革を実現するよう要請活動を実施いたしました。真の分権国家の実現に向けてさらなる活動を進めていく必要があると考えておりますので、議員の皆様の御理解、御協力をお願いを申し上げます。
次に、昨年七月に登録されました世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に関する登録後の県内の状況と新たな取り組みについてでございます。
登録後間もなく一年になろうといたしておりますが、平成十六年に本県を訪れた観光客は三千九十万人となり、過去最高を記録するなど、登録効果が顕著にあらわれております。とりわけ、世界遺産登録関係一市九町では対前年比一七%、世界遺産登録後の七月以降は二六%の増加となったところでございます。世界遺産登録がこのように観光の振興を初め地域の活性化に弾みをつけたものと考えており、この流れを持続し発展させるため、新たな取り組みを進めているところでございます。
まず、四月一日には現地拠点となる和歌山県世界遺産センターを現在の田辺市本宮町に立ち上げ、世界遺産の保存管理の指導・調整や学術研究、情報発信といった事業を開始いたしました。
また、熊野健康村構想につきましては、昨年度実施した熊野古道の健康効果の検証調査の結果、熊野古道ウオークによるストレス緩和や免疫力の向上、脚筋力への刺激などが確認されたことから、去る四月二十七日、東京において健康関連報道機関等に対し、健康効果の科学的実証研究結果報告会を開催いたしました。十数社の出席がありましたが、既に幾つかの報道機関等で記事掲載されるなど、関心を集めたところでございます。
さらに、熊野古道周辺の森林が古道や史跡と一体となった文化的景観であることから、これらの森林を保全するため、インターネットを活用してPRするとともに、クレジット決済等で広く募金を募り、森林整備を推進する世界遺産の森林を守ろう基金事業を創設いたしました。
先月は、高野山における紀伊半島知事会議で、今後の取り組みについて三県の連携を図ることを確認いたしました。また、今月四日から五日にかけて田辺市において開催された第八回日本・スペイン・シンポジウムでは私も講演を行い、参詣道の意義やその活用についてアピールをしてまいりました。
今後も、世界遺産の保存と適切な活用の観点から多様な施策を推進するとともに、その意義を全国や世界に向けて広く情報発信してまいりたいと考えております。
次に、東南海・南海地震対策についてでございます。
まず、平成十五年度から作業を進めてまいりました県内の沿岸市町を対象とした津波浸水予測図が完成しましたので、県のホームページ等で広く公開しているところでございます。本データをもとに沿岸市町でハザードマップの作成が進められております。
また、詳細な浸水区域が明らかになったことにより、高齢者や障害者の方々など、いわゆる災害時要援護者の避難対策が喫緊の課題となってまいります。このため、今後は住民が参加した形での避難計画の作成や自助・共助の意識づけなど、県民一人一人の防災力の向上に主眼を置いたきめ細かい取り組みを進めていくことが肝要であると考えております。
県におきましては、災害時要援護者と避難支援者を事前に登録した避難台帳整備を骨子とする和歌山県津波避難計画策定指針の策定を進めており、間もなく沿岸市町に提示することとしております。今後、本指針をもとに沿岸市町で地域ごとの津波避難計画の策定が進められることとなりますが、県としてもさまざまな観点から支援を行ってまいりたいと考えております。
このほか、県民のさらなる防災意識の向上を図り、被害を最小限にすることを目的に、スマトラ島沖地震・津波の映像やコンピューターグラフィックスを利用した地震・津波啓発ビデオを作成したところであり、学校の授業、自治会や職場、家庭等での学習教材として活用していただきたいと考えております。
次に、貴志川線の存続についてでございます。
沿線地域住民の交通手段として重要な役割を担っている貴志川線については、鉄道存続に向け、岡山電気軌道株式会社が新たな運営事業者に決定され、また先般、南海電気鉄道株式会社から国土交通大臣あてに廃止の予定日の繰り下げ届出書が提出されたところでございます。地域の生活交通手段を確保できることは喜ばしいことであり、県としても運営事業の円滑な移管に向けて引き続き努力をしてまいりたいと考えております。
次に、入札制度改革についてでございます。
建設業は本県にとって重要な基幹産業でありますが、近年は建設投資の低迷により過剰供給構造が進展しております。
こうした中で、私は県民によりよい社会資本をより安い価格で提供するため、公共工事の品質や価格の競争性を高めること、地域経済の安定や雇用の確保の面から健全な建設業を育成していくことの必要性を強く感じ、入札制度の改革に取り組み、このたび具体的な対応策を取りまとめたところでございます。
内容としては、公共事業の入札談合を防止し、適正な競争性を確保するため、今月から指名行為をなくした郵便入札による条件つき一般競争入札などの入札方式を一部工事に導入するとともに、談合情報対応マニュアルの改正や談合等不正行為に対する損害賠償金の大幅引き上げなどを実施していくこととしております。
また一方で、来月から県内企業の受注機会拡大に向けた新たな取り組みを始めるとともに、今後、企業育成のため、自社施工能力や若年採用等の実績などを反映した企業評価を取り入れてまいりたいと考えております。
次に、県立医科大学の地方独立行政法人化についてでございます。
昨年五月に公表した県立医科大学改革基本方針に基づき、先般、県立医科大学法人化基本計画を策定し、来年度の法人化に向け、法人の運営組織、目標評価制度、人事制度、財務会計制度等の基本事項について明らかにしたところでございます。県立医科大学が活力にあふれ、県民に対する貢献を一層充実し、いかんなく大学機能を発揮するため、引き続き法人化へ向けた取り組みを進めてまいります。
なお、今議会においては、この基本計画に基づき公立大学法人和歌山県立医科大学定款の制定について等の法人化関連議案を提出させていただいております。
次に、市町村合併についてでございます。
市町村合併については、去る三月末までに十二の合併申請が行われ、これによりまして本県の市町村は五十から三十に再編されることになります。県としては、合併後の新たなニーズや問題解決への対応に向け、積極的な支援を行ってまいりたいと考えております。
また、合併新法が四月から施行され、先日、国の基本指針も示されたところでございます。旧法で合併に至らなかった地域やより大きな枠組みでの合併について検討を進めるため、今議会でも法律に基づく合併推進審議会条例案を提出させていただいております。
次に、県立高等学校の再編整備についてでございます。
昨年八月に県立高等学校再編整備計画案を発表し、広く県民から意見を求め、パブリックコメントを実施するとともに、再編整備対象校を含む四地域において地域学校協議会を設置し、延べ六十回以上にわたる協議会を開催して、地域の実情等について十分把握させていただいたところでございます。
そのような場で出されたさまざまな意見を踏まえ、慎重かつ柔軟に種々の検討作業を進め、先月、これからの魅力ある高等学校づくりを進めるための県立高等学校再編整備計画と、この計画を実行するため平成十八年度から二十年度にかけての具体的な内容をまとめた県立高等学校再編整備第一期実施プログラムを策定いたしました。
今後とも、よりよい教育を進めるため、全県的な高等学校の適正配置や魅力ある高等学校づくりに向けて検討を重ねてまいりたいと考えております。
次に、指定管理者制度についてでございます。
公の施設の管理につきましては、平成十五年の地方自治法の一部改正により、これまでの管理委託制度を廃止し、指定管理者制度を導入し、管理主体の範囲を民間事業者等にまで広げ、住民サービスの向上や行政コストの縮減等を図ることとされたところでございます。
現在管理委託をしている施設への導入につきましては、法施行時に三年間の経過措置が設けられていたため、本県においても平成十八年四月からの一斉導入を目指し、四十一施設について新たに指定管理者を募集するため、それぞれの施設の設置及び管理条例等を整備することとし、今議会に関連議案を提出させていただいております。
次に、機構改革についてでございます。
本年度の機構改革につきましては、行政組織のスリム化を一層推進するとともに、新たな行政需要等に対しても的確に対応できる組織改正を行ったところでございます。
具体的には、全国で初めて企業局を廃止するとともに、各振興局に設置している地域農業改良普及センターを廃止いたしました。また、工業技術センターの皮革分場、デザインセンターを本場へ統合するなど、平成十五年三月に策定した行政組織等の見直し実施プログラムの着実な推進を図ったところでございます。
また一方で、世界遺産の保存活用や公共事業改革の推進など、新たな行政需要等に対しては可能な限り班の新設など必要最小限の組織改正にとどめるとともに、組織横断的な課題に機動的かつ柔軟に対応するため、年度途中であっても常に新しい課題に対応できる仕組みとして、意欲ある職員で構成する組織横断型のプロジェクトチーム制度を創設し、先月二十三日には第一弾として四チームを設置したところでございます。
次に、補正予算案についてでございます。
今回の補正予算案は、当初予算編成後における状況の変化等に対しまして迅速かつ機動的な取り組みを行うために予算措置が必要となった事業について、所要の措置を講ずるものでございます。補正予算総額は一般会計で九千八百万円余、特別会計で四百万円余となっております。
一般会計におきましては、まず職員互助会に対する公費助成について、昨今の社会情勢や全国の状況等をかんがみ、個人給付的事業を補助の対象から除外するなど、抜本的な見直しを行い、予算を減額することといたしております。
次に、来月十三日、那智勝浦町において厚生労働省、日本赤十字社とともに開催する第四十一回献血運動推進全国大会の警衛警備に要する経費を計上しております。
また、県立医科大学附属病院特別会計におきまして、災害の急性期に活動する災害派遣医療チームに必要な携帯用医療備品等を整備することといたしております。
このほか、指定管理者制度導入に伴い、複数年度にわたって指定管理者に公の施設を管理させるため、百二億六千五百万円の債務負担行為の設定をお願いしているところでございます。
続きまして条例案件等について、その主なものを御説明いたします。
まず、議案第百三十八号から第百六十四号までは、主に公の施設に指定管理者制度を導入するのに伴い、所要の改正や条例の制定等を行うものでございます。
議案第百六十五号は、地方独立行政法人法に基づき設置する和歌山県公立大学法人評価委員会の組織及び運営に関して必要な事項を定める条例を制定するものであり、議案第百六十八号は、市町村の合併の特例等に関する法律に基づき設置する和歌山県市町村合併推進審議会の組織及び運営に関して必要な事項を定める条例を制定するものでございます。
議案第百七十四号は県立高等学校校名変更に伴う所要の改正を行うものであり、議案第百七十六号は、農業大学校授業料の規定を新設するとともに、指定管理者制度導入による利用料金制への移行に伴い関係規定を削除するものでございます。
議案第百七十七号は町の配置分合について、議案第百八十四号は県営住宅に係る滞納家賃の請求訴訟等を提起することについて、議案第百八十五号は田辺漁港海岸扇ケ浜ビーチハウスの指定管理者を田辺市とすることについて、議案第百八十六号、百八十七号は公立大学法人和歌山県立医科大学の設立に向けての定款の制定等について、議案第百八十八号から第百九十二号までは工事委託契約、工事請負契約及び工事委託変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
次に知事専決処分報告でございますが、報第八号は県税の増収、地方交付税の確定及び退職手当の減少等に伴う平成十六年度和歌山県一般会計補正予算であり、報第九号は農林漁業普及指導手当の支給方法を改めたことに伴う所要の改正でございます。
報第十号は地方税法等の一部改正に伴う県税条例の改正、報第十一号は半島振興法の一部改正等に伴う県税の特別措置に関する条例の改正、法第十二号及び第十三号は田辺市における字の名称変更に伴う規定の整備でございます。
いずれも急を要したため、地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものでございます。
諸報第九号から第十七号までは地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であり、諸報第十八号及び第十九号はそれぞれ平成十六年度の予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告であり、諸報第二十号は県営競輪事業特別会計における弾力条項適用報告でございます。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出させていただいております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(小川 武君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、藍綬褒章受章議員に対する記念品の贈呈を行うため、このまま暫時休憩いたします。
午前十一時二十八分休憩
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○事務局長(小住博章君) ただいまから、藍綬褒章受章議員に対する記念品の贈呈式を行います。
去る四月二十九日、地方自治の発展に貢献せられたゆえをもって藍綬褒章を受章されました松本貞次議員に対し、議長から記念品が贈られます。
松本貞次殿。
〔議長から記念品を贈呈〕(拍手)
○事務局長(小住博章君) 記念品の贈呈が終わりました。
それでは、知事の御祝辞をお願いいたします。
〔木村良樹君、登壇〕(拍手)
○知事(木村良樹君) このたびはえある藍綬褒章を受章されました松本貞次議員に、心からお祝いを申し上げます。
松本議員におかれては、湯浅町議会議員を経て昭和六十二年に県議会議員に当選され、通算三十年以上にわたり議員として地域の発展に尽くされてまいりました。
県議会におきましては厚生委員会委員長など要職を歴任され、その卓越した実行力をもって近畿自動車道紀勢線の南伸を初めとする道路網の整備、同和行政の推進を初め県政のあらゆる分野において御尽力を賜ってまいりました。まさに和歌山県発展のために今日まで大変な御努力を賜っており、そのことが今回の藍綬褒章受章につながったものと思います。
今後とも健康に留意され、和歌山県の発展に向けて御尽力いただくようお願いを申し上げるとともに、一層の御活躍をお祈り申し上げまして、お祝いのごあいさつといたします。
おめでとうございました。
○事務局長(小住博章君) 引き続きまして、受章されました松本議員からごあいさつがございます。
松本貞次殿。
〔松本貞次君、登壇〕(拍手)
○松本貞次君 本日は、本当にありがとうございます。また、木村知事より過分なるお言葉を賜り、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます。木村知事を初め県当局の皆様、小川議長を初め先輩・同僚議員の皆様、本当にありがとうございます。
思えば昭和五十年、二十六歳で湯浅町議会議員に当選して三期十二年。昭和六十二年に県議会議員に当選して五期十八年。あっという間の三十年でございました。今回の藍綬褒章受章に当たり、数多くの皆様の御支援、御指導を賜りました。さきの仮谷知事、西口知事を初め先達の先輩議員の皆様にも温かく御指導を賜りました。特に私のような不十分な人間を三十年間御支援をいただいた地元の後援会の皆様に、この場をおかりして心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
今後は、この受章を期に、和歌山県の発展、新しい時代の地方自治のあり方に身をもって努力することを決意して、皆様へのお礼の言葉とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
○事務局長(小住博章君) これをもちまして、記念品の贈呈式を終わります。
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午前十一時三十四分再開
○議長(小川 武君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、去る二月定例会の三月十八日の本会議で選挙されました本県選挙管理委員の諸君を御紹介申し上げます。
まず、四月四日の選挙管理委員会において委員長に選挙されました山本恒男君を御紹介申し上げます。
選挙管理委員会委員長山本恒男君。
〔山本恒男君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員会委員長(山本恒男君) ただいま御紹介をいただきました山本恒男でございます。
去る二月定例県議会におきまして県選挙管理委員に御選出をいただき、まことにありがとうございます。至らぬ私には身に余る光栄でございます。また、過ぐる四月四日の初委員会におきまして、委員長に互選されました。
この上は、職責の重大さを深く認識し、懸命に取り組んでまいる所存でございますので、どうか議員初め皆様方の御鞭撻と御指導のほどをよろしくお願い申し上げます。
まことに簡単でございますが、就任のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、委員長職務代理者に指定されました宗正彦君を御紹介申し上げます。
選挙管理委員宗 正彦君。
〔宗 正彦君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(宗 正彦君) ごぶさたでございます。ただいま御紹介をいただきました、私、宗正彦でございます。
二月定例議会におきまして議員各位の御推挙をいただき、県選挙管理委員に任命されました。身に余る光栄と存じております。
もとより浅学非才でございますが、全力を傾注して正しい選挙、明るい選挙の推進のために微力をささげたいと思っております。御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
一言、お礼と就任のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、森本明雄君を御紹介申し上げます。
選挙管理委員森本明雄君。
〔森本明雄君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(森本明雄君) ただいま御紹介にあずかりました森本明雄でございます。
去る二月議会におきまして選挙管理委員に議員の皆様方の御推挙をいただき、再び選出していただきましたこと、衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。
今後は、その職責をさらに自覚し、任務遂行のため一層の努力をしてまいる所存でございますので、なお一層の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いを申し上げまして、一言ごあいさつにかえさせていただきます。
大変にありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、諸木良介君を御紹介申し上げます。
選挙管理委員諸木良介君。
〔諸木良介君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(諸木良介君) ただいま御紹介をいただきました諸木良介でございます。
去る二月議会におきまして選挙管理委員に御選任を賜りました。まことに身に余る光栄と存じ、厚く御礼を申し上げます。もとより微力でございますので、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りたいと存じます。
簡単でございますが、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、四月一日就任いたしました新任の職員を御紹介申し上げます。
まず、危機管理監に就任いたしました石橋秀彦君を御紹介申し上げます。
危機管理監石橋秀彦君。
〔石橋秀彦君、登壇〕(拍手)
○危機管理監(石橋秀彦君) 去る四月一日付で危機管理監に着任してございます石橋でございます。
本県での大規模な災害が発生しないことを祈ってございますが、万一発生しても行政として十分対応できるよう準備を進めてまいる所存でございます。議員の皆様方の一層の御指導を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、着任のごあいさつとさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(小川 武君) 次に、総務部長に就任いたしました原邦彰君を御紹介申し上げます。
総務部長原 邦彰君。
〔原 邦彰君、登壇〕(拍手)
○総務部長(原 邦彰君) 去る四月一日付で総務部長を拝命いたしました原邦彰でございます。
和歌山県勢発展のために全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、御指導、御鞭撻いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(小川 武君) 次に、環境生活部長に就任いたしました楠本隆君を御紹介申し上げます。
環境生活部長楠本 隆君。
〔楠本 隆君、登壇〕(拍手)
○環境生活部長(楠本 隆君) 去る四月一日付人事異動によりまして環境生活部長を拝命いたしました楠本隆でございます。
地球温暖化問題など、課題は山積しておりますが、全力で取り組む決意でございます。議員各位にはより一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう心よりお願いを申し上げ、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、商工労働部長に就任いたしました下宏君を御紹介申し上げます。
商工労働部長下 宏君。
〔下 宏君、登壇〕(拍手)
○商工労働部長(下 宏君) 商工労働部長を拝命いたしました下宏でございます。
大変厳しい社会経済状況ではございますが、所管するさまざまな課題に全力で取り組んでまいりたいと存じております。議員の皆様方の御指導、御支援、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
○議長(小川 武君) 次に、農林水産部長に就任いたしました西岡俊雄君を御紹介申し上げます。
農林水産部長西岡俊雄君。
〔西岡俊雄君、登壇〕(拍手)
○農林水産部長(西岡俊雄君) このたび農林水産部長を拝命いたしました西岡俊雄でございます。
和歌山の元気は一次産業からとの思いのもと、農業、林業、水産業の振興に、またそれぞれの地域の活性化に一生懸命取り組んでまいる覚悟でございます。
もとより微力でございますが、議員各位にはよろしく御指導賜りますようお願い申し上げ、簡単でございますが、ごあいさつといたします。
ありがとうございました。
○議長(小川 武君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(小住博章君) 御紹介申し上げます。
まず知事部局
審議監(知事公室次長事務取扱)
宇野朝治君
審議監(計画局長事務取扱)
北田佳秀君
審議監 福本俊次君
総務部
総務管理局長 曽根義廣君
危機管理局長(危機管理室長事務取扱)
井口悦治君
企画部
人権局長 岸田俊規君
IT推進局長 上出明彦君
環境生活部
環境政策局長 山本庄作君
食の安全局長 土井道明君
審議監 湯川敏行君
商工労働部
商工政策局長 蓬臺孝紀君
観光局長 森 崇君
農林水産部
農業政策局長 谷本義久君
農業生産・就農局長
下林茂文君
緑の雇用推進局長
舟尾 悟君
水産局長 草田宗和君
県土整備部
技監 山下 博君
県土整備政策局長
藁科善崇君
道路局長 加藤昌男君
河川・下水道局長
堀 幸彦君
都市住宅局長 高瀬充弘君
副出納長 西尾博仁君
次に教育委員会
学校教育局長 山路正雅君
次に警察本部
生活安全部長 濵上旭男君
刑事部長 原 正見君
交通部長 出嶋康晴君
次に人事委員会事務局
事務局長 西 寛君
次に監査委員事務局
事務局長 松田長次郎君
次に労働委員会事務局
事務局長 神徳晧治君
最後に議会事務局
事務局次長 土井陽義君
総務課長 島 光正君
議事課長 下出喜久雄君
調査課長 辻 和良君
以上でございます。
○議長(小川 武君) お諮りいたします。六月十四日から十七日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、六月十四日から十七日までは休会とすることに決定いたしました。
次会は六月二十日定刻より再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前十一時五十三分散会