平成16年6月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)
県議会の活動
平成十六年六月 和歌山県議会定例会会議録 第七号
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議事日程 第七号
平成十六年六月二十三日(水曜日)午前十時開議
第一 特別委員会中間報告の件
第二 議案第八十九号から議案第九十八号まで、報第六号から報第十二号まで、並びに請願三件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第三 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第四 特別委員会閉会中継続審査の件
第五 常任委員選任の件
第六 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
第七 予算特別委員の辞任及び選任の件
第八 議会運営委員選任の件
第九 図書委員選任の件
第十 意見書・決議案
会議に付した事件
一 特別委員会中間報告の件
二 議案第八十九号から議案第九十八号まで、報第六号から報第十二号まで、並びに請願三件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
三 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
四 特別委員会閉会中継続審査の件
五 常任委員選任の件
六 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
七 予算特別委員の辞任及び選任の件
八 議長辞職の件
九 議長の選挙
十 副議長辞職の件
十一 副議長の選挙
十二 議会運営委員選任の件
十三 図書委員選任の件
十四 意見書
出席議員(四十五人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
九 番 東 幸 司
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 藤 山 将 材
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 木 下 善 之
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 山 下 大 輔
二十七番 前 川 勝 久
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
〔備考〕
二十六番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 中 山 次 郎
出納長 大 平 勝 之
知事公室長 小 佐 田 昌 計
危機管理監 白 原 勝 文
総務部長 宮 地 毅
企画部長 野 添 勝
環境生活部長 津 本 清
福祉保健部長 嶋 田 正 巳
商工労働部長 石 橋 秀 彦
農林水産部長 阪 口 裕 之
県土整備部長 酒 井 利 夫
企業局長 西 芳 男
教育委員会委員長 駒 井 則 彦
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 宮 内 勝
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 藤 谷 茂 樹
選挙管理委員会委員長 北 村 亮 三
職務のため出席した事務局職員
事務局長 小 住 博 章
次長 佐 竹 欣 司
議事課長 島 光 正
議事課副課長 藪 上 育 男
議事班長 山 本 保 誠
議事課主任 尾 崎 善 亮
議事課副主査 楠 見 直 博
総務課長 土 井 陽 義
総務課主査 井 口 勝 彦
総務課主査 南 美 智 子
調査課長 宗 野 幸 克
調査課調査員 上 岡 義 明
調査課調査員 谷 脇 功 朗
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時二分開議
○議長(尾崎要二君) これより本日の会議を開きます。
日程第一、特別委員会中間報告の件を議題といたします。
人権問題等対策、関西国際空港対策、防災等対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会から中間報告が文書をもってなされておりますが、これらはいずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
〔巻末の「参考資料」を参照〕
○議長(尾崎要二君) この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午後二時三十二分再開
○議長(尾崎要二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第二、議案第八十九号から議案第九十八号まで、知事専決処分報告報第六号から報第十二号まで、並びに今期定例会の請願三件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
経済警察委員会委員長坂本 登君。
〔坂本 登君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(坂本 登君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
委員会は、六月十八日、第三委員会室において開催し、公安委員会、商工労働部・地方労働委員会の順に当局から現況について説明を聴取した後、所管に係る事項について各委員から活発な質問がなされました。
各委員の主な質問項目を申し上げますと、公安委員会関係では、警察学校施設等のコスモパーク加太への移転について、第二種運転免許の取得希望者増加の現状と対応策について、交通信号機設置の年間予算について、公職選挙法に係る解釈・運用について、商工労働部関係では、競輪場での舟券・馬券の販売やコンサートの開催といった活用方法について、和歌浦湾一帯の海辺を活用したスポーツイベントの誘致についてただされました。
以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。
○議長(尾崎要二君) 農林水産委員会委員長冨安民浩君。
〔冨安民浩君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(冨安民浩君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、報告一件であります。
委員会は、六月十八日、第四委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審議いたしました結果、報第八号は全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、一、紀北のミカンの状況について、一、農業をやってみようプログラムについて、一、林道の開設の現況について、一、紀伊丹生川ダム建設中止により放置された森林の再整備について、一、高野町石道等沿線の修景整備について、一、カキ酢の取り組みについて、一、緑の雇用事業の問題点と対応について、一、木材活用の講師養成について、一、カゴメトマトに対する農家への対応について、一、緑の雇用担い手育成対策事業について、一、作業道の開設について、一、ミツバチの転飼問題について、一、JAありだ選果場の火災について、一、アユの冷水病対策について、一、日高沖の海上不法投棄について、一、勝浦漁業協同組合の再建状況についてただされさました。
以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 建設委員会委員長小原 泰君。
〔小原 泰君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(小原 泰君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案四件、請願は前会からの継続審査分一件であります。
委員会は、六月十八日、第五委員会室において開催し、企業局、県土整備部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第八十九号、議案第九十号、議案第九十六号及び議案第九十七号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、知事専決処分報告報第十二号についても原案のとおり承認すべきものと決しました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第二号は継続審査すべきものと決しました。
なお、当委員会から「地域の自立・活性化及び安全・安心を支える近畿自動車道紀勢線の整備促進を求める意見書(案)」が提案される運びとなっていますので、よろしくお願いいたします。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、企業局関係では、企業用地の販売促進について、県土整備部関係では、国道四百八十号平道路について、梨子ノ木トンネルについて、県道阪本五條線について、国道四百八十号府県間トンネルの直轄代行調査について、京奈和自動車道の進捗状況について、桜谷川河川改修事業について、海南湯浅道路の社会実験について、近畿自動車紀勢線の進捗状況について、建築士会全国大会和歌山大会についてただされました。
以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 文教委員会委員長山田正彦君。
〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(山田正彦君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、知事専決処分報告一件、請願は前会からの継続審査分の一件であります。
委員会は、六月十八日、第六委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第八十九号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。知事専決処分報告報第六号は、全会一致をもって承認すべきものと決しました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第三号は採択すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項を申し上げますと、美術教育について、校舎の適正利用について、高野・熊野の呼称について、教職員の選挙運動について、世界遺産登録に向けての取り組みについて、ナショナルトレーニングセンターの誘致について、サッカー競技の強化について、根来寺坊院跡の保存について、地域社会のスポーツ活動について、シニアマイスターの活動についてただされました。
以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 総務委員会委員長新田和弘君。
〔新田和弘君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(新田和弘君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載されたとおり、議案五件、知事専決処分報告六件、請願の前会からの継続審査分一件であります。
委員会は、六月十八日、第一委員会室において開催し、医科大学、看護短期大学部、出納室、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事公室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第八十九号、議案第九十一号から議案第九十三号まで、及び議案第九十八号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。知事専決処分報告報第六号から報第九号まで、及び報第十一号は全会一致で、報第十号は賛成多数で承認されました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第五号は取り下げを承認することと決しました。
次に、付託案件に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、医科大学関係では、医療事故について、独立行政法人化について、企画部関係では、科学技術振興室の役割について、人権啓発センター評議員の男女構成比率について、全国マルチメディア祭について、関西国際空港の二期事業の必要性について、県立情報交流センターBig・Uに係る指定管理者制度について、コスモパーク加太へのカゴメ株式会社誘致について、部落史編さんについて、総務部関係では、県税条例の一部改正について、市町村合併について、県の財政状況について、三位一体改革についてただされました。
以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 福祉環境委員会委員長玉置公良君。
〔玉置公良君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(玉置公良君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案三件であります。
委員会は、六月十八日、第二委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第八十九号、議案第九十四号、議案第九十五号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、環境生活部関係では、橋本市における廃棄物不法投棄事業者への求償について、廃棄物不法投棄監視パトロールへの参加について、吸収源対策や二酸化炭素排出量取引に係る研究について、県の審議会等における女性の登用率について、繰越使用報告に係る自然公園施設整備事業やごみ焼却施設ダイオキシン削減特別対策事業についてただされました。次に福祉保健部関係では、幼稚園・保育所に次ぐ第三の施設について、少子化対策について、繰越使用報告に係る知的障害者援護施設整備事業や老人福祉施設整備事業について、和歌山労災病院整備について、広域災害情報システムについて、看護師需給計画の見直しについてただされました。
以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
次に、討論に入ります。
雑賀光夫君から反対討論の通告がありますので、これを許可いたします。
四十二番雑賀光夫君。
〔雑賀光夫君、登壇〕(拍手)
○雑賀光夫君 議長のお許しを得ましたので、日本共産党県議団を代表して以下の議案について反対の態度を表明するとともに、討論を行います。
その前に、台風六号による被害を受けられた皆さんに心からお見舞いを申し上げますとともに、県行政が早急に被害対策を進められることを要望いたします。
まず、報十号は県税条例の一部を改正する条例でありますが、個人県民税均等割の非課税措置について生計同一の妻に対する非課税措置を段階的に廃止するとか、老年者控除について平成十八年度以降廃止するというものでありますが、地方税法の改正に伴うものとはいえ、県民に新たな負担を負わせるものであり、反対であります。
次に請願第三号について、委員長報告は採択でありますが、以下の意見を申し上げ、採択に反対いたします。
請願要旨は、二つのことを言っています。第一は、市町村教育委員会は下部組織に教科書の絞り込みをさせずにすべての教科書から採択せよというものです。第二は、採択区というものにとらわれず地教委が独自の教科書採択をできるようにということであります。しかし本県では、教育委員会小中学校課長意見に記されているように、法令にのっとり県内八つの採択区ですべての教科書について調査研究し、教科書採択を行っているのであって、請願者が求めていることの必要性は認められません。
次に、請願理由を検討します。請願理由に書かれている「現行の歴史教科書の多くは、我が国の歴史に対する自虐的な記述が目立つ」云々という主張は、扶桑社の「新しい歴史教科書」の採択を求める人たちの主張です。
では、「新しい歴史教科書」とはどういうものでしょうか。それは、日本古来の伝統文化や自国を愛するという目標と言いながら、実はアジアと日本で多くの犠牲を生んだ戦争への反省を棚上げにして、それを美化するものになっています。その一例として特攻隊員の遺書を載せ、その遺書への子供たちの共感を求めるような構成になっています。若くして祖国のためと信じて死んでいった特攻隊員の手記は、私たちに考えさせるものを多く持っています。
和歌山の作家であり、教育委員も務められた神坂次郎氏の著書に「今日われ生きてあり」というものがありますが、これは特攻隊員の手記を集めたものであり、多く人々に感動を与えています。神坂氏はこの本を、御自分の主観は抜きにして、ほとんどを隊員の手記で埋め尽くされていますが、ただ一行、その百九十一ページで次のように書いておられます。「だが、特攻は戦術ではない。指揮官の無能、堕落を示す「統率の外道」である」。外道とは、道に外れたという意味です。この短い一文、何という重みを持っていることか。統率の外道によって、祖国のためにと信じて命を散らしていった若者たちへの思いがこの教科書にはありません。
一例だけを挙げましたが、このたびの請願は、こうした問題のある教科書を特定の歴史観、政治的意図を持った人々たちの力によって教育の場に持ち込もうするものであって、教科書の公正な採択を願う立場から賛成することはできません。
また、補正予算において、県立医大改革準備として医科大学の独立行政法人化を進めることの予算が組まれています。県立医大は、県民の命と健康を守る医師の養成及び基幹病院として重要な役割を果たしています。この医大が独立法人となることは、医大の公共性・公益性から見て、大学内での十分な議論とともに県民的な議論が望まれるところであります。
以上のことを申し上げまして、討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(尾崎要二君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第八十九号から議案第九十八号までを一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、知事専決処分報告報第十号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、承認であります。
本件を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本件はこれを承認することに決定いたしました。
次に、知事専決処分報告報第六号から報第九号まで、報第十一号及び報第十二号を一括して採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、いずれも承認であります。
本件を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
次に、議請第三号を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は、採択であります。
本請願を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり決定いたしました。
次に、ただいま採決いたしました請願を除くその他の請願二件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本請願は、いずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、本請願はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
次に日程第三、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に日程第四、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。人権問題等対策、関西国際空港対策、防災等対策、半島振興過疎対策及び予算の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
この際、報告いたします。
議案の追加提出がありました。
〔巻末の「参考資料」を参照〕
○議長(尾崎要二君) お諮りいたします。ただいま報告の議案第百号及び議案第百一号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議案第百号及び議案第百一号を一括して議題といたします。
議案はお手元に配付しておりますので、まず当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) ただいま上程されました議案第百号及び百一号は、県監査委員谷洋一君、長坂隆司君が六月二十三日辞職いたしましたので、その後任として新島雄君、山下直也君を選任いたしたく、同意をお願いするものでございます。
何とぞ、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 以上で、当局の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより採決に入ります。
まず、議案第百号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
本県監査委員に新島雄君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、議案第百号はこれに同意することに決定いたしました。
次に、議案第百一号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
本県監査委員に山下直也君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、議案第百一号はこれに同意することに決定いたしました。
次に日程第五、常任委員選任の件を議題といたします。
常任委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定より、次のとおり指名いたしたいと思います。
職員にその氏名を朗読させます。
〔職員朗読〕
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総務委員会委員
山 下 直 也 君
小 川 武 君
花 田 健 吉 君
井 出 益 弘 君
浦 口 高 典 君
藤 井 健 太 郎 君
江 上 柳 助 君
山 下 大 輔 君
以上八人
福祉環境委員会委員
須 川 倍 行 君
新 島 雄 君
吉 井 和 視 君
向 井 嘉 久 藏 君
玉 置 公 良 君
村 岡 キ ミ 子 君
角 田 秀 樹 君
以上七人
経済警察委員会委員
尾 崎 太 郎 君
町 田 亘 君
山 田 正 彦 君
小 原 泰 君
宇 治 田 栄 蔵 君
前 川 勝 久 君
阪 部 菊 雄 君
長 坂 隆 司 君
以上八人
農林水産委員会委員
東 幸 司 君
木 下 善 之 君
谷 洋 一 君
冨 安 民 浩 君
中 村 裕 一 君
松 坂 英 樹 君
松 本 貞 次 君
以上七人
建設委員会委員
門 三 佐 博 君
大 沢 広 太 郎 君
藤 山 将 材 君
前 芝 雅 嗣 君
尾 崎 要 二 君
野 見 山 海 君
森 正 樹 君
和 田 正 人 君
以上八人
文教委員会委員
浅 井 修 一 郎 君
坂 本 登 君
平 越 孝 哉 君
下 川 俊 樹 君
原 日 出 夫 君
雑 賀 光 夫 君
新 田 和 弘 君
以上七人
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○議長(尾崎要二君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を常任委員として指名することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を常任委員に選任することに決定いたしました。
次に日程第六、常任委員の選任に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
常任委員会の委員長及び副委員長選任については、委員会条例第六条第二項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
職員にその氏名を朗読させます。
〔職員朗読〕
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総務委員会委員長 江 上 柳 助 君
同副委員長 花 田 健 吉 君
福祉環境委員会委員長 須 川 倍 行 君
同副委員長 玉 置 公 良 君
経済警察委員会委員長 尾 崎 太 郎 君
同副委員長 前 川 勝 久 君
農林水産委員会委員長 東 幸 司 君
同副委員長 松 坂 英 樹 君
建設委員会委員長 前 芝 雅 嗣 君
同副委員長 藤 山 将 材 君
文教委員会委員長 原 日 出 夫 君
同副委員長 浅 井 修 一 郎 君
─────────────────────
○議長(尾崎要二君) ただいま朗読した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長として指名することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、ただいま指名した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長に選任することに決定いたしました。
次に日程第七、予算特別委員の辞任及び選任の件を議題といたします。
予算特別委員会の各委員から、辞任の申し出があります。
お諮りいたします。予算特別委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
お諮りいたします。この際、予算特別委員の定数を十七人から十八人に変更いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に、ただいま欠員となりました予算特別委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
職員にその氏名を朗読させます。
〔職員朗読〕
─────────────────────
予算特別委員会委員
須 川 倍 行 君
尾 崎 太 郎 君
吉 井 和 視 君
門 三 佐 博 君
東 幸 司 君
大 沢 広 太 郎 君
平 越 孝 哉 君
下 川 俊 樹 君
花 田 健 吉 君
前 芝 雅 嗣 君
前 川 勝 久 君
尾 崎 要 二 君
中 村 裕 一 君
原 日 出 夫 君
松 坂 英 樹 君
角 田 秀 樹 君
江 上 柳 助 君
長 坂 隆 司 君
以上十八人
─────────────────────
○議長(尾崎要二君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を予算特別委員として指名することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を予算特別委員に選任することに決定いたしました。
〔議長退席、副議長着席〕
○副議長(吉井和視君) この際、報告いたします。
ただいま、議長尾崎要二君から議長辞職願が提出されました。
お諮りいたします。この際、議長辞職の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議長辞職の件を議題といたします。
まず、その辞職願を朗読させます。
〔職員朗読〕
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辞 職 願
私こと
このたび都合により和歌山県議会議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます
平成十六年六月二十三日
和歌山県議会議長 尾 崎 要 二
和歌山県議会副議長 様
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○副議長(吉井和視君) 尾崎要二君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○副議長(吉井和視君) 起立多数であります。よって、尾崎要二君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
尾崎要二君から発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。
三十一番尾崎要二君。
〔尾崎要二君、登壇〕(拍手)
○尾崎要二君 お許しをいただきましたので、議長退任に際してごあいさつをさせていただきたいと思います。
昨年の五月十六日、先輩・同僚の皆さん方の温かい御配慮によりまして、歴史と伝統ある和歌山県議会の議長として御選任をいただきました。選任に際して、このようなことを申し述べさしていただきました。「人は地位を得てとうとからず、地位は人を得てとうとし」という言葉でございます。この言葉を心に、少しでも県議会議長という名を高めるために、微力でございますけれども、全力をもって取り組んでまいりました。そして、この一年、大過なくこの重責を務めさしていただけたのも皆様方の温かい御指導・御鞭撻のおかげであると、心から感謝をする次第でございます。
また、当局の皆さんにも、時には厳しく苦言を申し上げました。また、いろいろと御指導も賜ってまいりました。「議会と当局が両輪のごとく」という言葉をあらわしたそのとおりでございました。特に木村知事とは、財政厳しい中でこの本県の事業を少ない予算でいかに効率よく反映をさしていくかというようなこと、全国に我が和歌山県をいかに発信していくかということを常に語り合ってまいりました。
振り返ってみますと、昨年の議長就任直後でございますが、全国議長会の臨時総会において、出席をさしていただき、四十七都道府県の中で一番年の若い議長であるということを知らされると同時に、近畿ブロックの理事県として全議の役員も務めさしていただきました。
昨年の十二月になりますが、三位一体の改革に対する緊急要望ということで、全国議長会を代表してこの私が、全国知事会を代表して宮城浅野県知事ともども地方の声を届けるということで、自由民主党安倍幹事長初め、特に地方分権に対する理解が足りない計画案を出しました厚生労働省に対しては事務次官に、そして文部科学省に対しては川村文部科学大臣に対して厳しく地方の声を聞くようにということで、要望という名のもとでありましたが、訴えてまいりました。
また、近畿の理事県として、京都府で発生しました鳥インフルエンザのときには京都府議会田坂議長から緊急の要請がございまして、全国議長会に働きかけ、関係省庁へも強力な運動も展開をしてまいりました。
そして、この一年間、この私をお支えいただきました吉井副議長とも相談をさしていただき、紀伊半島三県サミットということで、和歌山県が当番県でございましたので、高野山の金剛峯寺をお借りいたしまして、その会議もさしていただきました。東南海・南海地震、また道路網の整備、そしてメーンでございます世界遺産についても活発な議論を繰り広げ、予定しておりました時間を大きくオーバーするような会議でございました。
その会議の中でも訴えられた世界遺産について、何とか議会としても積極的に取り組んでいきたいということで、県議の皆さんの御賛同も得て、スペイン・ガリシア州へも行ってまいりました。マヌエル・フラガ首相の方からも、そこまで和歌山県が頑張るのならば、まして互いに友好の道を築いている和歌山県のためならば、ガリシア州政府としてもスペイン政府へ働きかけて、そしてユネスコへその要望を伝えてまいりたい、応援をしたいという温かい声もいただきました。この参議院選挙終了の翌日、七月十二日からでありますけれども、ガリシア州議会のガルシア議長も本県を訪れていただくということで、議会として百二十五年の歴史の中で初めて外国の議会を招聘をさしていただいてございます。その後、パリの本部へも行かしていただきました。ユネスコ本部でございます。佐藤ユネスコ全権大使の御同行をいただきながら、ユネスコ本部の松浦事務総長に対しても本県の世界遺産登録に対して、その思いを訴えてまいりました。
また、県内に目をやれば、日本マスターズ、高速道路の紀南延伸、そして南部・南部川村の、また田辺広域の合併という記念すべき行事にも出席をさしていただきました。
緊張と同時に、大変楽しい思い出をつくらしていただいたような次第でございます。
ただ、楽しい思い出ばかりではございません。昨年の九月に同僚議員でございました大原康男議員が病に倒れ、十月に御逝去をされました。改めて哀悼の意を表すると同時に、この県議会本会議壇上において大原議員の県政に対する思い、情熱をぜひ聞かしていただきたかったなあと、これが率直な思いでございます。
これから私も一議員に戻らしていただきまして、多くの課題がある和歌山県発展のために全力を尽くさしていただきたいと思うと同時に、今日までお支えし続けてくれてございます地元海草郡のためにも微力を尽くさしていただきたいと思いますので、変わりませぬ御指導・御鞭撻を賜れればと伏してお願いを申し上げて、御礼のごあいさつにかえさせていただきます。
ありがとうございました。
○副議長(吉井和視君) ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。この際、議長の選挙を本日の日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議長の選挙を行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○副議長(吉井和視君) ただいまの出席議員数は、四十五人であります。
お諮りいたします。立会人に、九番東幸司君、十四番大沢広太郎君、三十八番長坂隆司君、四十二番雑賀光夫君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(吉井和視君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
なお、この際、白票は無効といたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○副議長(吉井和視君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
〔投票箱点検〕
○副議長(吉井和視君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼いたします。
〔氏名点呼・投票〕
○副議長(吉井和視君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○副議長(吉井和視君) これより開票を行います。
立会人の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○副議長(吉井和視君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 四十五票
うち有効投票 四十五票
無効投票 なし
有効投票中
小川 武君 四十一票
村岡キミ子君 四票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、小川武君が議長に当選されました。(拍手)
ただいま当選されました小川武君が議場におられますので、本席から議長に当選されましたことを告知いたします。
五番小川 武君。
〔小川 武君、登壇〕(拍手)
○小川 武君 本当にありがとうございます。
今、議場へ入ってくるときに、第七十五代議長と聞かされました。この和歌山県議会、歴史と伝統の七十五代目の議長として選任いただきまして、まず心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。
まず、台風六号によります被害は、きょうの報道によりますと、三十億円以上の被害と聞いております。その方々に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
六月定例会も、いよいよ最終日を迎えることになりました。この間、一週間後に決定されます世界遺産登録を目前にいたしまして、非常に明るい論議が交わされました。また一方では、町村合併、危機管理、あるいはまた少子・高齢化と、難問も山積いたしておりまして、議会の存在感、役割ということを痛感いたしております。
私は、こうした問題に、誇りの持てる議会として、活力ある議会として一生懸命今後頑張っていくことをお誓い申し上げたいと思います。どうか、今後ともよろしく御指導・御協力をお願いいたしまして、お礼のごあいさつにかえたいと思います。ありがとうございました。
〔副議長退席、議長着席〕
○議長(小川 武君) この際、報告いたします。
ただいま、副議長吉井和視君から副議長辞職願が提出されました。
お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を本日の日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
副議長辞職の件を議題といたします。
まず、その辞職願を朗読させます。
〔職員朗読〕
─────────────────────
辞 職 願
私こと
このたび都合により和歌山県議会副議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます
平成十六年六月二十三日
和歌山県議会副議長 吉 井 和 視
和歌山県議会議長 様
─────────────────────
○議長(小川 武君) 吉井和視君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小川 武君) 起立全員であります。よって、吉井和視君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
吉井和視君から発言の許可を求められておりますので、これを許可いたします。
六番吉井和視君。
〔吉井和視君、登壇〕(拍手)
○吉井和視君 昨年の改選後の初議会に副議長として皆さん方に選出していただきまして、尾崎議長のもと、一年間、微力でありますが、務めさせていただきました。その間、皆さん方には、この微力な私を大変御指導・御鞭撻いただきましたことを本当に心より感謝を申し上げ、非常に簡単ではございますが、退任のごあいさつにかえさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(小川 武君) ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。この際、副議長の選挙を本日の日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
副議長の選挙を行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(小川 武君) ただいまの出席議員数は、四十五人であります。
お諮りいたします。立会人に、九番東幸司君、十四番大沢広太郎君、三十八番長坂隆司君、四十二番雑賀光夫君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
なお、この際、白票は無効といたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(小川 武君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
〔投票箱点検〕
○議長(小川 武君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼いたします。
〔氏名点呼・投票〕
○議長(小川 武君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(小川 武君) これより開票を行います。
立会人の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(小川 武君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 四十五票
うち有効投票 四十五票
無効投票 なし
有効投票中
向井嘉久藏君 四十一票
藤井健太郎君 四票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、向井嘉久藏君が副議長に当選されました。(拍手)
ただいま当選されました向井嘉久藏君が議場におられますので、本席から副議長に当選されましたことを告知いたします。
十三番向井嘉久藏君。
〔向井嘉久藏君、登壇〕(拍手)
○向井嘉久藏君 ただいまは、皆さん方の温かい御支援をいただいて副議長の要職に御推挙いただきました。まことにありがとうございます。
昨年十二月五日に、この壇上から、議員在職十年ということでごあいさつをさしていただきました。市会議員として出発したのが二十六年前でございます。その間にいろいろございましたが、自分がこの壇上から副議長就任のごあいさつをできるということは夢にも思っておりませんでした。
伝統ある和歌山県議会を汚さぬように誠心誠意頑張ってまいります。正義感を貫き、県民の皆さん方の御要望を即実行できる県議会として頑張ってまいりたい。また、議長を補佐し、私たち前任の正副議長に比べれば年はとっておりますが、経験は積んでおります。一生懸命和歌山県発展のために頑張らしていただきたいと思いますので、どうぞ御支援・御指導賜りますように、また当局の皆さん方もよろしくお願い申し上げまして、簡単でございますが、就任のごあいさつとさしていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
○議長(小川 武君) 次に日程第八、議会運営委員選任の件を議題といたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
職員にその氏名を朗読させます。
〔職員朗読〕
─────────────────────
議会運営委員会委員
町 田 亘 君
坂 本 登 君
大 沢 広 太 郎 君
下 川 俊 樹 君
木 下 善 之 君
谷 洋 一 君
宇 治 田 栄 蔵 君
尾 崎 要 二 君
中 村 裕 一 君
原 日 出 夫 君
藤 井 健 太 郎 君
森 正 樹 君
和 田 正 人 君
以上十三人
─────────────────────
○議長(小川 武君) お諮りいたします。ただいま朗読した十三人の諸君を議会運営委員として指名することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した十三人の諸君を議会運営委員に選任することに決定いたしました。
次に日程第九、図書委員選任の件を議題といたします。
お諮りいたします。本件については、議会運営委員の兼任とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に、日程第十に入ります。
和議第二十三号「イラク多国籍軍への自衛隊参加に反対し、自衛隊のイラクからの早期撤退を求める意見書(案)」、和議第二十四号「国民本位の年金制度の確立を求める意見書(案)」、和議第二十五号「地域の自立・活性化及び安全・安心を支える近畿自動車道紀勢線の整備促進を求める意見書(案)」及び和議第二十六号「犯罪被害者の権利と被害回復制度の確立を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより採決に入ります。
まず、和議第二十三号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小川 武君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第二十四号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小川 武君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第二十五号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小川 武君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、和議第二十六号を採決いたします。
お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小川 武君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
各位には、連日御精励をいただき、深く感謝申し上げます。
気候不順の折、健康には十分御留意の上、なお一層の御活躍をされますよう祈念いたします。
これをもって、平成十六年六月定例会を閉会いたします。
午後三時五十一分閉会