平成16年6月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(全文)
県議会の活動
平成十六年六月 和歌山県議会定例会会議録 第六号
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議事日程 第六号
平成十六年六月二十二日(火曜日)午前十時開議
第一 議案第八十九号から議案第九十八号まで、並びに報第六号から報第十二号まで、並びに請願三件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第三 特別委員会閉会中継続審査の件
第四 常任委員選任の件
第五 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
第六 議会運営委員選任の件
第七 図書委員選任の件
会議に付した事件
一 緊急質問
二 議案第九十九号(質疑・委員会付託省略・表決)
出席議員(四十四人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 新 島 雄
四 番 山 下 直 也
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
八 番 町 田 亘
九 番 東 幸 司
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十七 番 花 田 健 吉
十八 番 藤 山 将 材
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 木 下 善 之
二十二番 谷 洋 一
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 山 下 大 輔
二十七番 前 川 勝 久
二十八番 原 日 出 夫
二十九番 冨 安 民 浩
三十 番 野 見 山 海
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 中 村 裕 一
三十三番 浦 口 高 典
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 玉 置 公 良
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 阪 部 菊 雄
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(一人)
七 番 門 三 佐 博
〔備考〕
二十六番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 中 山 次 郎
出納長 大 平 勝 之
知事公室長 小 佐 田 昌 計
危機管理監 白 原 勝 文
総務部長 宮 地 毅
企画部長 野 添 勝
環境生活部長 津 本 清
福祉保健部長 嶋 田 正 巳
商工労働部長 石 橋 秀 彦
農林水産部長 阪 口 裕 之
県土整備部長 酒 井 利 夫
企業局長 西 芳 男
教育委員会委員長 駒 井 則 彦
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 宮 内 勝
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 藤 谷 茂 樹
選挙管理委員会委員長 北 村 亮 三
職務のため出席した事務局職員
事務局長 小 住 博 章
次長 佐 竹 欣 司
議事課長 島 光 正
議事課副課長 藪 上 育 男
議事班長 山 本 保 誠
議事課主任 尾 崎 善 亮
議事課副主査 楠 見 直 博
総務課長 土 井 陽 義
総務班長 小 山 良
総務課主事 辻 充
調査課長 宗 野 幸 克
調査課副課長 笠 松 学
調査課調査員 太 田 裕 幸
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課主査 保 田 良 春
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午前十時二分開議
○議長(尾崎要二君) これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午後一時二分再開
○議長(尾崎要二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、報告いたします。
平越孝哉君から、昨日の台風六号の被害に関し緊急質問の申し出があります。
お諮りいたします。同君の緊急質問を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
平越孝哉君の緊急質問を議題といたします。
平越孝哉君の質問を許可いたします。
十五番平越孝哉君。
〔平越孝哉君、登壇〕(拍手)
○平越孝哉君 議長の許可を得ましたので、平成十六年六月二十一日の台風六号に係る農作物の被害状況と被害対策について、緊急に質問をさしていただきます。
今回の台風六号については、全国各地に被害をもたらしました。非常に強い勢力を保ったまま関西にも上陸し、和歌山市内では過去十年で三番目に強い最大瞬間風速四十二・二メートルを観測しました。
そのような状況の中、本県の被害も甚大であったと思われます。今なお行方がわからない方がおり、家屋の浸水や停電などの被害も県内全域に広がり、各地に深いつめ跡を残しました。
我が果樹王国、農林水産県和歌山の現状を見るとき、収穫前の桃、梅等を初め、多くの農作物、そして農林業にも多大の甚大な被害をもたらしました。そのことについて、被災農家等から多くの救済対策に万全を期すべきとの強い要請を我々議員全員が受けております。県当局もしかりであろうと思います。その被害の甚大さにかんがみ、とりわけ農作物の現在の状況と県当局の万全を期す取り組み姿勢について、知事にお伺いをいたします。
被害総額は、暫定的には二十億とも言われております。まだそれ以上になるかもしれないというような報告も受けておりますが、知事のこの取り組み姿勢についてお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(尾崎要二君) ただいまの平越孝哉君の質問に対する当局の答弁を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 平成十六年六月二十一日、台風六号に係る農作物の被害状況と被害対策についてでございますが、農林水産部関係の被害につきましては、調査を進めているところでございますが、現在のところ二十億五千九百五十万円となっております。うち農作物の被害は二十億二千百五十万円でございます。中でも、収穫期の梅、桃については被害が大きく、梅については約十億円、桃については約六億円となっております。
被害を受けた農作物につきましては、緊急の対策として各地域農業改良普及センターを通じ技術指導の指示をしたところでございます。また、農家の経営安定のため緊急融資対策を検討してまいりたいと考えております。なお、農業共済金の支払いについても速やかに支払いができるよう、農業共済団体に指導をしてまいりたいと考えております。
また、私自身も早急に被害のあった現地に赴き被害の状況を確認するとともに、迅速な対応ができるよう指揮をとってまいりたいと考えております。
○議長(尾崎要二君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 以上で、平越孝哉君の緊急質問が終了いたしました。
次に、報告いたします。
議案の追加提出がありました。
〔巻末の「参考資料」を参照〕
お諮りいたします。ただいま報告の議案第九十九号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議案第九十九号を議題といたします。
議案はお手元に配付しておりますので、まず当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) ただいま上程されました議案第九十九号は、県監査委員藤谷茂樹君が本年七月二十日をもって任期満了となりますので、その後任として垣平高男君を選任いたしたく、同意をお願いするものでございます。
何とぞ、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 以上で、当局の説明が終わりました。
これにより質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
議案第九十九号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
この採決は、無記名投票をもって行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(尾崎要二君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十三人であります。
お諮りいたします。立会人に、九番東幸司君、十四番大沢広太郎君、三十八番長坂隆司君、四十二番雑賀光夫君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(尾崎要二君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
〔投票箱点検〕
○議長(尾崎要二君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県監査委員に垣平高男君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼いたします。
〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾崎要二君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(尾崎要二君) これより開票を行います。
立会人の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(尾崎要二君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 四十三票
うち有効投票 四十三票
無効投票 なし
有効投票中
賛 成 四十二票
反 対 一票
以上のとおり、賛成多数であります。よって、議案第九十九号はこれに同意することに決定いたしました。
都合により、残りの日程は明日に譲り、本日はこれをもって散会いたします。
午後一時十八分散会