平成15年9月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(全文)
県議会の活動
平成十五年九月 和歌山県議会定例会会議録 第六号
─────────────────────
議事日程 第六号
平成十五年九月三十日(火曜日)午前十時開議
第一 議案第百十七号から議案第百四十三号まで、報第六号及び報第七号、並びに請願一件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第三 議案第百四十四号及び議案第百四十五号(特別委員会設置・付託・委員選任)
第四 特別委員会閉会中継続審査の件
第五 議案第百四十六号から議案第百四十八号まで(委員会付託等省略・表決)
第六 議員派遣の件
第七 意見書・決議案
会議に付した事件
一 議案第百十七号から議案第百四十三号まで、報第六号及び報第七号、並びに請願一件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
三 議案第百四十四号及び議案第百四十五号(特別委員会設置・付託・委員選任)
四 特別委員会閉会中継続審査の件
五 議案第百四十六号から議案第百四十八号まで(委員会付託等省略・表決)
六 議員派遣の件
七 意見書案
出席議員(四十四人)
一 番 須 川 倍 行
二 番 尾 崎 太 郎
三 番 谷 洋 一
四 番 新 島 雄
五 番 小 川 武
六 番 吉 井 和 視
七 番 門 三 佐 博
八 番 町 田 亘
十 番 浅 井 修 一 郎
十一 番 山 田 正 彦
十二 番 坂 本 登
十三 番 向 井 嘉 久 藏
十四 番 大 沢 広 太 郎
十五 番 平 越 孝 哉
十六 番 下 川 俊 樹
十八 番 山 下 大 輔
十九 番 小 原 泰
二十 番 前 芝 雅 嗣
二十一番 木 下 善 之
二十二番 山 下 直 也
二十三番 井 出 益 弘
二十四番 宇 治 田 栄 蔵
二十五番 浦 口 高 典
二十六番 藤 山 将 材
二十七番 原 日 出 夫
二十八番 玉 置 公 良
二十九番 野 見 山 海
三十 番 冨 安 民 浩
三十一番 尾 崎 要 二
三十二番 阪 部 菊 雄
三十三番 花 田 健 吉
三十四番 角 田 秀 樹
三十五番 前 川 勝 久
三十六番 江 上 柳 助
三十七番 森 正 樹
三十八番 長 坂 隆 司
三十九番 中 村 裕 一
四十 番 新 田 和 弘
四十一番 松 坂 英 樹
四十二番 雑 賀 光 夫
四十三番 藤 井 健 太 郎
四十四番 村 岡 キ ミ 子
四十五番 松 本 貞 次
四十六番 和 田 正 人
欠席議員(二人)
九 番 大 原 康 男
十七 番 東 幸 司
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 中 山 次 郎
出納長 大 平 勝 之
理事 垣 平 高 男
知事公室長 小 佐 田 昌 計
総務部長 宮 地 毅
企画部長 野 添 勝
環境生活部長 津 本 清
福祉保健部長 白 原 勝 文
商工労働部長 石 橋 秀 彦
農林水産部長 阪 口 裕 之
県土整備部長 酒 井 利 夫
企業局長 西 芳 男
教育委員会委員長 赤 松 壽 男
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 宮 内 勝
人事委員会委員長 西 浦 昭 人
代表監査委員 藤 谷 茂 樹
選挙管理委員会委員長 北 村 亮 三
職務のため出席した事務局職員
事務局長 中 原 洋 二
次長 佐 竹 欣 司
議事課長 島 光 正
議事課副課長 藪 上 育 男
議事班長 鷲 山 智
議事課主任 尾 崎 善 亮
議事課主査 土 井 富 夫
総務課長 土 井 陽 義
総務課副主査 南 美 智 子
総務課主事 橋 爪 賢 司
調査課長 宗 野 幸 克
調査課調査員 森 口 義 道
調査課調査員 太 田 裕 幸
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主任 鎌 田 繁
議事課主査 保 田 良 春
─────────────────────
午前十時二分開議
○議長(尾崎要二君) これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
─────────────────────
午後二時三十二分再開
○議長(尾崎要二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
【日程第一 議案第百十七号から議案第百四十三号まで、報
第六号及び報第七号、並びに請願一件】
○議長(尾崎要二君) 日程第一、議案第百十七号から議案第百四十三号まで、知事専決処分報告報第六号及び報第七号、並びに継続審査中の請願一件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
文教委員会委員長山田正彦君。
〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(山田正彦君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案二件であります。
委員会は、九月二十六日、第六委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百十七号及び議案第百三十号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項を申し上げますと、高校生の就職状況とその対策について、色覚バリアフリーについて、電子メールの自動翻訳システムについて、県立高校入試の出願期間について、中高一貫教育校設置に係る県教委と市教委の連携について、子どもの読書活動推進計画の策定について、教員の突然死について、三十人学級の取り組みについて、きのかわ養護学校の現状について、学習状況調査の実施について、ベースボールフェスティバル大会についてただされました。
以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 福祉環境委員会委員長玉置公良君。
〔玉置公良君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(玉置公良君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案二件、知事専決処分報告二件であります。
委員会は、九月二十六日、第二委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百十七号、議案第百二十三号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。知事専決処分報告報第六号、報第七号は、全会一致をもって承認すべきものと決しました。
なお、当委員会から、「交通アクセス権の保障を求める意見書(案)」、「高齢者の虐待防止のための実態調査と法整備に関する意見書(案)」が提案される運びになっていますので、よろしくお願いいたします。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項を申し上げますと、環境生活部関係では、高野口町の廃棄物焼却場について、食の安全のPRについて、アライグマ対策について、橋本市に投棄された産業廃棄物問題について、動物愛護センターでの動物譲渡のあり方について、ISOの取り組みについて、県の市町村に対する廃棄物処理の指導について、廃棄物不法投棄対策の徹底についてただされました。
次に福祉保健部関係では、高齢者の筋力向上トレーニングについて、救護施設入所者のおむつ代の公費負担について、知的障害者の歯科治療施設について、和歌山労災病院の建てかえについて、痴呆性高齢者ケアの取り組みについて、医薬品販売の規制緩和について、高齢者虐待防止について、高齢者の施設整備計画について、看護師の需給計画についてただされました。
以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 経済警察委員会委員長坂本 登君。
〔坂本 登君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(坂本 登君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案三件であります。
委員会は、九月二十六日、第三委員会室において開催し、公安委員会、商工労働部・地方労働委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百十七号、議案第百二十四号及び議案第百三十一号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項を申し上げますと、公安委員会関係では、防犯カメラの設置について、県内の来日外国人の犯罪の現状について、外国人犯罪に対応した通訳員の育成・確保について、県内の不法滞在及び不法就労外国人の取り締まり状況について、警察官の増員について、県内の外国人留学生などの状況の把握について、覚せい剤の密輸入ルートについて、警察官の自治体への出向について、交番・駐在所の充実及び勤務員の家族や警察退職者などの協力・活用体制について、コンビニエンスストアなどと連携した治安対策について、商工労働部関係では、ソフトアンテナショップへの生産者の参加状況について、県産品の販路拡大や量販店等からの引き合いの状況についてただされました。
以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 農林水産委員会委員長冨安民浩君。
〔冨安民浩君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(冨安民浩君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案二件であります。
委員会は、九月二十六日、第四委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百十七号及び議案第百二十五号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、緑の雇用担い手住宅の建設状況について、マイナー作物の農薬登録について、梅生育不良研究課題について(ばいじんの提供)、緑の雇用担い手住宅の管理運営について、農業をやってみようプログラムの住居対策について、うめ研究所の体制について、WTO閣僚会議の結果について、米の作況について、秋冬果実の状況について、世界遺産と古代米の振興について、カキの地産地消と学校給食について、WTOと中山間地域等直接支払い制度について、中層型浮き魚礁について、間伐材を活用した魚礁について、海遊体験事業の実績についてただされました。
以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 建設委員会委員長小原 泰君。
〔小原 泰君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(小原 泰君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案十八件、請願は前会からの継続審査分一件であります。
委員会は、九月二十六日、二十九日の二日間、第五委員会室において開催し、企業局、県土整備部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百四十三号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百十七号、議案第百十九号、議案第百二十号、議案第百二十六号から議案第百二十九号まで、議案第百三十三号から議案第百四十一号及び議案第四十二号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、議案第百四十三号は他議案とは切り離し集中審議の結果、可決されましたが、事業の完成が必要であるとはいえ、単なる契約変更の補正支出ではなく、この事態を招いたもろもろの経過を審議した結果、県民の納得を得るためにも、今後の対応も含め、再びこのような事態を繰り返さない決意と県当局の行政執行に係る責任ある遺憾の意を本会議場にて表明されるべきとの意見がありました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第二号は継続審査すべきものと決しました。
あわせて、当委員会から「地方の実情にあった道路整備の促進と財源確保を求める意見書(案)」が提案される運びとなっておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、企業局関係では、大新公園地下駐車場について、土地造成事業会計の純利益について、企業用地の売却について、県土整備部関係では、違反広告・看板について、費用対効果について、紀の川河口大橋の無料化について、低入札価格調査制度について、湊神前線の暫定供用区間について、県道小豆島船所線の狭隘箇所について、地震津波対策について、白浜空港について、京奈和自動車道建設に伴う河川改修について、市町村合併に関し道路整備に対する県としての支援のあり方について、日置川下流域の河川改修について、近畿自動車道海南─吉備間の通行料金について、IT総合センター用地の地盤沈下問題についてただされました。
以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 総務委員会委員長新田和弘君。
〔新田和弘君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(新田和弘君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案五件であります。
委員会は、九月二十六日、三十日の二日間、第一委員会室において開催し、医科大学、看護短期大学部、出納室、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事公室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百三十二号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百十七号、議案第百十八号、議案第百二十一号及び議案第百二十二号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、医科大学関係では、ドクターの学会における論文発表実績について、選挙管理委員会関係では、期日前投票所における投票管理者等の報酬額について、電子投票の導入状況について、知事公室関係では、わかやまアドバイザー会議について、株式会社ローソンとの協定について、企画部関係では、IT総合センター(仮称)の地盤沈下問題について、県土地開発公社の金融機関からの借入金に係る特定調停の状況について、関西国際空港株式会社の情報提供について、高度情報化社会推進事業について、ペーパーレス会議の導入について、総務部関係では、北海道における地震の状況について、ミニ公募債について、IT総合センター(仮称)の補正予算について、県税収入について、東南海・南海地震特別措置法施行に伴う推進計画の策定について、県民税の前納報奨金制度について、職員研修について、職員表彰制度についてただされました。
以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
この際、副知事から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
副知事中山次郎君。
〔中山次郎君、登壇〕
○副知事(中山次郎君) 議長のお許しをいただきましたので、発言させていただきます。
IT総合センター建設につきましては、議員の皆様のご審議の中でご指摘、ご指導いただいたことは、県当局として重く受けとめているところでございます。
当初において十分検討したとはいえ、結果として地盤沈下を招き、今日まで半年余りの工事中断をしたこと、また今回四億三千万円の補正が必要となりましたこと、まことに遺憾に存じてございます。
今後は、このことを謙虚に受けとめ、職員の技術力向上、意識改革を行い、事業遂行に万全を期すとともに、当センターがIT時代の中核施設として県勢発展に寄与できるよう全力で取り組んでまいります。今後とも、何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(尾崎要二君) これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
次に、討論に入ります。
まず、雑賀光夫君から反対討論の通告がありますので、これを許可いたします。
四十二番雑賀光夫君。
〔雑賀光夫君、登壇〕(拍手)
○雑賀光夫君 日本共産党議員団を代表して、今議会に提案されている議案のうち、議案第百十七号、第百三十号、第百三十二号、第百三十三号に反対の討論を行います。
議案第百十七号は平成十五年度一般会計補正予算ですが、ここには向陽高校に併設して県立中学校を設置することにかかわる予算が含まれています。また、第百三十号及び第百三十二号は県立中学校設置にかかわる条例であります。
私は、一般質問でこの県立中学校にかかわって、次のような意味のことを述べました。「新しい中高一貫の学校には、多くの保護者が子供をやりたいと希望することが予想されます。しかし、考えられているのは、あくまでも一部の生徒だけを受け入れる選択的中高一貫である。今問われているのは、中高一貫の学校が望ましいかどうかではなくて、公立の小中学校教育の中に二つのコースをつくる複線化が望ましいのかどうかの問題である。私はそういう立場を考えたとき、受験競争の低年齢化、小中学校教育に与えるひずみの問題など多くの問題を持っていると考える」ということでありました。この私の意見に対して、納得できるような説明は得られなかったわけであります。さらに私は、「この県立中学校設置が、小中学校関係者、保護者、県民によってどこまで論議され合意されたのか」と問い、「とても県民的どころか、教育関係者でも論議したとは言いがたい。十分な検討もないままの中高一貫教育の拙速な導入については見合わすべきではないか」とも述べました。それに対して教育長からは、「雑賀議員はご存じないかもしれませんが」という言葉までつけ加えて、「市町村教育委員会の意見も伺いながらやってきた」という答弁があったわけであります。しかし九月二十五日、和歌山市議会で和歌山市の教育長は、「この県立中学校については全く唐突だった。それまで全く知らなかったが、記者会見の直前に知った──四日前のことですが──いろいろ問題があると思うが、立場上、意見を言えない」、こういう意味のことを答えているわけでございます。
県立中学校は、和歌山市のど真ん中に設置されるわけであります。隣接する日進中学校を初め、市内の中学校教育にどういう問題をもたらすのかということについても、私は一般質問で触れました。その和歌山市の教育長が、「唐突なこと」として戸惑っているわけであります。「とても県民的どころか、教育関係者でも議論したとは言いがたい」という私の指摘が裏づけられたわけであります。
中高一貫の県立中学校設置が小中学校に持ち込むゆがみの問題、また教育改革は県民合意で進められるべきだという立場から、県立中学校設置にかかわる案件には反対するものであります。
さらに、議案第百三十三号建設事業施行に伴う市町村負担金については、市町村に過重な負担を強いるものであり、反対であります。
最後に、議案第百四十三号工事請負変更契約の締結について意見を申し述べておきます。
これは、IT総合センターの建築工事において地盤沈下に対する対策をとろうというものです。私たちは、必要とする対策そのものについてはやむなしと考えているところです。しかし、財政の厳しさが強調されている中で、今回の対策工事が設計段階を含め、当局の判断の甘さに起因すると指摘されても仕方がないところです。当局においては、補正せざるを得なくなった経緯について真摯に検証を進め、今後に生かされていくよう強く指摘しておきたいと思います。
以上で、反対討論を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(尾崎要二君) 次に、大沢広太郎君から賛成討論の通告がありますので、これを許可いたします。
十四番大沢広太郎君。
〔大沢広太郎君、登壇〕(拍手)
○大沢広太郎君 お許しをいただきましたので、自由民主党県議団を代表いたしまして、本九月定例議会に提案されている予算関係議案並びに諸議案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。なお、開政クラブ、公明党県議団、無所属クラブ、県民クラブの各会派も賛成という立場で同じ認識のもと、私の方から討論をさせていただきます。
初めに三位一体の改革についてでありますが、我々自由民主党県議団、そして各会派といたしましては、地方がそれぞれの個性や魅力を発揮できる地方分権型社会を構築するためには、この改革を着実に進めていく必要があると認識しております。こうした中、去る六月に、いわゆる骨太の方針第三弾で示された三位一体の改革に関しましては、国としての取り組みを明確にしたことは評価するものの、国庫補助負担金の廃止・縮減や地方交付税の縮減がクローズアップされる一方、税源移譲やこれに伴う財政力格差の調整に関しては具体的な道筋が見えにくいことから、単に国の財政再建のための便法に終わらないか、強く懸念するものであります。
木村知事は、国主導のこの三位一体改革に対し、即座に志を同じくする知事メンバーに呼びかけられ、国庫補助負担金の見直しと税源移譲が一体となった具体的な提言を行われました。国と地方のあり方を根本的に変えていこうとする中、一方の当事者たる地方の主張を明確にされた意義は大きく、深く敬意を表するものであります。我々といたしましても、木村知事と連携、協力しながら、地方主導による真に三位一体となった改革の実現に取り組む所存であります。
さて、今議会に提案されている諸議案についてでありますが、まずIT総合センター建設に係る地盤沈下対策としての補正予算、及び議案第百四十三号の工事請負変更契約につきましては、ITに関する教育、研修、産業支援など、本センターが担うべき役割の重要性にかんがみ、その早期完成が望まれることから、やむを得ないものであると理解しております。しかしながら我々としては、先ほど副知事の発言にもございましたが、県当局が半年余りに及ぶ工事の中断と多額の予算補正を要することとなった事実の重さを謙虚に受けとめるとともに、今回の貴重な教訓を今後の新たなプロジェクトへの取り組みに十分生かされるよう強く要請しておきたいと思います。
このほか補正予算案では、新たな産業の創出に直結する科学技術の振興や若者を対象とした就職支援など、産業・雇用対策のための予算、SARSを初め、感染性の強い病原体に対する県民の健康危機管理強化のための予算、本県初の公立の併設型中高一貫教育を実施するための予算などが計上されており、いずれも厳しい財政状況の中においても、迅速かつ的確に対応すべきものであります。
また、その他の議案につきましても、町の美観風致や県民生活の平穏等を保持するため、簡易広告板等の迅速な除却を可能とする条例改正や、全国初の自動車等による深夜の迷惑走行の禁止等を新たに盛り込むための条例改正など、その内容はいずれも必要かつ適切なものであります。
この上は、今議会に提案されている諸議案に盛り込まれた各施策を迅速かつ円滑に実行することが県民の負託にこたえる上で最も重要なことであると信じるところであります。
我々自由民主党県議団、そして各会派といたしましては、以上申し上げた認識のもと、今議会に提案されている予算関連議案並びに諸議案について、原案どおり成立することを期するものであることを申し上げ、賛成討論とさせていただきます。
○議長(尾崎要二君) これをもって、討論を終結いたします。
これより、採決に入ります。
まず、議案第百十七号、議案第百三十号、議案第百三十二号及び議案第百三十三号を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第百四十三号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第百十八号から議案第百二十九号まで、議案第百三十一号及び議案第百三十四号から議案第百四十二号までを一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、知事専決処分報告報第六号及び報第七号を一括して採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、いずれも承認であります。
本件を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
次に、請願一件を採決いたします。
お諮りいたします。本請願を委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は委員長の報告のとおり決定いたしました。
【日程第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件】
○議長(尾崎要二君) 次に日程第二、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【日程第三 議案第百四十四号及び議案第百四十五号】
○議長(尾崎要二君) 次に日程第三、議案第百四十四号平成十四年度和歌山県歳入歳出決算の認定について及び議案第百四十五号平成十四年度和歌山県公営企業決算の認定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本案については、十四人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
職員にその氏名を朗読させます。
〔職員朗読〕
─────────────────────
決算特別委員会委員
新 島 雄 君
小 川 武 君
向 井 嘉 久 藏 君
小 原 泰 君
前 芝 雅 嗣 君
井 出 益 弘 君
宇 治 田 栄 蔵 君
浦 口 高 典 君
野 見 山 海 君
前 川 勝 久 君
松 坂 英 樹 君
森 正 樹 君
浅 井 修 一 郎 君
松 本 貞 次 君
以上十四人
─────────────────────
○議長(尾崎要二君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を決算特別委員として指名することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を決算特別委員に選任することに決定いたしました。
【日程第四 特別委員会閉会中継続審査の件】
○議長(尾崎要二君) 次に日程第四、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。人権問題等対策、関西国際空港対策、防災等対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【日程第五 議案第百四十六号から議案第百四十八号まで】
○議長(尾崎要二君) 次に日程第五、議案第百四十六号から議案第百四十八号までを一括して議題といたします。
これより、質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
この際、申し上げます。
教育委員会の委員及び公安委員会の委員に係る議案については順次無記名投票をもって採決を行い、その後、収用委員会の委員に係る議案について起立により採決を行うことといたします。
これより、採決に入ります。
まず、議案第百四十六号和歌山県教育委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
この採決は、無記名投票をもって行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(尾崎要二君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十三人であります。
お諮りいたします。立会人に、二番尾崎太郎君、十三番向井嘉久藏君、三十三番花田健吉君、四十一番松坂英樹君の四君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(尾崎要二君) 配付漏れありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
〔投票箱点検〕
○議長(尾崎要二君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の委員に駒井則彦君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼いたします。
〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾崎要二君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(尾崎要二君) これより開票を行います。
立会人の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(尾崎要二君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 四十三票
うち有効投票 四十三票
無効投票 なし
有効投票中
賛成 四十三票
反対 なし
以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第百四十六号はこれに同意することに決定いたしました。
次に、議案第百四十七号和歌山県公安委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
この採決も、無記名投票をもって行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(尾崎要二君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十三人であります。
お諮りいたします。立会人に、二番尾崎太郎君、十三番向井嘉久藏君、三十三番花田健吉君、四十一番松坂英樹君の四君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(尾崎要二君) 配付漏れありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めます。
〔投票箱点検〕
○議長(尾崎要二君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県公安委員会の委員に島正博君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼いたします。
〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾崎要二君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(尾崎要二君) これより開票を行います。
立会人の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(尾崎要二君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 四十三票
うち有効投票 四十三票
無効投票 なし
有効投票中
賛成 四十三票
反対 なし
以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第百四十七号はこれに同意することに決定いたしました。
次に、議案第百四十八号を採決いたします。
本県収用委員会の委員に勝本僖一君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、議案第百四十八号はこれに同意することに決定いたしました。
【日程第六 議員派遣の件】
○議長(尾崎要二君) 次に日程第六、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。本件については、会議規則第百十三条の規定により、お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【日程第七 意見書・決議案】
○議長(尾崎要二君) 次に、日程第七に入ります。
まず、和議第四号「教育基本法の理念の実現を求める意見書(案)」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
まず、提出者の説明を許可いたします。
四十一番松坂英樹君。
〔松坂英樹君、登壇〕(拍手)
○松坂英樹君 「教育基本法の理念の実現を求める意見書」につきましては、提出者を代表いたしまして趣旨説明をさせていただきます。
教育基本法をめぐっては、政府の中央教育審議会が愛国心や公共心を盛り込もうとする答申を行ったことにあわせて、教育基本法の早期改正を求める意見書が全国で九つの議会で可決されたのに対し、一方で、慎重な対応を求める意見書や改正に反対する意見書が二百六十四もの議会で可決されています。文部科学省のまとめとして、八月に報道された数字です。
なぜ今、教育基本法の改正なのでしょうか。中教審答申は、教育の危機的状況を打開することを掲げましたが、教育の荒廃を戦後の教育体系に求めることや、教育基本法に原因があるかのような論立てには、県民、有識者初め幅広い層から疑問の声が上がっています。
私ども意見書の案文にもありますように、教育基本法は、戦前教育の反省の上に立ち、憲法の目指す「民主的で文化的な国家を建設する」という理想のために、教育の果たすかけがえのない役割を高らかにうたったものであり、我が国が世界に誇る日本国憲法と教育基本法の理念を実現するため、国民挙げて努力が積み重ねられてきました。
今、教育に求められていることは、少年犯罪やいじめ、学級崩壊など、教育課題を一つ一つ分析し、三十人学級の実現などの環境整備を初め、学校と地域社会が次代を担う子育て、社会の形成者を育てることに力を合わせて地道に取り組んでいくことです。そして、教育基本法が目指した理念や内容を実現することこそが重要ではないでしょうか。
私は、小学校の教師をしておりました。新任教師だったころ、情熱だけで教室に飛び込んでみたものの、子供たちのすばらしさに、時には胸を熱くし、またあるときには、いじめが社会問題化していた時期でもありましたから、子供たちの抱えるもだえや苦しみに心を寄せながら、どうしていいかわからずに大変悩んだものでした。
そんなある日、山合いの小さな分校の職員室にお邪魔したときのことです。職員室の壁に、一枚の色画用紙が張ってありました。ちょうど教室の前に学級目標などが掲示してあるのと同じように、正面に掲げてありました。その画用紙には、教育基本法第一条「教育の目的」が丁寧な字で書かれていました。「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」。この一言一句に新米教師だった私は感動しました。大学で学んだ以上に、教育の現場で改めて教育基本法の輝きに触れた思いでした。そして、それ以上に、分校の先生方の子供を包み込むような温かい大きな姿勢と取り組みに、あすからの勇気をいただいた思い出があります。
私は、人格の完成を目指す教育によって、平和で一人一人が大切にされる国の主人公を育てることを目的にした教育基本法が、古いどころか、世界人権宣言や国際人権規約、世界で二百カ国が参加する子どもの権利条約など、国際的な新しい教育の流れにつながるものだと思います。子供を真ん中に据えて、学校と地域と教育行政が共同で教育基本法の目指す理念や内容の実現に向けて今こそ力を合わせるときだと考え、意見書の提出をお願いしたわけでございます。
議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、趣旨説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(尾崎要二君) 提出者の説明が終わりました。
これより、質疑に入ります。
本案について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
和議第四号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第五号「青年の雇用対策の抜本的強化を求める意見書(案)」、和議第六号「「テロ特措法」の廃止を求める意見書(案)」、和議第七号「国連中心のイラク復興への努力を求める意見書(案)」、和議第八号「教育基本法の改正を求める意見書(案)」、和議第九号「「医薬品の一般小売店における販売」に反対する意見書(案)」、和議第十号「交通アクセス権の保障を求める意見書(案)」、和議第十一号「高齢者の虐待防止のための実態調査と法整備に関する意見書(案)」、和議第十二号「地方の実情にあった道路整備の促進と財源確保を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより、採決に入ります。
まず、和議第五号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第六号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第七号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第八号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、和議第九号、和議第十号、和議第十一号、和議第十二号を一括して採決いたします。
本案をいずれも原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) ご異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
議員各位には、連日のご精励をいただき深く感謝申し上げます。
どうか健康にご留意の上、今後なお一層ご活躍されることを祈念いたします。
これをもって、平成十五年九月定例会を閉会いたします。
午後三時三十四分閉会