平成14年12月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)
県議会の活動
平成十四年十二月 和歌山県議会定例会会議録 第七号
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議事日程 第七号
平成十四年十二月十八日(水曜日)午前十時開議
第一 議案第百三十六号から議案第百七十二号まで、報第十号、並びに請願四件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第三 特別委員会閉会中継続審査の件
第四 意見書・決議案
会議に付した事件
一 議案第百三十六号から議案第百七十二号まで、報第十号、並びに請願四件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
三 特別委員会閉会中継続審査の件
四 意見書案
出席議員(四十五人)
一 番 新 島 雄
二 番 山 田 正 彦
三 番 佐 田 頴 一
四 番 大 沢 広 太 郎
五 番 堀 本 隆 男
六 番 宇 治 田 栄 蔵
七 番 門 三 佐 博
八 番 西 本 長 弘
九 番 坂 本 登
十 番 小 原 泰
十一 番 木 下 善 之
十二 番 永 井 佑 治
十三 番 尾 崎 要 二
十四 番 小 川 武
十五 番 宗 正 彦
十六 番 橋 本 進
十七 番 生 駒 三 雄
十八 番 原 日 出 夫
十九 番 谷 洋 一
二十 番 山 下 直 也
二十一番 高 瀬 勝 助
二十二番 吉 井 和 視
二十四番 町 田 亘
二十五番 金 田 眞
二十六番 高 田 由 一
二十八番 玉 置 公 良
二十九番 向 井 嘉 久 藏
三十 番 野 見 山 海
三十一番 平 越 孝 哉
三十二番 下 川 俊 樹
三十三番 中 山 豊
三十四番 浜 田 真 輔
三十五番 鶴 田 至 弘
三十六番 冨 安 民 浩
三十七番 村 岡 キ ミ 子
三十八番 中 村 裕 一
三十九番 井 出 益 弘
四十 番 阪 部 菊 雄
四十一番 江 上 柳 助
四十二番 長 坂 隆 司
四十三番 森 正 樹
四十四番 飯 田 敬 文
四十五番 新 田 和 弘
四十六番 松 本 貞 次
四十七番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
〔備考〕
二十三番欠員
二十七番欠員
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
副知事 中 山 次 郎
出納長 大 平 勝 之
理事 内 田 安 生
知事公室長 小 佐 田 昌 計
総務部長 宮 地 毅
企画部長 垣 平 高 男
環境生活部長 秋 月 成 夫
福祉保健部長 白 原 勝 文
商工労働部長 石 橋 秀 彦
農林水産部長 辻 健
土木部長 大 山 耕 二
企業局長 阪 口 裕 之
教育委員会委員長 赤 松 壽 男
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員長 大 岡 淳 人
警察本部長 高 綱 直 良
人事委員会委員長 青 木 孝 祐
代表監査委員 藤 谷 茂 樹
選挙管理委員会委員長 北 村 亮 三
職務のため出席した事務局職員
事務局長 中 原 洋 二
次長 佐 竹 欣 司
議事課長 北 垣 内 敬
議事課副課長 松 谷 秋 男
議事班長 鷲 山 智
議事課主査 尾 崎 善 亮
議事課主査 土 井 富 夫
総務課長 梶 本 皓 造
調査課長 宗 野 幸 克
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課副主査 保 田 良 春
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午前十時一分開議
○議長(宇治田栄蔵君) これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午後一時二分再開
○議長(宇治田栄蔵君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
【日程第一 議案第百三十六号から議案第百七十二号まで、
報第十号、並びに請願四件】
○議長(宇治田栄蔵君) 日程第一、議案第百三十六号から議案第百七十二号まで、知事専決処分報告報第十号、並びに継続審査中の請願四件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
福祉環境委員会委員長原 日出夫君。
〔原 日出夫君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(原 日出夫君) では、福祉環境委員会委員長報告をさせていただきます。
福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案七件、請願の前会からの継続審査分一件であります。
委員会は、十二月十三日、第二委員会室において開催し、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百三十六号、議案第百三十八号、議案第百三十九号、議案第百四十号及び議案第百四十七号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百五十号、議案第百五十五号については賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第七号は取り下げを承認することと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項は、福祉保健部関係では、介護保険制度における保険料等の負担軽減について、原子爆弾被爆者の福祉事業の推進について、グリーンピア南紀の従業員の雇用対策について、県外郭団体職員の雇用基準について、福祉の町づくりの推進のあり方について、県立軽費老人ホーム無憂園撤去事業について、経済効果の大きい福祉事業の効果的な取り組みについてただされました。
次に環境生活部関係では、産業廃棄物処理の公共関与の方向性について、廃棄物不法投棄監視の取り組みについて、男女共同参画を総合的に推進するための基本計画策定の進め方について、子ども会活動の育成について、廃棄物取扱事業者への厳正な初期対処についてただされました。
以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宇治田栄蔵君) 経済警察委員会委員長江上柳助君。
〔江上柳助君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(江上柳助君) 経済警察委員会委員長報告をさせていただきます。
経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案三件であります。
委員会は、十二月十三日、第三委員会室において開催し、公安委員会、商工労働部・地方労働委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百五十号、議案第百五十三号及び議案第百七十二号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質疑事項は、公安委員会関係では、道路交通法改正後の飲酒運転の状況及びその効果について、紀の川左岸道路の交通事故発生状況及びその対策について、無許可の貸し金業者(やみ金融業者)に対する警察の取り締まりについて、高齢者の交通事故発生状況及びその対策について、外国人犯罪の発生状況及び今後の取り締まりについて、メール一一〇番の利用状況について、商工労働部関係では、中小企業に対する金融機関の貸し渋り、貸しはがしへの対応について、中国市場進出可能性調査団の調査結果について、ジャパンクリエーション出展の成果や反響についてただされました。
以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宇治田栄蔵君) 農林水産委員会委員長生駒三雄君。
〔生駒三雄君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(生駒三雄君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案二件であります。
委員会は、十二月十三日、第四委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百三十六号は全会一致をもって、議案第百五十号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、当委員会から「安全・安心な農産物を供給するため農薬登録の適用範囲の拡大を求める意見書(案)」が提出される運びになっておりますので、よろしくお願いをいたします。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項は、構造改革特別区域法とカゴメのトマト工場の関係について、勝浦の和歌山県無線漁業協同組合への支援について、漁民研修所跡地利用について、森林林業教室の充実について、大辺路の世界遺産登録へ向けた畜産試験場の多目的利用について、県産ミカンの現状及び集出荷施設の整備について、林道事業の平成十五年度予算の見通しについて、緑の雇用事業の今後の見通しについて、田辺湾での複合養殖試験について、水産試験研究機関の統合について、県内の水産業の現状について、浮き魚礁の今後の見通しについて、沿岸部の環境保全について、農産物の和歌山ブランド確立について、山村・過疎対策について、林業試験場中辺路試験地の充実について、県産果実の消費拡大について、農業部門への地域通貨導入についてただされました。
以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願いいたします。
○議長(宇治田栄蔵君) 建設委員会委員長谷 洋一君。
〔谷 洋一君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(谷 洋一君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案十二件、請願は前会からの継続審査分一件であります。
委員会は、十二月十三日、第五委員会室において開催し、企業局、土木部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百五十号及び議案第百五十四号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百四十一号から議案第百四十三号、議案第百四十六号、議案第百五十六号から議案第百五十九号、議案第百六十八号及び議案第百六十九号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第一号は継続審査すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項は、企業局関係では、日高港湾の進捗状況について、紀の川第一工業用水道の海南市への施設移管について、土木部関係では、和歌山市内の道路工事箇所について、和歌山市毛見の国道四十二号分離帯工事について、重根区画整備事業の進捗状況について、阪井バイパス及びその以東について、国道四百八十号直轄代行の取り組みについて、県道三田三葛線竃山御陵区間について、亀の川の環境問題について、民間工事に伴う道路汚損について、入札制度についてただされました。
以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宇治田栄蔵君) 文教委員会委員長吉井和視君。
〔吉井和視君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(吉井和視君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案四件及び前会から継続審査分の請願二件であります。
委員会は、十二月十三日、第六委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百四十四号及び議案第百七十二号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百五十号及び議案第百七十一号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第八号及び第十三号は継続審査すべきものと決しました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項は、学校開放週間について、博物館施設の予算について、小学校の授業時数の確保について、人事委員会勧告に係る人件費の補正予算について、世界遺産登録の現地の対応と今後のスケジュールについて、紀伊山地の霊場と参詣道の対象範囲について、不登校に対する教育現場の対応について、和歌山県教育委員会委員の定数を定める条例の制定目的について、中教審の中間報告について、中高一貫教育推進懇談会の設置理念と協議状況について、学校の敷地内禁煙の実施状況についてただされました。
以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宇治田栄蔵君) 総務委員会委員長新島 雄君。
〔新島 雄君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(新島 雄君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案十六件、知事専決処分報告一件であります。
委員会は、十二月十三日、第一委員会室において開催し、医科大学、看護短期大学部、出納室、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、県議会事務局、知事公室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第百四十五号、議案第百五十号から議案第百五十二号まで、議案第百六十三号、議案第百六十四号、議案第百六十六号及び議案第百六十七号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第百三十六号、議案第百三十七号、議案第百四十八号及び議案第百四十九号、議案第百六十号から議案第百六十二号まで及び議案第百六十五号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。知事専決処分報告報第十号につきましては、全会一致で承認されました。
次に、所管に係る各委員の主な質問事項は、医科大学関係では、大学の使命と役割について、診療報酬改定と医療改革後の病院経営の状況について、後発薬の使用について、医師の患者や家族への対応について、人事委員会関係では、人件費の補正予算減額について、選挙管理委員会関係では、地方公務員特別職の選挙活動について、知事公室関係では、わかやま館の企業誘致問題について、紀の国先人顕彰事業について、企画部関係では、コスモパーク加太の農業特区、借入金、企業誘致等について、医大跡地利用事業について、IT戦略について、携帯電話のサービスエリア地域について、JR西日本のトイレなし列車及びホームと列車の段差について、県のホームページのバリアフリー化について、総務部関係では、個人情報保護条例について、行政組織等検討懇話会の提言について、防災センター等について、部局をまたがる施策の予算編成方法について、市町村合併について、不動産取得税、法人事業税の外形標準課税等について、それぞれただされました。
以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宇治田栄蔵君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
この際、報告いたします。
お手元に配付のとおり、平越孝哉君外六人から、議案第百三十七号和歌山県個人情報保護条例に対する修正の動議が提出されております。
お諮りいたします。本修正案については、提出者の説明を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより、委員長報告及び修正案に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
次に、討論に入ります。
まず、鶴田至弘君から反対討論の通告がありますので、これを許可いたします。
三十五番鶴田至弘君。
〔鶴田至弘君、登壇〕(拍手)
○鶴田至弘君 日本共産党を代表いたしまして、提案された諸議案の中の十七議案に反対して討論をいたします。
議案第百四十五号は使用料手数料条例の改定で、医科大学、同大学院、同附属看護短大等の授業料を値上げするとした議案ですが、この大不況の折から、医学生とその家庭への負担をさらなるものにすることには同意できません。
議案第百五十号から百五十九、百六十三、百六十四、百六十六、百六十七、百七十一、百七十二の各号は職員の給与を引き下げるとするものですが、そもそも国家公務員の給与の引き下げに準じて人勧の勧告にこたえたものであります。国家公務員の給与の引き下げについては、むだな公共事業などの赤字財政の根源には手をつけず国民だけに痛みを強いる政治の一環として日本共産党は反対の意思を表明したところですが、地方が国の流れに乗って、県の財政も厳しいからと関係労働者の十分の納得を得られないままに、住民福祉の基幹要員である地方公務員の給与を引き下げるということには納得がいきません。
二番目に、同時にこの措置が地方公務員の生活向上の願いに反するだけでなく、民間企業の賃金引き下げ傾向を助長し、それはさらに後年度の官民格差に反映するという悪循環につながりかねません。それはまた、国民全体の購買力の低下にもつながり、デフレスパイラルの一因をなすものともなりかねません。公務員労働者の生活を守る立場からも、国民全体の生活向上を願う立場からも、この改定に同意することはできません。
三番目に、これまでの支給済みの給与が、民間との格差があるからとしてその差額を期末手当から差し引く調整という手法が不利益不遡及の原則、不利益はさかのぼらないという原則に触れる違法行為の可能性もあります。この問題は法律論としても極めて重要で看過できない問題です。
以上の理由で、これらの議案に反対するものであります。
なお、特別職あるいはそれに準ずる職の給与は一般職に比べて高額の水準にあり、従来の経緯を踏まえ関係議案に賛成することを申し添えます。
以上であります。
○議長(宇治田栄蔵君) 次に、木下善之君から賛成討論の通告がありますので、これを許可いたします。
十一番木下善之君。
〔木下善之君、登壇〕(拍手)
○木下善之君 お許しをいただきましたので、自由民主党県議団を代表いたしまして、本十二月定例議会に提案されている予算関係議案並びに諸議案に対しまして、賛成の立場から討論を行うものであります。
なお、県民クラブ、公明党県議団、開政クラブ、新保守クラブ、二十一世紀クラブの各会派も賛成という立場で、同じ認識のもと、私の方から討論をさせていただきます。
木村知事は、昨今の地方分権の流れにあって、就任以来「和歌山から地方を変える」との認識に立ち、志を同じくする府県とも連携し、政策フィールドを持つ地方の観点からの地方分権のあり方を初め、これからの高速道路のあり方など、地方の立場から積極的に提言を行われています。また、国からも注目されている緑の雇用事業を初め、和歌山モデル、和歌山方式と言われる型を打ち出しながら事業を進められ、県勢活性化のため積極的に取り組まれています。さらに、平成十五年度予算編成に当たっては、活力あふれる二十一世紀の和歌山づくりを目指すための施策に重点的に取り組むとともに、すべての分野に聖域を設けず事業の見直しを行うことで財政の健全化に対しても積極的に取り組み、めり張りのきいた予算づくりを行うこととされました。そのための具体的な取り組みの一つとして、年間総合予算主義から通年予算主義への転換を図り、成果追求型の予算運営を目指すとともに、時流に即した改革であると評価するところでございます。
さて、議会に提案されている補正予算につきましては、安全・安心な農産物の供給を行うための予算、県庁の行政改革を推進し事務の合理化を図るための予算を初め、厳しい財政状況の中で真に必要な施策として的確に対応し、県民の期待にこたえるものと思います。また、その諸議案につきましても、その内容はいずれも適切なものと考えられます。この上は、本会議に提案されております諸議案に盛られた各施策の迅速かつ円滑な執行を図り、所期の成果を上げることが県民の負託にこたえるために最も重要であると考えます。
我々自由民主党県議団、そして各会派といたしまして、以上申し上げた認識のもと、今議会に提案されている予算関連議案並びに諸議案について、原案どおり成立することを期すものであることを申し上げ、賛成討論とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(宇治田栄蔵君) これをもって、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第百三十七号に対する修正案を採決いたします。
本修正案に賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(宇治田栄蔵君) 起立全員であります。よって、本修正案は可決されました。
次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。
修正部分を除く部分について原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(宇治田栄蔵君) 起立全員であります。よって、修正議決した部分を除く部分は原案のとおり可決されました。
次に、議案第百四十五号、議案第百五十号から議案第百五十九号まで、議案第百六十三号、議案第百六十四号、議案第百六十六号、議案第百六十七号、議案第百七十一号、議案第百七十二号を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(宇治田栄蔵君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第百三十六号、議案第百三十八号から議案第百四十四号まで、議案第百四十六号から議案第百四十九号まで、議案第百六十号から議案第百六十二号まで、議案第百六十五号、議案第百六十八号から議案第百七十号までを一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(宇治田栄蔵君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、知事専決処分報告報第十号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、承認であります。
本件を委員長の報告のとおり承認することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(宇治田栄蔵君) 起立全員であります。よって、本件はこれを承認することに決定いたしました。
次に、請願四件を一括して採決いたします。
本請願は、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、本請願はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
【日程第二 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査
の件】
○議長(宇治田栄蔵君) 次に日程第二、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【日程第三 特別委員会閉会中継続審査の件】
○議長(宇治田栄蔵君) 次に日程第三、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。人権問題等対策、関西国際空港対策、防災等対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【日程第四 意見書・決議案】
○議長(宇治田栄蔵君) 次に、日程第四に入ります。
和議第五十九号「安全・安心な農産物を供給するため農薬登録の適用範囲の拡大を求める意見書(案)」、和議第六十号「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書(案)」を一括して議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
和議第五十九号、和議第六十号を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇治田栄蔵君) ご異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
年末多端の折、各位の連日のご精励を深く感謝いたします。
どうか、健康に留意され、来る年も県勢発展のためにますますご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。
これをもって、平成十四年十二月定例会を閉会いたします。
午後一時三十四分閉会