平成13年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
県議会の活動
平成十三年六月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
平成十三年六月十三日(水曜日)午前十時開会・開議
第一 会議録署名議員の指名
第二 会期決定の件
第三 議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに報第二号から報第五号まで(知事説明)
会議に付した事件
一 会議録署名議員の指名
二 会期決定の件
三 議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに報第二号から報第五号まで(知事説明)
四 意見書案
五 休会決定の件
出席議員(四十七人)
一 番 新 島 雄
二 番 山 田 正 彦
三 番 佐 田 頴 一
四 番 大 沢 広 太 郎
五 番 堀 本 隆 男
六 番 宇 治 田 栄 蔵
七 番 門 三 佐 博
八 番 西 本 長 弘
九 番 坂 本 登
十 番 小 原 泰
十一 番 木 下 善 之
十二 番 永 井 佑 治
十三 番 尾 崎 要 二
十四 番 小 川 武
十五 番 宗 正 彦
十六 番 橋 本 進
十七 番 生 駒 三 雄
十八 番 原 日 出 夫
十九 番 谷 洋 一
二十 番 山 下 直 也
二十一番 高 瀬 勝 助
二十二番 吉 井 和 視
二十三番 木 下 秀 男
二十四番 町 田 亘
二十五番 金 田 眞
二十六番 高 田 由 一
二十七番 神 出 政 巳
二十八番 玉 置 公 良
二十九番 向 井 嘉 久 藏
三十 番 野 見 山 海
三十一番 平 越 孝 哉
三十二番 下 川 俊 樹
三十三番 中 山 豊
三十四番 浜 田 真 輔
三十五番 鶴 田 至 弘
三十六番 冨 安 民 浩
三十七番 村 岡 キ ミ 子
三十八番 中 村 裕 一
三十九番 井 出 益 弘
四十 番 阪 部 菊 雄
四十一番 江 上 柳 助
四十二番 長 坂 隆 司
四十三番 森 正 樹
四十四番 飯 田 敬 文
四十五番 新 田 和 弘
四十六番 松 本 貞 次
四十七番 和 田 正 人
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事 木 村 良 樹
出納長 大 平 勝 之
理事 安 居 要
知事公室長 小 佐 田 昌 計
総務部長 稲 山 博 司
企画部長 垣 平 高 男
環境生活部長 秋 月 成 夫
福祉保健部長 白 井 保 世
商工労働部長 内 田 安 生
農林水産部長 辻 健
土木部長 大 山 耕 二
企業局長 増 田 充 孝
教育委員会委員長 目 黒 威 徳
教育長 小 関 洋 治
公安委員会委員 中 尾 公 彦
警察本部長 岩 井 良 行
人事委員会委員長 青 木 孝 祐
代表監査委員 藤 谷 茂 樹
選挙管理委員会委員長 北 村 亮 三
職務のため出席した事務局職員
事務局長 田 村 徳 美
次長 佐 竹 欣 司
議事課長 北 垣 内 敬
議事課副課長 松 谷 秋 男
議事班長 露 詰 勤
議事課主査 尾 崎 善 亮
議事課主査 井 口 好 晴
総務課長 梶 本 皓 造
調査課長 宗 野 幸 克
(速記担当者)
議事課主任 吉 川 欽 二
議事課主任 鎌 田 繁
議事課主査 中 尾 祐 一
議事課副主査 保 田 良 春
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午前十時一分開会・開議
○議長(阪部菊雄君) ただいまから、平成十三年六月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
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午前十一時四十五分再開
○議長(阪部菊雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
【日程第一 会議録署名議員の指名】
○議長(阪部菊雄君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、四番大沢広太郎君、二十番山下直也君、三十六番冨安民浩君の三君を指名いたします。
【日程第二 会期決定の件】
○議長(阪部菊雄君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から六月二十九日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(阪部菊雄君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から六月二十九日までの十七日間と決定いたしました。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告、予算の繰り越し使用に関する報告、及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告がありました。お手元に配付しておりますので、ご了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第二号から報第五号までの計二十三件であります。
〔巻末の「参考資料」を参照〕
【日程第三 議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに報第二号から報第五号まで】
○議長(阪部菊雄君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに知事専決処分報告報第二号から報第五号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事木村良樹君。
〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 平成十三年六月定例会にご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、地方財政構造改革についての国の動向や県政の最近の動きについてご報告を申し上げます。
去る四月二十六日に小泉新内閣が誕生し、経済財政政策担当大臣として本県出身で著名な経済学者である竹中平蔵氏が入閣されました。本県にとってまことに喜ばしいことであり、一層のご活躍を期待しているところでございます。
また、小泉内閣は、各種世論調査によりますと発足以来かつてない高い支持率を維持しておりますが、これは小泉首相が強いリーダーシップを発揮し、世の中を覆う閉塞感や政治不信を打ち破り、構造改革をなし遂げてくれるのではないかという国民の強い期待感があらわれているものと考えます。小泉総理は、こうした国民の期待にこたえるべく、平成十四年度の国の予算において、国債発行額を三十兆円以下とすることや地方交付税交付金の削減、道路特定財源の見直しなど、「構造改革なくして景気回復なし」という考え方に基づき、改革断行への具体的な目標を矢継ぎ早に打ち出されました。改革の具体的な内容につきましては、経済財政諮問会議において現在検討中であり、六月中に経済・財政運営の基本方針、いわゆる骨太の方針として取りまとめられる予定と聞き及んでおります。私は、二十一世紀の我が国の発展を思うとき、小泉内閣の構造改革断行の姿勢に共感し、地方としても協力を惜しまず、この改革の成功を願うものであります。
こうした財政の再建を初めさまざまな分野における構造改革は、地方においても喫緊の課題であり、私も知事就任以来、県政の構造改革に取り組んでいるところでございます。この小泉内閣誕生の背景には、幾つかの自治体から始まった斬新な改革とそれに対する住民、国民の支持があり、それが大きな潮流となって全国的な改革を求めるエネルギーの盛り上がりにつながったものと考えております。私は、二十一世紀の我が国の発展を考えれば、地方交付税など地方財政制度の見直しや道路特定財源を初めとする財政構造などの改革は避けて通れないものであり、今こそ改革の断行が必要であると考えておりますが、この際、行政の最前線で構造改革に取り組んでいる者として、国に対して申し上げたいことが幾つかございます。
一つは、地方交付税制度の見直しについてでございます。
地方分権を推進していく上で地方税財源の充実は不可欠であり、特に地方交付税は地方公共団体の財政力の格差について調整機能を担っており、税源が偏在している現状では税財源の再配分機能を確保する必要があると考えております。このため、鳥取県知事と共同で国の地方交付税制度の見直し等に対して、地方の立場から地方分権の時代にふさわしい自主的な財政運営を可能とする地方財政制度の確立を求める共同アピールを行ったところでございます。
二点目は、道路特定財源の見直しについてでございます。
開かれた和歌山を実現するため、近畿自動車道紀勢線の南伸や京奈和自動車道、府県間道路、生活基盤としての道路整備の促進は、まさに県民の総意であると考えております。特定財源の見直しについて都市の重視が言われておりますが、都市と地方はそれぞれの役割分担をはっきりさせ、その中でお互いに協力し、より大きな圏域として調和のとれた国土の均衡ある発展を図る観点からも、本県の道路整備がおくれることのないよう財源措置を強く国に要望したところでございます。今後とも、具体的な改革の内容が明らかになっていく段階で、このように地方の立場をはっきりと主張し、国において地方の意見を十分踏まえながら検討を行うよう働きかけてまいりたいと存じますので、議員各位におかれましても、車の両輪としてご指導並びにご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
次に、機構改革についてでございます。
私は、自治体間競争の時代の中、多様化、高度化する行政課題に的確に対応し、新しい施策を展開するためには、それにこたえ得る体制づくりが必要不可欠であると考えております。
そこで、本年度の機構改革につきましては、情報技術革命への対応、観光行政の推進など本県の抱える喫緊の課題に迅速かつ的確に対応するため新たに四つの局を設置するなど、行政体制の整備を図ったところでございます。具体的には、「ITわかやま」を目指すため、企画部にIT推進局を設置し、IT総合センターの整備や電子県庁の推進など、IT関連施策の推進体制の強化を図ったところでございます。産業振興の分野においては、商工労働部にIT・新産業推進課を設置し、県産業の活性化とIT関連産業の創出をさらに進めてまいります。また、本県の主要産業である観光を一層振興するため、商工労働部に観光局を設置し、USJ来訪者の誘客やアジア方面を中心に海外からの観光客の誘致に努めているところでございます。県民の関心の特に大きい環境問題につきましては、環境生活部地域環境課に廃棄物対策室を設置し、あわせて各振興局に廃棄物監視指導員を置き、不適正処理、不法投棄に対応するとともに、警察本部に環境機動捜査隊を設置し、監視活動を強化したところでございます。その他、NPOと行政との共同関係を構築し、男女共生社会づくりを進めるため環境生活部に共生推進局を、港湾、空港の利用促進に取り組むため土木部に港湾空港振興局を設置するなど、それぞれの重要分野で組織強化を図り、施策の積極的推進を図っているところでございます。
次にわかやまアドバイザー会議についてでございますが、開かれた和歌山の実現に向け、現在のような激しい変化の時代において、時代潮流に即応した政策展開が必要であり、そのため県内外の経済界、学界等で活躍されている有識者や専門家などから二十一世紀の県政のあり方について提言や意見をいただくわかやまアドバイザー会議を設置したところでございます。アドバイザー会議は、東京会議と和歌山会議とで構成いたします。東京会議は、主に東京在住の学界、経済界等の有識者から、国際的、全国的な見地から今後の和歌山のあり方について提言を受けるものであり、また和歌山会議は、県内、近畿圏に在住の学界、経済界等の専門家等から、より地域に密着した問題や近畿圏との交流、協力のあり方などについて提言を受ける会議でございます。会議における有意義な提言や意見につきまして、できるだけ早い時期に具体化し、事業化を図るなどして県政に反映させてまいりたいと考えております。
次に、国際観光の振興についてでございます。
去る四月十九日から二十二日にかけて、南紀白浜空港で初めての外国人観光客受け入れとなる国際チャーター便が韓国ソウルとの間で実現をいたしました。このチャーター便により、私も県内の観光関係者百三十五名で編成した和歌山県日韓文化観光交流団の一員として韓国を訪問いたしました。ソウルで、観光関係団体のリーダーを集めた観光交流会の開催を初め、本県ゆかりの地サヤカ、ウロンニでの記念式典や地元の人たちとの交流、さらに韓国政府の文化観光部や観光関係機関を回り、現地テレビにも大きく取り上げられるなど反響も大きく、本県の文化観光を大いにアピールできたものと思っております。また、このチャーター便を使ってUSJと南紀の観光に来ていただいた百二十九名の韓国のお客様の反応も非常によかったと聞いております。台湾での日本ブームや温泉ブーム、今秋開かれる世界観光機関総会並びに来年のサッカーワールドカップ日韓共催、そしてUSJのオープンなど、国際観光の振興には非常によいフォローの風が吹いてきております。外国からは、USJと本県は非常に近い位置関係にあり、ハリウッド映画の世界をバーチャル体験できるUSJと自然リアリティーそのものである本県の温泉や景観、これらは非常に魅力ある組み合わせであると考えております。こうした観光資源の活用により、海外からの観光客の誘致を今後とも一層推進してまいりたいと考えております。
次に、「ITわかやま」の推進についてでございます。
本県のIT施策を推進するため和歌山県IT戦略本部を設置し、去る四月二十四日に第一回会議を開催いたしました。本年秋までにIT基本戦略と平成十四年度施策方針を盛り込んだ中間報告を策定する予定としております。施策立案に当たっては、有識者で構成するわかやまITアドバイザー会議やITに対し、それぞれの分野で先進的に取り組んでいる県民の方などからご提言やご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えております。また、県内における起業を支援するため、最新の情報通信環境とインキュベーター機能が整った事業化支援施設であるスタートアップ・オフィスを六月一日に海南市のリサーチラボに開設いたしました。九月には和歌山市の経済センター内にも開設する予定でございます。この施設に入居したベンチャー企業等の中から新しい事業が一つでも多く県内で創出できるよう期待しているところでございます。
次に、橋本市における株式会社日本工業所の産業廃棄物問題でございますが、去る四月二十七日に高濃度ダイオキシン汚染物の無害化処理についての地元及び受託事業者との環境保全協定を締結し、五月十日にジオメルト工法による現地無害化処理に着手することができました。今後は、代執行完了に向けて作業の安全と環境への影響に最大限の注意を払いながら、また情報の公開を原則として鋭意進めてまいりたいと考えております。
次に、紀の川流域下水道についてでございます。
和歌山県と橋本市、かつらぎ町、高野口町、九度山町の一市三町の長年の悲願でありました紀の川流域下水道伊都処理区が、この四月一日からの一部供用に伴い、五月七日に伊都浄化センターにおいて通水式を挙行いたしました。紀の川流域下水道は、汚染の排除、トイレの水洗化といった生活環境の改善のみならず、紀の川の水質を保全する上で重要な施設であり、県、市町とも最重点施策として取り組んできたところでございます。また、今年度新規採択されました那賀郡六町を対象とする那賀処理区につきましても、早期供用開始を目指して事業推進を図ってまいりたいと考えております。
次に、国際ターミナルの供用開始についてでございます。
和歌山下津港に県内初のガントリークレーンとコンテナヤードを備えた水深十三メートル岸壁を整備し、本格的な国際ターミナルとして去る五月三日から供用を開始いたしました。また、これまで週一便であった和歌山─釜山航路が週二便となり、利便性が向上することとなりました。これからも和歌山下津港が陸海一体の複合物流拠点の核となり、本県経済活動の発展に大きく寄与することを期待いたしているところでございます。
次に、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録についてでございます。
去る五月九日に、三重県、奈良県、和歌山県の三県の知事、教育長、また関係市町村の代表が一堂に会して世界遺産登録推進三県協議会を設立いたしました。この会議で世界遺産の早期登録を目指し、協議会を挙げて取り組むことを決議するとともに、登録実現に向けて国に要望を行ったところでございます。また、ユネスコ世界遺産委員会のアジア・太平洋信仰の山会議が、本年九月にアジアを中心とした約二十カ国の専門家にお集まりいただき、本県で開催されることとなりました。この機会をとらえ、高野・熊野の奥深い歴史とすぐれた文化を紹介し、世界遺産登録推進の弾みにしてまいりたいと考えております。
次に、ケアマネジャーが引き起こした事件への県の対応についてでございます。
先ごろ、ケアマネジャーが利用者を殺害した疑いで逮捕されるという事件が起きました。最も利用者の立場に立ってその業務を行わなければならないケアマネジャーが利用者に危害を加えたとすれば、一個人のモラルの問題を超えて介護保険制度全体の信頼を揺るがしかねない事態であると、深刻に受けとめております。県といたしましては、県民の方々が安心して介護サービスをご利用いただけるよう、既に県内のすべての居宅介護支援事業所に対し、モラルや資質の向上と再発防止に向けた取り組みを指導するとともに、事件の被疑者の勤務していた事業所を廃止させたところでございます。さらに、国に対してもケアマネジャーの資格要件の厳格化などについて強く要望したところでございます。このような悲しい事件が二度と起こらないようにするためには、最終的には介護サービスに従事する一人一人が高い倫理観を保持し続けることが極めて重要ですが、県としてもさらに取り組みを進めてまいります。
次に、北東アジア地域自治体首脳会議についてでございます。
私は、あすから十九日まで、青島で開催されます北東アジア地域自治体首脳会議に出席するため、本県と友好提携を締結しております中国山東省を訪問いたします。この首脳会議は、日本を初めロシア、モンゴル、韓国、中国の五カ国、十八地域の自治体首脳が一堂に会し、友好を深めるとともに、経済や観光等、多くの分野で交流を促進し、相互の発展を図ろうと企画されたもので、各首脳に本県のPRを行うとともに、北東アジアの他地域との交流の可能性について探ってまいりたいと考えております。また、提携十八年目を迎えました中国山東省の李春亭省長とも会談を重ね、さらに友好を深めるとともに、今後の交流のあり方について協議を行ってまいりたいと考えております。
続きまして、ただいま上程されました諸議案について、その主なものをご説明申し上げます。
議案第八十一号は、地方公共団体の一般職の任期付研究員の採用等に関する法律の制定に伴い、公設試験研究機関の研究業務に従事する職員について任期を定めて採用することができることとしたものであり、議案第八十三号は、地方税法の改正に伴い、環境に及ぼす影響を基準とした自動車税の特例措置を創設するものでございます。
議案第八十六号及び議案第八十七号は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、選挙長等に対する報酬の額を改正するものであり、議案第八十八号は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、県議会議員等の選挙に係る公営の限度額を引き上げるものでございます。
議案第九十三号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の規定により、育児休業の承認を受けた警察官を条例で定める定員外とするものであり、議案第九十五号は、大滝ダム建設に係る基本計画の変更について議会の議決を求めるものであり、議案第九十六号は、県営住宅に係る滞納家賃の請求訴訟等を提起するものでございます。
議案第九十七号から議案第九十九号までは、工事請負契約及び工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
次に知事専決処分報告についてでございますが、報第二号の平成十二年度一般会計補正予算は、県税の増収及び地方交付税等の確定、並びに退職手当、諸支出金の確定に伴う所要の措置を講じたものでございます。
報第三号は、地方税法の一部改正に伴う県税条例の所要の改正であり、報第四号は、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律の施行に伴い、解体工事業者登録手数料を定めるものであり、報第五号は、和歌山工科大学整備事業の凍結に伴う教員予定者に係る民事調停の合意について急を要したため、地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものでございます。
諸報第二号から諸報第四号は、地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であり、諸報第五号から諸報第七号は、それぞれ平成十二年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告でございます。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(阪部菊雄君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、去る二月定例会の三月十九日の本会議で選挙されました本県選挙管理委員の諸君をご紹介申し上げます。
まず、四月三日の選挙管理委員会において委員長に選挙されました北村亮三君をご紹介申し上げます。
選挙管理委員会委員長北村亮三君。
〔北村亮三君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員会委員長(北村亮三君) ただいまご紹介いただきました北村亮三でございます。
二月定例議会におきまして選挙管理委員にご選任をいただき、まことにありがとうございます。身に余る光栄に存じてございます。
また、四月三日の初委員会におきまして委員長を仰せつかることになりました。
もとより、まことに至らぬ者でございますが、選挙管理委員の職責を体して一生懸命努力してまいりたいと考えてございます。議員の先生方には格段のご指導とご鞭撻、よろしくお願い申し上げます。
まことに簡単でございますが、御礼と就任のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、委員長職務代理者に指定されました中村利男君をご紹介申し上げます。
選挙管理委員中村利男君。
〔中村利男君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(中村利男君) ただいまご紹介いただきました中村利男でございます。
二月定例会におきまして、議員各位のご推挙により県選挙管理委員会委員を仰せつかりました。心から感謝を申し上げます。
さて、来月には参議院選挙が予定されております。北村委員長のもとで万遺漏なきよう微力をささげてまいりたい、このように考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
簡単でございますが、一言、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、森本明雄君をご紹介申し上げます。
選挙管理委員森本明雄君。
〔森本明雄君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(森本明雄君) ただいまご紹介にあずかりました森本明雄です。
去る二月議会におきまして、議員の皆さん方のご推挙によりまして選挙管理委員会委員に選任されました。衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。
今後は全力でその職務を全うしていく所存でございますので、皆さん方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。
大変ありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、山本恒男君をご紹介申し上げます。
選挙管理委員山本恒男君。
〔山本恒男君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(山本恒男君) ただいまご紹介をいただきました山本恒男でございます。
去る二月議会におきまして、至らぬ私を県選挙管理委員にご推挙、ご選任をいただきましたこと、まことに光栄でございます。厚く厚く御礼申し上げます。
微力ではございますが、職責の重大さを深く認識し、誠心誠意取り組んでまいりたいと思ってございます。どうか、議員先生方、並びに皆様のご鞭撻とご指導をよろしくお願い申し上げます。
簡単でございますが、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、四月一日就任いたしました新任の職員をご紹介申し上げます。
まず、理事に就任いたしました安居要君をご紹介申し上げます。
理事安居 要君。
〔安居 要君、登壇〕(拍手)
○理事(安居 要君) このたびの異動によりまして県理事を拝命いたしました安居要でございます。
県行政非常に厳しい中、もとより微力でございますが、誠心誠意努力してまいりますので、議員各位のご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。
○議長(阪部菊雄君) 次に、企画部長に就任いたしました垣平高男君をご紹介申し上げます。
企画部長垣平高男君。
〔垣平高男君、登壇〕(拍手)
○企画部長(垣平高男君) このたび企画部長を拝命いたしました垣平高男でございます。
二十一世紀、改革の時代を迎えまして、地方を取り巻く諸情勢、大変厳しいものがございますが、県勢発展のため、もとより微力ながら、誠心誠意努力してまいる所存でございますので、議員先生方にはご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げ、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、環境生活部長に就任いたしました秋月成夫君をご紹介申し上げます。
環境生活部長秋月成夫君。
〔秋月成夫君、登壇〕(拍手)
○環境生活部長(秋月成夫君) 四月一日付で環境生活部長を命ぜられました秋月成夫でございます。
当部の所管には、環境問題を初め、県民生活、青少年、男女共生等大変厳しい問題がございますが、職員ともども現地主義に徹し、精いっぱい頑張ってまいりますので、今後のご指導よろしくお願い申し上げます。
○議長(阪部菊雄君) 次に、農林水産部長に就任いたしました辻健君をご紹介申し上げます。
農林水産部長辻 健君。
〔辻 健君、登壇〕(拍手)
○農林水産部長(辻 健君) このたび農林水産部長を拝命いたしました辻健でございます。
農林水産業を取り巻く状況はまことに厳しいものがございますけれども、今後ますます重要となってまいります農林水産業の振興のため、微力ではございますが、誠心誠意努めますので、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(阪部菊雄君) 次に、公営企業管理者職務代理者・企業局長に就任いたしました増田充孝君をご紹介申し上げます。
企業局長増田充孝君。
〔増田充孝君、登壇〕(拍手)
○企業局長(増田充孝君) このたび公営企業管理者職務代理者・企業局長に就任いたしました増田充孝でございます。
公営企業を取り巻く諸情勢、まことに厳しいものがございます。微力ではございますが、誠心誠意努力いたしますので、皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
どうもありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(田村徳美君) ご紹介申し上げます。
まず知事部局
審議監・知事公室次長事務取扱
水 谷 聡 明 君
審議監 白 藤 正 和 君
総務部次長 西 寛 君
IT推進局長 楠 本 隆 君
共生推進局長 高 嶋 洋 子 君
審議監・青少年担当
永 廣 清 美 君
福祉保健部次長 井 阪 晴 己 君
福祉保健部次長・保健担当
佐 原 康 之 君
商工労働部次長 前 川 勝 久 君
観光局長 神 徳 皓 治 君
農林水産部次長 小 住 博 章 君
農林水産部次長 毛 呂 眞 君
林務長 山 崎 豊 弘 君
技監 高 井 保 二 君
土木部次長 宮 本 喜 夫 君
高速道路推進局長 生 地 礼 三 君
港湾空港振興局長 小 山 彰 君
企業局次長 中 西 靖 史 君
副出納長 出 口 勝 美 君
次に教育委員会
教育次長 松 永 宣 詔 君
次に警察本部
生活安全部長 井 原 た か し 君
交通部長 山 下 恭 弘 君
警備部長 野 村 剛 士 君
次に人事委員会事務局
事務局長 浜 出 健 君
次に監査委員事務局
事務局長 貴 志 治 君
次に地方労働委員会事務局
事務局長 福 居 元 君
最後に議会事務局
事務局次長 佐 竹 欣 司 君
総務課長 梶 本 皓 造 君
調査課長 宗 野 幸 克 君
以上でございます。
○議長(阪部菊雄君) この際、報告いたします。
「地方の道路整備の促進と財源措置に関する意見書(案)」及び「地方財政制度の見直しに関する意見書(案)」が提出されております。
お諮りいたします。これを本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(阪部菊雄君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
【追加日程 意見書案】
○議長(阪部菊雄君) まず、和議第二十七号「地方の道路整備の促進と財源措置に関する意見書(案)」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(阪部菊雄君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
和議第二十七号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(阪部菊雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、和議第二十八号「地方財政制度の見直しに関する意見書(案)」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(阪部菊雄君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
和議第二十八号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(阪部菊雄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。六月十四日、十五日及び六月十八日、十九日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(阪部菊雄君) ご異議なしと認めます。よって、六月十四日、十五日及び六月十八日、十九日は休会とすることに決定いたしました。
次会は六月二十日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午後零時二十六分散会