令和7年2月 和歌山県議会定例会会議録 第9号(全文)


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令和7年2月 和歌山県議会定例会会議録 第9号

議事日程 第9号
 令和7年3月18日(火曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第32号から議案第70号まで及び議案第72号から議案第84号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第85号から議案第101号まで(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
 第4 意見書・決議案
 第5 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第6 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第32号から議案第70号まで及び議案第72号から議案第84号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第85号から議案第101号まで(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 議員提出議案第1号(提出者説明等省略・表決)
 第4 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
 第5 意見書・決議案
 第6 議員派遣の件
 第7 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第8 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(41人)
 1番 高田英亮
 2番 上山寿示
 3番 佐藤武治
 4番 鈴木德久
 5番 森 礼子
 6番 濱口太史
 7番 井出益弘
 8番 尾崎要二
 10番 玄素彰人
 11番 山家敏宏
 12番 鈴木太雄
 13番 岩田弘彦
 14番 吉井和視
 15番 中村裕一
 16番 北山慎一
 17番 坂本佳隆
 18番 中本浩精
 19番 堀 龍雄
 20番 谷 洋一
 21番 新島 雄
 22番 三栖拓也
 23番 川畑哲哉
 24番 秋月史成
 25番 谷口和樹
 26番 山下直也
 27番 山田正彦
 28番 小川浩樹
 29番 中尾友紀
 30番 岩井弘次
 31番 藤本眞利子
 32番 浦口高典
 33番 坂本 登
 34番 尾﨑太郎
 35番 小西政宏
 36番 浦平美博
 37番 中西 徹
 38番 林 隆一
 39番 片桐章浩
 40番 奥村規子
 41番 藤山将材
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
〔備考〕
 9番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         岸本周平
 副知事        下 宏
 理事         田嶋久嗣
 知事室長       北廣理人
 総務部長       友井泰範
 危機管理部長     河野眞也
 企画部長       前 昌治
 地域振興部長     赤坂武彦
 環境生活部長     山本祥生
 共生社会推進部長   島本由美
 福祉保健部長     今西宏行
 商工労働部長     大川伸也
 農林水産部長     立石 修
 県土整備部長     福本仁志
 会計管理者      高橋博之
 教育長        宮﨑 泉
 公安委員会委員長   竹山早穗
 警察本部長      野本靖之
 人事委員会委員長   平田健正
 代表監査委員     森田康友
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       林 伸幸
 次長(秘書広報室長事務取扱)
            橋爪正樹
 議事課長       岩井紀生
 議事課副課長     田中 匠
 議事課議事班長    伊賀顕正
 議事課副主査     川崎競平
 議事課副主査     西 智生
 議事課副主査     林 貞男
 総務課長       榊 建二
 総務課課長補佐兼総務班長
            楠本瑞木
 総務課主事      上野智大
 政策調査課長     岩谷隆哉
 政策調査課総括調査員 森本浩文
 政策調査課課長補佐兼政策班長
            𠮷田惠美子
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  午前10時0分開議  

○議長(鈴木太雄君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後1時30分再開
○議長(鈴木太雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第1号から議案第17号まで、議案第32号から議案第70号まで及び議案第72号から議案第84号まで並びに継続審査中の請願1件の計70件を一括して議題とし、順次、常任委員会、予算特別委員会及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会の各委員長の報告を求めます。
 福祉環境委員会委員長佐藤武治君。
  〔佐藤武治君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(佐藤武治君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案11件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第2委員会室において開催し、共生社会推進部、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第48号から議案第56号まで、議案第80号及び議案第82号については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、共生社会推進部関係では、児童虐待等対応機能強化に係る取組について、アドボケイト事業という名称について、こども意見聴取事業の具体的な内容について、福祉保健部関係では、外国人介護人材受入支援について、和歌山県立医科大学の令和5年度の決算が赤字となった要因とその対応策について、和歌山県立医科大学附属病院における看護師及び看護補助者の雇用状況について、和歌山県立医科大学における新理事の配置による経営の安定化について、あん摩マッサージ指圧師の資格を有さない者がマッサージ行為を行った際に発生したトラブルへの県の対応について、ドクターヘリの国と県の費用負担率について、ドクターヘリの夜間飛行実現に向けた取組について、僻地及び医師確保が困難な診療科に従事する医師を確保するための取組について、看護師の成り手不足の主な要因について、准看護師による医療と介護の連携に関する県の考え方について、産後ケア事業の利用率及び今後の県の取組方針について、環境生活部関係では、令和7年度当初予算案に係る鳥獣保護費の内訳について、県内のツキノワグマの状況及び保護対象から管理対象に見直すことの検討状況について、地域猫の不妊去勢手術に対する報酬の支払いについて、脱炭素に係る県庁内の横軸連携について、トランプ大統領の発言による脱炭素の取組への影響について、下水汚泥の肥料化について、産業廃棄物に係る電子マニフェストの普及について、重点対策加速化事業や脱炭素先行地域など脱炭素に係る国の補助制度についてであります。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 経済警察委員会委員長玄素彰人君。
  〔玄素彰人君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(玄素彰人君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案9件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分については議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第3委員会室において開催し、まず地域振興部、次に商工労働部・労働委員会、最後に公安委員会の順に当局から付託案件の説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第47号、議案第57号から議案第60号まで、議案第67号、議案第68号、議案第76号及び議案第81号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、地域振興部関係では、eスポーツわかやま推進プロジェクト事業について、和歌山─関西空港間のリムジンバスの増便に向けた取組状況及び誘客について、紀州路快速の改善に向けた取組について、特急くろしおの指定席について、高野・熊野地域通訳案内士事業の内容について、通訳案内士と観光客の需給バランスについて、飲食店の多言語化支援について、県職員ドローン技術向上事業について、スマホアプリを活用した観光ガイドについて、商工労働部・労働委員会関係では、高級宿泊施設の誘致について、和歌山県営競輪事業運営基金の設置、管理及び処分に関する条例と、和歌山県営競輪施設整備等基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の違いについて、和歌山県営競輪場の収益及び一般会計への繰入れ状況について、社会課題解決型企業創出支援事業の内容及び振興局との連携について、中小企業高度化資金貸付金の権利の放棄について、公安委員会関係では、交通安全施設の電気料金に係る過払い金返還請求の訴訟を提起するに至った原因及び再発防止策について、警察学校庁舎新築に係る庁舎の移転先について、少年補導に関する学校との情報共有についてであります。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 農林水産委員会委員長北山慎一君。
  〔北山慎一君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(北山慎一君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件及び請願の継続審査分1件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会の所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第70号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。次に、請願については、配付の請願審査結果表のとおり、議請第2号は継続審査すべきものと決しました。
 次に、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、九州大学のブルーカーボン研究に関する調査結果について、農業公社に配置する農地相談員の業務内容と人選等について、鹿の習性を利用した潜り込み式捕獲わなについて、給食でのジビエ利用の実績とこれを踏まえた来年度の取組について、紀州備長炭の製炭者の育成状況と製炭量の拡大に向けた今後の取組について、県産農産物のトラック輸送に伴う2024年物流問題について、和歌山海区漁業調整委員会における協議後の進捗状況と今後の対応についてであります。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 建設委員会委員長山家敏宏君。
  〔山家敏宏君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(山家敏宏君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第61号、議案第70号、議案第73号、議案第75号、議案第77号、議案第78号、議案第83号及び議案第84号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、河西緩衝緑地河西公園へのドッグランの設置について、下水道の整備に係る接続補助について、県営住宅等空き家の利活用について、和歌山市梅原交差点の改良について、和歌山市内の通学路における合同点検を踏まえた交通安全対策について、熊野白浜リゾート空港の国際線の誘致について、JR和歌山駅及びその周辺の再整備について、和歌山県屋外広告物条例の適切な運用について、日高港の整備について、熊野白浜リゾート空港の調査検討について、無電柱化事業について、橋本小学校前の紀の川右岸のかさ上げ工事について、総合運動公園紀三井寺野球場の整備について、県道かつらぎ桃山線道路改良事業の進捗状況について、紀の川市貴志川支所前交差点の渋滞対策の進捗状況についてであります。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 文教委員会委員長藤本眞利子君。
  〔藤本眞利子君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(藤本眞利子君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第62号から議案第66号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、和歌山県総合教育会議の開催について、県立高校の再編整備について、1人1台端末更新に係る旧端末の処分について、県立自然博物館検討委員会について、教育長の職責について、県立高等学校の入学者選抜の募集定員について、高校授業料無償化の影響について、学力テストの必要性について、家庭教育の取組について、教員の処遇改善について、小学校の少人数学級について、生徒指導担当教師の配置について、県立夜間中学校開校に向けた対応についてであります。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 総務委員会委員長鈴木德久君。
  〔鈴木德久君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(鈴木德久君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案18件であります。また、令和7年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日に第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、議会事務局、知事室、企画部、危機管理部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第32号から議案第46号まで、議案第69号、議案第74号及び議案第79号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、会計局関係では、令和7年度の会計課におけるDX推進及び当初予算額について、人事委員会関係では、県職員受験者確保に係る取組について、選挙管理委員会関係では、政治団体収支報告書の寄附金控除について、知事室関係では、和歌山未来創造プラットフォーム事業の取組状況について、万博会場の受入れ体制とその情報発信について、子供の万博参加の状況について、万博の和歌山ゾーン出展者の周知について、テレビ広報事業の取組状況について、企画部関係では、組織改正に係る企画部の課題等について、国民スポーツ大会の成績向上に向けた取組について、ビッグ愛の照明設備の修繕について、危機管理部関係では、山林火災対策について、災害関連死を最小化するための取組について、中央構造線断層帯による地震に備えた市町村の庁舎の移転や建て替えに対する支援について、特定利用空港の指定による防災訓練の内容への影響について、総務部関係では、議案第37号一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例案について、公募型プロポーザル方式等事業者選定委員会の運営について、公立病院の経営状況について、和歌山地方税回収機構について、令和7年度有田総合庁舎大規模改造工事について、職員の名札の着用についてであります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 予算特別委員会委員長中村裕一君。
  〔中村裕一君、登壇〕(拍手)
○予算特別委員会委員長(中村裕一君) 予算特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案17件であります。
 委員会は、3月11日並びに12日に予算・決算特別委員会室において総括質疑を行い、質疑終了後、直ちに議長を通じ各常任委員会に対し部局別質疑・調査を依頼しました。その調査結果の報告を受けて、3月17日に予算・決算特別委員会室において委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、付託を受けました議案第1号から議案第17号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、総括質疑での付託議案に係る各委員の主な質疑項目等を申し上げますと、防災対策について、1次産業の強化について、地域づくりについて、脱炭素推進について、熊野白浜リゾート空港の利用促進について、衛星データを活用した水道インフラの管理について、宇宙まちづくりの推進について、物価高騰対策について、インバウンド誘客の取組について、振興局の強化について、全国発信広報事業について、日本語学習環境整備事業について、eスポーツわかやま推進プロジェクト事業について、病児保育充実事業について、社会課題解決型企業創出支援事業について、農林水産分野における温暖化対策の基礎研究について、生活指導担当教師について、能登半島地震の検証について、難病患者の就労について、旧田辺市内の河川整備について、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」について、和歌山県内の外国人労働者について、本県の訪日観光客について、グローバル人材の育成について、災害ボランティア活動への支援や企業などの民間団体との連携について、鉄鋼スラグの港湾での活用について、通学路の交通安全対策について、イチゴ、桃、柿の振興について、子供の健全育成について、脱炭素の取組について、人権問題についてであります。
 以上をもちまして、予算特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕(拍手)
○行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長(新島 雄君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、3月10日の本会議散会後、予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第72号は全会一致をもって原案のとおり可決するものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、新総合計画におけるアクションプランの在り方について、同アクションプランにおける財源や期限の設定について、県民総参加プログラムにおいて県民に意見を聞くための工夫について、若い方や子供たちの特徴的な意見等についてであります。
 以上をもちまして、行政改革・基本計画等に関する特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 以上で、各委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 まず、奥村規子君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 40番奥村規子君。
  〔奥村規子君、登壇〕
○奥村規子君 日本共産党の奥村規子から、議案第1号、第3号、第7号、第8号、第16号、第57号、第58号、第81号に対する反対討論を行います。
 最初に、議案第1号「令和7年度和歌山県一般会計予算」について申し上げます。
 県民が安心して暮らし続けるためには、地域の平和をはじめ、高齢者への生活支援、若い世代が子供を産み育てられる環境の充実が欠かせません。今、物価の高騰が県民生活をはじめ中小企業や農林水産業などのなりわいに大打撃を与えています。しかし、残念ながら国の政策は、国民の願いに応えるものにはなっていません。このようなときに自治体に求められることは、国の悪政から住民を守ること、国に政策の転換を求めること、県として県民の願いに応える政策を実施することだと考えます。
 このような中、令和7年度(2025年度)和歌山県予算が県民の願いに応えるものとなっているかどうかが問われています。
 最初に、国の物価高騰対策である重点支援地方交付金の使途について指摘をしておきます。この交付金が和歌山県には43億円交付され、2024年度補正で12億円、25年度当初では31億円が計上されました。国の支援対象外であるLPガス料金や特別高圧電力、社会福祉施設の光熱費等の高騰対策支援に充てられています。このこと自体は歓迎するものです。
 しかし一方で、学校給食費無償化が引き続き実施されることは大変うれしいことですが、その財源を見ると、事業費14億4000万円の全額を重点支援地方交付金で充当します。単年度だけでなく、今後も続けていく事業については、臨時的な交付金でなく一般財源から確実に財源を確保するべきではないでしょうか。また、保育料等の無償化を実施する既存事業の紀州っ子いっぱいサポートも、約2億4000万円の財源のうち、1億円近くが重点支援地方交付金です。
 この交付金は、県民が日々の生活に苦しんでいる物価高騰への緊急対策として使われるべきです。例えば、大変厳しい状況が続いている県内中小企業の経営への対策です。つなぎ融資の限度額引上げや返済猶予、物価高騰対策としてのゼロ金利融資、コロナ対策融資の条件変更や柔軟な借換え、家賃やリース代など固定費への補助などを実施することが急務ではないでしょうか。
 商工労働部関係では、新規事業として、企業誘致や成長する新規創業、宇宙関連事業、成長分野のビジネス創出への支援が計上されています。成長産業分野だけを引き伸ばすのではなく、地域に根差してきた地元産業を底から支える施策を柱にしてこそ、地域の活性化につながることを指摘しておきます。
 次に、福祉保健部関係では、介護保険制度の報酬改定などにより、訪問介護事業者の撤退が増えています。県内において、訪問介護事業者が1か所のみという自治体が7町村もあり、4月からはなくなる自治体も出る見込みです。事業者の撤退が進むようであれば、行政が直営で必要なサービスを提供するなど、緊急に支援策を講じるべきです。本人負担の拡大により必要なサービスを受けることが困難になり、保険料も上がり続けています。介護保険制度のさらなる改悪をやめるよう、政府に意見するよう求めます。また、県独自で介護職員の賃金を引き上げ、人材確保に努めるよう求めます。
 地域医療構想による病院の統廃合、病床の削減が進んでいます。2014年には1万2540床あった病床が23年度までに1435床も減らされました。25年度でも病床再編経費に4億円以上が計上されています。新型コロナ感染症では、入院すべき人が高齢者施設や在宅での療養を余儀なくされ、命が失われました。その教訓を生かし、新たな感染症や災害に備え、医療体制を充実させるためにも地域医療構想を撤廃するよう求めます。
 後期高齢者医療の保険料は、2024年度から所得割、均等割が値上げされています。平均所得52万円で平均保険料が7万3900円と所得の14%に当たり、何らかの保険料の軽減を受けている人が74%に上ります。23年度末で23.5億円となっている県の財政安定化基金を保険料引下げに充てるべきです。
 子供の医療費助成制度についても、県はいまだに就学前までとなっています。全市町村が中学卒業まで、ほとんどの市町村が高校卒業まで無料となっています。市町村の子供支援策が充実できるよう、県として対象年齢を引き上げるよう求めます。
 万博推進事業では、万博基金16.6億円の最終年度となり、残る9.8億円で和歌山ゾーンの運営や会場内での催事、空飛ぶクルマの実用化に向けた調査などで使い切ります。その中で、県内の小中学生を大阪・関西万博に動員する教育旅行参加支援事業が進められています。学校行事としての教育的効果が不明な上に、事故防止や安全確保も保証されません。メタンガスの爆発事故の対策は、一部の換気と検知器設置にとどまり、駐車場の敷地の下には猛毒のPCBが大量に保管されています。熱中症対策も全く不十分です。会場夢洲へのアクセスは、橋とトンネルの2ルートしかなく、災害時には15万人が孤立し、地盤沈下や液状化の危険もあるなど、多くの問題を抱えています。教育意義もなく、命が危険にさらされる大阪・関西万博に子供を連れていく教育旅行の中止を求めます。
 県土整備部関係では、南紀白浜空港滑走路の2000メートルから2500メートルへの延伸のための空港基本計画作成と経済波及効果算出に4400万円が計上されています。延伸には数百億円かかると言われています。県は、財政のやりくりを言いながら、一方で巨額の財政支出を伴う事業に進んでいこうというのですから、つじつまが合いません。現空港の利用が目いっぱいで、延伸がどうしても必要とは言えません。この予算は撤回するべきです。
 関連して、先日、知事が受入れを表明した特定利用空港では、空港のインフラ整備に滑走路の延長や駐機場の整備が上げられ、自衛隊、海上保安庁のニーズにも考慮して整備について判断するとしています。国の補助金を期待しての指定受入れであるとすれば許されません。県民の安全を脅かす特定利用空港の指定受入れの撤回を求めます。
 教育では、県の学力テストについて、中学生への実施を終了すると発表しました。このこと自体は歓迎するものですが、いっそのこと小学生でも終了すべきです。教員定数約7000人のうち450人以上の非正規教員である定数内講師について、5年で半減する計画はどうなっていますか。正規教員に置き換えていくよう改めて強く求めるものです。
 次に、議案第3号は、中小企業振興資金特別会計予算です。収入未済額41億6900万円のうち、ほとんどが中小企業高度化資金によるものです。その約6割がゆがんだ同和行政による貸付金であり、未償還額は24億5500万円に上ります。それとは別に、今年1月までに14件、52億4300万円の債権を放棄してきました。さらに、今議会では、議案第81号において2件で1億9500万円の元金分の債権を放棄します。償還に向け懸命に取り組まれていることは承知していますが、とても県民理解を得られません。
 次に、議案第7号は、国民健康保険特別会計予算です。国民健康保険料・税の値上げは、あらゆる世代にとって大きな負担となっています。国は、保険料の統一化の名で公費繰入れをやめさせる圧力を強化しています。県においても、法定外繰入れはやめるよう指導しています。2024年度の保険料・税は、夫婦40歳代で子供2人、所得200万円、2割軽減世帯のモデルケースにおいて、前年度より16市町村で引き上げられました。
 また、県は、2030年度に保険料水準の完全統一を目指すとしており、それに向けて、27年度までに各市町村の納付金に医療費水準を反映させない納付金ベースにおける統一を目指すとしています。2024年度に統一化した大阪府では、全自治体が値上がりしました。市町村独自の施策を後退させるとともに、保険料・税の引上げにつながる保険料・税及び納付金の統一化には反対です。現状でさえ、国保料・税は加入世帯の生活の限界を超えています。国庫負担の大幅増額や均等割の全面廃止など、国に強く要望するとともに、県としても国保料・税の引下げに努力するよう求めます。
 次に、議案第8号は、県営競輪事業特別会計予算です。県が公営ギャンブルを運営することには反対してきました。加えて、今議会では、議案第57号と第58号において、県営競輪施設の老朽化が進んでいるとして、競輪施設整備等基金と新たに設置する運営基金により効率的に資金管理し、施設全体を計画的に再整備するとしています。競輪事業に県予算をつぎ込むことには反対です。
 最後に、議案第16号は、土地造成事業会計予算です。呼び込み型開発失敗で出た損失に2009年度より1億5700万円を繰り入れており、当初予算でも増額を繰り入れます。また、2009年度に工業用水道事業会計から借りた長期借入金15億円は返済できず、2029年9月30日には償還期限を迎えます。売れない土地を抱えてきた総括と反省が必要であり、認められません。
 以上で、議案に対する反対討論を終わります。
○議長(鈴木太雄君) 次に、秋月史成君から賛成討論の通告がありますので、許可いたします。
 24番秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕(拍手)
○秋月史成君 議長のお許しをいただきましたので、今議会に提案されている令和7年度当初予算関係議案及び諸議案に対し、賛意を示す自由民主党県議団、改新クラブ、公明党県議団を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。
 まず、令和7年度当初予算案についてであります。
 令和7年度県当初予算案は、人口減少、超高齢化の加速、脱炭素及び循環型社会への対応など、和歌山県を取り巻く環境が大きく変化する中で、五つの柱から成る重点施策を中心に編成されております。
 まず、「こどもまんなか社会の推進」には、昨年10月に県内の全市町村で開始された学校給食無償化を1年を通じて実施するための予算が盛り込まれております。子供食堂支援などの施策と併せ、子育て環境のさらなる充実が図られればと思います。
 また、「成長産業の創出」には、宇宙産業の参画に向けたビジネス創出支援や人材育成などの施策が盛り込まれております。宇宙産業は、今後、より大きな成長が期待され、和歌山県で育つ若者に夢と希望を与えられるものだと考えます。多くの企業や教育機関などが積極的に参画し、和歌山県が日本最先端の宇宙産業集積拠点となることを大いに期待いたします。
 さらに、「農林水産業、観光産業をはじめとする地域産業の強化」には、林道整備の加速化や農林水産業の担い手支援策に加え、熊野白浜リゾート空港の利用促進施策が盛り込まれております。その点は、令和6年度予算より前進したと思います。同空港の振興は、紀南地域のみならず、県全体の経済発展に不可欠であることは言うまでもありません。しかしながら、将来的な滑走路の延伸に関しては、費用対効果の観点から、空港利用者が継続的に増加することが大前提であります。安易に滑走路の延伸ありきで政策を進めるのではなく、県経済の活性化という大目標に向け、まずは国内外からの誘客にしっかりと取り組み、説得力のある成果を示していただきたいと思います。
 このほか、「人口減少下におけるまちづくり」には、二地域居住など関係人口の増大に向けた取組、市町村が実施するにぎわいづくりの拠点整備に対する支援、地域に適した公共交通体系の再構築のための事業者支援などの施策、「安心・安全で心豊かに暮らせる社会づくり」には、救急医療体制の強化や不足する児童精神科医の育成など、質の高い医療提供体制の構築、大規模災害への備えとなる衛星通信機器の配備、旧南紀白浜空港の防災拠点機能の強化、さらに半島防災の観点から実施する道路ネットワークの強化などの施策が盛り込まれておりますが、いま一歩力強さが感じられません。
 令和7年度当初予算案は、未来への投資や安全・安心の確保に取り組み、県政をさらに前に進め、県民の皆様が夢と希望を持って暮らすことのできるものであることを期待いたします。
 一方、本予算案における収支不足額は、昨年度を大幅に上回る74億円となり、併せて公表された財政収支見通しによれば、令和9年度には、県の貯金である財政調整基金、県債管理基金が枯渇する見込みとなっております。岸本知事が就任後、財政危機警報を発出され、財政健全化に取り組み、限られた予算をやりくりして公約を実現したことは理解しております。しかしながら、いかに公約の実現に必要な予算を編成したとしても、その結果として数年後に基金が枯渇するような事態となれば、県民生活に負の影響を与えることは避けられません。
 現在、県当局において、2040年頃を見据えた新総合計画の策定が進められていると承知しておりますが、予算編成に当たっても、単年度の帳尻合わせに終始するものではなく、加速化する人口減少などの不都合な事実にも正面から向き合い、将来にわたる事業効果と財政負担のバランスを適切に判断した上で検討されるべきものと考えます。トライ・アンド・エラーでは済まされません。
 今後も、公債費や社会保障関係経費の大幅な増加が見込まれるなど、県財政は一層深刻な状況となる見通しであります。この議場でも、幾度となく岸本知事が自ら財政のプロと豪語したとおり、本物の財政のプロであるならば、これまで以上に予算の重点化や歳入確保、効率的で公平公正な予算執行に取り組んでいただくのはもちろんのこと、未来を担う子供たちのために持続可能で心豊かな和歌山を実現していただくよう切望いたします。
 そのほかの諸議案については、県民が乳幼児期から高齢期まで、それぞれの時期に応じて歯科検診を定期的に受けることを勧奨するための条例改正や、県民等の平穏な生活を維持することを目的として、禁止される嫌がらせ行為の内容を見直すとともに罰則を強化するための条例改正など、いずれの議案も時宜にかなったものであります。
 我々自由民主党県議団をはじめ、賛意を示す各会派といたしましては、以上申し上げた認識の下、今議会に提案されている令和7年度当初予算関係議案及び諸議案について、原案のとおり賛成することを期するものであることを申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第8号、議案第16号、議案第57号、議案第58号及び議案第81号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第9号から議案第15号まで、議案第17号、議案第32号から議案第56号まで、議案第59号から議案第70号まで、議案第72号から議案第80号まで及び議案第82号から議案第84号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議請第2号を採決いたします。
 本請願に対する委員長報告は、継続審査であります。
 お諮りいたします。本請願を委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。
 次に日程第2、議案第85号から議案第101号までを一括して議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、申し上げます。
 教育長及び副知事に係る議案については、無記名投票をもって採決を行い、その後、和歌山海区漁業調整委員会委員に係る議案については、起立により採決を行うことといたします。
 これより採決に入ります。
 議案第85号和歌山県教育委員会の教育長の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(鈴木太雄君) ただいまの出席議員数は、議長を除き40人であります。
 お諮りいたします。立会人に、21番新島雄君、22番三栖拓也君、30番岩井弘次君、39番片桐章浩君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の教育長に今西宏行君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(鈴木太雄君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(鈴木太雄君) これより開票を行います。
 立会人の立会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数40票、うち有効投票40票、無効投票なし。有効投票中、賛成40票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第85号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第86号和歌山県副知事の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(鈴木太雄君) ただいまの出席議員数は、議長を除き40人であります。
 お諮りいたします。立会人に、先ほどの4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に先ほどの4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県副知事に宮﨑泉君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(鈴木太雄君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(鈴木太雄君) これより開票を行います。
 立会人の立会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数40票、うち有効投票40票、無効投票なし。有効投票中、賛成40票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第86号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第87号から議案第101号まで、和歌山海区漁業調整委員会委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 まず、議案第87号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に澤田好史君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第87号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第88号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に藪江津子君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第88号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第89号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に嶋田和紀君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第89号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第90号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に山口太志君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第90号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第91号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に松村德夫君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第91号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第92号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に山本薰君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第92号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第93号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に橘智史君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第93号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第94号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に堅田隆弘君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第94号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第95号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に東敏之君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第95号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第96号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に吉田俊久君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第96号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第97号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に杉本武雄君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第97号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第98号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に片谷匡君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第98号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第99号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に市川智司君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第99号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第100号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に田嶋勝正君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第100号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第101号を採決いたします。
 和歌山海区漁業調整委員会の委員に田伏英雄君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、議案第101号は同意することに決定いたしました。
 この際、下副知事から発言を求められておりますので、許可いたします。
 副知事下 宏君。
  〔下 宏君、登壇〕
○副知事(下 宏君) 議長のお許しをいただきましたので、退任に当たって御挨拶を申し上げます。
 光陰矢のごとし、この言葉どおり、私にとりまして、この16年間はあっという間に過ぎ去った思いがいたします。この間には、様々なことがございました。60名以上の死者・行方不明者を出した紀伊半島大水害、そして、44年ぶりに開催をされた紀の国わかやま国体、さらに全国植樹祭など、実に多くの出来事がございました。中にはなかなか難しい問題とかもございましたし、職員の皆さんとも一緒に達成感を味わったこともございました。
 そういった中で、それでも副知事という重責をこれまで全うできましたのは、県議会の皆さんの御指導、御鞭撻、そして、実務に共に携わってきていただいた職員の皆さんの支えのおかげでございます。この場をお借りして、改めて心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
 最後になりますが、和歌山県のますますの発展、そして、県議会の皆さんのますますの御活躍、そしてさらに、岸本知事を先頭に、県職員の皆さんが和歌山県勢の発展のためにますます御活躍されますことを心から御祈念を申し上げて、退任に当たっての御挨拶とさせていただきます。皆様、本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) 次に、ただいま副知事選任について同意されました宮﨑泉君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 宮﨑 泉君。
  〔宮﨑 泉君、登壇〕
○宮﨑 泉君 議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
 ただいま全員の御賛同をいただき、副知事に選任されることになりました。副知事という職責を与えられたことは、身に余る光栄であります。それと同時に、その職責の重さに身の引き締まる思いであります。
 16年間、労苦をいとわず職務を果たしてこられた下副知事を範として、一意専心職務に精励し、岸本知事の下、微力ながら県勢発展に尽くしてまいる所存でございます。
 県議会の皆様におかれましては、これまで以上の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ、誠に簡単ではございますが、副知事選任に当たっての挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(鈴木太雄君) この際、報告いたします。
 議員提出議案の提出がありました。
 議案は、配付のとおりであります。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号和歌山県議会の保有する個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例については、提出者の説明等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議員提出議案第1号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(鈴木太雄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に日程第3、3月30日をもって任期が満了する和歌山県選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。
 まず、選挙管理委員会委員の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(鈴木太雄君) ただいまの出席議員数は41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、21番新島雄君、22番三栖拓也君、30番岩井弘次君、39番片桐章浩君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(鈴木太雄君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(鈴木太雄君) これより開票を行います。
 立会人の立会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(鈴木太雄君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票35票、無効投票6票。有効投票中、和歌哲也君14票、宇治田栄蔵君9票、中 拓哉君7票、廣谷行敏君5票、以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、和歌哲也君、宇治田栄蔵君、中拓哉君、廣谷行敏君、以上の4君が本県選挙管理委員会の委員に当選をされました。
 次に、同補充員の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(鈴木太雄君) ただいまの出席議員数は41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、先ほどの4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に先ほどの4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(鈴木太雄君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(鈴木太雄君) これより開票を行います。
 立会人の立会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(鈴木太雄君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票35票、無効投票6票。有効投票中、谷 巌君13票、石倉誠也君9票、鳥渕朋子君7票、大浦俊一君6票、以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、谷巌君、石倉誠也君、鳥渕朋子君、大浦俊一君、以上の4君が本県選挙管理委員会の補充員に当選されました。
 次に日程第4、和議第36号「刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書(案)」、和議第37号「東京一極集中の是正に向けた抜本的な改善策を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、配付のとおりであります。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明等を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 和議第36号及び和議第37号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。議員派遣の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、配付のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第5、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、配付のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第6、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会及び予算特別委員会の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木太雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
 議員並びに関係各位には、連日の御精励に深く感謝を申し上げます。
 皆様方には、健康に御留意の上、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう祈念いたします。
 これをもって、令和7年2月定例会を閉会いたします。
  午後3時23分閉会

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