令和7年2月和歌山県議会行政改革・基本計画等に関する特別委員会会議記録
令和7年2月和歌山県議会行政改革・基本計画等に関する特別委員会会議記録
1 日時 令和7年3月10日(月) 午後2時49分~午後3時23分
2 場所 予算・決算特別委員会室
3 出席者 委員長 新島 雄
副委員長 中西 徹
委員 濱口太史、玄素彰人、山家敏宏、北山慎一、秋月史成、尾﨑太郎、小西政宏、奥村規子
欠席委員 なし
委員外議員 なし
4 概要
午後2時49分開会
●新島委員長
◎開会宣告
◎報告事項 委員の欠席なし
◎傍聴協議 なし
◎撮影許可 3件
◎議事 (1)新総合計画に係る検討状況の中間報告について
(2)議案第72号関西広域連合規約の一部の変更について
(3)新中期行財政経営プランの取組状況について
(1)新総合計画に係る検討状況の中間報告について
●前企画部長及び木村企画課長説明
●新島委員長
◎説明に対する質疑等宣告
Q 玄素委員
新総合計画のアクションプランについては、6月までの早い段階で見せていただきたい。新中期行財政
経営プランについても、前回のものは少しお粗末であり、特に、ファシリティマネージメントのところは、
ざっくりとした計算となっているので、できるだけ早く詳細を見たい。6月とは言わず、できれば早く
委員会に示してほしい。
アクションプランは、何を、どれだけやるかについて、個別具体的に記載するものと思っているが、
先ほどの説明を聞く限り、「抽象的になりすぎないように」や、「理念的なものになりすぎないように」
とか言っていたら、アクションプランの方向性に記載している内容とどれだけ違ってくるのか心配している。
個別具体的に数値目標も立てて、いつからいつまでという期限も記載するアクションプランにはならないと
いうことなのか。アクションプランの在り方についての認識を教えてほしい。
A 木村企画課長
アクションプランの内容について、現状は丸数字で記載する項目のようなものだが、可能な限り目指す姿を
実現するために、実際にどういった取組をやっていくか、何のためにやっていくかという目的をしっかり記載
した上で、委員から指摘のあった5年間でどういう姿を目指すのかという目標についても、できる限り記載し
ていきたい。
ただ、長期構想は2040年を展望し、内容をまとめているため、最初の5年間のアクションプランだけで
目指す姿が実現するのかというところもあるため、最初の5年間で起こるであろう課題についても、可能な
限り記載していきたい。
Q 玄素委員
うまく逸らされたが、やると言うならば、いつまでにやるのか、財源がどれくらい必要なのか。アクション
プランの方向性を見て、必要な財源を計算すると、財政破綻は来年ぐらいにでもなりそうな勢いではないかと思う。
財源がこれぐらい必要で、このぐらいの期限でやる。2040年までにこういうことが起こるということが想像
できるため、アクションプランを5年間で区切っているのではないか。2025年から2030年までの5年間ではこう
いうことが起こるため、アクションプランとしてはこういうことをするとしてもおかしくはない。課題という話も
あったが、課題は既に出ている。もっと具体的にしなければ、総合計画を策定すること自体が目的になってしまい、
県民が見ても、これは何なのかというような話にならないか心配している。県がやる気になったとはっきり見せて
もらうためには、個別具体的に記載することを期待する。先ほどの説明では、アクションプランの方向性に少し要素
を足したぐらいのものしか出てこないのではないか、そうであれば3か月も待つ必要がないと思ってしまう。
もう一度聞くが、個別具体的に財源や期限を設定するのか、しないのか、どっちになるのかをはっきり示してほしい。
A 木村企画課長
5年間のアクションプランについては、それぞれの年度で財源を示すことは予定していない。2026年度からの
アクションとなるが、財源などについて、それぞれの年度でどういったことに取り組むのかを具体的に示していく
ことは難しい。
5年間でどういう取組を実施していくのかということを示すのがアクションプランの内容であり、各年度でどれ
だけの予算をかけていくというところを示すことは難しい。
Q 奥村委員
県民とともにつくる計画ということで中間報告でも記載されているが、若い方やこどもたちからどういった意見
が特徴的にあったのかについて教えてほしい。
また、関係団体として157団体・グループと意見交換したとあるが、どういった団体やグループを対象にしたのか。
またそれをどう決めたのか。市町村については1回10人程度ということで少ないと感じるが、制限された点や多く
の人に意見を聞くために工夫された点などがあれば教えてほしい。
A 木村企画課長
県民総参加プログラムについて、まず、熟議において、どういった意見があったかについて説明する。
代表的な例で言えば、行政の計画は、どういった施策を行うのかについて羅列しているものが多いが、何のために
こういう取組を行うのかということをまず示してほしい、目的を明らかにしてほしい、あるいは課題を見える化して
ほしいという意見があった。それを示すことによって、例えば自分たちがどういう連携ができるのか、あるいはビジ
ネス上、どんなチャンスがあるのかというところが分かってくるという意見があった。また、地域の魅力、価値につ
いて自分たちが気づくということが大事と感じたという意見があった。今後、住民との連携が大事になってくるため、
こうした意見を大事にしていきたい。
関係団体・グループについては、取りまとめを行う企画部から各部局に照会をした上で、選定している。
委員から指摘のあった10人程度というのは、熟議のことかと思うが、熟議については、年齢構成や性別等により、
1か所当たり相当数を無作為抽出した上で、開催案内をさせていただいた。その中で手を挙げていただいた方、ある
いはその後実施した公募に応募いただいた方に参加いただいている。
その他、市町村長に説明する機会なども設けており、全体で1000人を超える方々の意見を聴く機会を持つことが
できた。
Q 奥村委員
これから将来に向けてということで、こどもたちの考えも大切である。絵画や作文などで特徴的なことがあれば
教えてほしい。
A 木村企画課長
作文は小学校高学年と中学生を対象に募集し、絵画についても小学生と中学生を対象に募集を行った。
絵画については、どういう気持ちで描かれたのか、注釈をつけていただいた上で、応募をいただき、和歌山県が
将来こうなったらいいなという想いを伝えていただく機会になったと考えている。
作文については、それぞれ小学校高学年、あるいは中学生が身近に考える、2040年頃にこうあってほしい和歌山
というところを題材にして応募していただいた。それぞれ学校の中で考えていただいたり、家庭で考えていただいた
りという内容だったが、優秀作品については、表彰式も実施した。今までになかったような形で、将来の和歌山を
考えていただく契機になったと考えている。
Q 奥村委員
今回の中間報告でどのように生かされているか。
A 木村企画課長
個別具体的に説明することは困難だが、例えば絵画でいえば、最優秀賞を取られたのは小学1年生の児童の作品
だったが、生きているカメの形をしたようなホテル、海底を泳ぐようなホテルということで、将来技術が進んでい
けば、そういう宿泊施設を造れるのではないかという夢のある作品をつくっていただいた。そういった絵画につい
ても、発想力というところで、今を前提に考えるのではなく、2040年ということで、少し技術が進んだときに、
どういう取組ができるのかという視点で考えている点を審査員も大変評価されていた。
個別具体的に反映した点については調べておく。
要望 奥村委員
1000人の県民の意見がどう反映されているかが分かりやすくあることが大事ではないかと思うので、よろしく
お願いする。
また、会派から意見を出す機会があったのもよかった。会派の意見としても挙げたが、今戦争が起こっている。
そういった中でやはり平和というのは非常に大事であり、県民も身に染みて感じており、こどもたちの中でもそう
いった不安が広がっているというのも事実だと思う。そういったところの課題がしっかりこの中に流れていることが
重要だ。30年間の経済対策が停滞し、賃金が上がらないという状況の中で、将来が明るく、希望が持てる、実感が
持てるということが大事であり、そういった点も含めて、希望がある、頑張っていかなければならないといったもの
にしなければならない。課題はあるかと思うが、玄素委員が言われていたとおり、いつまでにどのようにするのかに
ついて、財源も含めて示していただくよう要望しておく。
意見 新島委員長
今後気のついたことがあれば、本委員会審査に関わらず、企画部と相談なり、質問をしていただければと思う。
できる限りよい計画をつくるため、我々も参画していくということで、よろしくお願いする。
●新島委員長
◎質疑等終了宣告
(2)議案第72号関西広域連合規約の一部の変更について
●新島委員長
◎審査宣告
◎説明要請
●木村企画課長説明
●新島委員長
◎質疑宣告 質疑なし
◎質疑終了宣告
◎採決宣告
◎議案第72号は全会一致で原案可決
◎審査終了宣告
◎休憩宣告
午後3時11分休憩
午後3時15分再開
●新島委員長
◎再開宣告
(3)新中期行財政経営プランの取組状況について
●新島委員長
◎説明要請
●友井総務部長及び福地行政企画局長説明
●新島委員長
◎質疑等宣告 質疑等なし
◎質疑等終了宣告
◎閉会宣告
午後3時23分閉会