令和6年9月和歌山県議会総務委員会会議記録
令和6年9月和歌山県議会総務委員会会議記録
1 日時 令和6年9月24日(火)午前9時58 分 ~ 午前11 時51 分
2 場所 第1委員会室
3 出席者 委員長 鈴木德久
副委員長 三栖拓也
委員 上山寿示、玉木久登、堀 龍雄、新島 雄、長坂隆司、奥村規子
欠席委員 なし
委員外議員 なし
4 概要
午前9時58分開会
●鈴木委員長
◎開会宣告 挨拶
◎報告事項 委員の欠席なし
◎傍聴協議 なし
◎撮影許可 4件
◎議 事 議案6件、知事専決処分報告1件、諮問1件
継続審査を要する所管事務調査11件
◎審査順序宣告 会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、
知事室、企画部、危機管理部、総務部の順に審査
◎会計局、人事委員会、監査委員及び選挙管理委員会審査宣告
◎所管事務に対する説明要請
●高橋会計管理者、平田人事委員会委員長、森田代表監査委員、
小濱選挙管理委員会委員長、千々松選挙管理委員会事務局長説明
●鈴木委員長
◎所管事務に対する一般質問宣告
Q 奥村委員
デジタル化を推進している中で、会計業務では、どのような検討をしているか。
A 鈴川会計課長
会計業務については、キャッシュレスについて、クレジットカードやスマホ決
済も含め、進めていくよう検討しているところである。
Q 奥村委員
県民には、いろいろな年代層、特にご高齢の方や、障害のある方、また施設に
入所されている方もいる。そういった方々のデジタル利用への対応は、どう考え
ているか。
A 鈴川会計課長
キャッシュレス導入を進めるにあたり、ご指摘のような方々についても、例え
ば現金納付を切り捨てることのないように考えている。
Q 奥村委員
日本の公務員の数はOECD(経済協力開発機構)諸国の中でも、最低という状況
と聞くが、公務員の採用について採用予定数からみてどうなのか。また、今年度
から実施している早期募集枠について、どのような考えで始め、今後の採用予定
の変化をどのように想定しているのか。
最終的には不足しないように、公務員は災害時等も含めて大事な役割だと思う
ので、もっと増やしていくべきだと思うが、その点も併せ回答してほしい。
A 島本人事委員会事務局総務課長
公務員の採用については、民間の採用意欲が非常に高いことや、公務員の中で
も人材の取り合いのような状況が続いており、県でも採用倍率は低下している。
それらに対応するため、今年から早期に採用する募集枠を設けている。この試験
については就職活動も早くなっており、民間を希望する方を早く確保しようとい
うことで、合格発表を早めた採用試験で、一般行政職の採用予定20人に対し400
名弱の申込受験者があり、高倍率となった。一方で毎年6月に実施している通常
枠試験については過去最低の倍率となり、非常に厳しい状況となっている。特に
技術系の土木職等については採用予定人員を割っているような状況になってい
る。一部の職種では採用予定数を満たしていない状況が続いており、追加募集等
で対応している。
Q 奥村委員
一部の職種とは具体的には何か。
A 島本人事委員会事務局総務課長
今年のⅠ種試験では、土木、農業工学、電気、機械、化学、社会福祉士の職種
で採用予定人員を満たすことができていない。
Q 奥村委員
早期に採用を決めても、来年の4月までの間に辞退するようなこともあると思
うが、何か食い止めるような対策を行っているのか。
A 島本人事委員会事務局総務課長
人事委員会事務局では合格者を決定し、採用候補者名簿を任命権者に渡してお
り、人事委員会では合格後に何ら対策はしていないが、任命権者は合格発表後す
ぐに合格者に連絡を取り、採用説明会等を実施し、できるだけ辞退者がでないよ
うな取組をしていると聞いている。
要望 奥村委員
人事委員会としても、多くの人に公務員を希望してもらえるような取組をして
もらいたい。
●鈴木委員長
◎所管事務に対する一般質問終了宣告
◎会計局、人事委員会、監査委員及び選挙管理委員会審査終了宣告
◎休憩宣告
午前10時15分休憩
午前10時16分再開
●鈴木委員長
◎再開宣告
◎知事室審査宣告
◎所管事務に対する説明要請
●北廣知事室長説明
●鈴木委員長
◎所管事務に対する一般質問宣告
Q 奥村委員
県民の友10月号14ページ「マイナ保険証をご利用ください」の内容について、
保険証がなくなったら本当にマイナ保険証にしないといけないのかという質問が
非常に多く、一般質問でも質問をした。県民の友の内容は、担当課で原稿を作成
し、構成全体に広報課が関わっているということか。それぞれの内容については、
広報課として、どのようなスタンスなのか。
A 西田広報課長
福祉分野のところは福祉保健部の担当課と内容を詰め、その内容を踏まえて、
見やすさや分かりやすさを広報課で確認している。
Q 奥村委員
それでは、内容は担当課ということでよいか。
A 西田広報課長
そのとおりである。
Q 奥村委員
メタンガス等の安全対策に約30億円追加で計上すると聞いたが、安全対策の費
用は全体で、どのような形で予算化されるのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
会場の安全対策にかかる予算については、博覧会協会で措置されており、その
中には国や大阪府・市、経済界からの負担金が入っていると聞いている。県から
直接、安全対策について負担金を支払っているということはない。
Q 奥村委員
万博予算は当初から上振れしていると聞いたが、県として負担を求められてい
ないという理解でよいか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
新聞報道等で追加で30億円計上するとあったが、基本的に博覧会協会の予備費
等を活用することで賄うと聞いており、和歌山県として負担するということはな
い。
Q 奥村委員
杭打ちした杭を抜く等の解体費用は計上されていないと聞いたが、その理解で
よいか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
直接、博覧会協会の予算に携わっていないので、全体の解体費用については現
時点では承知していない。
ただ、和歌山県として関西パビリオン内に和歌山ゾーンを出展しており、和歌
山ゾーンの撤去費については負担が発生することとなるが、具体的な金額は精査
中である。
Q 奥村委員
「空飛ぶクルマ」の実証飛行を有人で行ったが、急な突風や機器の不具合等が
絶対に起こらないとは言えないと思う。人命を守るための安全対策はどうしてい
たのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
先日実施した実証飛行は、パイロットが乗っているわけではなく、地上で操作
員が待機しており、事前にプログラミングされた内容に従い自動運航するもので、
非常時についての安全対策はプログラムの中に組まれていた。
また、不測の事態に備え、地上でスタッフが待機していた。
Q 鈴木委員長
当日、有人飛行もされていたが、どのように安全対策をしていたのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
確かに人は乗っていたが、操作するためというより、機体の乗り心地等を確認
するためであって、操縦自体は事前のプログラムで行われるため、乗員が操作し
ていたという状況ではなかった。
安全対策については、地上の操作スタッフが不測の事態に備えカバーできるよ
うな体制を取っていた。
Q 奥村委員
パラシュートの搭載や、急に落ちないような対策がされていたのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
不測の事態に備えた飛行コースが設定されており、さらに複数のプロペラによ
り運航しているため、全てのプロペラが同時に止まるようなリスクは低いと聞い
ている。
意見 奥村委員
最初の実証飛行は安全面から有人飛行を控えるべきだと考えており、不測の事
態への対策についての説明もなかったため非常に心配をした。
Q 新島委員
「空飛ぶクルマ」という名前は誰が考えたのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
当初国が「空飛ぶクルマ」という名称で施策に取り組んだと認識している。
Q 新島委員
道路を走らないので車ではない。マスコミがつくったものと推測するが、何か
別の名称にはできないのか。
A 中瀬万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
指摘のとおり、地上を走行するものではないが、「クルマ」という名称にした
経緯として、将来的に身近な乗り物としてのイメージを持ってもらうためにつけ
たものと考えている。また、厳密に言えば自動車ではないので、漢字ではなく、
カタカナの「クルマ」にしたと聞いている。
意見 新島委員
最初からどこが車なのかと思っている。タクシーという言い方をし、万博で人
を運ぼうとしたが、他の委員が言っていたような安全面から、認められなかった
と思う。実際はドローンの大きいもので、ヘリコプターより安全かと言われると
不安を感じる。
したがって、「空飛ぶクルマ」ではないという認識を持つほうがよいといつも
考えている。
●鈴木委員長
◎所管事務に対する一般質問終了宣告
◎知事室審査終了宣告
◎休憩宣告
午前10時35分休憩
午前10時36分再開
●鈴木委員長
◎再開宣告
◎企画部審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●前企画部長説明
●鈴木委員長
◎議案に対する質疑及び一般質問宣告
Q 長坂委員
佐賀国民スポーツ大会の目標は、どうか。
A 田伏スポーツ課長
目標は、20位台を目指している。
Q 長坂委員
国民体育大会から国民スポーツ大会に変わって行う大会の意義を教えてほし
い。
A 田伏スポーツ課長
スポーツの語源はラテン語のデポルターレという言葉で、意味は気分を転じる、
楽しませる、遊ぶということである。
意義としては、トップ選手も集まる全国民的なスポーツの祭典にしていこうと
いう部分と、アスリートの活躍や育成の場だけでなく、開催都道府県の魅力が十
分に発揮され、スポーツ文化の醸成や地域振興に貢献できる大会にしていくこと
である。
具体的に佐賀国民スポーツ大会では、競技を行う者だけではなくて、見る者、
支える者にもスポットを当て、全国民が楽しめるような大会にするよう取り組ん
でいる。例えば、入場スタイルを自由にしていく、初めてナイトゲームを開催し
観戦機会を広げる、競技をネットでライブ配信するなど、いろいろな形で取り組
んでいる。
Q 新島委員
コスモパーク加太におけるGoogle社の関係だが、現在の状況と今後のスケジュ
ールはどうか。
A 鷲岡地域プロジェクト対策室長
今年の2月にGoogle社の関連会社であるAsa合同会社への土地引渡しを終えて
いる。その後の状況としては、特段、把握していないが、企業側において計画を
進めていると考える。
Q 新島委員
今年の2月に土地の引渡しを終えているということは、売却代金も支払われて
いると思う。大きな案件のため、和歌山市のいろいろな人が期待もし、思いを持
っている。できれば積極的に企業側とずっとコンタクトをとりながら、いろいろ
な情報をどんどん我々にも提供してもらいたい。いつかの議会でそういう話をし
たまま何の音沙汰が無い状態なので、できればどんどん情報を出していくほうが
いいのではないかと思う。それによって、民間企業が営業できないかなど、そう
いったところにつながっていかないと、せっかくいい企業が来てくれるのに、何
も情報を提供しない、できないということはよくない、それをどんどんやってほ
しいし、何らかの手立てを打ってもらいたい。
A 田嶋理事
いい企業が来てくれるので、その投資にあたっては、県内の事業者が参画でき
るのであれば、県の活性化にもなり、県としても望むところである。
ただ、Google社はグローバル企業となる関係で、社内においてきちんと意思
決定がなされず、情報が漏れることを非常に嫌がっている。
同社は昨年、千葉県に第1号のデータセンターを建設し、その後和歌山県の土
地と並行して、広島県でも土地の取得をしており、おおよそ10年先を見越して、
世界の情勢を見極めながら、投資をしていると思う。県としても、情報が入れば、
なるべく早く共有していくことを考えている。
要望 新島委員
千葉県の先行事例があるなら、和歌山県で同じことをするなら、こうなるとい
った読みもできると考える。そのため、情報が入ってこないのではなく、民間企
業ではやりにくいが、公的な和歌山県が興味をもっており、頑張ってほしいとい
う姿勢を見せることで、情報を出してくれる可能性があると思う。Google社が情
報を漏れることを嫌がっているから終わるのではなく、公である県がアクション
を起こすことによって、それを見た民間企業が、今こういう状況なんだなと分か
るようなことができれば、もっとたくさんの企業が関心を持ち、元請けでなく下
の下になるかもしれないが、それを目指す企業もあると思う。県内企業はどうし
たらよいか手をこまねいている状況なので、なるべく早く情報の提供をお願いし
たいし、どんどん情報を出してほしい。
Q 奥村委員
同じくデータセンターに関連して、データセンターそのものがどういうもので
あるかということを含め、住民に土地が売れそうだとか、売れたことは伝えられ
るが、どのような事業が行われるかといったことは伝えられずいる。一つは、新
島委員の話にもあった、他の県で実際に、千葉県印西市でデータセンターができ
てマンションや住宅がいっぱい建って、あの少ない人口のところで町の様相が一
変したと聞いている。そういう話も聞く中で、水処理がどうなるか心配だし、電
力がかなりいる中で、どうするのかということも含めて、住民に情報が入り、き
ちんと理解ができるようにお願いしたい。
県としても電力や水処理の問題は把握していると思うので、分かる範囲で教え
てもらいたい。水がどこへ排水されるのか、環境に影響するのか。水は機器を冷
やすためにかなり熱を持つので、温かい水が外へ出てどう影響するのかといった
ことも心配している。
A 鷲岡地域プロジェクト対策室長
排水の関係だが、公共下水道に流れることになる。詳細は、まだ企業側で計画
中ということもあり、実際の排水量や水道の供給量等については、今後企業にお
いて計画をしていくと思う。誘致にあたっては、公共下水や水道の供給量の範囲
内で、電力については、電力会社で検討していると考えるので、必要に応じた量
でデータセンターを進めていると考える。
Q 奥村委員
そういった情報について、確かでないということだけではなくて、住民に対し、
対等にきちんと説明してほしいということを、企業側に伝えてもらいたいが、ど
う考えるか。
A 鷲岡地域プロジェクト対策室長
現状については、まだ計画の段階であり、今後計画が分かってくれば、説明等
もできるが、今はまだその状況にはないと考える。
要望 奥村委員
まだその状況でないということなので、今後ぜひ、住民に責任をもって説明で
きるようお願いする。
Q 奥村委員
コスモパーク加太において、残された土地の状況と、これまでのコスモパーク
加太の事業において、県民負担が一体どれだけあったのか、教えてもらいたい。
A 鷲岡地域プロジェクト対策室長
コスモパーク加太の土地の見込みだが、現在、売却を進めている用地は、2号
用地と6号用地の2か所になる。ただし、販売区画以外の土地についても、企業
からの要望に応じて、売却条件が整えば売却していく方針となっている。
これまでの支出の関係だが、調停に代わる決定以降、これまで県が支出してき
た費用としては、平成15年度からのコスモパーク加太の賃借料が約117億円、カ
ゴメ進出に係る土地の造成費が約20億円、今般4月の債務保証相当額の代位弁済
が約231億円の計約368億円となっている。
要望 奥村委員
早期に県民負担がなくなっていくようお願いする。また、こういった事業が本
当にどうなのかということも含めて、今後の政策にもきちんと生かしていくべき
だと思うので、その点もよろしくお願いする。
Q 奥村委員
現在アジア圏、とりわけ北東アジアにおいて緊張感がある一方で、対話や文化
を通しての国際交流は非常に大切である。様々な人が交流できるように、この活
動を広げていってもらいたい。
また、県内の介護人材の不足について、特に紀南地方では日本人労働者の定着
が難しい。人材を埋めるというわけではなく、外国人労働者に対しても文化交流
の機会を併せて提供することで、自国へ帰ったときに日本や和歌山県によい印象
をもってもらうことはすばらしいことである。印象が悪いと駄目だ。そういった
点で、今後さらにこの国際交流を行うということであれば、本日の報告以外に交
流事業があれば教えてほしい。
A 山下国際課長
中央政府間では様々あるが地域間では、例えば本年7月の知事訪中については、
山東省とは40年に渡ってお互いに行ったり来たりして人的交流を行っており、友
好を深めている。中国以外のアジアの国については、昔は友好・姉妹提携を中心
に交流してきたが、最近では韓国、インド、インドネシア、ベトナム、タイなど
と分野を限定した覚書を締結し、それぞれの分野においてしっかりと交流を行っ
ている。
ご指摘のあった人材の関係については、そういった交流関係の結果として、例
えばベトナムや中国、来月からはインドから2名の外国人労働者を受け入れる予
定となっている。紀南地方で労働人材が足りないところでは、日本人と同じよう
な立場で来てもらえるよう我々としても交流を行っている国と仲良くして、和歌
山に来てもらえるように、ほかの国も交流しているが、特にアジアでの交流を進
めている。そして、和歌山に来た人については、地域住民ともコミュニケーショ
ンを取れるよう今年度から日常会話レベルの日本語教育も行っている。既に50名
以上が日本語を学んでいる。ただ来てもらうだけでは駄目なので、地域住民と上
手く生活を送り、今後さらに海外から来てもらえるように対応しているところで
ある。
●鈴木委員長
◎議案に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎企画部審査終了宣告
◎休憩宣告
午前11時04分休憩
午前11時07分再開
●鈴木委員長
◎再開宣告
◎危機管理部審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●河野危機管理部長説明
●鈴木委員長
◎議案に対する質疑及び一般質問宣告
Q 奥村委員
今回、石川県能登地方で線状降水帯によって猛烈な雨が降った。
昨年の6月には和歌山でも同様のことが起きたが、線状降水帯の予測について、
昨年から前進したことはあるか。
A 藤戸防災企画課長
気象庁では、スーパーコンピューターの更新や観測機器の充実を図り、線状降
水帯の予測の精度を高めてきている。線状降水帯の半日前予測が、昨年度までは
近畿地方などの地方単位であったが、今年度からは都道府県単位で情報が出るよ
うに改善された。
要望 奥村委員
本県も石川県と同じような地形と言われる中で、さらなる改善を国にも求めて
ほしい。
Q 新島委員
紀三井寺公園周辺の方から要望があった。紀三井寺公園が避難場所になってい
るが、閉まっている場合に周辺に高台がない。催しが土日に集中するため、駐車
場を増やしたらよいのではという話がある。立体駐車場なら避難場所にもなるが、
検討の価値があるか。
A 藤戸防災企画課長
避難場所となると、財政的に有利な緊急防災・減災事業債がある。また、都市
公園であるため、国土交通省都市局の交付金の活用ができると思う。本県のパワ
ーアップ補助金の活用もある。そのようなものを活用して、和歌山市が避難場所
の整備を行うことになる。
A 河野危機管理部長
まずは、避難場所の指定を行う和歌山市と地域との調整が必要である。その上
で、都市公園を所管する県土整備部との調整が必要となる。
南海トラフ地震の場合、和歌山市内であれば津波が来るまで50分程度あるので、
鍵を開けられる状況であると思われる。また、立体駐車場が津波で流されないか
といったことも確認しなければならない。県土整備部、和歌山市や地元との調整
状況も踏まえながら考えていくことになる。
要望 新島委員
地域の方から聞いたときはよいと思った一方で、その地域周辺での避難場所に
ついて、私自身も十分承知していなかったため、その方法が地域にとってよいの
か判断ができずにいた。
今後、和歌山市、地域、関係機関と十分協議しながら検討してほしい。
●鈴木委員長
◎議案に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎危機管理部審査終了宣告
◎休憩宣告
午前11時27分休憩
午前11時28分再開
●鈴木委員長
◎再開宣告
◎総務部審査宣告
◎議案に対する説明要請
●友井総務部長、庄中財政課長説明
●鈴木委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問宣告
Q 奥村委員
令和5年度の内部統制の評価結果について、当該不備に対する適切な再発予防
策を講じたということだが、もう少し詳しく説明してほしい。
A 森考査担当参事考査課長事務取扱
運用上の重大な不備について、2件の事例があった。
1つ目の東牟婁振興局新宮建設部の和歌山県道長井古座線「八郎山トンネル」
の事例で、再発防止策としては、全ての工事の着手前に、施工業者との打ち合わ
せにおいて、当該工事における段階確認を担当課長等が決裁するよう組織体制を
強化すること、トンネル現場研修へ参加する等の取組を実施する等の報告があっ
た。
2つ目が税務課の案件で、自動車税の課税誤りの事例で、再発防止策としては、
組織的なチェック体制の強化等の再発防止策を実施するとの報告があった。
Q 奥村委員
八郎山トンネルの再発防止策として、組織体制を強化するということは、人数
を強化するということか。
A 森考査担当参事考査課長事務取扱
トンネル工事の経験が少なく、工事に際しての検査体制等を担当者が十分に把
握していなかったため、きちんと研修等を行うということである。
Q 奥村委員
それは、検査の質を高めるということなのか。
A 森考査担当参事考査課長事務取扱
そのとおりである。
Q 奥村委員
特殊勤務手当(災害応急作業等手当)の金額は相当な金額なのか。私自身は低
いと感じたが、どのように金額を決めているのか。
A 笠松人事課長
手当額については、今回1080円としている。この考え方は、国による手当額に
倣う趣旨で、1080円は、こういった特殊勤務手当に係る国の手当額の最大額とな
っており、それに倣ったものである。
要望 奥村委員
考え方は理解したが、1080円と決まったのはいつなのか、金額が妥当かという
ことは、その時代や状況などいろいろとあるかと思う。1日で1080円という金額
は本当に少ないと思うので、県からも国に意見をしてほしい。
●鈴木委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎休憩宣告
午前11時44分休憩
午前11時46分再開
●鈴木委員長
◎再開宣告
◎議案に対する採決宣告
◎議案第120号は賛成多数で原案可決
議案第122号から議案第124号まで、議案第131号及び議案第134号は、
全会一致で原案可決
◎知事専決処分報告に対する採決宣告
報第3号については、全会一致で承認
◎諮問に対する採決宣告
諮問第1号は、全会一致で「知事の裁決書(案)は適当と認める」と
することに決定
◎継続審査を要する所管事務調査宣告異議なし
◎県内外調査連絡開催日程等
◎閉会宣告
午前11時51分閉会