令和6年2月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(全文)


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令和6年2月 和歌山県議会定例会会議録 第2号

 議事日程 第2号
 令和6年2月27日(火曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第18号から議案第33号まで、議案第70号、議案第80号及び議案第85号(質疑)
 第2 議案の付託
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会議に付した事件
 第1 議案第18号から議案第33号まで、議案第70号、議案第80号及び議案第85号(質疑)
 第2 議案の付託
 第3 休会決定の件
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出席議員(42人)
 1番 坂本佳隆
 2番 三栖拓也
 3番 秋月史成
 4番 川畑哲哉
 5番 藤山将材
 6番 森 礼子
 7番 井出益弘
 8番 尾崎要二
 9番 高田英亮
 10番 玉木久登
 11番 佐藤武治
 12番 濱口太史
 13番 鈴木太雄
 14番 冨安民浩
 15番 吉井和視
 16番 鈴木德久
 17番 玄素彰人
 18番 岩田弘彦
 19番 中本浩精
 20番 中村裕一
 21番 谷 洋一
 22番 山家敏宏
 23番 北山慎一
 24番 堀 龍雄
 25番 谷口和樹
 26番 新島 雄
 27番 山下直也
 28番 小川浩樹
 29番 中尾友紀
 30番 岩井弘次
 31番 藤本眞利子
 32番 浦口高典
 33番 山田正彦
 34番 坂本 登
 35番 小西政宏
 36番 浦平美博
 37番 中西 徹
 38番 林 隆一
 39番 片桐章浩
 40番 奥村規子
 41番 尾﨑太郎
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
 知事         岸本周平
 副知事        下 宏
 理事         田嶋久嗣
 知事室長       北廣理人
 危機管理監      福田充宏
 総務部長       吉村 顕
 企画部長       前 昌治
 地域振興監      赤坂武彦
 環境生活部長     山本祥生
 福祉保健部長     今西宏行
 商工観光労働部長   三龍正人
 農林水産部長     山本佳之
 県土整備部長     福本仁志
 会計管理者      﨑山秀樹
 教育長        宮﨑 泉
 公安委員会委員    竹山早穗
 人事委員会委員長   平田健正
 代表監査委員     森田康友
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       林 伸幸
 次長(秘書広報室長事務取扱)
            萩原 享
 議事課長       長田和直
 議事課副課長     岩谷隆哉
 議事課議事班長    伊賀顕正
 議事課主任      菅野清久
 議事課副主査     西 智生
 議事課副主査     林 貞男
 総務課長       葛城泰洋
 政策調査課長     岩井紀生
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  午前10時0分開議
○議長(濱口太史君) これより本日の会議を開きます。
 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。
 過日提出のあった議案第34号及び議案第36号から議案第38号までは、いずれも職員に関する条例議案でありますので、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を、議案第47号につきましては、普通地方公共団体の長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例議案でありますので、地方自治法第243条の2第2項の規定により監査委員の意見を、また、議案第73号につきましては、教育委員会の職務権限の特例に関する条例議案でありますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第2項の規定により教育委員会の意見をそれぞれ徴しました。回答は、いずれも配付のとおりであります。
 日程第1、補正予算等議案議案第18号から議案第33号まで、議案第70号、議案第80号及び議案第85号を一括して議題とし、議案に対する質疑を行います。
 奥村規子さんから質疑の通告がありますので、許可いたします。
 40番奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕
○奥村規子君 おはようございます。
 議長の許可を得ましたので、通告に従って、議案第18号について質疑をさせていただきます。
 議案第18号は、1人1台端末等を活用した「心の健康観察」推進事業で、児童生徒のいじめや不登校、自殺等の早期支援、未然防止を図るため、児童生徒の心や体調の変化を把握できる「心の健康観察」アプリを導入するものです。
 国連児童基金、ユニセフの調査で、日本の子供の精神的な幸福度が先進国38か国中37位と報告されています。また、法務省人権擁護局の子供の人権ミニレターは、2021年度に1万1194件でいじめの把握に努めるようになった事案もあったと報告されています。
 今回のアプリの導入について、教育現場ではどのように説明をされているのでしょうか。また、生徒からのSOSがあれば、どのようなフォロー体制を考えられているのでしょうか、教育長にお尋ねいたします。
○議長(濱口太史君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。
 教育長宮﨑 泉君。
  〔宮﨑 泉君、登壇〕
○教育長(宮﨑 泉君) 教員、教育現場への説明についてお答えいたします。
 教員がクラスの児童生徒を観察し、状況把握に努めておりますが、教員に対面で心情を伝えることが苦手な児童生徒もいます。1人1台端末に導入するアプリを活用することによって、児童生徒のいつもと違う心情や体調の変化をキャッチすることが可能になり、より適切な支援につなげることができると考えています。
 このようなことについて、市町村教育委員会を対象に説明を行い、本事業を希望する市町村と共に学校現場において試行的に実施することを呼びかけてまいります。また、県立中学校にも今後説明を行ってまいります。
 それから、生徒からのSOSを発見した際のフォロー体制についてでございますが、児童生徒からのSOSをキャッチした教員は、子供の心情や背景に配慮しながら、スクールカウンセラーはもとより外部機関とも連携し、チーム学校として組織的な対応に努めることで、深刻な状況を防ぐことにつながると期待しています。
○議長(濱口太史君) 答弁漏れはありませんか。
  〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 再質疑を許します。
 奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕
○奥村規子君 御答弁ありがとうございました。
 今、教員の現場の皆さんは大変多忙だというような状況も社会問題化されています。そういう中で、一方、先ほど申し上げたような子供たちの命が危うい、そういう状況になっていることで、こういったアプリで心の健康観察に取り組むというようなことで、その一つの一助としては大変効果もあることだというようなことで、教育長もおっしゃられたのだと思います。
 新型コロナウイルスの感染症への不安とか、そういうことを理由に学校を長期欠席している児童生徒へのオンライン授業の実施など、教育におけるICTの活用自体を否定するものではありません。しかし、心の健康観察事業は、子供たちの心の状態をICTで記録、集約することになり、プライバシーの問題もあり、個人情報流出も懸念されることを指摘しておきたいと思います。
 教師が子供たちにゆとりを持って接することができる体制であってこそ、アプリなど効果を発揮できるものと考えますが、先ほど御答弁の中で組織的に対応というようなことでおっしゃったので、そういうことだと思うんですが、もう一度、組織的対応という点についての御説明をよろしくお願いします。
○議長(濱口太史君) 再質疑に対する答弁を求めます。
 教育長。
  〔宮﨑 泉君、登壇〕
○教育長(宮﨑 泉君) 組織的な対応というのは、学校が全体でチームとして対応していくということでございます。
○議長(濱口太史君) 答弁漏れはありませんか。
  〔「ございません」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 以上で、奥村規子さんの質疑が終了いたしました。
 お諮りいたします。質疑は以上で終結することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第2、議案の付託について申し上げます。
 補正予算等議案については、配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
 お諮りいたします。2月28日から3月1日まで及び3月4日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次会は、3月5日定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前10時10分散会

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