令和4年12月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和4年12月 和歌山県議会定例会会議録 第7号
議事日程 第7号
令和4年12月15日(木曜日)
午前10時開議
第1 議案第136号から議案第164号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第2 意見書・決議案
第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第4 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
第1 議案第136号から議案第164号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
第2 議員提出議案第1号(提出者説明等省略・討論・表決)
第3 議員提出議案第2号(提出者説明等省略・表決)
第4 意見書案
第5 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
第6 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(40人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 玄素彰人
11番 中西峰雄
12番 秋月史成
13番 森 礼子
14番 濱口太史
15番 尾崎要二
16番 冨安民浩
18番 玉木久登
19番 鈴木太雄
20番 岩田弘彦
21番 吉井和視
22番 谷 洋一
23番 佐藤武治
24番 岩井弘次
25番 中 拓哉
26番 多田純一
27番 新島 雄
28番 山下直也
29番 中西 徹
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(1人)
17番 川畑哲哉
〔備考〕
6番 欠員
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
理事 田嶋久嗣
知事室長 赤坂武彦
危機管理監 福田充宏
総務部長 吉村 顕
企画部長 長尾尚佳
環境生活部長 生駒 享
福祉保健部長 志場紀之
商工観光労働部長 寺本雅哉
農林水産部長 山本佳之
県土整備部長 福本仁志
会計管理者 中家秀起
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 竹田純久
警察本部長 山﨑洋平
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 森田康友
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 出津野孝昭
次長(秘書広報室長事務取扱)
浜野幸男
議事課長 長田和直
議事課副課長 岩井紀生
議事課課長補佐兼議事班長
村嶋陽一
議事課主任 伊賀顕正
議事課主任 菅野清久
議事課副主査 林 貞男
総務課長 葛城泰洋
政策調査課長 神川充夫
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午前10時0分開議
○議長(尾崎要二君) これより本日の会議を開きます。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時0分休憩
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午後1時30分再開
○議長(尾崎要二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第1、議案第136号から議案第164号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
総務委員会委員長山家敏宏君。
〔山家敏宏君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(山家敏宏君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託された案件は、議案付託表に記載のとおり、議案7件であります。
委員会は、12月12日に第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、議会事務局、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第137号は賛成多数をもって、議案第136号、議案第138号から議案第140号まで、議案第148号及び議案第164号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、企画部関係では、学校法人南陵学園について、携帯電話の通信確保について、システム管理を特定事業者に依存せざるを得ない状況に陥る懸念について、市町村が行う地域に適した交通体系の再構築への支援について、こどもの安心・安全対策支援事業について、副知事を団長としたベトナム外遊について、他府県のIR区域整備計画の国における審査状況について、ワーケーションイベント及び定住フェアについて、紀勢本線新宮─白浜区間の利用促進に係る議論について、移住定住施策について、総務部関係では、会計年度任用職員の報酬等について、防災ヘリコプターの運営事業についてであります。
以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 福祉環境委員会委員長浦口高典君。
〔浦口高典君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(浦口高典君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件であります。
委員会は、12月12日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第136号、議案第141号、議案第150号から議案第154号まで及び議案第157号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、環境生活部関係では、議案第150号から第152号までの指定管理者の指定への応募者数について、県消費生活センターへの旧統一教会関連の相談件数やその内容について、生理の貧困に係る県内市町村の取組状況について、電気自動車導入が低炭素社会実現にもたらす影響について、再生可能エネルギーの県内の普及状況について、災害廃棄物に対する平常時からの備えについて、県内における多頭飼育崩壊の事例について、南紀熊野ジオパークのユネスコ世界ジオパーク国内推薦見送りについて、廃食油を再利用する県内市町村の取組について、福祉保健部関係では、新型コロナ関連として、PCR等の検査結果が判明するまでの日数等について、経口抗ウイルス薬「ゾコーバ錠」の効果や供給される時期等について、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行の懸念が高まっている理由について、第7波の7月から8月にかけて県内における自宅での死亡者数について、高齢者施設等におけるクラスター発生時の対応と抗原検査キットの配布状況等について、公立病院にも物価高騰に対する支援を行うことについて、医療従事者の労働実態の把握について、その他として、補正予算の出産・子育て等の相談及び経済的支援について、今年度の待機児童数について、成年後見制度の県内の利用者数等についてであります。
以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 経済警察委員会委員長北山慎一君。
〔北山慎一君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(北山慎一君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。
委員会は、12月12日、第3委員会室において開催し、まず商工観光労働部・労働委員会、次に公安委員会の順に当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第136号、議案第146号、議案第149号、議案第158号、議案第159号及び議案第164号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、自転車の交通違反に関する取締りについて、駐在所の統合による交番の新設について、信号の調整による旧道から阪井バイパスへの通行車両の誘導について、走行中、認識が困難な住宅街等の交差点に対する交差点表示について、通学時間帯における子供見守り隊への協力のお願いについて、少年犯の件数の推移とその非行内容について、シリウス作戦Ⅲについて、飲酒運転根絶への取組について、路面標示の補修に要する予算執行の考え方についてであります。
以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 農林水産委員会委員長鈴木德久君。
〔鈴木德久君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(鈴木德久君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
委員会は、12月12日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第136号及び議案第147号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、県内における燃油、飼料、肥料高騰の状況と県の支援策について、肥料や飼料の高騰に伴う国内資源の活用比率を高める方策について、世界農業遺産認定取得に向けた取組について、首都圏での和歌山フェアの開催状況について、ミカン選別機に係る補助制度について、新規就農者等の確保対策について、農水産物、加工品の本県における輸出の動向について、県内のハラール認証の取得状況について、市町村における森林環境譲与税の活用状況について、二酸化炭素吸収源としての海藻についてであります。
以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 建設委員会委員長佐藤武治君。
〔佐藤武治君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(佐藤武治君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案9件であります。
委員会は、12月12日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第160号は賛成多数をもって、議案第136号、議案第142号、議案第147号、議案第155号、議案第156号及び議案第161号から議案第163号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、地籍調査の補正予算について、広域農道整備の補正予算について、盛土等規制対策の補正予算について、無電柱化の推進や通学路の交通安全対策に係る補正予算について、新六ヶ井堰改修工事に係る直轄河川事業負担金について、知事専決処分で報告された交通事故について、水上オートバイ航行の適正化に関する条例について、紀の川大堰周辺での水上オートバイの航行の規制について、水上オートバイの航行と規制の在り方について、橋本市胡麻生土地区画整理組合に対する権利の放棄について、和田川の改修見通しについて、廃川敷地の払下げ手続について、すさみ古座線道路改良工事に係る工事請負変更契約について、河川改良費、道路維持費、街路事業費の補正予算について、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策としての補正予算について、木製ガードレールをはじめとする県産木材の利用による総合評価の加点について、緊急浚渫推進事業債を活用した予算についてであります。
以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 文教委員会委員長多田純一君。
〔多田純一君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(多田純一君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案4件であります。
委員会は、12月12日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第136号及び議案第143号から議案第145号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、携帯電話の校内への持込みについて、運動時等のマスクの着用について、県立高等学校の再編整備について、中途退職教員の状況について、産休・育休代替職員の配置について、教員の欠員の状況について、県立高等学校の生徒用端末更新時の財源について、拉致問題関係資料の図書館等への配置に関する協力依頼について、学校における教員の相談体制について、教員の休職の状況について、教員のストレス対策についてであります。
以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 質疑なしと認めます。
次に、討論に入ります。
奥村規子さんから反対討論の通告がありますので、許可いたします。
40番奥村規子さん。
〔奥村規子君、登壇〕(拍手)
○奥村規子君 日本共産党県議団を代表しまして、議案第137号及び議案第160号に対する反対討論を行います。
まず、議案第137号は、知事や副知事、議員、教育長、常勤監査委員の期末手当支給割合を引き上げるものです。長引くコロナ禍や物価高騰で県民の暮らしが一層苦しい中で、職員の給与を引き上げることには賛成ですが、高額所得者である知事等の手当を引き上げることは、県民理解を得られないと考えます。
次に、議案第160号権利の放棄は、22年前に貸し付けた土地区画整理事業貸付金の債権を放棄するものです。償還のため懸命に努力されてきたことは理解していますが、結果的に貸し付けた1億円は償還されず、競売の分配金1148万円を除く8852万円が返ってきません。計画の見通しの甘さと審査の不十分さを指摘せざるを得ません。
以上で、議案に対する反対討論を終わります。
○議長(尾崎要二君) 以上で、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第137号を採決いたします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。
本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第160号を採決いたします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。
本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第136号、議案第138号から議案第159号まで及び議案第161号から議案第164号までを一括して採決いたします。
本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
この際、報告いたします。
議員提出議案の追加提出がありました。
議案は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
まず、議員提出議案第1号和歌山県議会の保有する個人情報の保護に関する条例を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に、討論に入ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております案件については討論の通告がありませんので、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより採決に入ります。
議員提出議案第1号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第2号和歌山県議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより採決に入ります。
議員提出議案第2号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に日程第2、和議第85号「成年後見制度の充実を求める意見書(案)」、和議第86号「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書(案)」、和議第87号「走行距離課税の導入反対に関する意見書(案)」、和議第88号「知的障害者・知的障害行政の国の対応拡充を求める意見書(案)」、和議第89号「マイナンバーカードを強制する健康保険証廃止の撤回を求める意見書(案)」、和議第90号「高齢者の移動手段の確保を求める意見書(案)」、和議第91号「香料の成分表示や法規制の検討等を求める意見書(案)」を議題といたします。
案文は、お手元に配付しております。
お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
これより採決に入ります。
まず、和議第89号及び和議第91号を一括して採決いたします。
本案をいずれも原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案はいずれも否決されました。
次に、和議第90号を採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎要二君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、和議第85号から和議第88号までを一括して採決いたします。
本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に日程第3、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りします。お手元に配付のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
次に日程第4、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会、予算特別委員会及びIR対策特別委員会の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
この際、宇治田栄蔵君から発言を求められておりますので、許可いたします。
8番宇治田栄蔵君。
〔宇治田栄蔵君、登壇〕(拍手)
○宇治田栄蔵君 議長のお許しを得ましたので、一言発言させていただきます。
前知事が逮捕され、日本中から談合3兄弟と呼ばれ、和歌山県民が大変情けない思いをした平成18年、この前代未聞の混乱の中、仁坂知事は県民の期待を担って、12月、和歌山県知事に就任されました。以来4期16年にわたり県勢発展に貢献してこられました。
知事は、就任後、まず公共調達制度の改革を行い、入札制度の透明性を高め、失われた県政の信頼回復に努められました。
次に、平成23年9月の紀伊半島大水害で甚大な被害が発生したときには、自ら指揮に当たるとともに、早期復興を成し遂げ、大きな成果を上げられました。このことは、被災地域の住民のみならず、多くの県民に安心を与えてくれました。
さらに、平成27年に開催された紀の国わかやま国体及び紀の国わかやま大会は、競技者と多くの県民が一体となり、記憶に残るすばらしい大会となりました。
そのほかにも、インフラ面では紀伊半島一周高速道路の実現に見通しをつけられ、また、医療面では和歌山県立医科大学薬学部を設置されるなど、今後の和歌山発展の礎を築かれました。
そして、いまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症への対策では、迅速かつ徹底した対応により和歌山モデルとメディアで大きく取り上げられ、県内外で高く評価されました。
県知事として、県行政のあらゆる分野について常に判断を下していくことは、想像を絶する重責であったでしょう。誰よりもふるさと和歌山を愛し、和歌山県の発展に情熱を注いでこられた仁坂知事が、今こうして任期を終え退任されることは、和歌山県にとって大きな損失であると思います。
仁坂知事に対して、これまでの御功績に感謝を申し上げ、同時にその御労苦に心からお礼を申し上げたいと思います。どうぞ、今後も健康で御多幸にお過ごしくださいますよう、心からお祈り申し上げます。
仁坂知事、16年間、本当にありがとうございました。和歌山県議会を代表してお礼の言葉とさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾崎要二君) この際、知事より発言を求められておりますので、許可いたします。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕(拍手)
○知事(仁坂吉伸君) 議長のお許しをいただきましたので、一言申し上げさせていただきます。
ただいま、また宇治田県議より過分の送別の言葉を頂戴いたしまして恐縮しております。
この16年間、和歌山の県勢を取り戻そうと一心不乱に働いてまいりましたが、それは同時に、和歌山で生まれて、和歌山に育てられました私にとっては、生まれ故郷のために尽くすという大変幸福な時間を与えられたということであります。本当に楽しく過ごさせていただきました。
今議会でも多くの議員にねぎらっていただき、今また高校以来のよき友人であり、ずっと尊敬してきた宇治田議員から過分のお褒めの言葉をいただきました。ただ、私がそのような仕事ができましたのも、議会の皆様が励まし、盛り立ててくださったおかげでありまして、私の知事時代の実績の全ては、私をトップとする全ての県庁職員と県議会の皆様との合作であります。
和歌山県は永遠であります。和歌山県政も永遠であります。その永遠の歴史の1こまに関わらせていただいて、本当に幸せであります。
願わくは、県議会の皆様、岸本新知事と彼が率いる和歌山県庁を温かく御指導してくださいますようにお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。何度でも申し上げたいと思います。心から感謝をしております。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾崎要二君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。
仁坂知事におかれましては、混迷する県勢の中、強いリーダーシップと卓越した行政手腕を発揮され、多くの県民から信頼を得て、4期16年にわたり、県勢発展のため格段の御尽力をいただきましたことに心から敬意を表する次第であります。
今後とも健康に十分御留意され、県政の先達として、和歌山県のさらなる発展のため、御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
議員並びに関係各位には、連日御精励をいただき、深く感謝を申し上げますとともに、ますますの御活躍を祈念いたします。
これをもって、令和4年12月定例会を閉会いたします。
午後2時7分閉会