令和3年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和3年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
議事日程 第1号
令和3年9月8日(水曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第124号から議案第135号まで(当局説明)
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会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第124号から議案第135号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
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出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 玄素彰人
11番 中西峰雄
12番 秋月史成
13番 森 礼子
14番 濱口太史
15番 尾崎要二
16番 冨安民浩
17番 川畑哲哉
18番 玉木久登
19番 鈴木太雄
20番 岩田弘彦
21番 吉井和視
22番 谷 洋一
23番 佐藤武治
24番 岩井弘次
25番 中 拓哉
26番 多田純一
27番 新島 雄
28番 山下直也
29番 中西 徹
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
理事 田嶋久嗣
知事室長 赤坂武彦
危機管理監 細川一也
総務部長 吉村 顕
企画部長 横山達伸
環境生活部長 生駒 享
福祉保健部長 志場紀之
商工観光労働部長 寺本雅哉
農林水産部長 岩本和也
県土整備部長 安部勝也
会計管理者 真田 昭
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 中野幸生
警察本部長 親家和仁
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 森田康友
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 出津野孝昭
次長 中井 寛
議事課長 山田修平
議事課副課長 岩井紀生
議事課課長補佐兼議事班長
岩﨑 亮
議事課主任 伊賀顕正
議事課主査 菅野清久
議事課主事 松本 悠
総務課長 須田剛司
政策調査課長 神川充夫
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午前10時0分開会・開議
○議長(森 礼子君) ただいまから、令和3年9月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、6番岸本健君、30番谷口和樹君、41番尾﨑太郎君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月28日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から9月28日までの21日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
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午前10時59分再開
○議長(森 礼子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、法人の経営状況報告書、公立大学法人和歌山県立医科大学令和2事業年度の業務実績に関する評価結果、環境白書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書、内部統制評価報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第124号から議案第135号までの計12件であります。
日程第3、議案第124号から議案第135号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 令和3年9月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県民を代表して一言お祝いを申し上げたいと思います。
先月閉幕した東京2020オリンピックにおいて、本県出身の四十住さくら選手がスケートボード競技で見事金メダルを獲得されました。また、夏の甲子園では、智辯学園和歌山高校が見事優勝されました。最高の舞台での快挙は、県民の誇りであり、本当に喜ばしい限りです。
では、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
本県に大きな爪痕を残した紀伊半島大水害から10年を迎えました。改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された全ての方々に心からお見舞い申し上げます。大水害の事実と教訓を後世に伝承していくとともに、このような悲しい出来事が再び起こらないよう、今後も災害に強い和歌山県を築いてまいりますことを改めてお誓い申し上げます。
次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてでございます。
初めに、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に対して哀悼の意を表するとともに、今も療養中の方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
第5波の猛威により、本県においても8月以降、感染者がかつてないほど急増し、極めて深刻な状況となっています。県では、これまで県民生活にはできる限り制限を課さず、保健医療行政の頑張りで何とか抑えてきました。しかし、感染の勢いが止まらないことから、これ以上の拡大を食い止めるため、県民の皆様には御不便をおかけいたしますけれども、一般的な不要不急の外出自粛をお願いするとともに、主要な感染経路を防ぐための特別のお願いをいたしました。
厳しい状況は続きますが、ワクチン接種が行き渡れば、必ずこの惨状は収束すると確信しています。それまでの間、力を緩めず、保健医療行政と全国唯一の全員入院体制など医療体制の堅持に最善を尽くしてまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
感染拡大の長期化により、経済も大きな打撃を受けています。県では、施策を総動員し、事業継続を支援しておりますが、この状況を何としても耐え抜くため、打撃を受けた事業者にさらなる救済措置を講ずることで地域経済を支えてまいります。新型コロナとの闘いは続きますが、県民の命と暮らしを守るため、引き続き総力戦で取り組んでまいります。
次に、紀の国わかやま総文2021についてでございます。
7月31日に開催された総合開会式・パレードを皮切りに、全国から集まった高校生が最高のパフォーマンスを披露し、大成功のうちに幕を閉じました。秋篠宮皇嗣同妃両殿下には、総合開会式に加え、たくさんの作品をオンラインで御覧いただきました。大変光栄なことであり、心から感謝を申し上げたいと存じます。コロナ禍で様々な制限がありましたが、企画・運営を担う県内の高校生は、この困難を乗り越え、若い力を結集して感動の舞台をつくり上げ、まさに和歌山の明るい未来を確信させるすばらしい大会になったと思います。
今年は、和歌山県誕生150年を迎える記念すべき年であり、10月30日には、いよいよ紀の国わかやま文化祭2021が開幕します。総文の盛り上がりをこれらにつなげ、多くの方々に元気を届ける機会となるよう、感染対策を徹底しながら、しっかりと準備を進めてまいります。
8月27日に政府の国際博覧会推進本部において、2025年の大阪・関西万博に関連するインフラ整備計画が決定され、紀伊半島一周高速道路などが計画に盛り込まれました。万博の開催効果を本県に波及させるためにも早期のインフラ整備は不可欠であり、今回の決定は大変喜ばしいことであります。また、万博は、世界に向け本県の魅力を発信する絶好の機会であることから、現在、関西広域連合として、府県市の独自スペースを含めたパビリオンの出展を検討するなど準備を進めております。日本全体に大きな経済効果が期待される万博の効果を最大限に取り込み、本県の活性化につなげていけるよう、引き続き取組を進めてまいります。
本県発展の加速化に向け、次の時代への備えとなる取組も着実に進めています。
まず、IR(統合型リゾート施設)誘致につきましては、7月20日に事業者公募における優先権者としてクレアベストニームベンチャーズ株式会社及びClairvest Group Inc.(クレアベスト・グループ・インコーポレーテッド)のコンソーシアムを選定し、8月25日に基本協定を締結いたしました。現在、選定した事業者と共に、地域振興に寄与し、国の観光立国政策に貢献する優れた区域整備計画の作成に全力を挙げて取り組んでおり、来年4月28日が期限とされている国への区域認定申請に向けた取組を着実に進めてまいります。
また、全国初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」につきましては、来年の打ち上げに向けた準備が着々と進められております。7月24日に宇宙シンポジウムin串本を開催したところ、多くの宇宙ファンで大盛況となり、宇宙開発利用の最先端の地として大いに発信できたと考えております。
南紀熊野ジオパークについても、中高校生が調査研究活動を行う南紀熊野ジオパーク探偵団を創設するなど一段と取組を加速させています。
加えて、積水ハウス株式会社とマリオット・インターナショナルが展開する「Trip Base 道の駅プロジェクト」として、串本町とすさみ町にホテルが次々と開業したほか、南紀白浜空港の国際線ターミナルや紀伊半島一周高速道路など発展の礎となる基盤整備も進んでまいりました。
引き続き、次の時代を見据えた取組を果敢に進めることで、和歌山の力強い発展につなげてまいります。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算につきましては、議案第124号において、一般会計では総額175億4000万円余を計上しております。
主なものとして、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化しているため、人流抑制や商品流通の停滞等により影響を受けた業種のうち、売上げが30%以上減少している事業者に対し、従業員数に応じて支援金を支給する経費や、一時的に生計の維持が困難となった世帯に対する緊急小口資金等の貸付原資の増額を計上しております。また、公共事業に係る国庫支出金の増額に伴い、幹線道路網等の整備を進めてまいります。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第125号及び議案第126号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い規定の整備を行うもの、議案第127号は、公衆浴場において男女を混浴させないこととする年齢をおおむね7歳以上と定めるものです。
次に、議案第128号は令和3年度建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第129号及び議案第130号は訴訟の提起について、議案第131号は権利の放棄について、議案第132号及び議案第133号は工事請負契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
また、議案第134号及び議案第135号は、令和2年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
次に、諸報第24号から諸報第31号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類、公立大学法人和歌山県立医科大学の業務実績に関する評価結果報告書、環境基本条例に基づく年次報告書、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の報告書及び内部統制評価報告書を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(森 礼子君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
まず、8月1日付で総務部長に就任しました吉村顕君を御紹介申し上げます。
〔吉村 顕君、起立・一礼〕
○議長(森 礼子君) 次に、6月25日、人事委員会の委員に選任同意され、7月15日、委員長に就任されました平田健正君を御紹介申し上げます。
〔平田健正君、起立・一礼〕
○議長(森 礼子君) 次に、6月25日、監査委員に選任同意され、7月1日、代表監査委員に就任されました森田康友君を御紹介申し上げます。
〔森田康友君、起立・一礼〕
○議長(森 礼子君) お諮りいたします。9月9日、10日、13日及び14日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、9月9日、10日、13日及び14日は休会とすることに決定いたしました。
次会は9月15日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時13分散会