令和3年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和3年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
令和3年6月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
令和3年6月8日(火曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第104号から議案第116号まで、報第3号及び報第4号並びに諮問第1号(当局説明)
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会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第104号から議案第116号まで、報第3号及び報第4号並びに諮問第1号(当局説明)
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出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 玄素彰人
11番 中西峰雄
12番 秋月史成
13番 森 礼子
14番 濱口太史
15番 尾崎要二
16番 冨安民浩
17番 川畑哲哉
18番 玉木久登
19番 鈴木太雄
20番 岩田弘彦
21番 吉井和視
22番 谷 洋一
23番 佐藤武治
24番 岩井弘次
25番 中 拓哉
26番 多田純一
27番 新島 雄
28番 山下直也
29番 中西 徹
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
理事 田嶋久嗣
知事室長 赤坂武彦
危機管理監 細川一也
総務部長 田村一郎
企画部長 横山達伸
環境生活部長 生駒 享
福祉保健部長 志場紀之
商工観光労働部長 寺本雅哉
農林水産部長 岩本和也
県土整備部長 安部勝也
会計管理者 真田 昭
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 中野幸生
警察本部長 親家和仁
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 出津野孝昭
次長 中井 寛
議事課長 山田修平
議事課副課長 岩井紀生
議事課課長補佐兼議事班長
岩﨑 亮
議事課主任 伊賀顕正
議事課主査 菅野清久
議事課主事 松本 悠
総務課長 須田剛司
政策調査課長 神川充夫
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午前10時0分開会・開議
○議長(岸本 健君) ただいまから、令和3年6月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、16番冨安民浩君、27番新島雄君、29番中西徹君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月25日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から6月25日までの18日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時0分休憩
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午前11時0分再開
○議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、予算の繰越使用報告書、法人の経営状況報告書の提出が、教育委員会から教育委員会事務の点検及び評価報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
なお、知事から和歌山県観光立県推進条例、和歌山県がん対策推進条例及び和歌山県中小企業振興条例に基づく報告がありましたが、これらの写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第104号から議案第116号まで、地方自治法第179条第1項の規定による知事専決処分報告報第3号及び報第4号並びに諮問第1号の計16件であります。
日程第3、議案第104号から議案第116号まで、知事専決処分報告報第3号及び報第4号並びに諮問第1号を一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 令和3年6月定例会に御参集いただきまして、厚く御礼申し上げます。
ただいま上程されました諸議案について御説明申し上げる前に、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてでございます。
初めに、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に対し哀悼の意を表するとともに、今も療養中の方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症第4波の猛威により、全国的に厳しい状況が続いております。
県内においても4月以降、かつてない勢いで感染者が増加しました。本県では、これまで県民生活、経済にできる限り制限を課すことなく、保健医療行政の頑張りで感染を抑制してきました。しかし、変異株の感染力は想像を超え、保健医療行政だけでは防ぎ切れない事態となったことから、やむを得ず方針を転換し、県民の皆様に不要不急の外出自粛をお願いするとともに、予防的措置として和歌山市内の飲食店に営業時間短縮を要請するなど、強い対策を講じました。
県民や事業者の皆様には大変な御負担をおかけしましたが、皆様の御協力により状況が改善してきたことから、5月末をもって時短要請を解除するなど、制限を緩和したところです。
しかし、まだまだ油断できる状況ではありません。引き続き危機感を持って、徹底した感染抑止と必要な医療体制の確保に万全を期してまいります。
とりわけ、感染予防の切り札となるワクチン接種につきましては、市町村はじめ関係者の御協力により、全国で最も速いスピードで接種が進んでおります。さらなる加速化のため、迅速なワクチン供給を国に強く要望していたところ、高齢者分に加え、基礎疾患のある方以降の分についても希望どおりの配分をいただきました。大変ありがたいことであり、かくなる上はできるだけ前に進めて、一日も早く全県民の接種を完了できるよう取り組んでまいります。
一方、打撃を受けた事業者の救済にも早急な対応が必要です。県では、事業継続と雇用を守るため、あらゆる施策を動員し、支援を講じてきました。しかし、影響がさらに長期化する中、必死に耐えておられる事業者を何としても支えるため、業界の困窮の実態を調査し、困っている業種に対してはさらなる救済策を講じていきたいと考えております。
あわせて、事業再構築やデジタル化など、新型コロナ後を見据えた取組支援や雇用対策を進めることで、地域経済をしっかりと支えてまいります。
新型コロナとの闘いは続きますが、気を緩めることなく、県民の命と暮らしを守るという強い決意を持って総力戦で取り組んでまいります。
新型コロナ対策に全力で取り組む一方、和歌山の未来をつくるための取組についても着実に進めてまいります。
まず、IR(統合型リゾート施設)の誘致につきましては、6月2日に事業者公募における優先権者候補として、クレアベストニームベンチャーズ株式会社及びクレアベストグループインコーポレーテッドのコンソーシアムを選定し、公表いたしました。現在、和歌山市及び県公安委員会への法定協議を行っており、終了後に優先権者として正式に決定する予定であります。
今後は選定した事業者と共に地域振興に大きく寄与し、国の観光立国政策に貢献する優れた区域整備計画の作成に全力を挙げて取り組んでまいります。
次に、本県の発展への礎となる道路整備についてでございます。
4車線化の優先整備区間であるみなべ─南紀田辺間について、3月30日に、国土交通大臣から西日本高速道路株式会社に対し、事業許可が行われました。さらに、4月27日には、国土交通省から防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラムが公表され、新宮紀宝道路の令和6年秋の全線開通、すさみ串本道路の令和7年春の全線開通など、令和7年度までの開通の見通しが示されました。これらは紀伊半島一周高速道路の実現に向け大きく前進するものであり、県議会議員の皆様をはじめ、これまで御尽力いただいた方々に心から感謝を申し上げます。
県といたしましては、道路整備のさらなる加速化が図られるよう、引き続き国をはじめ関係機関に強く働きかけてまいります。
次に太平洋岸自転車道につきまして、5月31日に、国土交通大臣からナショナルサイクルルートに指定されました。世界に誇り得るサイクリングルートとして認められたことは大変喜ばしく、この機を逃さず、国内外に誇れる「サイクリング王国わかやま」としての地位を確立できるよう、さらなる魅力向上を図ってまいります。
いよいよ目前に迫った紀の国わかやま文化祭2021、紀の国わかやま総文2021につきましては、各方面の協力をいただきながら、両大会の成功に向け着々と準備を進めているところです。文化をはじめとした本県の魅力を全国に発信し、元気と感動を届ける大会となるよう、引き続き取組を進めてまいります。
次に、中期行財政経営プランについてでございます。
県長期総合計画の実現と将来にわたる持続可能な行財政運営の確保との両立を図るため、平成29年に策定した現行のプランが今年度末で終期を迎えます。引き続き行財政改革を着実に進めるため、様々な御意見を賜りながら、新たなプランに関する検討を進めてまいります。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算につきましては、議案第104号において、一般会計で総額117億2500万円を計上しております。
主なものとして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた病床のさらなる確保に要する経費のほか、第4波による時短要請や人流抑制により特に影響を受けた業種のうち、売上げが30%以上減少している事業者に対し、従業員数に応じて支援金を支給するための経費や宿泊事業者によるさらなる感染防止策や事業継続に向けたポストコロナへの対策等の取組への支援に要する経費を計上するとともに、令和4年度以降の指定管理者を公募する公の施設の管理経費について、債務負担行為の設定をお願いしております。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第105号は、地方税法の一部改正に伴い、個人の県民税の所得割の非課税の範囲の見直しを行うほか、所要の改正を行うもの、議案第108号は、介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部改正に伴い、基金事業貸付金の償還期限の特例を設けるほか、所要の改正を行うもの、議案第112号は、植物防疫法に基づくウメ輪紋ウイルスの緊急防除が本年3月31日をもって終了したことに伴い条例を廃止するもの、議案第113号は、道路構造令の一部改正に伴い、歩行者利便増進道路の構造の技術的基準を定めるほか、所要の改正を行うものです。
次に、議案第115号は、令和3年度建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第116号は、財産の取得について、それぞれ議決をお願いするものです。
次に、知事専決処分報告でございますが、報第3号及び報第4号は、和歌山市内の飲食店に対する時短要請協力金に係る令和3年度和歌山県一般会計補正予算であり、いずれも急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分を行い、それぞれ承認をお願いするものであります。
次に、諸報第11号から諸報第20号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告であり、諸報第21号から諸報第23号は、令和2年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
最後に、諮問第1号は、退職手当の支給制限に対する審査請求に係る地方自治法の規定に基づく諮問です。
何とぞ御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(岸本 健君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、3月18日選挙されました選挙管理委員会委員を御紹介申し上げます。
まず、4月2日の選挙管理委員会において委員長職務代理者に指定されました大沢広太郎君を御紹介申し上げます。
〔大沢広太郎君、起立・一礼〕(拍手)
○議長(岸本 健君) 次に、角田秀樹君を御紹介申し上げます。
〔角田秀樹君、起立・一礼〕(拍手)
○議長(岸本 健君) 次に、廣谷行敏君を御紹介申し上げます。
〔廣谷行敏君、起立・一礼〕(拍手)
○議長(岸本 健君) 明日も定刻より会議を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時13分散会