令和2年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
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令和2年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
令和2年9月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
令和2年9月9日(水曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第114号から議案第130号まで(当局説明)
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会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第114号から議案第130号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
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出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 玄素彰人
11番 中西峰雄
12番 秋月史成
13番 森 礼子
14番 濱口太史
15番 尾崎要二
16番 冨安民浩
17番 川畑哲哉
18番 玉木久登
19番 鈴木太雄
20番 岩田弘彦
21番 吉井和視
22番 谷 洋一
23番 佐藤武治
24番 岩井弘次
25番 中 拓哉
26番 多田純一
27番 新島 雄
28番 山下直也
29番 中西 徹
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 細川一也
危機管理監 森田康友
総務部長 田村一郎
企画部長 田嶋久嗣
環境生活部長 田中一寿
福祉保健部長 宮本浩之
商工観光労働部長 大山 茂
農林水産部長 角谷博史
県土整備部長 庄司 勝
会計管理者 城本 剛
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 中野幸生
警察本部長 親家和仁
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
事務局長 中川敦之
次長 井邊正人
議事課長 山田修平
議事課副課長 岩井紀生
議事課議事班長 岸裏真延
議事課主査 松田太郎
議事課主査 伊賀顕正
議事課主事 松本 悠
総務課長 嶋岡真志
政策調査課長 神川充夫
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午前10時0分
〇議長(岸本 健君) おはようございます。令和2年9月定例会の開会に先立ちまして、一言申し上げます。
7月に発生した記録的豪雨や先日の台風10号により、九州を中心に広範囲で大きな被害が発生しました。
亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
和歌山県議会は、紀伊半島大水害など過去の災害の教訓を踏まえつつ、近い将来、発生が懸念される南海トラフ巨大地震等に備えるため、災害に強い県土づくりに努めるとともに、県民の経済や生活に甚大な影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症の対策に全力を挙げて取り組んでまいります。
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午前10時0分開会・開議
〇議長(岸本 健君) ただいまから、令和2年9月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、7番井出益弘君、21番吉井和視君、38番杉山俊雄君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月29日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から9月29日までの21日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
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午前10時59分再開
〇議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、法人の経営状況報告書、公立大学法人和歌山県立医科大学令和元事業年度の業務実績に関する評価結果、環境白書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第114号から議案第130号までの計17件であります。
日程第3、議案第114号から議案第130号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
知事仁坂吉伸君。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
〇知事(仁坂吉伸君) 令和2年9月定例会に御参集いただき、厚く御礼申し上げます。
それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症については、6月に一旦収束傾向を見せていましたが、7月以降、首都圏をはじめとした都市部で感染者が急増し、その後、全国的に感染が再拡大いたしました。
本県を含め、全国でお亡くなりになった方の御冥福をお祈りいたしますとともに、心よりお悔やみ申し上げます。
私は、感染拡大防止対策は、保健医療行政の努力と県民の皆様の行動や営業の抑制の御協力との足し算と考えておりまして、行動や営業の抑制に頼りますと、生活や営業に打撃を与えますから、できるところまでは保健医療行政の懸命の努力により、感染爆発を抑え込んでいきたいと考えております。しかし、県民の皆様にも最小限の努力はお願いすべく、8か条から成る感染予防対策や感染拡大予防ガイドラインの遵守徹底を要請いたしました。
また、甚大な影響を受けている地域経済への対応として、全国に先駆け実施した県独自の包括的な支援策や国の施策の活用などにより、事業者の事業継続を強力に支援し、多くの事業者に活用いただいております。一方、世界各国で感染拡大が続く中、我が国の今年4月から6月期のGDPが大きな落ち込みとなるなど、新型コロナウイルス感染症による経済への打撃の大きさが顕在化してきました。
幸いにも本県については、6月の経済再開以降、観光需要が徐々に回復に向かっており、地域の経済活動にも持ち直しの動きが出てきています。しかし、世界的な感染拡大の長期化により、今後経済への影響はさらに広範に及んでくることが懸念されることから、県ではこれらの状況を注視しつつ、この状況下を耐え抜き、地域経済を維持するために必要な対策について補正予算案を提出させていただいた次第でございます。
あわせて、和歌山の再生に向けた取組も着実に進めていくことが必要であります。
まず、本県では、来年、ワールドマスターズゲームズ2021関西、紀の国わかやま総文2021、紀の国わかやま文化祭2021とビッグイベントがめじろ押しです。これらを契機に、国内外に本県の魅力を発信するとともに、県民一丸となって、和歌山の元気を取り戻し、盛り上げていけるよう準備を進めてまいります。
さらに、未来への投資として小型ロケット射場建設やIR(統合型リゾート)の実現、ICT企業の誘致など本県の発展を加速化する取組を進めています。
加えて、大都会におけるテレワークの普及やコロナ感染による海外生産拠点とのサプライチェーンの分断など感染拡大を契機とした様々な環境変化は、これまで県が取り組んできた政策の推進に道を開く可能性もあることから、この好機を大いに生かすとともに、コロナ後の新しい世界を見据え、時流を的確に捉えた政策にも果敢に取り組み、和歌山の再生につなげてまいります。
コロナとの戦いは長期戦です。今は苦しい状況でありますが、オール和歌山でこの危機を突破し、和歌山の新たな未来を開くことができるよう、全力で取り組んでまいります。
続きまして、ただいま上程されました諸議案について御説明申し上げます。
まず、議案第114号は、新型コロナウイルス感染症の影響により、苦境にある県内事業者を支援するために県独自施策として実施している事業継続支援金及び事業継続推進補助金や、県民による県内宿泊施設や観光施設等の利用を支援するわかやまリフレッシュプランにおいて想定を超える利用があったため、継続して利用いただけるよう、一般会計で総額40億6700万円余の予算の増額について早期の議決をお願いするものです。
次に、議案第115号については、一般会計で総額368億8100万円余の補正予算をお願いするものです。
主なものとして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた病床のさらなる確保に要する経費のほか、中小企業者に対する制度融資枠の拡大により資金繰りを支援する経費や、一時的に生計の維持が困難となった世帯に対する緊急小口資金等の貸付原資の増額を計上しております。また、国の防災・減災・国土強靱化のための3か年緊急対策を活用した公共事業の追加に伴う幹線道路網の整備や、県子ども・女性・障害者相談センターのプールの建て替え等を進めてまいります。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第116号は、福祉対策等の財源の一部に充てるため、県民税の法人税割の税率の特例措置を延長するもの、議案第118号及び議案第119号は、高等学校等の専攻科の課程に在学する生徒の保護者等に対する奨学給付金支給事務について、本人確認情報及び個人番号を利用することができるよう改正するとともに規定の整備を行うもの、議案第120号は、建築基準法の一部改正に伴い、安全で魅力的なまちづくりを推進するため、都市計画区域内に居住環境向上誘導地区が定められた際の当該地区内における学校その他の公益的施設の建蔽率の最高限度の特例の許可に係る審査手数料等の額を定めるものです。
次に、議案第121号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第122号は訴訟の提起について、議案第123号は和解について、議案第124号は財産の取得について、議案第125号から議案第127号は権利の放棄について、議案第128号は工事請負契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
また、議案第129号及び議案第130号は、令和元年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
次に、諸報第30号から諸報第40号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類、公立大学法人和歌山県立医科大学の業務実績に関する評価結果報告書、環境基本条例に基づく年次報告書及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の報告書を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(岸本 健君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
まず、6月26日、公安委員会の委員に任命同意され、7月14日、委員長に就任されました中野幸生君を御紹介申し上げます。
次に、8月24日付で警察本部長に就任いたしました親家和仁君を御紹介申し上げます。
お諮りいたします。9月10日、11日、14日及び15日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、9月10日、11日、14日及び15日は休会とすることに決定いたしました。
次会は9月16日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時11分散会